【ドクターストーン】七海龍水のプロフィールまとめ！かっこいい魅力や名言も

ドクターストーンでは人類が1度滅んだ後の世界で科学文明を再興させようと主人公たちが奮起する物語が描かれており、社会や経済システムを取り戻そうとするキャラクターとして七海龍水が登場し彼のかっこいい活躍に注目が集まりました。ここでは七海龍水のプロフィールをまとめ、ドクターストーンの作品概要とあらすじについてもまとめていきます。

七海龍水（ななみりゅうすい）は大型機帆船・ペルセウスの船長です。金髪と三白眼の瞳、筋骨隆々な体格などが特徴的で、世界の全てを欲しようとする欲深い男です。石化する前の世界では七海学園のオーナーを務める七海財閥の御曹司で、自我も自重もしない性格だったことから一族からは問題児扱いされていました。

ドクターストーンは稲垣理一郎原作、Boichi作画によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。石化によって1度滅んだ世界を舞台に科学文明再興を目指す物語が描かれており、サイエンスライター監修の元描かれた科学描写や世界観設定が人気を博しました。2022年6月時点で累計発行部数1400万部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも展開されています。

高校生の大木大樹は想いを寄せていた小川杠に告白しようとしますが、その瞬間地球上の全人類が石化するという怪現象が発生してしまいます。杠への想いによって長い年月耐え続けた大樹は石化から復活しますが、目の前の世界は樹木が生い茂り文明全てが風化していました。石化している間3700年が経過していることを知った大樹は、滅んでしまった科学文明を取り戻すために石化の原因を探り始めます。

ドクターストーンは文明が風化し物寂しい世界が描かれていますが、その中で七海龍水は感情豊かな人柄をしており自然を見極める能力や独自のリーダー論にはかっこいい魅力が詰まっています。ドクターストーンの登場キャラの中でも人気が高い龍水ですが、後述する魅力を知ることで人気の秘訣を理解することができるでしょう。ここではドクターストーンにおける七海龍水のかっこいい魅力についてまとめていきます。

龍水は超がつくほど強欲な性格をしています。七海財閥の息子として見られていた時も優秀な能力を持っていながらあまりに欲張りな性格が問題視されていたほどで、欲しいものは必ず手にいれることを信条としています。また、手に入れるためなら努力することを怠らない性格でもあり、実際にカセキが挫折しかけたペルセウスを無償で手伝い模型を完成させてみせました。

龍水の強欲っぷりはドクターストーン世界にて広く知れ渡っており、世間からあまりよく見られていない節があります。しかし、龍水の本性は実に心優しいもので、ペルセウスの船長として乗務員のことを第一に考えています。ペルセウスにスイカが密航しようとした時は彼の身を案じて乗船を禁じようとしており、本当は優しい人物であることが窺えます。

ペルセウスのリーダーを務めている龍水ですが、彼は七海学園を運営していた七海財閥の御曹司だったことで優れた航空術や航海術を持っています。ドクターストーン作中ではその能力を発揮して嵐が来る予兆を感じ取り、建造中のペルセウスを守ることに成功しています。また、気球や帆船を操縦する能力も持っており、知識だけでなく技術においても優秀です。

龍水は廃れてしまった経済を復活させることを目的としています。ドクターストーン作中では貨幣経済を持ちこむために、石油の採掘権を利用して貨幣を発行しすぐに100ドラゴ＝石油1mlという換算レートを生み出しました。文明が失われたドクターストーンの世界では無意味な行為と言えますが、今後世界の人口が増えていくことで貨幣経済が実用的なものに変わっていくことでしょう。

七海財閥で幼少期から『喜怒哀楽を慎め』『物事に溺れるな』というように教育されてきた龍水ですが、彼自身はその教えは理想的なリーダーではないと決めつけており、世界を楽しむ者こそが人を動かすという独自のリーダー論を唱えています。彼の帝王学は欲望を解放するざっくばらんなものですが、楽しんでいる人物にこそ他人がついてくるという考え方も正しいと言えます。

龍水は同じ船に乗っている仲間に対してとても良くしており、食糧配給や娯楽といった福利厚生が充実していると言われています。また、千空と進むべき航路を決める時には水夫への負担が桁違いと発言し到着が遅くとも労力が少ない航路を選ぼうとしていました。

