【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーは人類の代表?スピンオフも
本記事では『終末のワルキューレ』に登場する人類の代表・ジャックザリッパーについて紹介していきます。『終末のワルキューレ』作中に描かれたジャックザリッパーの能力や強さ、過去エピソードを始めヘラクレスとの戦いやスピンオフ・事件簿の情報などについて解説していきます。
目次
【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーは人類の代表?
神々の間で人類滅亡計画が決議されると戦乙女が人類史上最強の英傑を選出して戦いを挑むことになり、ジャックザリッパーは選出された代表の1人として登場しました。そうして第4回戦にジャックザリッパーが出場するとヘラクレスと死闘を繰り広げました。まずはジャックザリッパーのプロフィールをまとめ、終末のワルキューレの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
ジャックザリッパーのプロフィール
ジャックザリッパーは19世紀の英国で霧の殺人鬼と呼ばれた神殺しの13人の1人です。右目にモノクルをつけ貴族階級を思わせる紳士のような容姿をしています。自身も紳士を自称し紅茶を愛用している一面がありますが、実際は大勢の人間を殺害した経験を持つ凶悪な殺人鬼でその悪意や狂気は神々であっても恐怖を覚えるほどです。
ジャックザリッパーの初登場
ジャックザリッパーの初登場は終末のワルキューレ5巻の第20話です。ラグナロクの第4回戦にてヘラクレスが登場することが決まると、ブリュンヒルデは予めヘラクレスにぶつけようと思っていたジャックザリッパーを出場させました。
終末のワルキューレの概要
終末のワルキューレは梅村真也原作、フクイタクミ構成、アジチカ作画によって月刊コミックゼノンに連載された漫画作品です。歴史的有名人と神話に登場する神々がバトルを繰り広げるファンタジーバトル漫画として連載されており、斬新かつ奇抜な世界観や先が読めないシナリオ構成などがファンの間で高く評価されました。2021年にはアニメ化、舞台化を果たしており原作漫画の累計発行部数は1400万部を突破しています。
終末のワルキューレのあらすじ
人類誕生から700万年が経った頃、神々は1000年に1度の人類存亡会議にてこれ以上進歩する兆しがないと判断して人類に終末を与えることを決定しました。そこに戦乙女の姉・ブリュンヒルデが待ったをかけると神VS人類最終闘争・ラグナロクを開催しその勝敗で終末の決議を再決定することを提案しました。こうしてラグナロクが開催されることが決まると、ブリュンヒルデは人類代表となる神殺しの13人を集め神々との戦いに臨むのでした。
【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーの人物像やスピンオフ
終末のワルキューレには歴史的に名前を残した著名な人物が多く登場していますが、その中でも一際異質な雰囲気を放っているのがジャックザリッパーと言えるでしょう。彼の存在感はファン投票の人気ランキングで2位に選ばれるほど個性的で、彼が辿った過去やスピンオフ・ジャックザリッパーの事件簿に描かれた内容に衝撃を感じたファンは多くいます。ここでは終末のワルキューレにおけるジャックザリッパーの人物像やスピンオフについてまとめていきます。
ジャックザリッパーの性格
見た目は英国の貴族を思わせる紳士な衣服に身を纏っており、本人も紳士を自称し紅茶を愛しているなど表面上は好印象な人物に見えます。しかし、その本性は狂気に満ちており、対戦相手であるヘラクレスと対峙した時は神を殺せることに興奮し不気味な笑みを浮かべていました。彼を選定したブリュンヒルデも彼のことを「人類の中で1番嫌いなクソの中のクソのゲボカス野郎」と酷評していました。
ジャックザリッパーの幼少期や過去
ジャックザリッパーの過去は悲惨そのものでした。貧民街の売春婦から生まれたジャックザリッパーは残飯を漁るその日暮らしをしていました。その生活をする内にジャックザリッパーの右目に人の感情を色として見られる能力が宿ると、母親が過保護に育ててくれたその裏で惚れた男と自分をつなぐ道具として利用しているに過ぎなかった事実に気付き、ナイフで首を刺した際に映った『恐怖』の色に美しさを感じてしまいました。
スピンオフ漫画「ジャックザリッパーの事件簿」とは?
