【ワンピース】キッド海賊団のメンバーを一覧で紹介！強さや能力は？

『ワンピース』のキッド海賊団は、シャボンティ諸島編で初めて登場した海賊団です。最悪の世代のユースタス・キッドが船長の海賊団で、ワノ国編に入ってから麦わらの一味との絡みが増えてきます。本記事では、『ワンピース』のキッド海賊団のメンバーを、一覧にして紹介します。まずはキッド海賊団についての詳細と、ワンピースの概要、あらすじについて見ていきましょう。

キッド海賊団は南の海（サウスブルー）出身の海賊団で、船長は最悪の世代の1人であるユースタス・キッドです。キッド海賊団のメンバーはビジュアル系バンドのような外見が特徴で、髪型や服装が非常に派手です。『ワンピース』に登場する海賊団は大規模な集団であることが多いですが、キッド海賊団はメンバーが31人しかいない小規模な海賊団です。民間人にも被害を出していますが、キッドが暴れた結果によるものが大きく、積極的に民間人を襲うことはないようです。

『ワンピース』は世界中にファンがいる、日本を代表する人気の少年漫画です。作者は尾田栄一郎さんで、1997年から週刊少年ジャンプにて連載中です。仲間との友情や敵とのバトルをメインに描いた王道の少年漫画ですが、紛争問題や差別問題など、社会問題の風刺をきかせた内容も多く描かれています。過去に辛い体験をしているキャラが多く、主人公以外のキャラの個々のエピソードが多いのも特徴です。

フーシャ村で育ったモンキー・D・ルフィは、海賊に憧れる少年でした。幼い頃に出会った海賊のシャンクスに命を救われ、彼との再会を果たすために海賊となって1人海に漕ぎ出します。海賊王になるという夢を抱き、悪魔の実であるゴムゴムの実の能力を使いながら敵と戦っていきます。途中で出会った仲間たちと麦わら海賊団を結成し、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて冒険を続けるのでした。

キッド海賊団には、懸賞金が１億ベリー超えのメンバーが２人もいます。これまではあまり活躍の場がありませんでしたが、ワノ国編に入って登場回数が増えました。ここでは、キッド海賊団のメンバーや、それぞれの強さについて紹介します。

キッド海賊団の船長であるユースタス・キッドは、最悪の世代の1人です。最悪の世代とは、頂上決戦の直前にシャボンティ諸島に到達した海賊のルーキーのことです。そのため、ルフィも最悪の世代の1人に数えられます。赤い髪を逆立てた目立つヘアスタイルで、眉毛がなく鋭い目つきをしています。

短気で好戦的な性格をしており、たとえ敵が戦意を失っても容赦しません。また、プライドが異常に高く、些細なことでも全力で張り合う子供っぽい面もあります。同じ海賊団であるメンバーへの仲間意識は強く、仲間がバカにされたり傷つけられることを許しません。

最悪の世代のユースタス・キッドは、ルフィと同じく悪魔の実の能力者です。食べた悪魔の実はジキジキの実で、磁気で金属を自由に操ることができます。キッドは赤髪海賊団との戦いで左腕を失くしましたが、この能力を使って金属の義手を作り出すことができます。

この義手はただの腕の代わりではなく、武器として戦闘に利用しています。また、ジキジキの実の力で相手の武器を奪い、敵が無力になったところを叩き潰すという戦闘スタイルを得意としています。とんできた砲弾に磁気を帯びさせ、跳ね返すこともできます。

最悪の世代のユースタス・キッドの懸賞金は、2年前の時点で3億1,500万ベリーでした。これは、当時のルフィよりも高い金額です。見境なく暴れて民間人にも被害を与えているため、懸賞金が高くなったようです。それからさらに懸賞金が上がり、4億7,000万ベリーになりました。その後、同じく最悪の世代の１人であるローとともにビッグ・マムを倒したことで、懸賞金は30億に跳ね上がりました。

キッド海賊団の副船長は、キラーというキャラです。キラーもキッドと同じく、最悪の世代の1人です。キッドの右腕的存在で、作中ではキッドと気兼ねなく話している様子が描かれています。キッドにとっても欠かせない存在である、キラーの強さや能力などを見ていきましょう。

キラーは身長が195cmある27歳の男性で、「殺戮武人」という異名を持っています。長い金髪の上から仮面をかぶっており、普段は素顔が見えません。シャボンティ諸島では大きな活躍を見せ、高い戦闘能力を見せつけていました。強いだけでなく知的な面もあり、キッドのことをしっかりとサポートしています。懸賞金は1億6,200万ベリーでしたが、2年後には2億ベリーに上がりました。

