【不滅のあなたへ】カハクはどのようなキャラ？気持ち悪い？死亡までの経緯も

本記事では不滅のあなたへの登場人物であるカハクがどのようなキャラなのか紹介します。カハクはフシに執着していたハヤセの子孫で左腕にノッカーを宿していました。フシの守護団6代目として最初は爽やかな男性として登場しますが途中から気持ち悪いキャラへと変わっていき最後は死亡することになります。どのような経緯で気持ち悪いキャラへと変貌し死亡していくのか経緯もまとめました。

不滅のあなたへの主人公である『フシ』は死亡しても復活する不老不死の存在です。そのフシに異常に執着をしていたヤノメ地域出身の『ハヤセ』という女性の子孫が『カハク』となります。フシの子供を宿したいという願望のため代々子孫の女性が守護団と名乗りフシの前に現れますが、カハクはその中の6代目で唯一男性でした。カハクの年齢などは公表はありませんが10代後半から20代前半といった爽やかな見た目の男性です。

カハクはハヤセが自らの身体に寄生させたノッカーを左腕に受け継いでいます。カハクは宿すノッカーの影響で左腕力の強さ、自在に伸縮する能力、俊敏さなどがずば抜けており上手に操ることで戦闘時に多大なる活躍をしています。ノッカーの左腕を使えば大人3人を余裕で倒せ、ノッカーを使わなくてもカハク自身が体術に長けてているため1人でもノッカーの攻撃に対応できる強さを持っています。

『不滅のあなたへ』は大今良時（おおいまよしとき）が著者の漫画です。2016年より週刊少年マガジンで第1部『前世編』、第2部『現世編』を経て現在は第3部『未来編』が連載されています。今作品は第43回講談社漫画賞少年部門受賞作品で、単行本の累計発行部数は300万部超えとなりました。2021年にNHKでテレビアニメ放送され第3シリーズ『現世編』のアニメ制作が発表されています。

謎の存在『観察者』により球が地上に投げられました。その球は不死身で姿形を覚えその物に変化でき、いつしかオオカミから少年へと姿を獲得していきます。少年は彷徨いマーチという少女と出会い『フシ』と名付けられました。フシは様々な人、動物と出会い、その痛みや死を学んでいきます。またノッカーという自分の情報を奪う怪物と戦いながら、自分の存在とは何か、生きる意味を追い求めていくことになります。

不滅のあなたへの作中で登場したカハクは、戦闘時の強さでかっこいい上に当初は爽やかな男性キャラとして人気を博していました。しかし徐々に様子が変わってきて気持ち悪いと言われるキャラへと変貌していきます。カハクがなぜ気持ち悪いと言われているのかその理由をまとめてみました。

カハクは登場時はフシにそれ程興味がありませんでした。フシは少年の姿をしており性的嗜好は女性が好みであったためです。しかしフシが女性のパロナの姿に変化した時から様子がおかしくなっていきます。カハクはパロナの容姿が非常にタイプだったようでパロナの姿のフシにベタベタと触り、距離が異常に近いなど初対面の女性にしたら嫌われるような振る舞いを見せました。その距離の詰めかたがちょっと気持ちが悪いと言われています。

カハクはパロナの姿だけでなく、フシそのものに執着を示すようになりその歪んだ愛情表現に異常性を感じるため気持ち悪いと言われるようになっています。フシが女性を好きになるかもと言えば「男を好きになってもいいと思う」と男性を好きになるよう勧めたり、人形に恋するパロナの姿のフシを「やはり女の子だ」と思い込み喜んだりしていたのです。最終的には「どんな姿でも愛せる」と言い出しフシに対する執着が異常な様子が気持ち悪さを感じさせます。

ある日カハクはパロナの姿のフシを呼び出し求婚します。恋愛の経験がなく戸惑うフシに対し自分が教えてあげるとフシを抱きしめました。しかしカハクの先祖であるハヤセに殺害されたパロナの体がカハクを受け入れられず嘔吐してしまいます。その事実やフシの拒絶を知って動揺したカハクでしたが、それでも自分はどんな形でも愛せると迫ったのです。相手の拒絶を無視した愛情の押し付けが気持ち悪いと感じさせています。

カハクの特に気持ち悪いところはサイコパスとも思えるこのシーンです。カハクは監禁されカイに監視を受けていましたが、そのカイを殺害し返り血を浴びたままフシの元へ帰ってきます。人を殺害し血まみれのまま買い物をし「食事にしましょう」と言えるカハクの異常性が、多くの方にカハク気持ち悪いと思わせてしまったようです。

不滅のあなたへに登場するカハクはフシへ異常な執着を見せる青年です。先祖代々フシを護る守護団として活躍してきた一族でカハクはその6代目でした。左腕にノッカーが寄生しており戦闘力はかなり強いカハクですが最後は死亡することになります。ここからはカハクの活躍や死亡までの経緯、復活の可能性などを考察しました。

人並外れた強さで活躍をしていたカハクがなぜ死亡するのかその経緯をまとめます。カハクはフシを護る守護団団長で人外の強さを持った青年でした。フシを反フシ派の教団から守る役目を果たしておりフシからも必要な人物として信頼も得ていました。フシにを守り活躍する反面、異常な愛情と執着を見せていたカハクがなぜ死亡したのでしょうか。

