【ラピュタ】ムスカの「目が」のセリフとは?失明した原因についても解説
ムスカの「目が」というセリフは『天空の城ラピュタ』の中で、彼が目にダメージを受け失明した際に叫んだセリフです。本記事ではムスカが「目が」と叫んだ経緯や失明した原因、彼のその後について解説します。また、ムスカがサングラスをかけている理由についても調査しました。
目次
ムスカとは?
ムスカは『天空の城ラピュタ』の黒幕的存在です。劇中では「目が」をはじめ有名なセリフをいくつも残しており、ファンの間ではネタとして用いられることも少なくありません。まず最初にムスカのプロフィールや『天空の城ラピュタ』という作品について紹介します。
ムスカのプロフィール
ムスカは『天空の城ラピュタ』に悪役として登場するキャラクターです。ヒロインのシータと同じくラピュタ王家の末裔で、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタという別名を持っています。ラピュタの力を手に入れ、ラピュタ王として世界に君臨すべく飛行石を持つシータを捕えようとしました。年齢は28歳または32歳と言われています。茶色の髪に金色の瞳と色素が薄めの外見が特徴です。視力が悪く、常に度入りのサングラスをかけています。
天空の城ラピュタの概要
『天空の城ラピュタ』は1986年に公開されたスタジオジブリ初制作のアニメーション映画です。監督を務めた宮崎駿さんが原作・脚本も手掛けています。舞台は19世紀のイギリスで、『ガリバー旅行記』に登場する伝説の浮島「ラピュタ」を題材とした作品です。ラピュタや飛行石をめぐる戦いが描かれた冒険活劇となっています。
天空の城ラピュタのあらすじ
主人公の少年・パズーは、スラッグ峡谷で見習い機械工として働きながら一人暮らしをしていました。ある日、彼の前に空から一人の少女が舞い降りてきます。その少女はシータという名前で「飛行石」と呼ばれる浮力を持つ石を所有していました。飛行石を狙う海賊や政府からシータを守るべく、パズーは彼女と共にスラッグ峡谷を旅立ちます。二人は飛行石をめぐる戦いに巻き込まれていく中で、伝説の浮島「ラピュタ」へといざなわれてゆくのでした。
ムスカの「目が」のセリフとは?失明した原因を考察
ムスカはシータとパズーのある行動により失明してしまいます。「目が」というセリフはその際にムスカが叫んだ言葉です。『天空の城ラピュタ』の中でも有名なセリフの1つで、作品をしっかり見たことが無くても、そのシーンについては知っているという人も少なくありません。ここからは、どのような経緯でムスカは「目が」と叫んだのか、彼の目はなぜやられてしまったのかを解説します。
ムスカの「目が」のセリフとは?
『天空の城ラピュタ』終盤でシータとパズーが滅びの呪文「バルス」を唱えた際に、ムスカは両目を抑えて「目が」というセリフを叫びました。その様子から、彼が目に大きなダメージを受け視界を奪われてしまったことが推測できます。目がやられて失明したムスカはそのまま海へと落下していきました。
ムスカの目がやられた理由
劇中では、ムスカが目をやられて落下していったという事実は明確に描かれていますが、目がやられた理由や、具体的にどのようなダメージを受けたのかは明らかになっていません。しかし、ファンの間では劇中の描写をもとにいくつかの考察がなされています。ここからはムスカの目がやられた理由について、ネット上で考察されている3つの説を紹介します。
理由①サングラスの破片が目に入った
ムスカが目をやられた理由の1つ目として考察されているのが、サングラスの破片が目に入ったという説です。前述の通り、ムスカは常時サングラスをかけています。シータとパズーが滅びの呪文を唱えた際に、飛行石は強い光を放ち、ラピュタは崩壊を始めました。崩壊したラピュタの一部がサングラスにぶつかったことでレンズが割れ、その破片が目に入ったことで失明したのではないかと言われています。
理由②強烈な光で失明した
ムスカが目をやられた理由として考えられている説の2つ目は、滅びの呪文が唱えられた際に飛行石が放った強烈な光で失明したというものです。人間の目はメラニン色素の量が多いほど色が濃くなり、まぶしさに対して強くなります。しかし、色素が薄いムスカの目は屋内でもサングラスが外せないほど光に弱く、飛行石の放った光に耐えられずに失明してしまったのではないかと考察されています。ネット上では最も有力視されている説です。
理由③ラピュタの一部となった
ムスカの目がやられた理由の3つ目として挙げられているのが、ムスカ自身がラピュタの一部となっていたためという説です。シータとパズーが述べた「バルス」というセリフをきっかけにラピュタは崩壊を始めました。ラピュタの力を手に入れ世界を支配しようとしていたムスカは既にラピュタの一部となっていたため、ラピュタと共に目が破壊され海へ落下していったのではないかと考察されています。
ムスカのその後はどうなった?
