【ハンターハンター】カイトは死亡後に転生した?ピトーとの戦いやその後を調査
ハンターハンターに登場するカイトは、ストーリーの序盤から登場し主人公ゴンやゴンの父ジンと深い関係があります。キメラアント編にて死亡したと思われたカイトの死亡後や能力など、ハンターハンターの始まりとも関係しているカイトについて紹介します。
目次
カイトとは
カイトとゴンの関係は、ゴンが旅に出る3年前に遡ります。くじら島の森でキツネグマの親子に襲われたゴンは、ゴンの父ジンを探していたカイトが親キツネグマを撃つことで助けられました。子キツネグマを庇うゴンを目にしてジンの息子だと気付いたカイトは、ジンの生存とジンが一流ハンターとして活動しており自身がジンの弟子であるとゴンに伝えました。ジンが死亡したと聞いていたゴンは衝撃と憧れを抱いたのでした。
ハンターハンター1巻1話のゴンの回想にて初登場したカイトですが、2011年版のアニメでは始めに登場せず、キメラアント編に入ったアニメ76話にてカイトが初登場しました。アニメでのカイトはキメラアント編でゴンと出会いジンの息子だと気付いたので、ゴンとカイトの関係の深さが分かりにくくなっています。
カイトのプロフィール
カイトの見た目は、青いハンチング帽と股下まで伸びた長い白髪が特徴的です。カイトとジンは師弟関係ですが、出会いはスラム街でジンに生きる術を教わりました。カイトの仲間のスピーナ=クロウによると、カイトは自分でも生まれた場所が分からず故郷が無いそうです。登場回数の少ないカイトの性格描写はほとんどありませんが、念能力の系統が具現化なので神経質で几帳面だと考えられています。
名前 | カイト |
---|---|
誕生日 | 不明 |
年齢 | 20代半ば |
職業 | 契約ハンター |
仕事 | 生物調査 |
念能力 | 気狂いピエロ (クレイジースロット) |
系統 | 具現化系 |
師匠 | ジン=フリークス |
CV(パイロット版) | 中原 茂 |
CV(第1作) | 岸 祐二 |
CV(第2作) | 池田 秀一/佐武 宇綺(少女時) |
カイトの念能力は気狂いピエロ(クレイジースロット)といい、現れたピエロが口にあるスロットを回して1から9のどれかで止まります。出た数字によって具現化される武器が異なり、きちんと武器を使用しないと次のスロットができない且つ消せないというギャンブルのような能力です。確認されている武器は2の大鎌、3の長いロッド、4のライフル銃の3つです。カイト曰く2番はハズレとの事ですが、“死神の円舞曲(サイレントワルツ)”という技を使用しています。
カイトの名前には由来があり、ジンとカイトのペアとなっておりパワーストーンのジンカイトから取られています。ジンもカイトもゴンに深く関係しており、作者の奥さんが鉱物マニアということも関係しています。ジンカイトは透明や半透明なオレンジか赤色をしており、石言葉には復活、情熱、想い、活力、創造性と5つあります。どれもカイトやジン、ゴンに関係する言葉が並んでいます。
ハンターハンターの概要
HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)は冨樫義博さんによって描かれるダークファンタジー漫画です。週刊少年ジャンプにて1998年から連載スタートし、休載を挟みながら今も続いている作品です。海外人気も高まるハンターハンターの単行本は、2022年5月現在で36巻まで発行されています。また、冨樫さんがSNSで進捗報告をしている事でも話題になっています。
ハンターハンターのあらすじ
ハンターを目指すゴンは、ハンターの資格を得るためにハンター試験に挑みます。そこで出会ったキルア、レオリオ、クラピカと共に奮闘し、ゴンは見事合格します。事情を抱えたキルアを救い出し、キルアと共に修行と小遣い稼ぎを兼ねて天空闘技場に挑みゴンは念を獲得しました。その後ジンの手がかりであるゲームのグリードアイランドの情報を得た2人はヨークシンを訪れますが、幻影旅団の目論見に巻き込まれ手がかりは入手できませんでした。
よってゲーム攻略に目的を変えたゴンとキルアは見事クリアし、賞品でジンの元に行こうとしますがジンの策によってキメラアント調査をしていたカイトの元へ飛ばされました。再開を果たしたゴンはカイトに協力することを決め、キメラアントの爆発的な繁殖が起こっている閉鎖国家ネオグリーンライフ自治国(NGL)にカイト、ゴン、キルアの3人は向かいました。
カイトは死亡後に転生した?死亡説の真相
ゴンとキルアと共にNGLに潜入したカイトでしたが、キメラアントの王であるメルエムの直属護衛の1人ネフェルピトーに見つかります。ネフェルピトーのオーラに気付いたカイトが2人に逃げろと声を掛け右腕を失いました。ネフェルピトーがカイトに狙いを定めた隙にキルアとゴンは逃げ出しカイトは念能力を使い戦いますが、ネフェルピトーには勝てず死亡しました。
カイトはピトーに首を斬られた?
