【猫の恩返し】バロンの正体とは?耳をすませばにも登場?恋人についても

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本記事では『猫の恩返し』に登場するバロンの正体についてまとめていきます。『猫の恩返し』に登場したバロンの素性や『耳をすませば』に登場した置物との関係性についてはもちろん、恋人の存在やかっこいい名セリフなどについても解説していきます。

【猫の恩返し】バロンの正体とは?耳をすませばにも登場?恋人についても

目次

  1. 【猫の恩返し】バロンとは?
  2. 【猫の恩返し】バロンの正体やその後
  3. 【猫の恩返し】バロンは耳をすませばにも登場?恋人がいる?
  4. 【猫の恩返し】バロンのかっこいい名セリフ
  5. 【猫の恩返し】バロンの声優
  6. 【猫の恩返し】バロンに対する世間での評判や人気
  7. 【猫の恩返し】バロンは耳をすませばにも登場していた

【猫の恩返し】バロンとは?

猫の事務所の所長として登場したバロンは主人公のハルを助けるイケメンなキャラクターとして描かれており、猫の国にて様々な脅威に狙われたハルを救う活躍を披露しました。そんなバロンの正体にはジブリの過去作『耳をすませば』が関係していると噂されています。まずはバロンのプロフィールと猫の恩返しの作品概要についてまとめていきます。

バロンのプロフィール

バロンは猫の人形の付喪神として描かれています。『耳をすませば』の主人公が描いた物語『猫の男爵』では身の丈30センチほどで二足歩行する猫の男爵という設定が込められており、本作でも白のタキシードとステッキを持つ紳士のような見た目をしています。常に冷静でイケメンな性格をしており、原作によれば猫の国を壊滅できるほどの力を持っているとされています。

猫の恩返しの概要

猫の恩返しは監督・森田宏幸の下スタジオジブリによって制作されたアニメ映画作品です。スタジオジブリの作品『耳をすませば』に登場する月島雫が描いた物語という位置付けのスピンオフ作品で、女子高生の吉岡ハルが猫を助けたことから不思議な現象に巻き込まれる物語が描かれています。続編を作らない傾向があるジブリがスピンオフとして制作した異色な作品として注目されており、興行収入は64億円で2002年の邦画1位を獲得しました。

猫の恩返しのあらすじ

女子高生の吉岡ハルはある日の放課後、トラックに轢かれそうになった黒猫を間一髪のところで助けます。その猫の正体は猫の国の王子・ルーンで、助けたお礼としてハルはルーンの妃にされることになってしまいます。猫のお嫁さんにされることを嫌がったハルはどこからともなく聞こえた声を頼りに猫の事務所を探すことになり、その先で出会ったバロンと共に日常へ戻るための冒険が始まるのでした。

【猫の恩返し】バロンの正体やその後

猫の恩返しでは知的で紳士的かつミステリアスな雰囲気を漂わせていたバロンですが、そんな彼の正体はジブリの別作品『耳をすませば』にて描かれています。耳をすませばに描かれていた伏線を理解すればバロンの正体や隠されていたネタに気付けることでしょう。ここでは猫の恩返しにおけるバロンの正体やハルとその後の関係についてまとめていきます。

バロンの生い立ち

猫の恩返し作中でバロンは人間と同じ言葉を喋れる理由について「人が持つ思いや願いを込めて作られたものはいつしか心を持つ」と答えていました。過去作・耳をすませばではバロンに一目惚れしたおじいさんが一緒にいた女性に「必ず2人を一緒にする」と言ってバロンだけを日本に連れていきましたが、結局2人は戦争などによって出会うことが叶いませんでした。猫の事務所には離ればなれになった彼女の絵が飾られており、その名前は『ルイーゼ』とされています。

