【デスノート】リュークは可愛い死神?デスノートを落とした理由とは?
大ヒット作となった『デスノート』に登場する死神のリュークは、実は一部のファンから可愛いと人気を集めています。ここでは、死神リュークが可愛いと言われる理由について紹介します。また、リュークが作中でデスノートを落とした理由についても紹介します。
目次
【デスノート】リュークは可愛い死神?
名前を書くと死ぬ「デスノート」に触れた者にだけ見えるという死神のリュークは、可愛い死神と一部で言われています。死神という本来なら恐るべき存在のリュークですが、可愛い一面を持ち、愛されるキャラです。まずはリュークのプロフィールや『デスノート』の概要、あらすじについて紹介します。
リュークのプロフィール
リュークの性別は雄で、全身を黒の服に身を包んでいます。服装はパンクロッカーのようで、肩についた黒い鳥の羽のような物とドクロのマークがついた太いベルトが特徴的です。黒い髪は逆立ち、目は大きくまん丸で、口は大きく避けています。身長は公表されていませんが、傍にいる夜神月の身長が179cmであることから、2m近い身長だと考えられています。人間界にデスノートを落とし、大混乱を巻き起こす原因となった死神です。
リュークの死神ランクは6
死神にはランクがあり、リュークの死神ランクは6です。死神ランクの頂点に君臨するのは「死神大王」であり、その次にランク1、ランク2とランク付けされています。作中では多くの死神が登場しますが、その中でもリュークは死神ランク6とかなり上位であることが判明しています。ただしランク自体に大きな意味は無く、死神の間に上下関係があるということもないようです。
デスノートの概要
『デスノート』は2003年~2006年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた漫画作品です。原作は大場つぐみさん、作画は小畑健さんです。単行本は全13巻発刊されおり、2015年9月時点で全世界累計発行部数は3000万部を突破しています。2006年にテレビアニメ化、同じく2006年には実写映画化、2015年にはテレビドラマ化されるなど、様々なメディア展開を見せています。日本のみならず世界中に影響を与えた作品としても話題となりました。
デスノートのあらすじ
主人公の夜神月は頭が良く、一流大学への現役合格間違いなしとされていました。警察庁刑事局長の父親を持ち、順風満帆な人生を送っていた夜神月はある日、「DEATH NOTE」と記された真っ黒いノートを拾います。デスノートを拾った夜神月には、死神リュークが見えるようになり、そのノートが「名前を書かれたら死ぬノート」であることを知らされます。夜神月は理想の世界を創るため、「キラ」となりデスノートに次々と犯罪者達の名前を書いていきます。
【デスノート】リュークは可愛い死神?魅力を紹介
斬新なストーリーと頭脳戦が見どころの『デスノート』に、死神リュークは突如登場します。死神という言葉通り見た目は恐ろしく、とても可愛いとは結びつかない容姿をしています。そんなリュークが可愛いと言われる理由とは一体何なのでしょうか。リュークが可愛いと言われる理由と、リュークの魅力について紹介します。
リュークがデスノートを落とした理由
リュークが死神の物であるデスノートを人間界に落とした理由は、死神界があまりにも退屈だったからとされています。死神達は基本的に死を迎えることが無く、日々、昼寝や賭博をして過ごすしかない退屈な生活を送っていました。そんな退屈な日々を払拭するという理由から、リュークは人間界に使用方法を書いたデスノートを落とし、人間に使わせ、その人間を観察するという前代未聞の行動を取りました。
リュークは夜神月と出会った際にデスノートを落とした理由として「生きている気がしなかったから」と理由を語っています。死神界で人間の名前を書いていると「何頑張ってんの」とバカにされてしまうほど、死神界は退廃しているようです。そんな死神界にいるより、人間界にいるほうが面白いという理由から、リュークはデスノートを人間界に落としたと語っています。
リュークは夜神月を殺した?
