【もののけ姫】ジコ坊の正体を調査！登場人物との関係性や声優についても

『もののけ姫』のジコ坊とは「唐傘連」という組織のリーダーで、帝から命令を受けてシシ神の首を狙っています。アシタカとは敵対する関係で、アシタカやエボシを利用することもあります。ジコ坊の容姿は背が低く、小太りです。ジコ坊は調子の良いおじさんという印象ですが、見かけによらず身体能力は高いです。

『もののけ姫』はスタジオジブリのアニメ映画で、キャッチコピーは「生きろ」です。1997年に劇場公開されましたが、構想16年、制作には3年もかかっており、屋久島へもロケハンをしに行っています。『もののけ姫』は大ヒットし、日本映画の興行収入記録を塗り替えましたが、後に『千と千尋の神隠し』に抜かれています。主題歌も大ヒットし、米良美一はこの作品で有名になりました。

『もののけ姫』のアシタカは村が襲われたため、タタリ神を倒しますが、右腕に死の呪いを受けてしまいます。呪いのせいで村にいられなくなり、呪いを絶つためにアシタカは西へ旅立ちます。アシタカは旅の途中でジコ坊に会い、全ての生命を司る「シシ神の森」に向かいます。そこでアシタカはサンという少女と出会います。サンは森を切り倒したエボシに復讐するため、タタラ場を襲います。アシタカは傷ついたサンをシシ神の元へ連れて行き、傷を治してもらいます。次第にアシタカとサンの距離は縮まっていくのでした。

『もののけ姫』のジコ坊は、呪いを受けてしまったアシタカの前に現われます。一見陽気な小太りのおじさんに見えますが、実はとんでもない人物なのです。その容姿からは想像がつかないくらい身体能力が高く、アシタカとも互角に戦います。ジコ坊の正体や強さ、目的を解説していきます。

『もののけ姫』のジコ坊は、実は凄い人物です。正体は師匠連という組織の一員で、帝からの勅命でシシ神の首を狙っています。また唐傘連（からかされん）という集団のリーダーも務めています。ジコ坊は天皇直属民であり、身分は平民よりも高いです。

『もののけ姫』のジコ坊はただの陽気なおじさんではなく、正体は師匠連という組織の一員であり、帝からの命令で任務を遂行していることが分かりました。ではジコ坊が関係している唐傘連と師匠連とは、一体どんな組織なのでしょうか。

『もののけ姫』のジコ坊がリーダーを務める唐傘連とは、ジコ坊が集めた武装集団です。煙玉を使ったり、吹き矢を使って毒針を撃ち込んだりします。目的を果たすためならば、どんな事でも行います。唐傘連がいつも大きな傘を持っているのは、火縄の火が風で消えないようにするためと、火縄と火薬が雨で濡れないようにするためです。

唐傘連は師匠連の配下です。ジコ坊は師匠連の一員ですが、『もののけ姫』の作中には師匠連は登場しません。ジコ坊の会話の中で出てきたのみです。しかし天皇の勅命で動く、権力のある組織であることは間違いありません。現在の裏社会で暗躍する組織のようなものかもしれません。最後まで師匠連の事は明かされず、謎のまま終わりました。

『もののけ姫』のジコ坊は唐傘連のリーダーですが、どのくらいの強さなのでしょうか。ジコ坊の戦闘シーンは少ないですが、実はかなりの実力者です。呪いにより超人的な強さとなったアシタカと互角に戦います。また武器は使わずに、拳のみで戦います。ジコ坊は身体能力も高く、鹿のような生き物のヤックルと同じ速さで走ったり、岩場を軽々と飛び回ります。ジコ坊の強さは、『もののけ姫』の中で一番といってもいいかもしれません。

『もののけ姫』のジコ坊がシシ神の首を狙う理由は、帝に命令されたからです。ジコ坊はエボシと協力して、ついにシシ神の首を手に入れます。しかしシシ神の体から大量の体液が飛び散り、それに触れると死んでしまい、木は枯れてしまいます。ジコ坊はアシタカとサンに首を返すように言われますが、聞く耳を持ちません。しかし観念してシシ神の首を返します。すると枯れた森は蘇り、アシタカの呪いも消えました。

『もののけ姫』のアシタカは砂金でお米を購入しようとしましたが、店主は砂金の価値が分からず、断られてしまいます。そこへジコ坊が通りがかり、砂金の価値を店主に教え、アシタカは無事にお米を買うことができました。その後ジコ坊は、自分の持っていた味噌とアシタカが買った米を使って雑炊を作ります。この雑炊がとても美味しそうだと、ファンの間で話題になりました。お米はアシタカが買ったにも関わらず、ジコ坊はアシタカよりも雑炊を食べています。