キルアとゴンの2人と別れた後に始まった、カイトとネフェルピトーの戦闘はハンターハンター作中で詳しく描かれていません。カイトがその後登場したのは、あぐらをかいて座っているネフェルピトーの手の上で頭だけの状態でした。カイトの死亡した理由は不明ですが、ネフェルピトーに首を切られて死亡したとファンの間では言われています。
カイトはピトーの能力で操り人形にされる
カイトとの戦闘が気に入ったネフェルピトーは、“壊れた”カイトを“修理”しようと思い付きます。ゴンの元にカイトを保護した連絡が入り再会しますが、カイトの姿は傷だらけの操り人形になっていました。ネフェルピトーの念能力“玩具修理屋(ドクターブライス)”によって、首だけになったカイトは身体を継ぎ接ぎに修復されていたのでした。
ピトーの念能力でカイトが生き返る?
操られたカイトの状態を見たゴンは、カイトを救う方法があると信じ修行を経てネフェルピトーと再会します。しかし、ネフェルピトーの“玩具修理屋(ドクターブライス)”は改造や修復のみで蘇生させることはできません。なので、死亡したカイトは治らないとゴンに伝えるネフェルピトーでしたが、強い衝撃と怒りでいっぱいになったゴンによってネフェルピトーは死亡しました。
カイトは植物状態になる
ネフェルピトーの能力は肉体の改造や修復が可能で、切り離した肉体を縫い合わせて体が動くようにすることが可能です。しかし、死亡してしまった肉体を生き返らせることや意識を戻すことができず、操られて動くだけの人形となってしまいます。カイトは首を切られて死亡しているので蘇生は不可能で、植物状態と似た姿になってしまいました。
カイトの死の真実を知りゴンがマジギレ
兄のように慕っていたカイトが治らない(蘇生しない)と言われたゴンは放心状態となります。攻撃しようとするネフェルピトーを前に放心状態から憤怒し始めたゴンは、カイトの仇を取るべくオーラを練りました。2度と念能力が使えなくなっても良いという誓約をしたゴンの肉体は強化され、筋肉隆々な姿へと変化しました。ゴンはネフェルピトーの頭部を破壊しますが、死後強まる念で動いたネフェルピトーの体に攻撃され右腕を失います。しかし、カイトとお揃いになったと喜びながらネフェルピトーにとどめを刺しました。
カイトのその後や転生
ネフェルピトーと戦い死亡したカイトですが、ハンターハンターのキメラアント編終了後に明かされたカイトのその後にファンは驚きました。キメラアント化した人々のその後は、ハンターハンター30巻とアニメ136話で確認できます。
カイトのその後
キメラアント編で死亡したカイトでしたが、キメラアント化した人々のその後が描かれている場面で、キメラアント師団長コルトと話しながら刀を素振りするネズミの尻尾のある赤毛の少女が登場しました。赤毛の少女はコルトに“レイナ”と呼ばれていましたが、自分は“カイト”であると主張していました。この場面により、死亡したカイトは赤毛の少女として生まれ変わり転生していたと判明しました。
赤毛の少女に転生したカイトですが、ナニカによって復活したゴンと再会する場面がハンターハンター32巻アニメ147話でも確認できます。カイトと再会したゴンはとても驚きましたが、すぐに嬉しくなりカイトと話をしました。カイトの様子は赤毛の少女として初登場した時よりも成長し、話し方も落ち着きが表れカイトらしさがはっきりとしてきました。この場面からもカイトとゴンの絆の強い兄弟のような関係が分かります。
カイトの転生・念能力
死亡したカイトがどうして女の子に転生後もカイトの意識を保っているのか、ハンターハンターで詳細は明かされていませんがファンによる考察が2つあります。1つ目はキメラアントの女王による摂食交配の影響です。摂食交配によってキメラアント化した人々が多く存在しましたが、カイトも女王に喰われて女の子とネズミと合わさりカイトの意識や記憶を持ったまま生まれた可能性があります。ゴンと転生したカイトが会う前に登場していたコアラも、似たような転生の仕方をしていました。
