【ハンターハンター】ビゼフの性格は女好き？長官としての能力は？声優も調査

まずはハンターハンターに登場するビゼフというキャラクターについて概要をまとめていきます。ビゼフはハンターハンター作中にてどういった立ち位置の人物だったのかを解説していく他、ハンターハンターという作品についてもおさらいをしていきます。

ビゼフは東ゴルトー共和国の長官であり総帥の付き人として存在していたキャラクターです。東ゴルトー共和国には総帥といういわゆる最高役職であるマサドルディーゴがいますが、彼がカリスマ性もなく怠惰であることからその側近であるビゼフが実質国の政治や経済情勢などを管理しています。国を侵略されてからはキメラアントの配下として財政管理を強いられていました。

東ゴルトー共和国はバルサ諸島の東に位置する独裁国家であり、総帥マサドルディーゴによって支配されている国です。総帥による圧政や嘘情報の流布によって国民を思うがままに支配しており、国民のほとんどが貧相な生活を強いられています。

ハンターハンターは冨樫義博によって連載されている漫画作品です。掲載誌は週刊少年ジャンプであり1998年の初掲載から現在に至るまで、緻密な設定に複雑なキャラクター関係によって洗練された物語、そして少年漫画とは思えない過激な描写が人気を集めていき2021年11月時点で累計発行部数が7900万部を突破しています。

くじら島に住んでいた少年ゴン＝フリークスが、死んでいたと思われていた父親ジンと出会うために故郷を旅立つところから物語が始まります。しかし、ハンターの生活は命の危険と隣り合わせな日々でした。ゴンはハンター試験などで出会った仲間と共に成長しながら立ちはだかる難敵たちに果敢に挑んでいきます。

ここからはビゼフの性格や能力についてまとめていきます。国の官僚という立場にいるビゼフですが、その内面には以外な好色家であることが見え隠れしています。ここではビゼフの素性や地味ながら発揮されいた能力に関して紹介していきます。

ビゼフは女好きであることが知られており、それも人一倍強いものであることが判明しています。キメラアント編では捕まってしまったにも関わらず人間の女性をなんとか集めようと画策し、隔離されたエリアでハーレムを築いてみせました。

ビゼフ長官は総帥の代わりにほぼすべての国の仕事を担っていたのは上述しましたが、その内容はかなり有能であることが伺えられます。具体的にビゼフが行ってきたことですが、ここでは3つの観点に分けて解説していきます。

東ゴルトー共和国を治めているのはマサドルディーゴ総帥ですが、それはあくまで名目上のことであり実質的に国を動かしていたのはビゼフでした。ビゼフには豊富に蓄えられた知識量と慎重に立ち回れる会話術を駆使した有能な外交能力があり、他国との外交を意のままに操っていました。

ビゼフは総帥から資産管理全般を任されていましたが、それは国の予算を自由に動かすことができることに繋がり実質国を自由に動かす権利を握っていると言い換えることができます。財政管理を自身の手腕で行うことで国の形を保っていたビゼフはまさしく有能と言うしかありません。

実質総帥であったビゼフでしたが、キメラアントの侵攻に襲われるとそれに抗うことは叶わず彼らに一度捕まってしまいます。しかしその時、一緒に捕まったマサドルディーゴはすぐに殺害されてしまいましたが、ビゼフには有能な能力があると判断されると彼だけは見過ごされ、キメラアントの配下に加わるよう命じられるのでした。

ここからはアニメ版ハンターハンターにてビゼフの声を担当した声優についてまとめていきます。ビゼフの声を演じた声優は他のアニメ作品でも人外形や奇抜なキャラクターを演じることが多い有名声優です。

アニメ版ハンターハンターにてビゼフを演じていた声優は後藤哲夫（ごとうてつお）さんです。1996年から声優活動を始めているベテラン声優さんでしたが、残念ながら2018年11月に亡くなっており今では過去の作品からでしか活躍を見ることができません。

1950年8月10日の岐阜県生まれ。身長は166cmで演劇集団の円企画に所属していました。元々は1975年から舞台俳優として活躍していましたが演劇集団で昇格を果たし、舞台を継続する傍らで洋画や海外ドラマの吹き替えを始め、そのままアニメ声優としても活動するようになりました。

アニメ作品では『ONEPIECE』のハンニャバルとラオG、『ゼロの使い魔』のデルフリンガーなど色物系を多く演じてしました。活躍として際立っていたのは洋画等の吹き替えであり、代表的なものとして『STARWARS』のグリーヴァス将軍、『ファイディング・ニモ』のナイジェルなどが挙げられます。

ここからはビゼフとパームやメルエムの関係についてまとめていきます。ビゼフは主演キャラではないため主人公やその周りの人物たちとはあまり密接な関わりがありません。その中で唯一深く関係性が描かれていたのがパームとメルエムでした。

