【アイシールド21】セナの恋愛は？選手時と女性相手との違いを検証！

 『アイシールド21』の主人公である、小早川瀬那ことセナの性格・プロフィールや、アメフト選手としての経歴や魅力。そして、作中に登場する2名の女性キャラクターと彼の恋愛はどうなっているのかご紹介していきます。 

 『アイシールド21』の主人公の小早川瀬那ことセナ。泥門高等学校1年生で、身長155cm・体重48kgという小柄な男主人公です。誕生日は12月21日、血液型はA型。性格は臆病でビビリで慎重ですが優しく、胸の内には正義感を秘めています。家族構成は父・母の3人家族であり、ペットに猫がいます。ちなみに、小柄であまりにも貧弱な為、飼い猫にすら負けた設定もあります。 

 『アイシールド21』の主人公のセナは、私立泥門高等学校に通うごく普通の男子高校生です。幼少期から同年代の少年達からパシリをさせられ、時々幼馴染の女性である姉崎まもりから守られるという、惨めな人生を送っていました。しかし、そのパシリで培った経験により、人ごみの隙間を瞬時に判断し俊敏に走り抜けるという常人離れした芸当や、40ヤードを4秒5で走ることが出来るという脅威の俊足を持っていました。 

 漫画『アイシールド21』とは、2002年から2009年まで週間少年ジャンプに掲載されていた、原作者が稲垣理一郎先生・作画が村田雄介先生によるアメリカンフットボール漫画です。ビビリでパシリといういかにも貧弱そうな男子高校生の主人公セナが、アメフト部に主務として入部した筈が、蛭魔によって無理矢理「アイシールド21」という名前の選手として試合に出場させられたものの、それがきっかけでアメフトの楽しさを知り成長していくストーリーです。 

 アニメ『アイシールド21』は漫画の27巻まで放送されました。アニメは全145話です。アニメでは、原作の関東退会準決勝である王城ホワイトナイツ戦までが放送されました。また、OVAもあり声優陣もアニメとは一新されています。『アイシールド21』のゲームについては家庭用ゲームだけではなく、トレーディングカードゲームやメダルゲームも発売されています。 

 『アイシールド21』のセナのアメフト暦や泥門デビルバッツでの活躍について解説します。 

 セナのアメフト暦についてですが、泥門デビルバッツに入部する前の彼は、足が速いという点以外は基本的にステータスが低く運動音痴であり、それまで体育会系の部活には無縁の生活を送っていました。そんな彼が高校1年生時に泥門デビルバッツに入部し「アイシールド21」という選手して活躍し、アメフトの楽しさを知ってからは高校卒業して大学生になった今でも、彼はアメフトを続けています。 

 セナは泥門デビルバッツという、私立泥門高等学校にあるアメリカンフットボール部に所属しました。入部当初では、その類稀な脚力を他運動部から目を付けられないように、蛭魔によりアイシールド付きのヘルメットで素顔を隠した状態で試合に出場させられます。また、その際に「アイシールド21」として名乗ることになりました。そして蛭魔達が部活から抜ける時に、蛭魔から次期泥門デビルバッツのキャプテンとして任命されました。 

 泥門デビルバッツは、『アイシールド21』の主人公セナが所属している創部2年目のアメフトチームです。彼が入部する前の部員は蛭魔妖一と栗田良寛の2名しかおらず、蛭魔は恐喝等の強引な手法で新入生や他の部活にいる学生を無理矢理入部させていました。また創設時は3名でしたが、とある事情により1名が退部せざるを得ない状況になり、結果的に2名に減りました。現在ではその1名も部活に復帰し、各ポジションでの強みを活かせるメンバーも揃ったことでより強力なチームになりました。 

 当初セナは泥門デビルバッツに所属している蛭魔により、無理矢理選手として試合に出場させられましたが、数々の試合を経てアメフトの面白さ・楽しさを知り、彼はその隠れた才能を徐々に開花させることになります。また、彼は試合時に「アイシールド21」と名乗り、「光速のラインバッカー」という通り名とその活躍により、アメフト弱小高校だった泥門デビルバッツを一躍有名にしました。 

 太陽スフィンクス高校での「デビルバットダイブ」、網乃サイボーグス戦での「デビルバットゴースト」、巨深戦高校での「デビルバットハリケーン」等、セナが試合中に使用した必殺技です。但し、試合中に必殺技を披露するとライバル校の選手達もその技に対して対策を考え、その必殺技を必ず潰してきます。なので、セナは自分自身で考えたその必殺技から派生技を考え、実際にその新必殺技を相手にぶつけることによって絶体絶命の窮地を脱し勝利を掴んできました。 

 セナはプロフィールの欄で記載した身長155cm・体重48kgという、男子高校生の標準身長と比べると明らかに小柄です。パワーはセンターラインの栗田は勿論のこと、セナよりも身長の低い小結大吉よりもパワー負けしています。当初ベンチプレスは10kgしか持ち上げられませんでしたが、最終的に45kgを持ち上げられるほど成長しました。そして、彼の持ち味であるその俊足を活かし、パワーを上乗せさせるなど、何度も泥門デビルバッツの試合での窮地を救ってきました。 

 セナの強さはなんといっても、ここぞという大勝負に強いことです。作中では強すぎて到底太刀打ち出来そうに無いような相手が何度も立ち塞がります。そして、苦労して打ち負かした強敵が次の強敵に赤子の手を捻るように潰される描写は、もはや絶望といっても過言ではありません。しかし、セナは猛特訓に耐え、自分のポジションとしての使命を全うする他、仲間と連携して点数を稼ぎ見事勝利に導いています。 