龍水にはSAIと呼ばれる兄が存在しており、世界が石化する前から「一緒に〇〇やるぞ」とSAIを振り回していました。SAIは横暴な扱いをされていることで龍水のことを自分勝手な男と思っていましたが、龍水としては血の繋がった兄弟でないというしがらみを消し去りたいと思っていました。ドクターストーン作中で龍水の本心が伝わると2人は和解し行動を共にするようになります。

龍水の人気の理由は上述したかっこいい思想や活躍だけに留まらず、名言を幾つか残しているところにもあります。ドクターストーン登場キャラクターの中でも奇抜な性格をしており、いわゆる俺様系として描かれている彼のセリフに魅了されてしまう人が多くいます。ここではドクターストーンにおける七海龍水のかっこいい名言や名シーンについてまとめていきます。

千空とクロムと共に気球の旅に出た龍水は、自然を読む能力を駆使して気球の操縦を任されました。しかし、突然のバードストライクと巨大な積乱雲によってピンチに陥ってしまいます。そんな時に龍水はピンチはチャンスという思想を発言し上記の名言を語りながら積乱雲に突っ込みました。窮地に陥ったとしても諦めるどころか楽しもうとしているところが龍水らしいです。

石神村に辿り着いた龍水は魚料理ばかりのもてなしに痺れを切らして食糧を見つけることを決意します。そうしてヤギの肉を手に入れることに成功すると、村の人が涙ながらに感動したことを受けて村の人口が少ない理由が食糧問題のせいだと気付きます。その際に人口を増やすために食糧問題を解決するのか、生き物が増えるのは神の意志なのかと問われますが、その返答に龍水は上記のように言い切り神よりも自分の意志を貫きました。

いよいよ機帆船ペルセウス製造に着工した時、クラフトが重工業の時代に入ったことで強いリーダーシップが必要であることを龍水はゲンに語ります。そこで龍水は幼い頃に七海財閥で学んだ帝王学を全て否定し、自らが持つリーダー論を上記のように語りました。楽しんでいないリーダーには人がついていかないことを龍水は身をもって知っていることでしょう。

カセキは大型船の工事に苦戦したことを受けて船の規模を縮小しようと提案します。しかし、龍水はその案に乗ることができませんでした。幼い頃から欲しいものを努力と工夫で掴み取ってきた龍水は、船の規模を諦めるのではなく自ら模型を作り出して代案を見出しました。その際に飛び出た名言が上記のものです。

ドクターストーンは漫画だけでなくアニメ作品としても人気があります。アニメ版ではキャラクターの動きが映像化され、セリフが声優の演技によって感情が分かりやすくなっており作品の魅力が増しています。ここではアニメ版ドクターストーンにて七海龍水を演じた声優についてまとめていきます。

七海龍水を演じた声優は鈴木崚太（すずきりょうた）さんです。高校生の頃に放送委員会に所属したことをきっかけに声の仕事を意識し始め、学生と養成所を掛け持ちしながら経験を積んでいき声優デビューを果たしました。現在はトムス・ミュージックに所属しておりデビュー仕立てでありながら主演を担当することが増えています。

これまでドクターストーンに登場する七海龍水のプロフィールやかっこいい魅力などについてまとめてきましたが、ファンにとって彼の存在はどのように映っているのでしょうか。ここでは七海龍水に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照してまとめていきます。

龍水は自身の欲望のみならずそれを他人と共有することを信条としていますが、そういった一面が読者に意外性を与えておりかっこいいと評判を呼んでいました。自分の欲を満たすだけのキャラクターではそれほど魅力的に見えませんが、龍水の場合は仲間思いであるところが評価されていると言えます。

龍水が唱えた独自のリーダー論は大勢の人に共感されとても人気がありました。能力があり物事を完璧に進める人がリーダーになることは多くありますが、取り組んでいる姿が楽しそうな人が支持されるということは現代社会でも置き換えられることで、理想的なリーダー像であると言われています。

アニメ版ドクターストーンにて七海龍水を担当した鈴木さんの演技も高く評価されていました。想像よりも落ち着きのある声だったと語る意見が多く見受けられましたが、意外に仲間思いで周りをよく見ている龍水にはそちらの演技の方が合っていると言えるでしょう。

ドクターストーンに登場する七海龍水は魅力が溢れて止まらないかっこいいキャラクターでした。高い能力や独自のリーダー論、そして欲望に従い続ける人柄が彼の人気の秘訣と言えるでしょう。七海龍水のかっこいい魅力を直接確かめてみたいという人は、ぜひドクターストーン本編をチェックしてみてください。