バロンの本名

バロンの本名は『フンベルト・フォン・ジッキンゲン』です。ミドルネームとラストネームの『フォン・ジッキンゲン』は、13世紀までのドイツで栄えていた貴族の家柄であり、有名な人物として宗教改革期に反乱を起こした最後の騎士・フランツ・フォン・ジッキンゲンなどがいます。なお、バロンとはフランス語で『男爵』の意味を持っています。

バロンのモデルになった猫の種類

バロンのモデルになった猫の種類は『アビシニアン』と推測されます。アビシニアンは黄金色の毛と耳がピンと立っている見た目が特徴的で、身体能力も高く筋肉質な猫として知られています。バロンにも黄金色で抜群の運動能力が備わっているところからアビシニアンがモデルになった可能性が高いと言えます。

バロンとハルのその後の関係

猫の国から脱出した後、ハルはバロンに告白をしていました。しかし、ハルは猫のままでいいかもと思った時にバロンから「自分を見失うんじゃない。君は君の時間を生きるんだ」と説得されています。この告白はバロンに想いを伝えるというものより、今までの好きな人を遠くから見ることしかできなかった自分に別れを告げ、そうする勇気を与えてくれたバロンへのお礼が込められていることでしょう。自分の時間を生きると決意したのであれば、2人はそれぞれの時間を生きると推察されます。

【猫の恩返し】バロンは耳をすませばにも登場?恋人がいる?

バロンの素性を知るためには彼の生い立ちが描かれた耳をすませばの内容を理解しておく必要があります。また、耳をすませばではバロンの恋人が登場しており2人の関係性にロマンを感じることができるはずです。ここでは猫の恩返しのバロンが耳をすませばに登場したシーンや恋人との関係性などについてまとめていきます。

耳をすませばとは?

耳をすませばは1995年に上映されたジブリ映画作品です。作中では主人公の月島雫が地球屋という不思議な店に迷い込む青春恋愛ストーリーが描かれており、後に彼女が描いた小説が『猫の恩返し』として制作・公開されました。なお、猫の恩返しは耳をすませば上映から7年後に公開されており、当時14歳だった雫は21歳の年齢で猫の恩返しを制作したことになります。

バロンは耳をすませばに置物として登場

耳をすませば作中でバロンは地球屋の置物として登場しています。耳をすませばでは本名である『フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵』と呼ばれており、地球屋のおじいさんこと西司朗がドイツ留学で譲り受けたものと描かれています。

バロンにはルイーゼという恋人がいる?

耳をすませばの雫が描いた物語にて、バロンは婚約者である白猫の人形・ルイーゼと一緒に生まれたという設定が付けられています。この西司朗はバロンを譲り受ける際に1度断わっていましたが、それはルイーゼが修理中で2人を引き離すことになってしまうからでした。そこへ司郎の恋人が現れ修理後のルイーゼを買いとってバロンと合わせるという約束をしたことで司郎はバロンを受けとりましたが、作中では最終的に2人の再会は果たされませんでした。

【猫の恩返し】バロンのかっこいい名セリフ

雫によって生み出された猫の恩返しのバロンはとてもイケメンな性格をしており、作中でかっこいいセリフを幾つも残しています。かっこいいセリフを振り返ることでバロンの活躍やイケメンなシーンを思い返すことができるでしょう。ここでは猫の恩返しにおけるバロンのかっこいい名セリフについてまとめていきます。

バロンの名セリフ①「私のスペシャルブレンドだ…」

私のスペシャルブレンドだ。その都度、味が変わるので、保証はできないがね

出典: soiree-movie.jp

ハルが初めて猫の事務所を訪ねた時、バロンはおもてなしとして紅茶を振る舞ってあげました。その際にバロンはハルの好みを聞き上記のようにスペシャルブレンドと紹介しました。キザでイケメンなバロンの人柄をこのセリフから感じ取ることができます。

