【猫の恩返し】声優陣を一覧にして紹介！豪華な人物がキャスティングされた？

現在でも数多くの名作を生み出し続けるスタジオジブリ制作の映画は、豪華なキャストが出演していることで知られています。『猫の恩返し』に関しても大勢の有名キャストが出演していますが、それらの内容について触れる前に、『猫の恩返し』の簡単な概要や作品のあらすじなどについて振り返ってみましょう。

『猫の恩返し』はスタジオジブリ制作の映画作品で、2002年に『ギブリーズ episode2』と同時上映されました。1995年に公開された『耳をすませば』の月島雫が描いた物語でもあり、国内の興行収入は64.8億円を記録し2002年の邦画作品で1位になっています。また、DVDやVHSなどのビデオグラムの売り上げ記録は2007年までに72万本を突破しました。

スタジオジブリが作成した、劇場版作品『猫の恩返し』の監督を務めたのは森田宏幸さんです。森田宏幸さんは『AKIRA』や『魔女の宅急便』などの動画作成や、『老人Z』や『MEMORIES』で原画担当を務めた経歴を持ちます。また、スタジオジブリ作品の『となりの山田くん』や三鷹の森ジブリ美術館の短編作品『コロの大さんぽ』の作成に参加したことをきっかけに、『猫の恩返し』で監督に抜擢されました。

主人公で女子高生の吉岡ハルは、学校に遅刻した日の放課後に何かを加えた猫が車に轢かれそうになっているのを目撃します。咄嗟にその猫を助けると、猫は日本語でお礼を告げて、その場を去りました。その猫は猫の国の王子で、その日を境に猫からの恩返しが始まり、不思議な出来事に巻き込まれ始めます。

ジブリスタジオ制作の映画は、数多くの豪華キャストが勢揃いしていることがほとんどです。『猫の恩返し』に関しても、数多くの名作に出演した経歴を持つ魅力的なキャストが集結しています。ここでは『猫の恩返し』に出演している豪華キャストについて、簡単な経歴や過去の出演作品を交えながら詳しくチェックしてみましょう。

主人公のハルを演じているのは女優の池脇千鶴さんです。池脇千鶴さんは1997年から活動している女優で、NHK連続テレビ小説『ほんまもん』で主演を果たしました。主な代表作は『ジョゼと虎と魚たち』のジョゼ役や、『そこのみにて光輝く』の大城千夏役が有名で、2015年には第38回日本アカデミー大賞優秀主演女優賞を受賞した経歴を持ちます。

30センチほどの大きさで、イギリス紳士のような姿をしている猫のバロンを演じているのは俳優の袴田吉彦さんです。袴田吉彦さんは、1991年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞したことで俳優デビューを果たしました。2000年からは『ダイナソー』を通じて声優に初挑戦し、現在でもジャンルを問わずマルチに活躍を続けている人物です。主な代表作には、『最後の恋』の佐田正一役や『あなたの番です』の久住譲役などがあげられます。

幼少時代のハルに出会った白猫のユキを演じているのは、女優の前田亜季さんです。前田亜季さんは1992年にデビューした女優で、小役時代は『天才てれびくん』のてれび戦士として活躍し、2000年には『バトル・ロワイヤル』にも出演しています。主な代表作には『学校の怪談』シリーズの今井なな子役や、『ごちそうさん』の室井桜子役などがあげられます。

ハルが助けた猫の国の王子でもあるルーンを演じているのは、俳優の山田孝之さんです。山田孝之さんは1999年から活動している俳優で、2004年にはエランドール賞新人賞などの受賞を果たしています。主な代表作には、『WATER BOYS』の進藤勘九郎役や『闇金ウシジマくん』シリーズの丑嶋馨などがあげられます。現在では俳優活動のみにとどまらず、音楽活動なども行っている人物です。

ハルと同じクラスに所属する女子生徒で、親友のひろみを演じているのは女優の佐藤仁美さんです。佐藤仁美さんは、1995年にホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞したことで女優デビューを果たしました。主な代表作には『リング』シリーズの倉橋雅美役や、『家政婦のミタ』の皆川真利子役などがあげられます。

常に冷静沈着な性格で猫王の第一秘書を務めるナトリを演じるのは、俳優の佐戸井けん太さんです。佐戸井けん太さんは1977年から活動している俳優で、温和な役柄から悪役までジャンルを問わない幅広い演技が評価されています。主な代表作には『踊る大捜査線』の魚住二郎役や、『悪女（わる）〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？〜』の竹内一成役などがあげられます。