2つ目は、死亡前のカイトによる念能力が関係していると考えられています。ジンの発言から、カイトには“絶対死なない”と本気で思った時のみ出るスロットの数字があると判明しています。詳細は描かれていませんが、ネフェルピトーと戦う際に気狂いピエロが“3”の数字を出していました。また、ジンはカイトが生きていたらこの技が発動されたということだと証言しています。なのでカイトの念能力による転生説は信憑性の高い考察と言えます。
妹のレイナ
赤毛の女の子に転生したカイトを“レイナ”と呼び見守っていたキメラアント師団長コルトは、蟻に食べられた初めての人間の犠牲者でした。当時9歳だったコルトは“クルト”という名の男の子で、4歳年下の妹レイナと一緒でした。蟻となりコルトとなったクルトは人間時の記憶を保持し成長が早く心身共に大人になりますが、守れなかった妹をいつも気にかけていました。後に女王の中で生き残った卵から生まれた女の子を取り上げたコルトは妹だと思い込み、今度こそ守ると決意し育てましたが成長した女の子はカイトだと名乗りました。因みにレイナは昆虫人間の姿で転生しており、無事母親と再会を果たしています。
転生した女の子の正体とは
蟻になってから忠誠心の強かったコルトが妹と勘違いした、後にカイトと判明する女の子はキメラアントの王メルエムが女王のお腹を食い破って産まれた際に唯一無事だった卵から誕生しました。この事実から女の子の正体はメルエムの双子、所謂王の妹ではないかと噂されました。更には、女の子こそが本当の王だったのではないかと様々な憶測が飛び交っています。女の子にはカイトが転生していますので、今後の展開で明らかにされるのではと期待されています。
カイトの名言やゴンとの関係
死亡前のカイトは、ゴンにとってハンターの基礎を教えてくれた人物です。そんなカイトは様々な印象深い名言を残していました。特にファンに印象強く残っている名言3つと、カイトとゴンはどのような関係性なのか紹介していきます。
名言①「殺る時は、できるだけ素早く・・・」
殺る時は できるだけ素早く静かにな
力を手にしても決して他者を思いやる心を忘れなかった、カイトでなければ言えない名言です。殺すしか手立ての無い者への最大の配慮を示しています。向上心があり良きハンターになる見込みのあるゴンと子供ながらに頭の回転が早く落ち着きを見せるキルアに、思いやる気持ちを履き違えないようにという意味を込めていました。敵でさえ思いやるカイトのこの言葉は、ゴンとキルアだけでなくファンの心にも深く刺さる名言となりました。
名言②「大丈夫か?こんな修羅場がずっと続くんだ・・・」
大丈夫か?こんな修羅場がずっと続くんだ。敵のことを考え出したら精神的に乗り切れんぞ
ハンターという職業は、時に相手の命を奪わなければいけません。キメラアントによる手酷い惨状を目の当たりにして動揺を隠せないゴンとキルアに対して、カイトが活を入れるために発した名言です。ハンターを務めるのに生半可な覚悟では先に自身の精神が死んでしまうという意味ですが、まだ子供のゴンとキルアには厳しくも期待を込めて指導したカイトの名言となります。
名言③「いいハンターってのは・・・」
いいハンターってやつは、動物に好かれちまう そして良い仲間にも恵まれる
くじら島でキツネグマの親はカイトに撃たれましたが、子供のキツネグマはゴンに懐きます。キツネグマの子を受け入れたゴンに、ハンターの素質を感じたカイトがジンの生存と共に発言したのがこの名言です。結果ゴンは動物にも仲間にも好かれるようになり、ゴンの可能性を見抜いたカイトの名言としてファンに強い印象を与えました。
ゴンとの関係
一人っ子かつ父親であるジンと過ごしていなかったゴンにとって、カイトは生きる道のヒントをくれる人物です。関係性としてはカイトがジンと師弟関係であったように、カイトもゴンと師弟関係にあると言えます。カイトがゴンを兄弟のような関係として見ている可能性は低そうですが、転生した時に少し関係性は変わりました。ゴンとしては初めから兄のように慕っていますが、ゴンに守ると言われたカイトはようやくゴンと兄弟のような関係になりました。
