【終末のワルキューレ】坂田金時はどのような人物？強さは？人物像まとめ

坂田金時は、漫画「終末のワルキューレ」のキャラクターの一人です。様々な史実上の英雄が登場する本作で、物語当初から坂田金時の名前だけは登場していましたが、長らくそのキャラクター像は謎に包まれていました。まずは坂田金時のプロフィールや、「終末のワルキューレ」の作品概要を見ていきます。

坂田金時は「終末のワルキューレ」の66話で初めて姿を現しました。短い金髪と筋肉質な体型、派手な衣装が特徴の男性です。力強い印象を受けるものの、彼の使う武器や強さ、過去の経歴といった一切のプロフィールはまだ登場しておらず、現段階でも謎に包まれた人物となっています。

「終末のワルキューレ」は梅村真也さんが原作を、フクイタクミさんが構成を、アジチカさんが作画を担当する、バトル漫画です。2018年より「月刊コミックゼノン」で連載が開始され、その高い人気から2021年にはアニメ化、舞台化されるなど、様々なメディア展開を続けています。

人類が誕生してから700万年が経ち、一向に進化の兆しを見せない人類に神々は絶望していました。このため、1000年に1度開かれる「人類存亡会議」では人類に「終末」を与えるという内容が決議されますが、戦乙女（ワルキューレ）の長姉であるブリュンヒルデが、これに待ったをかけます。彼女は人類の可能性を示すため、人と神の決闘「ラグナロク」を行うことを提案し、人類の存亡をかけた戦いが幕を開けました。

坂田金時は「終末のワルキューレ」においても、まだまだ謎が多いキャラクターです。戦闘スタイルや武器、強さといった要素を隠したままの坂田金時ですが、実在した人物像からそのプロフィールをある程度は予想することができます。ここからは、現実世界の坂田金時の経歴や伝説を詳しく見ていきます。

坂田金時は、現実世界でも「金太郎」という童話として各地にその活躍が伝わっている人物です。これは坂田金時の幼名で、「まさかり担いだ金太郎」というフレーズは童謡としても広く知られています。金太郎は幼少期から熊を相手に稽古をするなど、生まれつきの力持ちであることが描かれています。このため、「終末のワルキューレ」の坂田金時も、金太郎時代から身に着けていた力強さを武器にしたキャラと予想できます。

幼少期の金太郎としての逸話だけでなく、坂田金時には他にも数々の伝説が残されています。ここからはより詳細に彼が残した伝説を紐解き、その人物像を考察していきます。

天延4年に、まだ金太郎と名乗っていた幼い坂田金時は、足柄峠にさしかかった源頼光と出会いその力量を認められます。これによって彼は源頼光の家臣となり、ここでようやく名前を金太郎から坂田金時に改めました。京に向かうと坂田金時はその実力から、「頼光四天王」の一人にまで上り詰めます。将軍から認められ、四天王の一人にまでなったことから、坂田金時は史実でも凄まじい強さを秘めた人物であることが分かります。

当時、「鬼」の頭目である酒呑童子が都で暴れまわっていたことを受け、坂田金時はこれの討伐に赴きます。四天王らと共に大江山へ向かった坂田金時は、酒を使って酒呑童子を欺き、見事に討伐してしまいました。坂田金時は、人ならざる存在である鬼とも戦ったとされていることから、「終末のワルキューレ」においてもその高い実力やエピソードが登場し、深く関わってくるものと考察できます。

様々な伝説を残す坂田金時ですが、「終末のワルキューレ」ではまだ実際に戦うシーンは描かれていません。武器や強さが一切謎に包まれた坂田金時ですが、その経歴や風貌からかなりの実力者であることは明白です。ここからは、坂田金時が今後、劇中で戦うであろう相手の予想や、彼の強さについて詳しく考察していきます。

人と神が戦う「終末のワルキューレ」では、やはり登場人物の強さが重要になってきます。坂田金時はまだ戦闘シーンが描かれていませんが、それでもかなりの強さを隠し持っていると考えられています。ここから再び、史実に残る内容を踏まえながら、坂田金時の強さについて考察していきます。

坂田金時の出自については様々な伝承が残されていますが、そのなかでも坂田金時の母が「雷を体に受け、子を宿した」という記録があります。このことから、坂田金時は「雷神」の子供なのではないかとする説もあり、元々神の力を受け継いだことが彼の強さに繋がっているものと考えられています。「終末のワルキューレ」に登場する坂田金時も、衣装の中に稲妻のマークがあったり、神側のキャラクターである釈迦と仲が良かったりと、「雷神」が深く関わっている可能性が示唆されています。

