【地獄楽】漫画やアニメが打ち切り?噂の真相は?つまらないと言われる理由も
『地獄楽』の打ち切りの噂について検証します。ハードかつ魅力的な世界観が売りの漫画『地獄楽』に打ち切り説が出た理由や、アニメ化中止が囁かれた原因についてまとめました。また、一部で原作漫画がつまらないと言われている理由などについても解説しています。
目次
【地獄楽】とは?
2021年まで「少年ジャンプ+」で連載されていた漫画『地獄楽』は、アニメ化もされるほど人気を博した作品です。しかし、多くの魅力を持つはずの本作には、なぜか「打ち切り疑惑」がつきまとっています。その理由など真相が気になるところですが、まずは『地獄楽』の基本的な情報から紹介していきましょう。
地獄楽の作者
打ち切りの噂が一部に広まった『地獄楽』の作者は、賀来(かく)ゆうじです。賀来氏は東京都出身の男性漫画家で、誕生日は1984年12月20日になります。漫画編集者を経て、2009年にデビューしました。2013年から2014にかけて『FANTASMA』を発表した後、2018年に『地獄楽』の連載を開始します。同作は発売後すぐに重版がかかるなど、大きな反響を呼びました。タレントのつるの剛士は、賀来氏にとって従兄にあたります。
地獄楽の概要
一部で「打ち切りでは」と噂された『地獄楽』は、2018年から2021年にかけて「少年ジャンプ+」で連載されていた漫画です。江戸後期を背景に繰り広げられる、アクションを主体とした時代劇になります。美麗で悲壮感漂う筆致により、苛酷な状況に置かれた人物たちの骨太なドラマを描いて人気を博しました。連載終了後にテレビアニメ化が発表され、2023年4月から放送されています。
地獄楽のあらすじ
打ち切り疑惑がつきまとった『地獄楽』は、上記のように後期の江戸時代を舞台に物語が展開します。かつては最強と畏れられるも、今は死罪人として囚われている忍者・画眉丸は、「不老不死の仙薬」を持ち帰ることで無罪放免になれるとの話を持ち掛けられます。妻との再会を願う画眉丸は話に乗り、他の死罪人や山田浅ェ門らとともに、化け物が住まう謎の島で仙薬をめぐる争いを繰り広げていく…というストーリーとなっています。
【地獄楽】原作漫画の打ち切りやアニメ化中止の噂の真相
アニメ化されるほどの人気漫画だった『地獄楽』には、どういうわけか打ち切りの噂がつきまとっています。さまざまな魅力にあふれた漫画のはずの本作に、なぜ打ち切り説が囁かれるようになったのか、ここではその理由について考察していきます。
地獄楽の原作漫画が打ち切り?
漫画『地獄楽』は果たして打ち切り作品だったのでしょうか。事実がはっきり語られているわけではありませんが、おそらく違うでしょう。本作は400万部を売り上げ、「ジャンプ+」の看板とまで言われた作品です。よほどのことがない限り、打ち切りの判断は下されないでしょう。また、完結後すぐにアニメ化が発表された点から見ても、そうした事実はなかったものと思われます。
地獄楽の原作漫画の打ち切りの噂が出た理由
人気も魅力も申し分ないはずの漫画『地獄楽』について、一部で打ち切り説が囁かれるようになったのは一体なぜなのでしょうか。一見すると不可解ですが、そこには大きく3つの理由が存在していると考えられます。具体的な考察は、以下の通りです。
理由①「アヤシモン」という作品が打ち切りになる
『地獄楽』に打ち切り説がつきまとうことになったのには、賀来氏の次作の処遇が大きく関係しています。『地獄楽』完結後の2021年11月、賀来氏は「週刊少年ジャンプ」本誌で『アヤシモン』という漫画の連載を開始します。『地獄楽』作者の作品ということで期待値高く始まった同作ですが、残念ながら全25話(単行本は3巻)、1年もたずに終了という短命な連載となってしまいました。
