【ワンピース】うるティが素顔を隠している理由は？悪魔の実の能力についても

ワノ国編では麦わらの一味とカイドウ率いる百獣海賊団の対決が描かれており、カイドウの幹部としてうるティが登場するとナミとウソップらと戦いその人柄が明らかにされていきました。ここではうるティのプロフィールをまとめていき、ワンピースの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

うるティは百獣海賊団に所属している女海賊で、飛び六胞と呼ばれる真打ちの1人に数えられている精鋭です。側頭部から生えた2本の角と白とピンクのメッシュが入った青髪、そして口元を覆い隠すマスクを常につけています。短気で凶暴な性格をしていることから常に荒っぽい口調で話していますが、溺愛している弟のページワンの前では非常に甘えん坊な一面を見せます。

飛び六胞は百獣海賊団において3人の大看板に次ぐ幹部で、真打ちの中でも最強とされる6人の総称です。火祭りの夜にカイドウ・オロチ一派による鬼ヶ島の宴席で6人揃って登場し、それぞれ強い野心やクセの強い個性を持った曲者揃いである様子が描かれてました。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。主人公のルフィが海賊王になるために世界を巡る海洋冒険ロマンが描かれており、王道なバトル展開とギャグシーン、そして仲間との絆をテーマにしたストーリーが感動的だと話題を呼びました。2022年11月時点で単行本が104巻まで刊行されており、全世界累計発行部数は5億1000万部を突破しています。

かつてこの世のすべてを手に入れた海賊王ゴールド・ロジャーは、ひとつなぎの大秘宝・ワンピースをどこかに遺したと言い残し世の海賊たちを海へ駆り立たせました。麦わら帽子をかぶった少年モンキー・D・ルフィもその声に導かれるように海へ出ていると、彼は恩師であるシャンクスとの約束を果たすために数々の仲間と出会いながら新世界の最果てを目指していきます。

うるティは口元を覆い隠すマスクを常に身につけているため素顔が明かされておらず、読者の間では正体を隠した覆面キャラとして注目を集めていました。そんな中うるティの素顔が明かされるシーンが描かれかわいいと大きな話題となりました。ここではうるティの素顔が見えたシーンと隠している理由についてまとめていきます。

うるティの素顔が明かされたシーンはビッグ・マムに立ち向かう場面で、可愛い口元を携えたかわいい素顔を披露してくれました。しかし、うるティの素顔はこの1コマにのみでそれ以外のコマではいつも通りマスクをしていました。そのため読者の間ではこのシーンは作画ミスだったのではないかと考えられています。

1012話に描かれたうるティの素顔が作画ミスだった場合、わざわざ口元だけを隠しているのには何らかの理由があるのではないかと囁かれています。ここではうるティがマスクをして素顔を隠している理由について、ネット上で有力と言われている3つの考察を紹介していきます。

口が裂けているからという考察は、ビッグ・マムのスイート3将星の1人カタクリに由来しています。カタクリは幼い頃にドーナツを頬張りすぎたことで口が裂けてしまい、以来それを隠すためにマフラーで口元を隠していました。うるティも何らかのきっかけで口元が裂けてしまいそれを隠すためにマスクをしている可能性が考えられます。

うるティが初めて作中に登場した時、彼女はページワンから「また変なブームか」と言われていました。このセリフからうるティはブームに敏感で影響を受けやすい人物であることが推察できます。そして931話にはおそばマスクというキャラクターが登場していますが、このマスクがうるティのつけているマスクと形が酷似しています。実際に2人が出会ったこともあるためうるティが彼に影響を受けたのかもしれません。

連載当時の世間は新型コロナウイルスが蔓延しておりニュースではマスクの重要性や品薄に関する報道が絶えませんでした。そんな世間のトレンドを作者の尾田先生が作品に取り込みうるティにマスクをつけたのかもしれません。

百獣海賊団はワンピース世界において随一の戦力を持つ最高峰の海賊として知られており、その幹部にまで昇りつめているうるティは相当な強さを持った女海賊として注目され、作中でもルフィと渡り合うほどの実力を見せつけています。ここではうるティの悪魔の実の能力や技、覇気についてまとめていきます。

悪魔の実はリュウリュウの実モデルパキケファロサウルスであり、発動すると身体の一部を恐竜の1種・パキケファロサウルスに変えることができます。頭突きの威力に定評があり、ルフィと正面から衝突した時はその押し合いを制し吹き飛ばしてみせています。また、脚力も突出しており相手に消えたと錯覚させるほど高速移動することができます。

ルフィに対して必殺技・ウル頭銃を使用した時は大砲を撃ち込んだかのような風圧を巻き起こし、その衝撃波で周囲の人やものを吹き飛ばしていました。更にウル頭銃群を発動しようとルフィを拘束した時は、ルフィに「力が強すぎる」と言わしめ完全に身動きを封じていました。うるティの強さは頭突きの威力のみならず腕力も十分に備えていると言えます。

うるティが初めてルフィと頭突きで衝突した時に、覇王色同士のぶつかり合いによって起こる黒い稲妻が現れたという意見が語られうるティが覇王色を持っている疑惑が生まれました。しかし、仮にうるティが覇王色を持っていたとすれば飛び六胞から抜け出し四皇クラスの海賊になっていたはずです。衝突した時も周囲の誰かが気絶した様子はなかったため、単に黒い稲妻に似ている衝撃が描かれたと考えられます。

うるティの懸賞金はしばらく不明でしたが、その数字が4億ベリーであることが判明しています。明かされる前まではファンの間で7億ベリー前後と予想されていました。その理由は百獣海賊団と対等な存在として描かれているビッグマム海賊団のペロスペローは7億ベリーで、似たような階級にいるうるティもそれに近い金額になると推察されていたからです。