坂田金時といえば鬼である酒呑童子を討ったことで有名ですが、他にも数々の異形を討伐しており、なかでも土蜘蛛との戦いは非常に有名です。天下を乱そうとしていた土蜘蛛を坂田金時は見事に討伐して見せますが、常日頃から人ならざる者と戦い、数々の勝利を収めてきたことから、坂田金時の強さが尋常ではないということが分かります。

「終末のワルキューレ」では、人間代表は戦乙女達が力を貸す「神器錬成」によって超常的な力を持つ武器を使って戦いますが、現段階では坂田金時の武器は明かされていません。しかし、数々の伝説から彼の武器は高い破壊力を持つパワータイプのもので、「雷神」と関連付けることから雷を操るような力を持つ可能性があります。果たしてどんな武器を携え戦うのか、これからの展開に注目です。

坂田金時の強さや武器について考察してきましたが、ここからは「終末のワルキューレ」の劇中で、坂田金時が戦うであろう神代表の面々について予想してみます。まだまだ神代表には猛者が数多く残っているため、どのような戦いになるのか考察していきます。

「終末のワルキューレ」では、すでに多くの人間と神の戦いが描かれおり、数々の名シーンが連なる激闘ばかりです。しかし、まだまだ神代表には実力を発揮している者も多く、なかには名前だけしか登場していない神もいます。ここからは坂田金時と今後戦うことになるであろう神について、詳しく考察していきます。

坂田金時の対戦相手として有力なのは、神代表の一人であるロキです。すでに早い段階から登場している人物で、飄々としていながらどこか狡猾で、戦闘狂な一面を覗かせていました。坂田金時と交流のある釈迦が人間側についたことでロキは激しい怒りをあらわにしていたことから、坂田金時とも深い因縁を持っています。このため、坂田金時の対戦相手になる可能性は大きいと推測できます。

スサノオノミコトは「終末のワルキューレ」の冒頭に名前のみ登場していますが、まだ姿を現していない神です。日本神話に登場する神の一柱で、その怪力を発揮した数々の逸話を残しています。坂田金時も日本の武将であり、出身国が同じであることから対戦相手になる可能性は高いと言われています。二人が対戦した場合、互いのパワーを活用した豪快な戦いが展開されるものと予想できます。

「終末のワルキューレ」にはまだまだ登場していない神も多く、アヌビスもその一柱です。アヌビスといえばエジプト神話に登場する神で、金狼犬の頭部を持ち、死者を管理する神として伝えられています。一切の能力が謎に包まれたままですが、「死」に関する神ということでかなり強力な力を持っていると推測できます。

坂田金時の対戦相手として、すでに登場している神・オーディンも候補となっています。オーディンは黒一色の衣装を身に纏い、眼帯を身に着けた初老の男性です。元々は北欧神話の神で、今回のラグナロクについても「宿願」と喜んでいました。姿は披露しているものの、いまだに強さや武器は謎に包まれているため、今後、坂田金時との激突も予想されます。

「終末のワルキューレ」には凄まじい強さを持つ神が数多く登場しており、いずれも超常的な力や武器を使いこなします。たとえ「神器錬成」を駆使したとしても、苦戦することは明白です。しかし、坂田金時は「雷神」にも関わる逸話を持つ人物で、他の人間達とは一線を画す実力を秘めている可能性は大きいです。彼の潜在能力や、手にする武器次第では神に打ち勝つことも十分あり得ると考察されています。

坂田金時はその数々の伝説、逸話が有名な人物で、他のメディア作品にも多数登場しています。このことから知名度も高く、「終末のワルキューレ」に彼が登場したことに沸き立つファンも多いようです。多くの作品で力強く気さくな人物として描かれている坂田金時が、これからどのように活躍するのかを読者は心待ちにしています。

坂田金時はまだ戦い方や強さ、武器など一切名が謎に包まれていますが、その対戦相手にもファンは注目しています。まだまだ神代表には数多くの猛者が残っているため、坂田金時と誰が激突することになるのか、その対戦カードに注目が集まっています。

坂田金時は実在の武将をモチーフにしたキャラクターであるため、「頼光四天王」の他の武将も、「終末のワルキューレ」に出演してほしいと願っているファンもいるようです。「終末のワルキューレ」は実在の人物が人類代表として戦うため、歴史上の人物達が参戦した「もしも」の展開に心を躍らせる人も多いようです。

「終末のワルキューレ」に登場する坂田金時は、はつらつとした性格と力強い見た目を持つ男性で、誰しもが魅了されるかっこいいキャラクターでした。強さや武器や対戦相手と、まだまだ謎は多い人物ではありますが、これからの彼の活躍が期待されています。