ゴンとは
名前 | ゴン=フリークス |
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誕生日 | 5月5日 |
年齢 | 12歳 |
身長 | 154cm |
体重 | 49kg |
血液型 | B型 |
系統 | 強化系 |
CV(パイロット版) | 松本 梨香 |
CV(第1作) | 竹内 順子 |
CV(第2作) | 潘 めぐみ |
ツンツンした髪型の黒髪の少年がゴンです。緑の学ランのようなデザインの服を着て、初登場時は釣りをしていました。好奇心が旺盛で単純な性格をしているゴンですが、柔軟な思考力やあまり善悪の区別をつけない一面もあります。島での生活で動物と心を通わすことが可能で身体能力がとても高いです。親の従兄弟であるミトに育てられ、8歳でカイトと出会い11歳でくじら島を旅立ちました。
カイトの死亡に対する世間での評判や人気
アニメではキメラアント編で突如登場したクールなカイトは人気が高まり、死亡が確定すると悲しむ声が多く上がりました。アニメの話の切り方でカイトは死亡フラグを立てているとも話題になり、多くのファンをハラハラさせていました。
ネフェルピトーの狂人性も相まって、カイト好きのファンにとっては辛い場面となりました。リアルタイムで読んでいたファンは、ネフェルピトーの能力が間違って書かれていたことにより、カイトが生きていると勘違いしてしまった出来事もありました。
ハンターハンターの主人公であるゴンと深い関わりのあるカイトなので、死亡したことによりゴンにどのような影響をもたらすのかファンに期待されていました。カイトはカイトのファン以外には、ゴンが強くなるきっかけとして注目されていました。転生したカイトにも期待の目が注がれています。
カイトがもしも〇〇だったら
誰に対しても思いやりを忘れずゴンの先導者であったカイトですが、ハンターをしていなかったらと考えたファンも多くいます。そこで、もしカイトが近しい人間だったらどんな印象を受けるか想像しまとめてみました。
カイト「彼氏」篇
カイトが彼氏だったら、冷たい印象を受ける可能性があります。的確なことを言うカイトなので思いやっての言葉でも、あまり感情の起伏が見えないので厳しい言い方に聞こえそうです。また、念能力がスロットというギャンブル性のある能力なので、ギャンブルが好きな一面が出て来るかもしれません。一見クールな大人に見えますが、彼氏になると裏目に出てしまいそうです。
カイト「会社の上司」篇
会社の上司としてのカイトはとても優秀だと思われます。ゴンに対しハンターの先輩としてアドバイスする姿は、良き上司の姿にも見えます。もし後輩がミスをしても的確な指摘のみで、厳しい内容を伝えはしますが必要以上に責めることはしないと考えられます。更には、自身も向上心があるので共に成長していける上司と後輩の関係になりそうです。
カイト「担任の先生」篇
上司の場合と似ていますが、カイトが先生の場合も教えたり導くことには長けていると考えられます。しかし、精神が鍛えられすぎて生徒にどこまで寄り添えるのか怪しいところです。大学や専門学校のような先生でしたら問題なさそうですが、中学や小学校だと生徒から好き嫌いの分かれる先生になると思われます。カイトが担任となったら、受験など先導が必要な場面のみ活躍する先生と考えられます。
カイトは素晴らしい実力の持ち主だが最後は首を斬られて死亡した
キメラアント編で活躍したカイトは、実力のあるハンターでクールな姿に魅了されたファンが多くいました。そんなカイトはネフェルピトーによって死亡し、赤毛の少女として転生し成長した姿でゴンと会話しました。その後のカイトは未だ描かれていませんが、今後のハンターハンターでカイトがどのような活躍を見せてくれるのか、多くのハンターハンターのファンに期待されています。
この記事のライター
m0naka
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