【ワンピース】プリンス・グルスは身体を粘土に変えられる？正体も考察

プリンス・グルスは『ワンピース』に登場する海軍本部少将です。海軍から半ば独立した組織・SWORDの隊員でもあります。彼は悪魔の実の能力者です。まずは、プリンス・グルスのプロフィールを紹介します。

プリンス・グルスは海軍本部の少将であり、海軍本部機密特殊部隊SWORD（ソード）の隊員でもあります。グニョグニョの実の能力者であり、自身の体を粘土に変えられるのです。グルスの特徴としては、モコモコとしたコートを身に纏い、クセのある髪の毛につばの大きい帽子を被っています。

『ワンピース』は、1997年から週刊少年ジャンプにて連載されている漫画作品です。著者は尾田栄一郎さんで、『ワンピース』の漫画だけでなく、アニメや映画も監修しています。『ワンピース』の単行本は、2023年7月時点で106巻まで刊行されており、2015年には累計発行部数がギネス世界記録に認定されました。2022年に公開された『ONE PIECE FILM RED』は大人気作品となり、2023年10月にアンコール上映されました。

『ワンピース』の主人公・ルフィは、海賊王になるため単身、海に出ました。海賊として旅を続ける中で、仲間を増やしていきルフィは麦わら海賊団を結成したのです。世界の猛者たちを相手にしていった麦わら海賊団は、世界中にその名前が知れ渡ります。ルフィ率いる麦わら海賊団は、ついに海の皇帝として君臨する四皇と対峙するのでした。

プリンス・グルスは、身体を粘土に変えられるグニョグニョの実の能力を使います。彼の能力は、戦闘でどのような強さを発揮するのでしょうか。ここでは、グルスが使用するグニョグニョの実の強さと能力について考察します。

グルスはグニョグニョの実の能力者です。グニョグニョの実は、身体を粘土に変えられる能力であるため、粘土を生み出したり地形を粘土にして操れます。粘土人間のグルスが、粘土を使って泥人形を作っている描写が『ワンピース』に登場しました。粘土を生み出すという共通点から、蝋（ロウ）を生み出すドルドルの実に似ているという意見もあります。

女ケ島で黒ひげ海賊団に捕まったコビーを助けるため、プリンス・グルスはハチノス島に向かいます。コビーを助けるため、グルスの能力を使い、軍艦ごと島に上陸しました。自力で脱出したコビーを船に乗せ、海軍たちは脱出しよとします。脱出を阻む黒ひげ海賊団・アバロ・ピサロの能力で追撃を受けますが、グルスの粘土の巣によって軍艦に被害が及ばす、脱出は成功しました。

粘土人間のプリンス・グルスは、自ら生み出した粘土を自在に操れます。粘土の操作は、遠隔でも可能なのです。『ワンピース』エッグヘッド編から本格的に登場しているグルスは、能力を使ってSWORDの任務を遂行していました。グルスが使用する技について、3つ紹介します。

1つ目の技は、泥人形（ゴーレム）です。『ワンピース』では、指先から小さな泥人形を作り出す描写がありました。遠隔での操作は可能ですが、操作範囲は不明です。また、生み出せる泥人形の数も分かっていません。生み出した泥人形がダメージを受けても、本体のグルスがダメージを受けませんでした。

2つ目は入道粘土（にゅうどうグニョ）です。地面を粘土に変えて、入道雲のような粘土の塊を広範囲に出現させられます。『ワンピース』第1081話にて、ハチノス決戦で空から降ってくるガープ中将の船を入道粘土でキャッチしました。この技によって、一気に大人数の海兵が突入できたのです。奇襲を仕掛ける際に活躍する技になります。

3つ目は粘土の巣です。粘土を蜘蛛の巣のように展開させられます。『ワンピース』では、粘土の巣で軍艦を守っていました。黒ひげ海賊団のアバロ・ピサロが作り出した巨大な瓦礫を受け止めたのです。この技は、防御として活躍しました。

SWORDの隊員として登場したグルスですが、正体が明確になっていません。そのため、海軍大将の血族やある国の王子など数々の憶測が、挙がっています。彼は『ワンピース』に登場してきた人物と、何か関係がある人物なのでしょうか。グルスの正体について考察します。