猫王の第2秘書で、垂れ下がった耳が特徴的で能天気な性格のナトルを演じているのは女優の濱田マリさんです。濱田マリさんは1993年頃から活動している女優で、モダンチョキチョキズのボーカルとしても活動していました。現在では特徴的な声を活かしナレーターとしても活躍する人物で、主な代表作には『菊次郎とさき』の谷川かつゑ役や、『血と骨』の鳥谷定子役などがあげられます。

普段は商店街にいる太った猫で、本当はバロンの仲間でもあるムタを演じているのは俳優の渡辺哲さんです。渡辺哲さんは1975年頃から活動している俳優で、劇団シェイクスピア・シアターの旗揚げをきっかけにデビューしました。主な代表作は『冷たい熱帯魚』の筒井高康役や、『ヒミズ』の夜野正造役などがあげられます。

バロンの仲間であり、カラスのトトを演じているのは俳優の斉藤洋介さんです。斉藤洋介さんは1976年から2020年まで活動していた俳優で、難しい役柄を完璧に演じ切る高い演技力が評価されていた人物です。主な代表作には、『1年B組新八先生』の田中洋介役や、『男たちの旅路』の川島敏夫役などが有名です。また、多くのバラエティ番組への出演経歴もあり、老若男女に愛されていた俳優でした。

主人公でもあるハルの母親で、パッチワークの仕事で生計を立てている吉田直子を演じるのは、女優の岡江久美子さんです。岡江久美子さんは1975年から2020年まで活動していた女優で、TBSドラマの『お美津』で主演を果たしたことで女優デビューを果たしました。主な代表作は、『天までとどけ』の母・定子役や、『七人の女弁護士』の氷村玲子役などがあげられます。高い演技力が評価されていた人物で、アニメや洋画の吹き替えなども精力的に行っていた人物です。

『猫の恩返し』内では悪役として登場した猫の国の王であり、最高権力者の猫王を演じているのは俳優の丹波哲郎さんです。丹波哲郎さんは1922年から2006年まで活動していた俳優で、晩年までに出演した映画作品は海外作品を含めて合計300本以上にのぼります。主な代表作は『砂の器』の今西栄太郎役や、『八甲田山』の児島大佐などが有名です。

『猫の恩返し』に出演するキャストは主演以外も豪華であることがファンの間で知られています。ここからは、『猫の恩返し』に出演する主演以外の豪華キャストについて、過去の出演作品や簡単な経歴などを交えながら詳しくチェックしてみましょう。

猫の国に所属する兵隊の1人で、青い隊服の猫を演じているのは声優の宮本充さんです。宮本充さんは1985年に声優デビューした人物で、俳優としても活躍していることで知られています。主に洋画の吹き替えを得意としていますが、幅広い演技が評価されていることから、多くのアニメ作品にも出演を果たしました。主な代表作は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の中川圭一役や、『文豪ストレイドックス』の森鴎外などがあげられます。

猫の国に所属する猫兵を演じているのは、声優の中村俊洋さんです。中村俊洋さんは1974年から声優として活躍している人物で、テレビアニメや海外映画の吹き替えを中心に幅広い作品で活躍しています。主な代表作は『天体戦士サンレッド』のウェザーブルー役や、『いぬかみっ！』のはけ役などが有名です。また、海外作品では『流星花園～花より男子～』の青池和也役や、『イタズラなKISS』の中川武人役の吹き替えも担当しています。

猫の国にいる猫のシェフを演じているのは、俳優で放送作家でもある鈴井貴之さんです。鈴井貴之さんは1982年にデビューした人物で、舞台やテレビドラマ、映画などの監督や脚本を務める傍ら、自身も役者として才能を発揮しています。また、『水曜どうでしょう』のようなバラエティ番組などでも精力的に活動を続け、ファンからはミスターの愛称で親しまれるようになりました。

『猫の恩返し』の主人公でもあるハルのクラスメイトで、泣きぼくろと眼鏡が特徴的な女の子のチカを演じているのは声優の本名陽子さんです。本名陽子さんは1991年から活動している声優で、女優や歌手としても幅広いジャンルで活躍し続けています。主な代表作は『ふたりはプリキュア』の美墨なぎさ／キュアブラック役が有名で、同じジブリスタジオの作品では『おもひでぽろぽろ』の岡島タエ子役などや、『耳をすませば』の月島雫役としても出演を果たしました。

