【ハンターハンター】ヒソカ対クロロは原作の何巻で見れる?名バトルを徹底解説
緻密な設定とダークな物語で絶大な人気を誇るハンターハンター。熱く感動的なストーリーの数々で織りなされた本作ですが、その中でもヒソカ対クロロの戦いはファンの間でも屈指の名シーンと高い評価を受けています。本記事ではヒソカ対クロロのバトルの内容を解説していきます。
目次
ヒソカとクロロとは
ヒソカ対クロロのバトルの全容を解説していくに先立って、まずはハンターハンターに出てくるヒソカとクロロ、それぞれの概要をプロフィールから確認していきます。また、ハンターハンターという作品の概要やあらすじについても併せておさらいしていきます。
ヒソカのプロフィール
本名ヒソカ=モロウは素性が謎に包まれた奇術師です。190cmを越える長身と飄々とした立ち振る舞いが特徴で嘘が好きだったりと実にサイコパスを思わせる性格をしています。戦闘能力においては作中でも頭一つ抜けているキャラとして描かれておりとっさの分析力は誰よりも突出していて、ヒソカの持ち味として際立っています。
クロロのプロフィール
本名クロロ=ルシルフルは盗賊集団の幻影旅団の団長です。額に十字の刺青を入れ黒い髪とコートを身に着けているのが特徴的で、団長としてのリーダーシップがあったり時と場合によっては自らの命すら惜しまないような選択をする冷徹さを持っています。それでも、仲間である団員が死んでしまった時には涙を見せる時もありました。
ヒソカ対クロロは原作の何巻で見れる?
ヒソカ対クロロの戦いが見られるのは原作単行本の34巻です。ハンターハンター作中でも1、2を争うほどの強者である2人の戦いには、天空闘技場という舞台も相まってかなり期待が寄せられていました。ちなみに決着は357話についており結末が描かれています。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターは富樫義博によって週刊少年ジャンプに掲載されている漫画作品です。1998年14号から初掲載を果たして以来、緻密な設定と魅力的なキャラクター、そしてリアルダークに彩られた世界観が注目を浴び現在では世界中にファンがいるほどの大作となっています。
ハンターハンターのあらすじ
くじら島に住む少年ゴン=フリークスはある日、キツネグマに襲われたところをカイトに助けられます。そのカイトから色々な話を聞かされる自身の父親であるジンがどこかで生きていること、ハンターとなって有名人になっていることを知りました。それからハンターに興味を持ったゴンはその憧れに向かいハンター試験を受けることを望んで故郷を出ていくのでした。
ヒソカ対クロロの名バトルを徹底調査
ここからはヒソカ対クロロの名バトルを徹底調査していきその内容をまとめていきます。ヒソカ対クロロのバトルはお互いに思考し、人形や爆弾などを使った様々な戦術が飛び交う激しい長期戦になりました。そんな戦闘の流れを幾つかに区分化させて特徴的な内容を中心に結末まで解説していきます。
バトル開始時にクロロの能力を解説するシーン
バトルが開幕するとまずはクロロが自身の能力について説明するシーンから始まりました。クロロの持つ能力は本と栞を所持しているかどうかで一度に使える個数が決まり、その中で発動できる能力が5つあることがそこで明かされました。
クロロはコピー人形で攻撃
説明後はいよいよ本格的なバトルに発展します。序盤でクロロが取った行動はコピー人形を量産することで、ブラックボイスによって特定のコピー人形を操ってヒソカを攻撃しました。その物量にクロロが優勢かと思われましたが、ヒソカは人形の頭部を『伸縮自在の愛』で振り回し人形たちの攻撃を耐えしのぐのでした。
偽クロロとヒソカの交戦
人形が通用しないと分かったクロロは今度は偽物の自分を作りそれをブラックボイスで操り始めます。その時に取った行動はヒソカと正面から戦うのではなく彼から逃げること。しばらく偽クロロとヒソカの逃走劇が続くと最終的にはヒソカが偽クロロを倒し、そこでやっとヒソカも追っていたのが偽の人形だったと気づきました。
クロロが爆弾人形を生成し攻撃する
偽クロロが時間を稼いでいる間にクロロは能力を使って爆弾人形を生み出していました。この爆弾人形はヒソカがその人形の頭を取った瞬間に爆弾が起爆するよう設計されており、これを再び大量に差し向けることでクロロはヒソカをまた追い詰めていきました。
ヒソカ対クロロの結末は?