海軍大将の緑牛（アラマキ）とグルスの容姿が似ていることから、2には血縁関係がるのではと推測されています。髪色や目元の雰囲気は別物です。しかし、共通点として、もさっとした髪形と特徴的な唇が挙げられます。

グルスは何処かの国の王子であり、インペルダウンで登場したプリンス・ベレットと兄弟ではないかとも推測されています。ベレットはかつてある国の王子でしたが、海賊となり囚人としてインペルダウンに拘束されてしまいました。ベレットの名前は、『ワンピース』の公式ファンブックで明らかになり、グルスと姓が同じであるため、2人は兄弟ではないかと言われています。

プリンス・グルスは、その名前から元王族であるとも推測されています。海軍に所属している王族となると想像がつきにくいですが、『ワンピース』では相当な身分でありながら海賊になっているキャラクターがいました。サンジはジェルマ王国の王子、キャベンディッシュはブルジョアの王子、元天竜人の子息であったドフラミンゴなどです。以上のことから、海軍であるグルスも一国の王族であると推測されています。

グルスの正体をコラソンことドンキホーテ・ロシナンテではないかと予想する一部のファンがいます。コラソンはドフラミンゴの弟でしたが、海軍本部の海兵でもありました。兄の海賊団に潜伏していましたが、最終的にドフラミンゴにばれてしまい、殺害されてしまったのです。しかし、グルスとコラソンは、髪質や顔立ち、海軍所属という共通点が多いことから、死んだと思われたコラソンが名前を変えて活動しているのではと推測されています。

『ワンピース』エッグベット編から本格的に登場したプリンス・グルスですが、作中での初登場は少し前になります。また、SWORDに所属している彼は、どのような性格で描かれているのでしょうか。グルスの初登場と彼の性格について紹介します。

グルスが『ワンピース』に初登場したのは、第1061話でした。しかし、第948話から第994話にも姿を見せていたのです。短編連載「ギャングベッジのオーマイファミリー」にてドレスローザの美容室で散髪していたローラをシフォンと間違えて捉えようとしていました。

プリンス・グルスはグニョグニョの実の能力を使い、黒ひげ海賊団に捕まったコビーを助けるため奮闘しました。彼は粘土を生み出し、海兵たちがハチノス島に突撃しやすいよう手助けをしています。また、コビーを救出したあとの脱出では、黒ひげ海賊団からの攻撃を見事に防ぎ、軍艦を守ったのです。

グルスは状況を的確に判断できる優秀な海軍です。コビーを救出する際、「今は動く時ではない」と仲間に忠告していました。しかし、彼の器が小さいと捉えられる描写があります。ガープに憧れていたグルスは、コビーがガープに海軍の未来だと称された際、コビーに嫉妬していました。また、コビーの足を引っ張るという発言をしています。グルスは本音を堂々と発言する素直な性格なのです。

グルスは王子だと予想する意見がありました。彼の姓には「プリンス」とあるため、一国の王子であるという意見は、X（旧Twitter）以外にも見られています。また、グルスにはSWORDの隊員である孔雀から、温室育ちと言われるような一面もあるのです。

グルスが一瞬、コラソンの姿に見えたため、かなり動揺したという意見がありました。2人は髪質や顔立ち、海軍所属という共通点が多いことから、グルスの正体をコラソンと推測するファンがいます。コラソンは海軍のスパイであったため、ドフラミンゴに殺害されているのです。生き残っていれば、名前を変えて活動していることになります。

グルスが使うグニョグニョの実の性質が、ビスビスの実に近いという意見がありました。ビスビスの実の能力者であるクラッカーは、手を叩くと無限にビスケットが増える能力を使います。グルスもクラッカーと似た能力として、泥人形を生み出せるのです。グルスの能力は、一見自然系に見えますがクラッカー同様、超人系の能力になります。

『ワンピース』エッグベット編から本格的に登場するプリンス・グルスは、身体を粘土に変えられるグニョグニョの実の能力者でした。彼の活躍は、黒ひげ海賊団に捕まったコビー大佐を助けるシーンで見られます。グルスは海軍本部の機密特殊部隊SWORDの隊員ですが、正体は不明です。プリンス・グルスの正体を知りたい方は、『ワンピース』の最新話を見逃さないようにチェックしましょう。