『耳のすませば』の主人公でもあるハルが好意を寄せる男子生徒の町田を演じるのは、俳優の安田顕さんです。安田顕さんは1993年から活動している人物で、声優やラジオパーソナリティーの他に、放送作家やスーツアクターなどのような幅広いジャンルで活躍し続けています。主な代表作は『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の加賀美じゅん役や、『私はいったい、何と闘っているのか』の伊澤春男役などが有名です。

『猫の恩返し』の主人公でもあるハルが憧れる男子生徒の町田と付き合っている彼女役を演じているのは、声優の白鳥由里さんです。白鳥由里さんは1989年から活動している声優で、1993年頃からは音楽活動も開始しました。キャラクターと問わない幅広い演技が評価されている人物で、主な代表作には『愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん』の国分果林／ぶ〜りん役や、『地獄先生ぬ〜べ〜』のゆきめ役などがあげられます。

『猫の恩返し』の冒頭で古文の授業をしていた国語教師を演じているのは、俳優の大泉洋さんです。大泉洋さんは1994年から活動している人物で、北海道のローカル番組でもある『水曜どうでしょう』などの活躍をきっかけに人気が上昇しました。その結果、現在でも映画やテレビドラマの出演以外にも、声優業やタレント業も精力的に行なっています。主な代表作は、『探偵はBARにいる』の探偵〈俺〉役や、『鎌倉殿の13人』の源頼朝役が有名です。

『猫の恩返し』は豪華キャスト陣が勢揃いしている作品ですが、登場するキャラクター達も魅力的であることがファンの間で知られています、ここからは、『猫の恩返し』に登場する魅力的なキャラクターについて、簡単な設定などを交えながら詳しくチェックしてみましょう。

『猫の恩返し』の主人公でもある吉岡ハルは、ラクロス部に所属する活発な女の子です。朝には弱いため、度々寝坊をして学校に遅刻してしまうこともあり、他人に流されやすい性格をしています。猫の言葉を理解できる能力を持っていることから、作中の騒動に巻き込まれるようになりました。物語冒頭ではあどけなさも感じる少女が、多くの騒動に巻き込まれたことをきっかけに大きく成長したかのように感じる姿が最終的に描かれています。

人間界ではドールハウスにある猫の人形で、本来は猫の事務所で所長を務めるバロンは、非常に小柄ながらもイギリス紳士を彷彿とさせるようなタキシード姿をしています。本名はフンベルト・フォン・ジッキンゲンで、常に冷静な判断と巧みな剣術を得意としています。常に紳士的な立ち振る舞いをしているため、ムタからはキザと呼ばれることもあります。また、ハルのことを最後まで積極的に手助けした人物でもあり、物語のクライマックスではハルに対してのみ、一人称が私から俺に変化しました。

猫の国の王子でもあるルーンの恋人でもあるユキは、幼いときにお魚クッキーを食べさせてもらった過去があり、これをきっかけに人間界のお魚クッキーが大好物となりました。普段は猫王が過ごすお城で給仕として働き、主人公のハルを助けるために猫の事務所へ導いた張本人でもあります。ルーンとは恋人関係にあり、物語の終盤ではプロポーズを受けたことで正式に結ばれることになりました。

猫の国の王子でもあるルーンは『猫の恩返し』の冒頭にて、恋人のユキのためにお魚クッキーを入手するために人間界へ出向きました。その途中、車に轢かれそうになっていたところをハルに助けられています。父親の猫王の態度を見て育ったルーンは非常に真面目な性格になり、父親のようにならないよう常に努力し続けていました。また、恋人のユキとは結婚を考えており、物語のクライマックスではユキにプロポーズもしています。

ひろみは『猫の恩返し』の主人公でもあるハルの親友で、ハルと同じラクロス部に所属している明るい女の子です。物語冒頭にて、ハルがラクロスのスティックを使用してルーンが車に轢かれそうになっているところを助けましたが、その際に使用したのがひろみのものでした。その結果、スティックは折れてしまいましたが、緊急事態だったこともありひろみはそのことに対して怒っていません。

ナトリは猫の国を治める猫王の第一秘書で、頭脳と冷静な判断能力で猫王をサポートしている人物です。猫王の無茶苦茶な要求に対しても完璧にこなせる能力を持ち合わせながらも、作中で猫王が塔を破壊すると言い出した際には、猫王の好感度を心配して判断能力が鈍るようなこともありました。物語終盤では、猫王と共に政治から身を引くことを決意しています。

ナトルは猫の国を治める猫王の第2秘書で、垂れ耳と赤い頬、全体的に丸みを帯びた体型が特徴的な人物です。常に冷静なナトリとは対極的で、能天気な性格をしています。その一方で、やや強引な方法ながらも主人公のハルを猫の国に連れてくるという任務を遂行したことから、秘書としての手腕に関しては一定の評価がされています。可愛らしい見た目と、本当に猫が喋り出したかのような言葉遣いが特徴的なキャラクターです。