悪役として麦わらの一味たちを倒そうとしているうるティですが、読者の間からはうるティがかわいいという意見が投稿されるようになり密かに人気を集めているそうです。ここではうるティのかわいい魅力についてまとめ、作中での活躍についても紹介していきます。

うるティの語尾は花魁を思わせる「～りんす」となっていますが、SBSによると作中以前の頃はブームに影響されたことで「ごんす」「ナリ」「だってばよ」「パキケファロ」などをつけていたとされています。強気な性格の彼女が語尾を変えているところはギャップを感じられます。なお、ページワンはマシだと思った語尾が1つもないそうで、中でも最悪だったのは「ドラゴン」だったそうです。

うるティは弟のことを『ぺーたん』と呼んでおり彼を溺愛しています。一方でぺーたんはそれを鬱陶しく思っており、実際にヤマトを探している時に甘えようとしたうるティがぺーたんに疲れているフリを見せた時は「じゃ止まってろ！」と突き放し、それにうるティは逆ギレしながら無理やりおぶらせようとしました。ぺーたんの前ではうるティは非常に感情豊かになり、とにかく甘えようとする素振りがかわいいと絶賛されています。

うるティが初登場した時、彼女は総督という圧倒的上司のカイドウに対して「カイドウって馬鹿なの？」と言い切っていました。他の飛び六胞たちが敬語を使う中でうるティだけが遠慮のない言葉遣いをしており、弟のページワンをヒヤヒヤさせていました。ただし忠誠を誓っていないわけではなく「海賊王になるのはカイドウ様に決まってんだろ」と激怒するシーンも描かれていたため、思ったことを口に出すとても素直な人柄をしていると言えます。

百獣海賊団の中では比較的ボケ役になりやすいうるティですが、ページワンがいない時はツッコミ役に回ることも多いです。ヤマトが登場し「僕が光月おでんになる」と言った時は「お前バカなの！」と正統派なツッコミを入れてみせました。

ルフィが海賊王になる男を名乗ったことでうるティは彼との戦闘に興じます。一発目に必殺技・ウル頭銃を発動するとルフィはそれに頭突きで対抗し、お互いにお互いを相当な実力者として認めました。その後うるティはもう一つの必殺技・ウル頭銃群を発動しようとしますが、そこでヤマトの横槍が入るとルフィはその場を後にし戦闘が中断されました。

逃げたルフィを追いかけたうるティでしたが、その途中にドクロ爆発草が飛んでくるとページワンに直撃し爆発が起きました。愛する弟に手を出したことに激昂したうるティはそれを撃ったウソップと挑発してくるナミに襲い掛かり、自慢の頭突きで2人を瀕死に追いやります。そのまま止めを刺そうとしたうるティでしたが、そこにお玉と狛ちよが乱入すると瀕死の2人を連れてその場から逃げていきました。

逃げていくのを見逃さなかったうるティは移動手段である狛ちよにウル頭銃で襲い掛かり、重傷を負わせた後に狛ちよを守ろうとしたお玉を吐血するほど叩きます。それに怒りを見せたナミと一対一の戦いとなり、サンダーランス＝テンポなどを受けながらも彼女の動きを封じるところまで追い詰めました。

拘束したナミを仕留めようとしたうるティでしたが、激昂した拍子にお玉に手を上げてしまったことが、おこぼれ町などでお玉に親切にしてもらったビッグ・マムの怒りを買ってしまいました。ビッグ・マムはホーミーズとの合わせ技・鳴光砲（メーザーほう）を発動し、最後はゼウスの雷霆によってうるティを戦闘不能状態にしました。

ビッグ・マムに敗北したうるティは現在生死状態が不明です。しかし、退場する場面が特別な描写ではなかったため、死亡しているとは考えにくいでしょう。やられた後はキングやクイーンと同様に捕まっていると推察されます。

アニメ作品としても不動の人気を誇っているワンピースは、出演している声優がとても豪華なことでも知られています。うるティもアニメ版に登場していると知名度の高い声優が当てられたことで話題になりました。ここではアニメ版ワンピースにてうるティの声を担当している声優についてまとめていきます。

うるティを演じている声優は黒沢ともよさんです。幼い頃に黒沢朋世名義で子役デビューを果たしており、テレビドラマや舞台などに出演し長い間演者として活動しているベテランです。声優としての演技力はとても高く、2018年には第12回声優アワード主演女優賞を受賞しています。

これまでうるティの人柄や素顔についてまとめてきましたが、ワンピースファンたちは彼女にどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではうるティの素顔に関する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照してまとめていきます。

うるティの素顔については多くのファンが気にしているところのようで、素顔が明かされる時を心待ちにしているコメントが多く寄せられていました。顔のすべてが明かされていないと気になってしまうのも仕方なく、隠している理由に彼女のエピソードが秘められているのではないかと予想する人もいました。

期待を寄せられているうるティの素顔ですが、それに反して中々うるティの素顔が明かされない状態が続いておりファンの一部は既に諦め状態にあるようです。ビッグ・マムとの戦いで1コマだけ素顔が描かれていましたが、多くのファンはそれを作画ミスと思っているそうで本来の素顔を見てみたいと思っています。

素顔が明かされない一方で素顔を予想するコメントも幾つか見受けられました。本記事でまとめたような意見もあれば、アゴが割れている、ギザ歯になっている、コンプレックスを抱く何かがあるといった意見も散見されました。

うるティが素顔を隠している理由は不明で、ネット上では様々な考察が行き交っていました。うるティは作中で重要な立ち位置にいる人物ではないため、素顔が明かされる可能性が高いとは言い切れません。しかし、再び彼女が登場しいつか素顔が描かれることに期待しながら今後のワンピースを楽しんでいきましょう。