【不滅のあなたへ】パクリ疑惑の真相を調査！他の作品と似ている部分を比較

『不滅のあなたへ』は2016年より連載が開始され、第1部から第3部までの3部構成の作品です。単行本は2022年2月の時点で累計発行部数が３００万部を突破するなど、漫画ファンから高い評価を受けている大ヒット作品です。

とある存在によって、地球に球体が投げられました。その球体は様々な物の形に変化することができ、ある時は石、またある時は狼と様々なものに変化しながらあてもない旅を続けていました。その旅の最中、とある少年と出会います。その少年は、夢にまで見た豊潤な大地を求め旅を続けていましたが、志し半ばで息絶える事となります。球体はその少年の姿に変化し広い世界へと旅立つ事となります。

『ファイヤパンチ』は少年ジャンプ＋にて2016年4月から2018年1月まで連載されていた、主人公であるアグニの復讐がメインのテーマであるダークファンタジー作品です。コメディなシーンと残虐性が高いシーンのバランスがよく、独特な展開が魅力の人気作品です。

『不滅のあなたへ』と『ファイアパンチ』が似ていると噂されています。この件を調査した結果、その噂の元となる箇所が判明しました。しかし、同時に明らかに相違している部分もあります。今回は、その噂の箇所と相違点についてを紹介します。

『不滅のあなたへ』が『ファイヤパンチ』のパクリだと言われている要因の一つに、どちらの作品も第1話が雪国であるという点があります。しかし、『ファイアパンチ』は貧しい雪国から物語がスタートし、『不滅のあなたへ』は長い年月の経過の末、雪の季節にストーリーが大きく進み始めるという違いがあります。

パクリと言われる要因の二つ目は、主人公が両方とも不死身という特性があるという点です。『ファイアパンチ』の主人公は、後天的に不死身という特性を獲得し、痛みを伴いながらの再生となりますが、『不滅のあなたへ』の主人公はそもそもの特性として不死身であるという違いがあります。

『鬼滅の刃』は週刊少年ジャンプにて2016年から2020年まで連載されており、単行本は全23巻で、累計発行部数は2021年時点で1億5000万部を突破しており、社会現象になった日本を代表する漫画作品の一つです。

『不滅のあなたへ』と『鬼滅の刃』が似ていると噂されている部分を調査したうえで、具体的にどういった部分がどのように似ているかを三つ解説します。

『不滅のあなたへ』が『鬼滅の刃』のパクリだと言われている要因の一つに、作品のタイトルに同じ「滅」の漢字が使用されている点があります。このことから、『鬼滅の刃』の作品タイトルを真似して、『不滅のあなたへ』というタイトルをつけたのではないかという声があるようです。

『不滅のあなたへ』が『不滅のあなたへ』のパクリだと言われている要因の二つ目は、時代設定の部分です。どちらの作品も今からおおよそ100年程前の大正時代となっており、時代設定が類似していることからパクリだと言われているようです。

『不滅のあなたへ』が『鬼滅の刃』のパクリだと言われる要因の三つ目は、現代編の有無です。両作品とも現代編が描かれており、『鬼滅の刃』では主人公らの子孫の話、『不滅のあなたへ』では、主人公自身が現代で活躍ストーリーとなっており、現代が描かれているという点で共通点があります。

これまで、『不滅のあなたへ』と『鬼滅の刃』の共通点について解説しました。この共通点から、『不滅のあなたへ』が『鬼滅の刃』のパクリだと噂されていると推測されます。しかしながら、明らかに相違している箇所も判明しましたので紹介します。

『不滅のあなたへ』と『鬼滅の刃』の違いの一つ目はイラストです。鬼との激しい死闘を繰り広げる『鬼滅の刃』は荒々しく迫力があるタッチで描かれているのに対し、『不滅のあなたへ』は人の心情が細かく伝わってくるような繊細なタッチで描かれています。

『不滅のあなたへ』と『鬼滅の刃』の違いの二つ目は、ストーリーです。『鬼滅の刃』は、家族に鬼を殺されてしまい、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹を元に戻す事と、家族の仇打ちがメインテーマの作品です。一方で『不滅のあなたへ』は元々は人間ではなかった存在の主人公が、数々の出会いを経て人間としての感情や、理性を持ち成長していく物語となっています。

『不滅のあなたへ』と『鬼滅の刃』の違いの三つ目は物語のスケール感です。『鬼滅の刃』はあくまで地球上の日本が主軸となるストーリー展開に対し、『不滅のあなたへ』の主人公は、元々地球外から放たれた球体であり、地球という枠組みよりも大きな宇宙規模のスケールとなっています。

『火の鳥』は1954年7月から1988年2月まで連載され、「漫画少年」「少女クラブ」「COM」「マンガ少年」「野生時代」など多誌に渡って長期連載されて、日本を代表する漫画作品の一つです。