パームはキメラアント討伐隊の一員として登場しており、シンカー・ベルという偽名を使って敵の王宮内へ侵入した際に捕らえられてしまい、キメラアント化を施術されてしまいました。そこで別室で捕らえられていたビゼフと遭遇するとそこから関係性が進んでいきました。

直接的な描写はありませんが、ビゼフとパームは特殊な関係に発展している可能性があります。おそらく事後と思われる様子が描かれていた場面があり、もしかしたら肉体関係を築いていたのか、まさかノブを一途に思っていたパームがビゼフを好きになったのかと、2人の関係についてはファンの間で議論が続いています。

パームはビゼフが女好きであるという性格を知るとその隔離エリアに近づくために人食家であるキメラアントの餌になって紛れ、王宮内へ潜入し任務をこなそうとしました。ビゼフはパームがキメラアントであることを知らずにいると、結果的にまんまとキメラアントを王宮内に招き入れてしまったのです。

ビゼフは東ゴルトー共和国の長官ですが、同国の総帥であるマサドルディーゴとは上司と部下の関係にあります。ただし、マサドルディーゴは国の財政をビゼフにほぼ任せっきりだったため上下関係はあくまで名目上のものであり、すべての権利を握っていたのは有能なビゼフでした。

キメラアント編にて東ゴルトー共和国はキメラアントたちに侵略されています。その時にキメラアントを従えていたのがメルエムでした。ビゼフはマサドルディーゴと共にメルエムに捕らえられると、国を動かしていたという有能さを買われ配下にいれられます。

メルエムは人間に対して興味が薄く、自分たちの餌になる程度にしか考えていませんでした。拉致られたビゼフは本来ならばその場で殺害されるはずでしたが、1つの国規模の財政を管理できる能力が評価されるとメルエムはビゼフを管理下において生かすことを選んだのです。

メルエムの管理下に置かれてからビゼフは人間を追い詰めるキメラアントたちの行動を手伝わされることになります。ハンターを始め多く人々はキメラアントに必死の抵抗を見せていた中、ビゼフは自分の保身を優先していたため、非人道的な行為だとしてもそれに罪悪感を感じずメルエムに目をつけられないよう立ち回っていました。

メルエムはハンター協会会長のネテロと戦うことになります。コムギと出会い心境に変化がありつつあったメルエムでしたが、それまでの行いから人間たちの仇をとろうとネテロは容赦なく攻め続けていき、最終的に奥の手として自爆を試みるとメルエムが死亡、ハンターの勝利となりました。その後、晴れて政治犯となったビゼフは国外へ脱出すると流星街へ向かいそこで生きるしかないと言い残していました。

ここからはビゼフのモデルについてまとめていきます。ハンターハンターを愛読しているファンの間ではそれぞれのキャラクターにモデルがいることが噂されており、その話題で盛り上がっています。ここではビゼフのモデルとして考察されている例を紹介していきます。

ビゼフは主要キャラではなかったため、モデルも単純に日本の官僚をイメージしただけなのではないかという考察があります。奇抜的な何かがあるわけではなく勤勉で有能であることが根拠として挙げられています。

中には日本ではない別の国の官僚をモデルにしているのではと考える意見もあります。そもそも東ゴルトー共和国のイメージには日本は当てはまらず、マサドルディーゴに関しては見た目が金正恩に似ているといった要素があります。

ハンターハンターのキャラ名に関しては作者が意図的にアナグラムでつけられた名前が多くあります。しかし、ビゼフの場合はあてはまるアナグラムが見つかっておらず、近しいものも恐らくないと言われているためアナグラムの線はないだろうと考えられています。

ハンターハンターの中で地味ながらも能力としてはかなり有能であったビゼフ。そんな彼に対してファンの印象は一体どのようなものになっているのでしょうか？ここではビゼフに対する世間での評判や人気について、実際にネット上に寄せられている感想、意見などからまとめていきます。

ビゼフの有能さに気づき驚くような内容の感想がとても多かったです。長官でありながらたった1人で国を動かし続け、キメラアントに捕まった後も地味ながら財政を管理していた場面が描かれておりとても1人の人間が持てるスペックの高さではないと評価されていました。

ビゼフが好きという人のほとんどが、ウェルフィンとヒナの3人セットで好きという人でした。この3人がハンターハンター作中でロードムービーをする瞬間がありますが、そこで哀愁漂う雰囲気が描かれていると独特な空気感が気に入ったという人が多いようです。

ビゼフは女好きであれど一国を管理できるほど有能な長官であることが分かりました。過激な描写が多かったキメラアント編でしたが、そこで生き残り流星街に流れて行ったビゼフは、これからのハンターハンターの進展次第では再登場する可能性も残されています。今後またハンターハンターにて活躍が描かれるのを期待しておきましょう。