キラーの武器は、曲線状に曲がった回転する鎌の「パニッシャー」です。この武器を両手に持ち、相手に斬り込んでいきます。攻撃のときの速度は音速を超え、相手に防御する暇を与えません。また、ビッグ・マムの雷の攻撃にも耐えられるタフな体を持ち、持久力も相当なものがあります。スマイルの悪魔の実を食べていますが、その実が不完全であったため、特に悪魔の実の能力はありません。シャボンティ諸島では、人間兵器パシフィスタを倒す活躍を見せています。

キラーはキッドのことを呼び捨てで呼んでおり、2人が対等な関係であることがわかります。作中では、2人は昔同じ女の子を好きになったという描写があり、昔からの知り合いであることがわかります。読者の間では、2人は幼馴染ではないかといわれています。幼馴染かどうかは明確にはわかりませんが、昔から仲の良い間柄であったことは確かでしょう。

キッド海賊団のメンバーは全部で31人ですが、現在では20人ほどの名前が判明しています。しかし、作中でしっかりとした出番があるのは、キッドとキラー以外ではヒートとワイヤーのみです。ヒートとワイヤーはどのような人物か、プロフィールや強さなどをまとめていきます。

キッド海賊団でキッドとキラーの次に登場回数が多いのが、戦闘員であるヒートです。作中ではヒートも戦いに参加し、相手を攻撃する姿が描かれています。まずは、ヒートについてのプロフィールや強さをまとめていきます。

ヒートは水色のロングヘアをした大柄の男で、口元と目の下に縫い付けたような跡があります。首から腕にかけても縫い目のような模様がありますが、なぜこのような模様がついているのか、詳細はわかっていません。キッド海賊団に入る前は、サーカス団の一員として活動していました。

ヒートはサーカス団で火吹き芸を得意としていたことから、戦闘でも火を吹いて相手を攻撃します。シャボンティ諸島では人間兵器パシフィスタと戦い、ワノ国編では百獣海賊団と戦っています。キッド海賊団の1人として戦闘には貢献していますが、火を吹く以外の能力や強さの詳細はわかっていません。

キッド海賊団のワイヤーは、ヒートとともによく登場するキャラです。キッドと行動をともにしているところからも、ヒートともどもキッドの信頼が厚いメンバーであることがわかります。ヒートに続いて、キッド海賊団の1人であるワイヤーのプロフィールや強さを紹介します。

ワイヤーは名前以外には、年齢や懸賞金などの詳しいことはわかっていません。ツノのついたマントを羽織った大男で、シースルーの服とニーハイ丈の網タイツというなんとも特徴的な格好をしています。お腹には、キッド海賊団のマークが描かれています。

ワイヤーは、三叉の鉾を武器として持っています。シャボンティ諸島ではキッドやキラー、ヒートとともに、人間兵器パシフィスタと戦っています。しかし、目立った戦闘シーンがないため、はっきりとした強さや能力は不明です。

キッド海賊団のメンバーは非常に個性的ですが、それは海賊旗や海賊船も同じです。『ワンピース』の海賊団の旗や船はそれぞれの海賊団の特徴を表していますが、キッド海賊団の旗や船も派手なキッド海賊団らしいデザインになっています。メンバーに続いて、キッド海賊団の旗や船について見ていきましょう。

メンバー全員特徴的な格好をしているキッズ海賊団の海賊旗は、メンバーと同じく派手な見た目をしています。ドクロに縦と横からそれぞれ2本の剣が突き刺さり、燃えるような赤髪をまとっています。しかし、最初の海賊旗のマークは青い太陽のようなデザインで、現在のマークとはまったく違うものでした。真ん中には、口元が縫われたドクロの顔が描かれています。そのため、ファンの間では、このマークがヒートに似ていると評判です。

キッド海賊団が乗っている船は、「ヴィクトリアパンク号」という名前です。恐竜の骨をモチーフにしたようなデザインで、船首はティラノサウルスの化石に似ています。キッド海賊団はメンバーの外見や海賊旗も特徴的ですが、船までもが一風変わった個性的なものであることがわかります。

キッド海賊団はワノ国でカイドウと遭遇し、キッドは囚人採掘場へ連れていかれ、キラーはスマイルの実を食べさせられてしまいます。この時点で、キッド海賊団はバラバラになってしまいました。しかし、キッドがローと一緒にビッグ・マムを倒し、ルフィがカイドウを倒してワノ国に平和が訪れると、キッド海賊団のメンバーは宴に参加していました。ルフィたちと一緒に、ワノ国で宴を楽しんでいるようです。しかし、その後新世界エルバフで赤髪海賊団に敗北し、壊滅したという描写がありました。 