デスノートを最初に拾い、所有者となった夜神月は、リュークと相棒のような関係性を築いていました。法で裁けない犯罪者達に罰を与えるため、デスノートを使っていた夜神月ですが、その行動に疑問を持つ者達によって窮地に追い込まれ、松田の撃った銃弾によって倒れます。死にかけた夜神月は、リュークに現場にいる全員を殺すよう命じますが、リュークは夜神月を見限り、デスノートに夜神月の名前を書き入れ、夜神月は40秒後に心臓発作で死亡しました。
原作漫画、実写映画、アニメ版、ドラマ版で少しずつラストが異なります。原作漫画はニアに、実写映画ではLに追い詰められた後、夜神月がリュークに助けを求め、リュークが夜神月の名前をノートに書き、殺害します。アニメ版では夜神月はリュークに助けを求めず、「掟」としてリュークが夜神月を殺害します。ドラマ版では夜神月はリュークに「目の取引」を持ち掛けるもリュークに断られ、炎に焼かれ死亡するというラストを迎えています。
リュークのかわいい魅力
見た目は恐ろしく、人の命のやり取りを退屈しのぎとしか考えていないリュークですが、実はかわいい一面もあり、人気を集めています。夜神月の傍で夜神月の行動を観察し、時にはアドバイスもくれる、そんなリュークのかわいい魅力についてここでは3つ紹介します。
かわいい魅力①リンゴが大好き
リュークの魅力の一つは、リンゴが大好きなところです。リュークは人間界のリンゴを好物としており、リンゴを食べる為に夜神月に協力するほどです。死神にとってリンゴは嗜好品のような存在で、さらに依存性も高いため、長時間食べないでいると禁断症状が出てしまいます。死神界にもリンゴは存在するようですが、人間界の物とは比べ物にならない程まずいそうです。死神界のリンゴを弥海砂が食べた際、あまりのまずさに吐き出しています。
かわいい魅力②収納可能な羽
リュークには、背中に大きな黒い羽が生えています。空を飛ぶ際には大きな黒い羽を広げています。通常時、羽は背中に収納してあり、見えないようになっています。羽がある状態のときは、より死神らしく、威圧感のある雰囲気が漂いますが、収納しているときは、どこか人間らしさがあります。必要に応じて羽を収納できるポイントもかわいい魅力の一つとされています。また、腰にはデスノートを収納できるホルダーもついています。
かわいい魅力③PPAPのダンサーに大抜擢
リュークは、一躍有名となったピコ太郎のPPAPのダンサーに大抜擢された経験があります。これは、2016年に公開された『デスノート Light up the NEW world』のキャンペーンの一環で、リュークがPPAPダンスを踊るというものでした。作中では見られないリュークの踊る姿がかわいいと話題になりました。ピコ太郎さんは、原作の大ファンで、大変喜ばれたそうです。動画のラストにはリュークがデスノートに何かを書き記すシーンもあり、誰の名前を書いたのかも話題になりました。
【デスノート】リュークの名言
『デスノート』の作中には、名言が数多く登場します。その中にはリュークが残した名言もいくつかあります。死神らしく恐ろしい名言や、死神とは思えない可愛い名言まで、リュークの残した名言をここでは3つ紹介します。
リュークの名言①「デスノートを使った人間が…」
デスノートを使った人間が天国や地獄にいけると思うな。死んでからのお楽しみだ。
この名言は、リュークが夜神月に放った名言です。デスノートに触れたことでリュークが目の前に現れ、一瞬驚いた夜神月でしたが、既にノートの意味を理解しており、リュークが来ることはわかっていました。夜神月は、「デスノートを使った人間はどんな代償を払うのか」とリュークに問いかけます。リュークは「しいて言えば使用した者にしかわからない苦悩や恐怖」と答え、この名言を残します。
人は死んだら天国か地獄に行くと考えられていますが、デスノートを使った人間はそのどちらにも行けないという脅しを夜神月にかけています。この時のリュークの表情はとても恐ろしいものです。さすがに夜神月も、このセリフを聞いた時は引きつった表情をしています。このシーンは、リュークの死神としての本来の姿が垣間見えた瞬間でもあります。
リュークの名言②「家に誰も居ない様だし…」
家に誰もいない様だし 久しぶりに二人でマリオゴルフしない?
このセリフも、リュークが夜神月に発したセリフです。このシーンでは、夜神家に誰もいないのを見計らって、夜神月をマリオゴルフに誘うというおちゃめな一面を見せました。「久しぶりに」という言葉から、一度は夜神月と『マリオゴルフ』をした過去があると判明しました。おまけページではゲーム機を夜神月にねだるなど、リュークはゲーム好きであるようです。シリアスな展開が多いストーリーの中にも、ほのぼのとするシーンが組み込まれています。
リュークの名言③「息子がキラじゃない…」
息子がキラじゃないと信じて逝けただけでも幸せか…
このセリフは、夜神月の父親である夜神総一郎が死亡した際にリュークが発したセリフです。夜神総一郎は、警察庁刑事局局長としてキラの捜査にあたる正義感の強い人物です。大量殺人犯となったキラを捕まえるため、「死神の目」の取引も行いました。まさか自分の息子が殺人鬼キラであるとは予想もしないまま夜神総一郎は死亡します。リュークの幸せの価値観がわかる貴重なシーンでもあります。
【デスノート】リュークの声優と舞台版キャスト