バロンの名セリフ②「君は君の時間を…」

ダメだハル、自分を見失うんじゃない 君は君の時間を生きるんだ

出典: ciatr.jp

猫の国に誘われたハルは初めこそ猫になることを嫌がっていましたが、城でのもてなしを受けて夢心地になり猫になってもいいかもと思うようになります。そうなったハルに対してバロンは上記のように言って正気に戻しました。猫の国は生きていない者だけが行き来できる場所と言われており、このセリフがハルを現世に留めるだけでなく彼女を成長させるきっかけにもなりました。

バロンの名セリフ③「もしハルが本当に…」

もしハルが、本当に私たちを必要としたなら、きっとまた猫の事務所の扉は開くだろう。その時まで、しばしの別れ!

出典: ciatr.jp

猫の国から無事に帰った後、ハルはバロンのことが好きになったかもと告白します。その返事としてバロンは「そんな素直な心が私も好きだ」と返しつつ上記のセリフを残してお別れを告げました。去り際にカラスのトトに飛び乗っていくシーンも含めてかっこいい名シーンです。

【猫の恩返し】バロンの声優

耳をすませばでは露口茂が担当声優でしたが、猫の恩返しでは作風に合わせるため担当声優が変更となりました。紳士的でかっこいい猫の恩返しのバロンを演じた声優は映画やCMなどに出演している有名俳優でもあります。ここでは猫の恩返しにてバロンの声を担当した声優についてまとめていきます。

バロンの声優は「袴田吉彦」

猫の恩返しのバロンを演じた声優は袴田吉彦です。1991年に第4回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞したことから俳優デビューし、2000年にディズニー映画『ダイナソー』にて初めて声優を務めました。近年ではバラエティ番組への出演も増えており人気俳優兼芸能人として注目を集めています。

袴田吉彦のプロフィール

  • 本名:袴田吉彦
  • 生年月日:1973年7月16日
  • 出生地:静岡県浜松市
  • 身長:180cm
  • 血液型:A型
  • 事務所:プラチナムプロダクション
  • デビュー時期:1991年

袴田吉彦の主な出演作品

  • アラダー(ダイナソー)
  • 島森樹(二十才の微熱)
  • 近藤静也(静かなるドン 新章)
  • 坂本剛一(ウルトラQ dark fantasy)
  • 兵助(松本清張ミステリー時代劇)

【猫の恩返し】バロンに対する世間での評判や人気

これまでバロンの正体や恋人などについてまとめてきましたが、猫の恩返しを視聴したファンはバロンについてどのような印象を抱いているのでしょうか。ここでは猫の恩返しに登場するバロンへの評判や人気について、SNSへ投稿されているコメントを参照しリアルな意見をまとめていきます。

猫の恩返しにてバロンの活躍を見たファンの多くはバロンのことをかっこいいと評していました。冷静沈着なバロンはどんな危険が振りかかってもかっこよくハルを助けており、彼のイケメンっぷりに惚れてしまった女性ファンが大勢いるそうです。

バロンの恋人・ルイーゼとの関係性はファンの間でも注目されており、いつか続編が制作されて再会するストーリーが作られてほしいと言われていました。ジブリが1つの作品の続編を制作することは今までに例がありませんが、スピンオフという異色な本作では可能性が残されているかもしれません。

近年は耳をすませばの実写化が話題になっており、バロンを演じる配役が誰になるのか考察されています。ファンの間では猫の恩返しで担当声優だった袴田吉彦に注目が集まっており、俳優としても経験豊富な彼が演じてほしいと熱望されています。

【猫の恩返し】バロンは耳をすませばにも登場していた

猫の恩返しに登場するバロンは耳をすませばの地球屋に置かれていた置物であり、猫の恩返しという作品は月島雫が描いた物語でした。過去作のスピンオフとして描かれたバロンには紳士的な性格や恋人などの設定が詰め込まれており、耳をすませばと密接な関係にあったことが分かったことでしょう。バロンの更なる活躍が気になる人は実写版耳をすませばを視聴してみてください。

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