『ワンピース』のアニメ版で、キッド海賊団の声を担当した声優さんは誰でしょうか？ここでは、キッド海賊団のメンバーの中でも特に重要な働きをしている、ユースタス・キッドとキラーの声優さんを紹介します。

アニメ版の『ワンピース』でユースタス・キッドを演じているのは、声優の浪川大輔さんです。ハスキーボイスを出すためにわざと喉を潰すなど、人並みならない努力をしています。キッドを演じているときは粗野で乱暴そうな声をしていますが、役柄によっては非常に爽やかな声を演じることもでき、演技の幅が非常に広い声優さんです。

浪川大輔さんは、1976年4月2日生まれの声優さんです。東京都出身で、現在はステイラックの代表取締役を務めています。小学2年生のときに劇団こまどりに所属し、アメリカのテレビドラマで吹き替えデビューをしました。一時期声優の仕事から離れていましたが、『ロミオとジュリエット』でレオナルド・ディカプリオの吹き替えをしてから、改めて声優を目指すようになりました。2010年には、第4回声優アワードで助演男優賞を受賞しています。

浪川大輔さんは、人気作品の数々に出演しています。最近では『ルパン三世』の3代目石川五エ門役に抜擢され、話題となりました。『ポケットモンスター』シリーズでは長年ロトム図鑑の声を担当しており、他のポケモンの声も多く演じています。他の主な出演作品には、『君に届け』（風早翔太）、『HUNTER×HUNTER』（ヒソカ）、『あひるの空』（高橋克己）、『アルスラーン戦記』（ナルサス）などがあります。

アニメ版『ワンピース』でキラー役を演じたのは、声優の浜田賢二さんです。キラーは独特な笑い方をするキャラですが、その笑い方を見事に再現しています。キラーはもともと冷静なキャラでしたが、スマイルを食べさせられたことにより人格が変わってしまいます。スマイルを食べる前と後の性格の変化を、浜田賢二さんが上手に演じ分けていました。

浜田賢二さんは、1972年4月12日生まれの声優さんです。福岡県出身で、マウスプロモーションに所属しています。青年役から老人役までをこなせる俳優さんで、さまざまなキャラを演じています。同学年の声優さんには、保志総一朗さんや竹内順子さんなどがいます。事務所の先輩だった石田彰さんからは、「はまちゃん」というあだ名で呼ばれているそうです。

浜田賢二さんの主な出演作品には、『NARUTO-ナルト-疾風伝』（うちはフガク）、『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』（暴将デュック）、『花咲くいろは』（四万十縁）などがあります。他にも『黒子のバスケ』（木吉鉄平）、『博多豚骨ラーメンズ』（重松）、『精霊幻想記』（アルフレッド＝エマール）などに出演しています。

キッド海賊団のキラーは、自分の笑い声にコンプレックスを持っていました。しかし、スマイルを食べさせられたことで、笑う以外の感情がなくなってしまいます。キッド海賊団のメンバーはそんなキラーを見て、彼が嫌な思いをすることがないように同じ笑い声をあげます。キッド海賊団の絆の強さに、感動するファンも多かったようです。

キラー海賊団は、最悪の世代のキッドとキラー以外、あまり活躍の場がありません。そのため、他のメンバーの活躍も見たいという声が少なからずありました。SBSでメンバーの一部の名前も公開されましたが、まだ全員分のプロフィールは出揃っていません。女性のメンバーが気になっている人も多く、メンバー全員のプロフィールが公開されることを待ち望んでいるようです。

最悪の世代であるルフィ、ロー、キッドは、３人まとめて懸賞金が30億になりました。しかし、ルフィは1人でカイドウを倒したのに対し、ローとキッドは2人がかりでビッグ・マムを倒しています。それなのに同じ懸賞金というのは、少し納得がいかないという声もありました。しかし、ルフィは四皇の1人になっており、同じ懸賞金でも少し扱いが違うのかもしれません。この先もまだ物語は続くため、3人の懸賞金がどう変わるかも要チェックです。

『ワンピース』のキッド海賊団のメンバーは、船長のキッドを始めとしてそれぞれ個性的なメンバーが揃っています。これまでキッドとキラー以外のメンバーには目立った活躍がありませんが、その他のメンバーにも注目が集まっています。キッドとキラー以外のメンバーが活躍することを期待しながら、『ワンピース』の次の展開を楽しみに待ちましょう。