 セナはライバル校との試合中に成長しており、ライバル達もそれを評価しています。また、それはセナだけに限らず、泥門デビルバッツのチームメンバー全員にも言えます。時に、過去に戦ったライバル校の選手達の必殺技を即興で使い、辛い試合状況を打破するという大胆さも兼ね備えています。 

 セナはアメリカ代表選手の1人であるクリフォードからの誘いによって、高校3年生時に半年間アメリカにあるアメフト強豪校である、ノートルダム大附属中学校でアメフト招待留学をしました。なので、高校卒業後にアメリカにデビューはしません。セナは仲間として一緒に戦ってきた蛭魔と今度は敵として戦ってみたいという夢があり、彼とは別の大学である炎馬大学に進学しました。その大学卒業後の希望進路は、プロのアメフト選手として活躍することです。 

 『アイシールド21』の主人公セナと、女性キャラクター2名の瀧鈴音と姉崎まもりとの恋愛について解説していきます。 

セナは恋愛感情に疎く、瀧鈴音とは恋仲だとは作中では明確には言い切っていません。しかし、作中で彼女に対しては意識しているような描写があります。また、彼女は過去に他人から好意を持って声をかけられたにも関わらず、それにまったく気が付いていなかったという設定がある為、お互い恋愛対象として惹かれているけれども無自覚という可能性があります。

 『アイシールド21』に登場する瀧鈴音は都立透糸高等学校の女学生ですが、泥門デビルバッツのチアリーダーでもあります。また、作中で中盤に泥門デビルバッツの部員として入部する瀧夏彦の妹です。性格は知り合った人間に対し、愛称を付けて呼ぶなど天真爛漫です。特に、短気で過激な性格をしている蛭魔に対しても、物怖じせず妖兄と愛称で呼びなど肝が据わっています。また、他人の恋愛話には敏感で、それを察知すると頭のアホ毛がアンテナのように反応します。 

 セナが泥門高等学校を卒業し、炎馬大学に進学した際に彼と同じ大学に進学しています。作中では付き合っていると二人は明言していませんが、お互い意識している描写があった為、同じ大学に入学したということは今後何かしら進展がある可能性は無きにしも非ずです。 

 後述するセナの幼馴染である世話焼きなまもりは、昔から虐められてきたセナを守ってきました。セナ自身も自分の人生が惨めと自覚した上で、理不尽な状況から抵抗もせず流されるままに生きてきました。ですが、アイシールド21というアメフト選手として活躍し、自分の意思を持った人間として成長したセナを見て、彼の成長を真に妨害していた原因は自分自身にあると気付き、成長したセナを見てまもりが涙するシーンは感慨深いです。

 

 『アイシールド21』に登場する姉崎まもりとは、セナの年上の幼馴染みです。彼女は幼少期から同年代の少年達からのパシリにより虐められていたセナをずっと守っていました。また、彼女は泥門高等学校の風紀委員も務めており、セナに限らず泥門デビルバッツのチームメンバー全員に対しても面倒見の良い優秀な女生徒です。 

 ちなみに得意なことは料理・手芸で、苦手なことは図工で特に美術の成績が壊滅的です。好物はシュークリームで、お気に入りのお店のシュークリームに含まれている成分を全て把握し難なく答えられるなど、シュークリームに対する並々ならぬ執念が伺えます。 

 原作の○×クイズで、セナは姉崎まもりを恋愛対象として意識しているか？という問題がありましたが、正解は×でした。つまり、セナは姉崎まもりを信頼できる女性として接してはいるものの、彼女を恋愛対象として意識している訳ではないです。また、姉崎まもりもセナに対して、自分を姉代わりとしていることを自認しています。 

 姉崎まもりはセナの事を、自分の弟のように見て接していることを前述しました。作中ではセナが成長している姿を見て、彼女が驚き涙するシーンがありましたが、それでも彼女がセナを恋愛対象として意識している描写はありません。また姉崎まもりはセナよりも、どちらかといえば蛭魔妖一とのやり取りが目立ち、当初は衝突が多かったものの最終話につれて彼を気遣う素振りも増えた為、結論としてはセナが姉崎まもりと結婚する可能性は低いです。 

以上、セナについての評判や人気について纏めました。

 『アイシールド21』 セナと鉄腕アトムとの関係ですが、漫画同士で何らかの繋がりがあるのかというと、そういう訳ではありません。但し、後述するようにセナの髪型はアトムに似ています。 

 漫画『鉄腕アトム』とは手塚治虫先生による21世紀の未来を舞台に描かれたSF漫画です。アトムは交通事故で亡くなった天馬博士の息子に似せて作られた少年型のアンドロイドです。当初は博士の息子のトビオの生まれ変わりとして生活していましたが、博士が人間のように成長しないと気付き、アトムはサーカスに売り飛ばされます。そしてサーカスでこき使われますが、ある日御茶の水博士に拾われ、学生生活を送り仲間が出来て漸く平穏な生活を得ます。 

 セナを横から見てみると、確かに髪型が鉄腕アトムに似ています。但し、作者からは髪型をアトムに似せたとは明言されていません。 

 原作のセナの髪色と、アニメ版のセナの髪色には違いがあります。原作の表紙のセナを見るとほぼ黒髪で前髪やハイライトが明るめの茶髪ですが、アニメでは完全に茶髪になっています。 

 『アイシールド21』の主人公セナは、泥門デビルバッツに入部するまで自分の性格や人生に劣等感を抱いて生きていました。しかし、嫌々ながらも泥門デビルバッツの「アイシールド21」として出場した数々の試合によりアメフトの楽しさを知り、そのきっかけから最終的に心身ともに劇的な成長を成し遂げました。その前向きさや勝利への貪欲さ・チームメイトを想う心は、まさに少年漫画の主人公の鑑です。