ボス戦を前に最終回を迎えるという中途半端な幕切れから見て、アンケートの不振による典型的な打ち切りコースであることは間違いありません。この『アヤシモン』のイメージが遡行して、前作の『地獄楽』にまで打ち切り説がつきまとうことになったというのが、主な原因の1つと考えられます。
理由②全13話全127話という短い連載期間だった
『地獄楽』に打ち切り説が出た理由の2つ目が、「完結までの早さ」です。『地獄楽』の話数は全部で127話、単行本にすると13巻になります。短いとは言わないまでも、そこまで長編という感じはありません。『鬼滅の刃』(全205話、23巻)などと比較すると、かなり早めに終わった印象があるのも事実です。こうしたことが打ち切り説につながったようですが、実際のところ、近年は人気があっても早めに話を畳む漫画が増えており、『地獄楽』もその流れに沿っていると考えられます。
理由③アンケート結果
『地獄楽』の打ち切り説発生の理由として、「アンケート結果の悪さ」も考えられます。「週刊少年ジャンプ」の読者アンケート至上主義は有名な話ですが、『地獄楽』の発表媒体だった「ジャンプ+」にもアンケートは存在します。ここでの『地獄楽』の評価が悪化し、それが打ち切りにつながったとも考えられますが、実際の結果がどうだったのかは明らかではありません。どちらかと言うと、そういったイメージが一部に広まった結果、打ち切り説が出たというのが実情と思われます。
地獄楽のアニメが中止になるという噂の真相
原作漫画に打ち切り説がつきまとった『地獄楽』ですが、アニメの方にも似たような話が浮上しています。『地獄楽』のアニメ化が発表されたのは2021年1月ですが、そこから長い間進展がありませんでした。アニメ化発表から1年ほどで放映される作品が多い中、『地獄楽』は1年以上経ってもその気配がありません。しかも後から制作が発表された舞台版の方が先に上演されたことで、「アニメ化は中止されたのでは」との声が出るに至ります。
しかし結論を言うと、これは単なる噂に過ぎませんでした。2023年4月1日からテレビアニメ版『地獄楽』が無事スタートし、6月現在も順調に放送中です。放送まで時間がかかった理由は不明ですが、コロナ禍の影響があったことも考えられます。
【地獄楽】つまらないと言われる理由
高い人気を得て評判になり、アニメ化もされた『地獄楽』ですが、打ち切り説に加えて「つまらない」という評価も一部で聞かれるようになっています。なぜこんな声が出るに至ったのか、その理由について考察してみました。
理由①グロい展開が多い
打ち切り説だけでなく「つまらない」とまで言われている『地獄楽』ですが、そうした声が出た理由として、「グロ展開の多さ」があると考えられます。物語冒頭から処刑などの残酷描写が見られますが、終盤の天仙との戦いになると、特にその傾向が強くなっていきます。人体損壊、容赦ない人の死、異様な怪物などのオンパレードです。グロを魅力と感じる人もいる一方で、そうした描写に耐性の少ない人にとっては、「つまらない」と捉えるのも無理のないところかもしれません。
理由②急展開すぎるラスト
『地獄楽』がつまらないと言われる理由の2つ目が、「終盤近くの急激な展開」です。本作はクライマックスから最終回の展開が駆け足になり、「急に終わった感」を抱く人も少なくありません。この辺も打ち切り説が発生した理由の1つですが、話のペース配分が変わったように感じられたことで、つまらないと思う人も出たようです。
理由③キャラの魅力がわかりにくい
「登場するキャラクターに魅力を感じにくい」ということも、『地獄楽』がつまらなく思われる理由の1つとなっています。主人公の画眉丸に比べ、周囲の登場人物はキャラの掘り下げが少なく、そのせいで「つまらない」と感じる人も多いようです。もっともこれは一般的な評価というわけではなく、あくまで一部の感想にとどまります。
理由④人気キャラが死亡する