様々なメディア展開で人気を集める作品、『デスノート』では、コンテンツごとに違う役者がリュークを演じています。ここからは、リュークの声を担当した声優と舞台版キャストについて紹介していきます。
リュークの声優
『デスノート』のアニメ版、実写映画版とドラマ版では違う声優がリュークの声を担当しています。『デスノート』の主要キャラであるリュークの声優を担当するのは、中村獅童さんと福島潤さんです。それぞれ違う魅力が溢れるリュークとなっています。まずはリュークを演じた2人について紹介します。
リュークの声優①中村獅童
リュークの声優一人目は、中村獅童さんです。中村獅童さんはアニメ版、実写映画版、Netflix版吹替にてリュークの声を担当しました。中村獅童さんは1972年生まれの歌舞伎役者です。歌舞伎の名門である小川家に生まれ、二代目中村獅童として活動しています。歌舞伎俳優としてだけでなく、テレビドラマやえ映画などにも出演し、声優としても作品に出演するなど、マルチに活躍する俳優です。
リュークの声優②福島潤
2人目のリュークの声優は、福島潤さんです。福島潤さんはドラマ版にてリュークの声を担当しました。福島潤さんは1976年生まれ、愛媛県出身の声優です。1998年より声優活動を開始し、これまでに『『弱虫ペダル』『この素晴らしい世界に祝福を!』などの有名作品に出演しています。声優活動以外にも自身の出身校である日本ナレーション演技研究所で講師を務めるなど、後輩の育成にも力を注いでいます。
リュークの舞台版キャストは「吉田鋼太郎」
舞台化されている「デスノート」でリュークを担当したのは、俳優の吉田綱太郎さんです。吉田鋼太郎さんは2015年に公演された初演にてリュークを演じています。人間ではない死神という難しい役どころを、吉田鋼太郎さんの見事な演技力で演じています。舞台版では、リューク風のメイクを施し、真っ黒な衣装に身を包み、死神リュークとして存在感を放っています。
吉田鋼太郎のプロフィール
吉田鋼太郎さんは1959年生まれ、大阪生まれ、東京都出身の俳優です。現在の所属はホリプロ・ブッキング・エージェンシーです。劇団四季に所属していた経歴を持ち、後に自身で劇団を立ち上げています。近年ではアニメ作品にも声優として参加、演出家としても活動するなど、マルチに活躍する俳優です。演出家の蜷川幸雄作品の常連としても有名です。強面の役から三枚目の役まで幅広くこなす演技力の高い俳優として人気を集めています。
吉田鋼太郎の主な出演作品
吉田鋼太郎さんの主な出演作品は、NHK連続テレビ小説第90シリーズの『花子とアン』です。『花子とアン』は2014年3月~9月まで放送されていました。『赤毛のアン』の日本語翻訳者、村岡花子さんを題材とした作品です。吉田鋼太郎さんは嘉納伝助役を演じています。この嘉納伝助という役は、「九州の炭鉱王」と言われた伊藤伝右衛門がモデルとされています。この作品で吉田鋼太郎さんへの注目度は高まり、ドラマなどの映像作品への出演が増加します。
【デスノート】リュークに対する世間での評判や人気
『デスノート』に登場するリュークが可愛いという声がたくさんあがっていました。見た目は怖いのに、どこか可愛いリュークは作品に登場するキャラの中でも特に人気です。特にリンゴが好きで、リンゴに感動している姿は多くのファンを虜にしたようです。リュークがリンゴを頬張る姿や、見た目と行動にギャップがあるという点も、可愛いとされる理由だと考えられています。
リュークの顔が怖いという声も多くあがっていました。『デスノート』は読んだことが無くても、リュークの顔は知っているという声もありました。『デスノート』に登場する死神のデザインはどれも逸材です。数いる死神の中でもリュークは人間に近い外見をしています。しかし、よくよく見ると恐ろしい姿をしていると思い知らされるようです。リュークは黒を基調としている為、人間がイメージする死神像に最も近い存在とも考えられています。
リュークのCG技術がすごいという声もいくつかあがっていました。2006年に実写映画化された『デスノート』は藤原竜也さんが主役の夜神月を演じ、探偵のLを松山ケンイチさんが演じています。実写映画化の際、リュークは全てCGで登場します。CGで再現されたリュークの完成度は高く、原作ファンも納得の出来だったようです。実写映画は大ヒットとなり、前編後編合わせて興行収入80億を獲得しています。
リュークがデスノートを落とさなければ、夜神月とLは親友になっていたのではないかという意見を述べている読者がいました。ただし、リュークが退屈しのぎにデスノートを落とさなければ夜神月とLは出会うことも無かったという運命の悪戯がこの物語の良さでもあるそうです。頭脳戦と運命が混ざり合う、読み応えのあるストーリー展開が人気のようです。
【デスノート】リュークはリンゴ好きの可愛い死神だった
リュークは、デスノートを人間界に落とし、人間が混乱するさまを楽しむ死神です。死神でありながらリンゴを好み、リンゴのために夜神月に協力するなど、可愛い一面も持っています。大きくて黒い体に、見開かれた目と大きく裂けた口でリンゴを持つ姿はどこか不釣り合いで、そんなところも可愛いと言われています。ぜひリュークの可愛いシーンを見返してみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
yonekao
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