『もののけ姫』のジコ坊は、アシタカとサンに説得されてシシ神の首を返します。蘇っていく森を見て「バカには勝てん」と笑いながら言います。「バカ」とは無茶をするアシタカとサンの事です。しかし結果的には良い方向に転がりました。その事から「勝てん」と言ったのでしょう。このセリフはアシタカとサンに対する最大の褒め言葉です。

『もののけ姫』のジコ坊は陽気ですが謎が多く、胡散臭い人物です。そんなジコ坊と深く関わったジバシリ、エボシ、アシタカとの関係を解説していきます。特にアシタカとは不思議な関係です。おそらくシシ神の首をとるという目的がなければ、いい関係になっていたのではないでしょうか。

ジコ坊とジバシリは、どんな関係なのでしょうか。ジバシリとは、シシ神の首をとるためにジコ坊に雇われた狩人です。ジバシリは普通の狩人よりも、山や野原の知識があります。もののけに人だと悟られないように、獣の皮を被ったり、血を顔に塗ったりして人間の臭いを消す技を使います。そのためタタラ場の人達には気味が悪いと思われていました。シシ神の首から出た体液に、ほとんどのジバシリが巻き込まれてしまったと思われます。

ジコ坊とエボシは、どんな関係なのでしょうか。エボシはタタラ場を仕切っており、行き場所がなくなった女性や、売られてきた女性を匿っていました。ジコ坊とエボシは、シシ神を倒すという共通の目的があります。エボシはシシ神の森を開拓しようと考えており、そのためにはシシ神の存在が邪魔でした。ジコ坊とエボシの関係は、共通の目的を持ったビジネスパートナーの様な関係です。

ジコ坊とアシタカは、どんな関係なのでしょうか。ジコ坊はシシ神の首を狙い、アシタカはシシ神を守ろうとしています。つまり二人は敵対関係です。二人が最初に出会ったのは、アシタカが米を買おうとしている時です。ジコ坊はアシタカを助け、二人で雑炊まで食べています。その時にアシタカはジコ坊に呪いの事を話し、ジコ坊はタタラ場へ行くように助言します。アシタカと別れてからもジコ坊は、アシタカの事を気に掛けていました。シシ神の首を返した時も、アシタカを恨むことはありませんでした。

スタジオジブリ作品には、テレビなどで活躍している俳優が声優として出演しています。『もののけ姫』にもたくさんの俳優が出演しています。ジコ坊を演じた声優も、数々の映画やテレビドラマに出演している有名俳優です。ここからはジコ坊の声優について解説していきます。

『もののけ姫』のジコ坊の声優は、小林薫さんです。小林さんはたくさんの映画やテレビドラマ、舞台に出演しているベテラン俳優ですが、『もののけ姫』でジコ坊を演じて以来、『ゲド戦記』や『君たちはどう生きるか』などの他のジブリ作品にも出演しています。また2000年から2019年まで『美の巨人たち』という美術の教養番組で、ナレーションも担当していました。

『もののけ姫』のジコ坊は、アシタカに様々な影響を与えた人物です。ジコ坊もアシタカを気に掛けるシーンがいくつかありました。またジコ坊が作った雑炊が美味しそう、二人で雑炊を食べるシーンが好きという意見はとても多かったです。

スタジオジブリ作品には、美味しそうな料理がたくさん登場します。料理はシンプルなものばかりですが、映像の綺麗さとキャラクターがとても美味しそうに食べるので、見ている側は思わず食べたくなってしまいます。ジコ坊が作った雑炊も特別な材料は入っていませんが、「美味しそう」、「食べたい」という意見が多かったです。

『もののけ姫』は劇場公開されると、瞬く間に大ヒットしました。ジコ坊とアシタカが雑炊を食べるシーンは、穏やかな時間が流れました。二人にとっても安らぐひとときだったことでしょう。ジコ坊は見た目は小太りのおじさんですが、頭が切れて身体能力も高く、好きだという意見は多かったです。

ジコ坊は『もののけ姫』の作中において、一番強いのではと言われています。呪いを受けてしまったアシタカと対等に戦えていることが、それを証明しています。他の唐傘連のメンバーは武器を使って戦いますが、ジコ坊は全く使いません。帝から勅命を受けていますし、とても優秀な人物なのでしょう。

『もののけ姫』のジコ坊はただの陽気なおじさんではありませでした。その正体は師匠連の一員であり、唐傘連のリーダーでした。帝の勅命により、シシ神の首を狙います。帝から勅命されるだけあり、かなりの実力者です。ジコ坊は陽気に振る舞ったり真剣な表情で語り出したり、厳しさ・優しさも持ち合わせています。様々な顔を持っており、胡散臭いけれどれもどこか憎めないキャラクターです。知れば知るほど、ジコ坊の魅力にはまっていくことでしょう。