ノッカーとの戦闘中に皆と共に戦い活躍していたはずのカハクはなぜか拘束されていました。理由はカハクの左腕ノッカーの助言が敵のノッカーが有利になるもので、カハクの行動がおかしいと判断されたからです。カハクはノッカーとの戦いで消耗しているフシを苦しみから救いたいという想いが強く、その話しをしても理解の得られない見張りのカイを殺害してその場から逃亡します。

ノッカーとの戦いが持久戦となりどちらかが0になるまで戦いを続けなければならいことに漠然とした不安をフシは持ち始めていました。フシの元に戻ったカハクはフシに無理をしないでと優しく語りかけます。すると「楽になりたい」と本心を打ち明けたフシをカハクは愛しそうに包み込みました。その瞬間左腕のノッカーがフシの顔面を破壊しながらフシの器を次々に奪ってしまったのです。ノッカーはそのままカハクから離れ逃亡してしまいます。

逃亡したノッカーはエコに寄生していましたが、カハクはノッカーと交渉し自分の体を明け渡すことを条件にまた自分に寄生させます。そのままフシの元には戻らないことを宣言し守護団を解散し去ってしまいました。その後カハクは反フシ派の製鉄工場に向かい爆薬を身につけ溶鉱炉に飛び込み死亡してしまいます。「愛していますフシ」と最後の言葉を残し、奪った器をフシに返すためにノッカーを道連れに自害したのでした。

不滅のあなたへのフシは死亡した生き物を復活させることができます。カハクも死亡していますがフシの力で復活したのか調べてみると、カハクは現在まで復活していないことがわかりました。復活には魂が楽園に行かず現実に留まっていることが条件のひとつであり、カハクは死亡時にもうフシの前には現れないと宣言していたことから魂は現実に留まらず楽園に向かったと考えられます。

ここからはカハクと他のキャラクターとの関係をまとめていきます。ノッカーを利用した戦闘で多くの活躍を見せたカハクと先祖のハヤセの関係、その血筋によるフシへの執着などキャラクターをさらに深掘りしたいと思います。

カハクは当初女性のパロナの容姿に惹かれていましたが、最終的に少年の姿のフシでも愛情を持つようになっています。きっかけはパロナですがフシの不思議な魅力そのものに惹かれていったと思われます。元々女性が恋愛対象だったカハクのその感情は先祖のハヤセの感情の遺伝や、ノッカーのフシの器に対する執着による影響を受けている可能性も否定出来ないでしょう。

不滅のあなたへの作中で一番最初にフシに執着を見せたのはカハクの先祖である『ハヤセ』でした。カハクは6代目となるためハヤセとはかなり年月が離れた子孫となりますが、フシへの異常な執着と愛情の歪み方は一番ハヤセに似ています。男性であるなど根本から大きな違いがあるにも関わらずフシへ愛情や執着を強めたのは、フシがカハクに自分の側にいることを認めたことで長時間接触していたことも関係したのではないでしょうか。

不滅のあなたへ『現代編』ではカハクによく似た少女の『ミズハ』が登場します。ミズハの正体はハヤセの子孫で18代目継承者に当たる人物です。カハクに子孫がいたのかは不明であるためカハクとミズハは同じ血筋の関係ということになります。このミズハにもハヤセやカハクに寄生していたノッカーが体内に寄生し精神も乗っ取られかけている状態になっています。このノッカーはカハクと共に死亡し楽園に行ったはずでしたが、ミズハの自殺願望に引き寄せられ現世に復活してしまったようです。

不滅のあなたへの登場人物であるカハクはフシに異常な愛情と執着を持っているキャラクターであることがわかりました。この異常な執着に対し気持ち悪いという声が多く聞かれていますが、世間での評判は実際どうなのかまとめてみました。

不滅のあなたへのカハクに対して気持ち悪いという表現がたくさん見られました。しかし本当に気持ち悪いという意見より、そこが逆に良いという意見の方が圧倒的に多かったです。気持ち悪くて最高、気持ち悪くてすごい好きという意見がほとんどでたくさんの方に愛されているキャラクターと言えます。

カハクの気持ち悪さとハヤセの気持ち悪さには違いがあるという意見もありました。カハクもハヤセも同じヤンデレという種類と考えられますが、自分の物にしたい、子供が欲しいというハヤセの執着に対し、カハクの守りたい、そして自分の物にしたいという執着の仕方の違いが大きいのではないでしょうか。

本記事は不滅のあなたへの『カハク』のキャラクターについてまとめました。カハクはフシに一番最初に執着を見せたハヤセの子孫で16代目守護団団長で活躍してた男性でした。左腕に奇声させたノッカーによる戦闘能力の強さは人外を超えており半フシ派、ノッカーの襲撃からフシを守っていました。当初女性が好きと言っていたカハクはパロナの姿をきっかけにフシへの異常な愛情を示すようになり、その異様な様子から気持ち悪いと言われてしまっていました。

しかし根本には「フシを守りたい」という気持ちが強く、寄生したノッカーが奪ってしまった器をフシに戻すため自害しています。フシを想いこれ以上迷惑をかけないためにノッカーを道連れに自害し今まで復活をすることはありませんでした。不滅のあなたへのカハクはフシへの想いの強さ、究極に重い愛を最後に見せたキャラクターでもあります。