爆弾人形込みの大群がヒソカに押し寄せていくと、ヒソカはまた肉弾戦で応戦することに。しかし、クロロがブラックボイスで爆弾人形に直接指示すると遠隔操作でタイミングを見計らい、ここぞの瞬間で自爆するよう命令したのです。そのタイミングは完璧でヒソカはそこで初めて重症を負います。そうして形勢が一気に傾くと勢いそのままにクロロは爆弾人形を突撃させ、とうとうヒソカの目の前で爆発を食らわせクロロの勝利という結末を迎えました。
ヒソカ対クロロの戦いで見せたクロロの念能力
ここからはヒソカ対クロロの戦いで見せたクロロの念能力についてまとめていきます。ヒソカ対クロロのバトルの大きな魅力はクロロの念能力だと断言しても過言ではないほどで、クロロの念能力がそこで初お披露目となると奇抜で非人道的な内容に多くのファンが興奮を隠せませんでした。
能力①「盗賊の極意」
盗賊の極意(スキルハンター)は本の中に他人の能力を封じ込め、好きな時に自分のものとして利用することができる能力です。他人の力を盗んで逆利用するという非常に盗賊らしく厄介な効果をしていますが、発動するには相手の念能力を目で見ておくことや、能力に関してその人に直接質問しなければならないなど困難な条件を達成する必要があります。
能力②「栞のテーマ」
栞のテーマ(ダブルフェイズ)は盗賊の極意と併用して使う能力であり、他人の能力を封じ込めた本に栞を挟んでおくことで本を閉じていてもその効果を使うことができるようになります。栞を挟んでおくことで両手が使えるようになり、その状態を利用してクロロは2つの能力を同時に使用することを可能にしていました。
能力③「携帯する他人の運命」
携帯する他人の運命(ブラックボイス)は人間にアンテナを刺し、その人の動きを意のままに操ることができるようになる能力です。ヒソカ戦ではこのアンテナを人形の1体に刺しておき、大群の中から適格に動ける爆弾人形を差し向けてヒソカに爆発を食らわせることに成功しています。
能力④「神の左手悪魔の右手」
紙の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)は人間のコピー人形を生み出すことができる能力です。発動するためには本に栞を挟んで両手が使える状態にしておく必要があります。コピーする数に限りはないようで、クロロは無制限にコピー人形を生み出していました。
能力⑤「番いの破壊者」
番いの破壊者(サンアンドムーン)は太陽と月の刻印を合わせて爆弾を生み出す能力です。能力を発動しようとすると自身の左手に太陽、右手に月の刻印が浮かび上がります。一度でも刻印を押せれば、それ以降本を閉じたり栞を外したりしても爆発するまで消えることはありません。
能力⑥「人間の証明」
人間の証明(オーダースタンプ)は人形を操ることができる能力です。一見するとブラックボイスと似たような効果をしていますが、アンテナを必要としない分生きている生物にはこの能力を使うことはできません。ヒソカ戦では生み出した人形を大量に操ってみせました。
能力⑦「転校生」
転校生(コンバートハンズ)は自分の姿を相手の姿に一瞬で変えることができる能力です。左手で触ると自分が相手の姿になり、右手で触ると相手が自分の姿になります。さらに、両手で触ることで自分と相手の位置を入れ替えることも可能で、ヒソカ戦では主に右手を使用していました。
ヒソカとクロロに対する世間での評判や人気
これまでヒソカ対クロロのバトルの内容や結末、能力の概要についてまとめてきました。結末が読めないような頭脳戦でとても人気があるようですが、その戦いを繰り広げた2人に対してファンの印象はどうなっているのでしょうか?ここではヒソカとクロロに対する世間での評判や人気をまとめていきます。
ヒソカ対クロロのバトルに対する感想として最も多く寄せられていたのが内容が難しい、というものでした。難しい要因としてはクロロが初めて見せる能力を数種類使っていたことが一番強く影響していそうで、その部分を整理することができれば読みやすくなると思います。
ヒソカ対クロロは難しいと言われつつも面白いと感じる人が多かったですが、その中で熾烈な戦いだった割には結末があっさりしていたと感じる人も一定数いたようです。ハンターハンターは主要人物でも瀕死に追いやられる場面が多く描かれているため、度々読者の想像がつかない展開になっていくのが魅力の1つと言えるでしょう。
ヒソカ対クロロを経て今後の展開が描かれるのが待ち遠しいと感じる人もかなりいました。ハンターハンターは休載を始めてからかなりの期間が経っています。いつか連載が再会される日が来るのを多くのファンが待ちわびていることでしょう。
ヒソカとクロロがもしも〇〇だったら
ここからは情報まとめから趣向を変えてヒソカとクロロがもしも○○だったらについてまとめていきます。2人はハンターハンターでは戦う運命にあったわけですが、もしもそこに別の設定が加わっていたらどうなっていたのでしょう。実際にヒソカとクロロが『兄弟』『従兄弟』『会社の同期』の3つに定義して考察していきます。
ヒソカとクロロ「兄弟」篇
もしもヒソカとクロロが1つの家庭の中にいる兄弟だとしたら、2人の対照的な性格が際立つのではないかと思います。ヒソカは非常に好戦的で戦闘狂とも言い換えられるほどの性格をしているのに対し、クロロは勝てる試合だけするような冷静さを持っています。家にいたら何かと戦いたがるヒソカがクロロのことを追いかけ続けているかもしれません。
ヒソカとクロロ「従兄弟」篇
ヒソカとクロロが従兄弟だった場合も上述した兄弟と似たような光景になっているのでないかと予想します。冷酷無比で知られているクロロですが、団員の死を看取った時には涙を流すくらいの情は持っていたので、ヒソカと家族関係にあると割と優しく接する部分もあるのかもしれません。
ヒソカとクロロ「会社の同期」篇
ヒソカとクロロが会社の同期だった場合、お互い高い能力を持っていることから同じプロジェクトを進行する時は割とテキパキ物事をこなしていける関係になっている可能性があると思います。2人のサイコパスさがにじみ出た性格に周りからは距離を置かれているでしょうし、そもそも2人が協力するのかどうかも疑問点ではあります。
ヒソカ対クロロは強者同士の頭脳戦だった
ヒソカ対クロロのバトルはクロロの能力がフルに発揮され、それに対しヒソカもお得意の分析力を見せつけた名勝負でした。最後まで結末が読めない2人の戦いはハンターハンターの中でもこれほどまでの頭脳戦はないと大好評でした。いずれヒソカ対クロロに匹敵するほどの戦いが描かれることを多くのファンが期待していることでしょう。
この記事のライター
zeile
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