ムタは、普段は人間界の商店街に住み着く太った猫で、本当はバロンの仲間です。気が短く言葉遣いも悪い猫ですが、性根は優しく頼り甲斐があります。また、見た目に違わない怪力の持ち主で、作中ではハルのことを軽々と放り投げて上の階段まで導きました。また、見た目通りの食い意地をしていることも特徴的で、作中では我を忘れて甘いものを食べ続けるシーンも描かれています。

カラスのトトは石像でもありますが、バロンが所属する猫の事務所が稼働すると動き始めます。ムタとは仲があまり良くないため度々喧嘩をすることもある一方で、ピンチの時にはムタと息のあった連携を見せることもありました。ムタとトトの関係性は猫とカラスの関係性に近しいものもあるため、『猫の恩返し』を視聴する際は、2人の細かいやりとりもチェックしておきたいポイントとしてファンの間では語られています。

魅力的なキャラクターが勢揃いする『猫の恩返し』は、現在でも多くのファンに愛され続けているジブリ作品です。ここからは『猫の恩返し』の魅力について、実際に作中で描かれていた描写などを交えながら詳しくチェックしてみましょう。

『猫の恩返し』に登場するキャラクターの中でも、バロンが印象に残っていると名前があげられることがあります。バロンといえば、イギリス紳士を彷彿とさせるような見た目をしていますが、普段の立ち振る舞いもまさに男爵そのものです。言葉遣いも紳士的で、ハルに対しても日常生活ではあまり使わないような気品あふれる姿を見せていました。この姿を見たハルも、バロンに対して恋心を抱くようになるほどです。

ジブリスタジオが制作したアニメ作品の中に『耳をすませば』という作品がありますが、『猫の恩返し』はそのスピンオフ作品にあたります。その理由として、『耳をすませば』にはバロンと全く同じ姿をした猫男爵の人形が登場しているからです。それを見た月島雫が思い描いた世界観が『猫の恩返し』になります。実際に映像化するにあたり多少のアレンジや改変も加わりましたが、物語の土台になっているのが『耳をすませば』の月島雫が描いた物語です。

『猫の恩返し』には、バロンのようなかっこいい猫の他にもムタやナトルのような可愛らしい猫が登場するのも特徴です。ムタのようにぶっきらぼうで粗暴に見えながらも本音は非常に優しくハルを手助けしてくれる猫や、ナトルのように秘書の仕事をこなしながらも人懐っこい猫を彷彿とさせるような姿を見せてくれるのも魅力的なことから、登場する猫たちの姿からも目が離せない作品です。

ここで、『猫の恩返し』に出演する声優に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

『猫の恩返し』に出演している声優陣が豪華だったことに、驚くファンの声も見受けられます。『猫の恩返し』は、他の作品でも活躍や実績を残し続ける実力派のキャストが勢揃いしている作品です。実際に出演を果たしたキャストは、『猫の恩返し』内他の作品と遜色ない高い演技力を残しています。その結果『猫の恩返し』は、現在でも多くのファンに愛され続ける魅力的な作品となりました。

『猫の恩返し』に出演する豪華キャストの演技力について、違和感を感じないと高く評価するファンの声も見受けられました。作品に出演しているキャストは、他の出演作品でも高い演技力が評価されていることがほとんどです。『猫の恩返し』内でも、プロの声優と比べても遜色ないほどの高い演技が遺憾無く発揮されたことから、現在でも幅広い層のファンに愛され続ける魅力的な作品になりました、

『猫の恩返し』に出演している豪華キャストについて、有名な人物しかいないことに驚きを隠せないファンの声も見受けられました。『猫の恩返し』に出演している豪華キャストは、ドラマや映画作品などに出演を果たすほどの経歴を持つ魅力的な人物ばかりです。アニメ作品でも違和感を感じさせない演技力を持つことから、キャストの名前を見て初めて気付くファンも数多く存在します。

『猫の恩返し』に出演しているキャストは、映画やドラマ、アニメ作品などで幅広い活躍を残し続ける魅力的な豪華キャストが揃っていることがわかりました。このように、ジブリ作品には高い演技力を持つ豪華キャストが集結していることがほとんどです。他の作品にはどのようなキャストが出演しているのか、過去の出演作品や経歴などを確認しながら魅力あふれるジブリ作品を楽しんでみましょう。