ジャックザリッパーの事件簿ではジャックザリッパーの正体について描かれています。実は終末のワルキューレに登場するジャックザリッパーはジャックに殺された被害者の1人でした。独自に正体を追っていたドイルが正体を掴めなかったのも本物ではなかったからであり、本作に登場していたその人物はブリュンヒルデから出場する際の名前を訊かれた際にジャックザリッパーと答えたとされています。
【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーの能力や戦いを解説
終末のワルキューレにおいて多くのファンが求めているものは登場キャラクターの能力や強さ、そこから描かれる壮絶なバトルでしょう。第4回戦まで力と力のぶつかり合いという派手な戦いが描かれていたラグナロクでしたが、ジャックザリッパーとヘラクレスの戦いはジャックザリッパーのトリッキーな能力と奇策によって多くの読者がかき乱される内容となりました。ここでは終末のワルキューレにおけるジャックザリッパーの能力や戦いをまとめていきます。
ジャックザリッパーの神器錬成
ジャックザリッパーは黒い手袋を装着していますが、これは十一女フレックが錬成した神器で『触れたもの全てを神器に変える能力』が備わっています。手袋が触れたものはたとえ小石であっても壁を容易に破壊できるほどの威力を持つようになります。また、建物などの巨大な物に対しても有効でビルなどを神器に変え相手めがけて倒すといったことができるようになります。
ジャックザリッパーの能力
神器に変える手袋に加えてジャックザリッパーは暗殺者としての強さを備えており、闘技場の舞台となった街中に大量の罠を仕掛けたりワイヤーによって自由自在に移動することができます。また、戦いの最中に嘘をつくことで手袋の能力を「神器を生み出せる能力」と相手に思い込ませ戦いを有利に運びました。体術もロキが認めるほど人間離れしており戦闘技術と暗殺技術が組み合わさった凶悪な神殺しとして描かれました。
ジャックザリッパーの強さ
ジャックザリッパーの強さは狡猾な戦術と高い戦闘技術と言えます。戦いが始まる前からジャックザリッパーは闘技場の舞台を過去に過ごした19世紀の英国を希望し、街中に罠を仕掛けてワイヤーによる立体機動を可能にしておくよう入念に準備をしていました。実際に戦いが始まった後も嘘を使ってヘラクレスをかき乱し、どこからでもトドメを刺せるよう立ち回っていました。
ジャックザリッパーとヘラクレスの戦い
ヘラクレスとの戦いが始まるとジャックザリッパーは巧みな話術で挑発してヘラクレスを激怒させ、手袋の能力も嘘をついて攪乱していきました。戦いの中でヘラクレスはジャックザリッパーの過去から生まれた闇を知り、自分がその苦しみから解放すると宣言しジャックザリッパーをあと一歩のところまで追い込みますが、ジャックザリッパーは神器に変えていたビルを倒して窮地から脱し、更に血液を神器に変えて攻撃したことで決着を付けました。
ジャックザリッパーの最後は死亡?勝敗は?
第4回戦の最後はジャックザリッパーの技『Dear GOD』が決め手となり彼の勝利で幕を閉じました。決着がついた後、ジャックザリッパーは消滅していくヘラクレスを見て感情の色が全く変わらなかったことに気付きます。ヘラクレスの心を強さを知ったジャックザリッパーは試合に勝っても勝負に負けたことを認め、もしまたヘラクレスに会えるのならぜひとも会いたいと願いながら姿を消しました。
【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーの声優
終末のワルキューレは2021年にアニメ化を果たしており2023年1月~4月にかけて第2期前半が公開、同年7月~は第2期後半の公開が予定されています。終末のワルキューレがアニメ版でもこれほどの人気を博した理由は迫力ある映像と声優の演技が目立っていたからと言えるでしょう。ここではアニメ版終末のワルキューレにてジャックザリッパーを担当した声優についてまとめていきます。
ジャックザリッパーの声優は「杉田智和」
ジャックザリッパーを演じた声優は杉田智和(すぎたともかず)です。『銀魂』の坂田銀時や『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンなど、数々の人気作品で主演を演じてきた大御所声優であり声優アワード助演男優賞など、実績だけでなく受賞歴も豊富です。2019年からは株式会社AGRSを立ち上げて活動を開始しておりYouTube活動なども行っています。
杉田智和のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:埼玉県比企郡嵐山町
- 生年月日:1980年10月11日
- 血液型:B型
- 身長:177cm
- 事務所:AGRS
- デビュー時期:1998年
杉田智和の主な出演作品
- 坂田銀時(銀魂)
- 青鬼院蜻蛉(妖狐×僕SS)
- ヒデノリ(男子高校生の日常)
- シャーロット・カタクリ(ONEPIECE)
- 烏間惟臣(暗殺教室)
【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーに対する世間での評判や人気
これまで終末のワルキューレに登場するジャックザリッパーの強さや過去、事件簿の内容などについてまとめてきましたが、終末のワルキューレ本編にて彼の活躍を見たファンはどのような印象を抱いたのでしょうか。ここでは終末のワルキューレファンが思うジャックザリッパーへの評判や人気について、SNSへ投稿されているコメントを参照して内容をまとめていきます。
終末のワルキューレに描かれているジャックザリッパーはデザインがかっこいいと評判でした。貴族風な衣服とオッドアイにモノクルをかけた見た目は渋い魅力があり、それでいて本性は狂気に満ちているというギャップに魅了されたという人が多くいるそうです。
終末のワルキューレ作中に描かれたジャックザリッパーの過去はとても悲惨なもので、そのエピソードに悲しくなってしまったという人が多くいました。神すらも恐れる存在となったジャックザリッパーですが、そうならざるを得なかった彼の過去に衝撃を受けた人は多くいたことでしょう。
終末のワルキューレのスピンオフとしてジャックザリッパーの事件簿が刊行されると、その内容がとても面白かったと評判でした。ジャックザリッパーの事件簿ではジャックの正体や過去エピソードの深掘りがされており、ジャックザリッパーが好きな人であれば必見の内容となっています。
【終末のワルキューレ】ジャックザリッパーは人類の代表だった
終末のワルキューレに登場するジャックザリッパーはヘラクレスと激闘を繰り広げた最凶な殺人鬼でした。神を恐れさせた狂気やヘラクレスを凌駕した強さこそがジャックザリッパーの魅力であり、ファンから人気がある理由も分かることでしょう。もしもジャックザリッパーの活躍を見たいと思った人はぜひ終末のワルキューレ本編やスピンオフの事件簿をチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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