滅びの呪文により目がやられたムスカは、その後どうなったのでしょうか。ファンの間ではムスカのその後についてもいくつかの説が考察されています。ここからは、ムスカのその後についてネット上で囁かれている説を紹介します。
ムスカはラピュタの残骸と共に落下した?
劇中ではムスカがラピュタの残骸と共に海へ落下していくシーンが描かれています。しかし、その後ムスカがどうなったのかは描かれておらず、彼の生死は明らかにされていません。海に落下したという状況から、ネット上では「ムスカは死亡したのではないか」という意見が多く見られるものの、中には「ムスカは実は生きている」という意見も存在しています。
ムスカはその後死亡したという説
ムスカのその後についてネット上で有力視されているのは、海に落下して死亡したという説です。かなり高い位置から落下しているため、海面に叩きつけられて死亡したのではないかと言われています。運よく生きたまま着水できたとしても、一緒に落下したラピュタの残骸に潰されてしまうため、生きている可能性は極めて低いとされています。
ムスカはその後生きているという説
一方で、ムスカはその後生きているという説も存在しています。普通の人間であれば生存は絶望的な状況ですが、もしムスカがラピュタの一部になっていたのであれば、強大な力を手に入れて生き残っているのではないかと言われているのです。仮にムスカが生存していた場合、彼はラピュタの再建を進め、再び世界征服を試みるのではないかと言われています。
ムスカがサングラスをしている理由や色素が薄い理由
ムスカは、サングラス姿とその奥に隠された金色の瞳が特徴的なキャラクターです。ここからは、彼がサングラスをしている理由や目の色素が薄い理由について深掘りしていきます。彼の目の色素が薄くなってしまったのには、ラピュタの血を守ろうとしたムスカ一族のある行動が関係していました。
ムスカのサングラスの理由には目の色素が関係?
劇中では常にサングラスを着用しているムスカですが、それには2つの理由があると言われています。1つ目は色素が薄く光に弱い目を保護するため、2つ目は視力を矯正するためです。前述の通り、目の色はメラニン色素の量(光に対する強さ)と関係しています。金色の色素が薄い瞳を持つムスカは、屋内の暗い場所でも決してサングラスを外すことはありませんでした。そのため、特に光に対しては弱かったのではないかと言われています。
ムスカの目の色素が薄い理由
それでは、なぜムスカの目の色素は薄いのでしょうか。その理由として有力視されているのが、近親交配による突然変異が起こったという説です。ラピュタ王家の分家にあたるムスカの一族は、ラピュタの血を薄めないために近親交配を行ってきたと言われています。近親交配を繰り返した結果、遺伝的な疾患が発生しやすくなり、ムスカの目の色素が薄くなってしまったと考えられています。
ムスカの目は生まれつき弱視だった?
前述の通り、ムスカは遺伝的な要因で目に色素異常が生じたと考えられています。先天的な目の色素異常があると、光をうまく感じ取ることができず弱視となるケースもあるそうです。そのため、ムスカも生まれつき弱視だった可能性があります。しかし、劇中ではムスカが石板の文字などを読んでいるシーンがあり「視力は低いものの度入りのレンズで矯正できているので、弱視というレベルではなかったのでは」という意見も出ています。
ムスカの「目が」のセリフに対する世間での評判や人気
目が痛くなった時にムスカの「目が」というセリフを思い出す人は多いようです。SNSでは、目が痛くなり「目が」と叫びたくなる状況を「ムスカ現象」や「ムスカ状態」と名付けたり、ムスカが目を抑えているシーンの画像を添付して目の調子が悪いことを報告する投稿が多数見られました。
「目の痛さ」以外に「眩しさ」を表現する際にも、ムスカの「目が」というセリフは使われています。朝日を見た時や日差しが強い日に太陽の写真を添えて、多くの人がムスカのセリフを投稿していました。
ムスカの「目が」というセリフは、物理的に眩しい時だけでなく、推しや美しいものを見た時に使われることも少なくありません。自身には耐えられないほど素晴らしくキラキラしている様子を、飛行石が放った強い光に例えて表現していました。
『天空の城ラピュタ』は海外でも公開されており英語版やフランス語版も存在しています。英語版ではムスカの「目が」というセリフは「Oh! my eyes!」と訳されており、それを見て笑ってしまったという声もありました。
ムスカの「目が」のシーンやセリフは面白いと話題だった
ムスカは、シータとパズーが滅びの呪文を唱えたことで目をやられ「目が」というセリフを叫びました。彼の目がやられた理由についてはいくつかの説がありますが、飛行石の放った強烈な光で失明したという説が有力です。ムスカの一族が、ラピュタの血を薄めないため近親交配を行った結果、彼の目の色素が薄くなり光に弱くなったのではないかとも言われています。ムスカの「目が」というシーンは『天空の城ラピュタ』作中でも屈指の面白いシーンとして有名で、SNSでは彼のセリフを真似する投稿が多数見られました。
この記事のライター
まつこ
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。