『地獄楽』の大きな特徴として、「キャラクターが容赦なく死んでいく」ということが挙げられます。これはキャラクターの魅力度とは無関係で、1巻から出ていた主要キャラがあっけなく退場するケースも少なくありません。せっかく気に入っていたキャラなのに早々に死んでしまって、物語に没入できなくなった人が「つまらない」と感じてしまったと思われます
理由⑤外出先で読みにくい内容
『地獄楽』が打ち切りのみならず「つまらない」とまで思われてしまった理由には、「外での読みづらさ」も関係しているようです。上記のようなグロ描写だけでなく、『地獄楽』には女性の肌の露出などのシーンが頻出します。公衆の面前で読むにはややはばかられるような内容で、そうしたことを嫌う層から「つまらない」と思われた節もあります。
【地獄楽】原作漫画の最終回や続編
打ち切り説の一方で高い人気も得た『地獄楽』ですが、原作漫画の最終回はどのようなものなのでしょうか。また、続編の可能性についても知りたいところです。ここではそれらの点について考察してみました。
地獄楽の原作漫画の最終回のあらすじ
漫画『地獄楽』の最終回は、1880年代にまで時代が飛びます。佐切は諸国行脚の旅に出ていて、その傍らには杠の姿もあります。メイを復活させた桂花は教師をしつつ天仙の復活をもくろんでおり、亜左弔兵衛と桐馬の兄弟は中国へ渡りました。そして主人公の画眉丸は妻・結と再会を果たし、静かな生活を手にしています。一方仙薬は、民谷厳鉄斎が持ち帰ったとして無罪放免を許されることとなりました。
地獄楽の原作漫画の続編はある?
漫画版はすでに終了している『地獄楽』ですが、アニメ化に際し特別読み切りが発表されたものの、本格的な続編については今のところアナウンスがありません。ただ、アニメ版の評価や作者の気分次第では、続編が書かれる可能性もゼロではないでしょう。
地獄楽のアニメ2期はある?
『地獄楽』のアニメ1期は2023年7月1日に最終回を迎える予定ですが、その後のことについては現在発表されていません。ただ、巷の予想では2期の制作は確実と言われており、早ければ2024年4月から放送されるのでは、という予想もあります。
【地獄楽】打ち切りの噂に対する世間での評判や人気
微妙な長さや急展開などの理由により、打ち切りの噂が一部界隈で取り沙汰された『地獄楽』ですが、読者はファンはこの騒動についてどう見ているのでしょうか。続いてはその点を見てみましょう。
こちらは『地獄楽』のアニメが打ち切りになると勘違いしてしまった方のツイートです。おそらくはGoogle検索などで「打ち切り」のワードを目にし、アニメのことと考えてしまったと思われます。間違いと知ってほっとしたことでしょうが、噂のせいで混乱が広まっている様子が見て取れます。
こちらは『地獄楽』打ち切り説の真相を調べた結果、ただの勘違いであると分かったというツイートです。口調からかなり不快に感じた様子が伝わってきます。
『地獄楽』の打ち切りイメージは意外なほど広まってしまっていて、それに引きずられる人も少なくないようです。こちらはそうした意見に対し強く否定しており、やはり憤りを感じている様子がうかがえます。
【地獄楽】打ち切りの噂があった
『地獄楽』の打ち切り説について考察してきました。『地獄楽』は独特の世界観や迫力あるアクションが魅力の人気作品であり、シリーズ累計発行部数は400万部を突破しています。ストーリー的にも最後まで完走しており、客観的に考えて打ち切りの可能性は低いと見るのが妥当でしょう。にもかかわらず打ち切り説が出たのは、終盤の駆け足感が大きく影響したと考えられます。自分の眼で事実を確かめたい方は、ぜひ原作をチェックしてみてください。
この記事のライター
だいじろう
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