『不滅のあなたへ』と『火の鳥』が似ていると噂されている部分を調査したうえで、具体的にどういった部分がどのように似ているかを六つ解説します。

『不滅のあなたへ』が『火の鳥』のパクリだと言われている要因の一つ目は、作品自体の世界観です。どちらも超自然的な森羅万象がテーマの独特な世界観となっており、その奥深さから全てを理解するのがやや難しい世界観となっています。

『不滅のあなたへ』が『火の鳥』のパクリだと言われている要因の二つ目は、両主人公が不死身という特性を備えている点です。『不滅のあなたへ』の主人公は、見た目こそ少年の姿をしておりますが、実態は宇宙より舞い降りた不死の球体です。一方で、火の鳥も不死身の鳥であることから似ている部分があると言えます。

『不滅のあなたへ』が『火の鳥』のパクリだと言われる要因の三つ目は、どちらもあらゆる姿に変化することができる点です。『不滅のあなたへ』の主人公は基本的に少年の姿をしていますが、あらゆるものを観測することにより、様々なものに変化することができます。一方『火の鳥』に登場する主人公も、基本的には鳥の姿をしていますが、人の姿やより高次元の宇宙意識そのものに変化することができ、似ている部分と言えます。

『不滅のあなたへ』が『火の鳥』のパクリだと言われる要因の四つ目は、観察者の視点があることです。『不滅のあなたへ』では、黒いローブを身に纏った観察者なる存在が、主人公を通して世界を観測しています。『火の鳥』では、複数にわかれている章を通して、観測を行っている火の鳥がいることから、二つの作品の似ている部分と言えます。

『不滅のあなたへ』が『火の鳥』のパクリだと言われいる要因の五つ目は、様々な所に住むキャラクターが存在する点です。どちらの作品も様々な土地に住まう人たちが、主人公と関わっていきストーリーが進行するという点が、両作品の似ている部分と言えます。

『不滅のあなたへ』が『火の鳥』のパクリだと言われる要因の六つ目は、各章で時間軸が変わっているという点です。『不滅のあなたへ』は、第1部の「前世編」、第2部の「現世編」そして第3部の「来世編」と過去現在未来の様々な時間軸で物語が進んでおり、『火の鳥』では過去と未来で各章に分かれて物語が進行することから、似ている点と言えます。

『不滅のあなたへ』と『火の鳥』の共通点について解説しました。以下では相違点について、どこがどのように違うか具体例を踏まえて四つ紹介します。

両作品の大きな違いの一つ目は、人とのつながりを重視したストーリー展開かどうかです。『火の鳥』では、飲めば不死となる火の鳥の血を巡った争いが繰り広げられていますが、『不滅のあなたへ』では、主人公の人との出会いが大きなテーマとなっており、大きく相違する点の一つと言えます。

大きな違いの二つ目は、主人公の成長についてです。『火の鳥』は主人公自体が完成された存在である為、外見的にも内面的にも成長することはありません。一方で、『不滅のあなたへ』の主人公は、人との出会いによって、内面的に成長していきます。

大きな違いの三つ目は、観察者についてです。『不滅のあなたへ』では、主人公を通して観測を行っている観察者が存在していますが、『火の鳥』では、主人公自身が観察者であるため、第三者視点での観測は行っていません。

大きな違いの四つ目は、現在編の有無です。『不滅のあなたへ』では、第2部が「現世編」となっており物語が現代で進行していきますが、『火の鳥』では、現在を描いた章が存在しておらず、過去と未来でのみ描かれています。

『不滅のあなたへ』は、様々な作品のパクリだと噂されていましたが、累計発行部数の多さやアニメ化もされるなど、人気作品であるのは間違いないと言えます。以下では世間での評判や人気は一体どのようなものがあるのか、X（旧Twitter）でのファンの声を一部紹介していきます。

『不滅のあなたへ』と『鬼滅の刃』はまったくの別物であり、パクリ疑惑を真っ向から否定した上で、読む事を強く推奨する意見がありました。人に薦めたくなるような非常に面白い作品である証左と言えます。

『不滅のあなたへ』は令和版『火の鳥』のようだが、主人公が成長していく姿や仲間との関係が面白いという声があります。前述の通り似ている部分はあるものの、『不滅のあなたへ』では主人公が経験や人との関わりによって成長していくという明確な違いがあります。その部分に面白さを感じたファンも多いようでした。

最初は『不滅のあなたへ』が『鬼滅の刃』のパクリだと思っていたが、アニメを試聴した上で、考えが変わり原作も読んでみたくなったという声もあります。前述の通り、「滅」の漢字からイメージが先行したからか誤解していた方もいるようですが、内容を知ったことで疑惑が晴れたようです。

『不滅のあなたへ』が各作品のパクリではないかという噂について調査を行ってきました。確かに『ファイアパンチ』や『鬼滅の刃』、『火の鳥』と類似する部分はあるものの、作品の根本部分にておいては大きく異なっており、パクリ疑惑はただの噂だということがわかりました。本作品は、考えさせられるシーンも多く、若年層のみならず、大人にこそぜひ視聴するべき良作品と言えるでしょう。