【デスノート】ジェバンニはSPKメンバーの一人!活躍シーンも紹介
本記事では『デスノート』のジェバンニについて解説します。『デスノート』終盤では、キラである夜神月と対峙する組織・SPKが活躍しました。中でも月を追い詰めた有能なメンバーがジェバンニです。その有能な活躍ぶりを示したシーンやセリフ、本名などを見ていきましょう。
目次
【デスノート】ジェバンニはSPKメンバーの一人
まずはキラ捜査に特化した組織、SPKメンバーの一人であるジェバンニについて解説します。名前と顔が分かればデスノートで殺されてしまうキラとの戦いですが、ジェバンニという名前は本名なのでしょうか。ここでは、彼の素性を明らかにしていきます。
ジェバンニのプロフィール
- 誕生日:1982年9月1日
- 身長:182cm
- 体重:61kg
- 血液型:A型
- 好きなもの:ボトルシップ
- 嫌いなもの:理不尽な上司
ジェバンニはSPKの捜査員の一人で、『デスノート』では主にXキラとして目星をつけていた魅上照の尾行を担当していました。長身で整った顔立ちの男性で、ボトルシップを趣味にするほど手先の器用さが特徴です。多くの有能なSPKメンバーがキラ事件によって命を落とす中、最後に最大の活躍を果たした人物です。
ジェバンニの本名
ジェバンニの本名は「ステファン・ラウド」です。ニアが指揮を執るSPKは、キラが殺害するために必要な情報は、対象の顔と本名であることを把握していました。そのためジェバンニという偽名を使い、捜査をする必要があったのです。他のSPKメンバーももちろん、キラの攻撃を防ぐためにそれぞれ偽名を使っています。
デスノートの概要
『デスノート』は2003年から2006年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載された漫画作品です。コミックス13巻の累計発行部数は3,000万部を超える大ヒット作で、原作は大場つぐみさん、作画は小畑健さんです。少年誌としては異例のサスペンス作品で、人の命を奪える「デスノート」を巡る緻密な頭脳戦、心理戦が国内外で人気を博しました。その人気ぶりから、アニメ、実写映画、小説、舞台など幅広くメディアミックス展開されています。
デスノートのあらすじ
死神リュークが気まぐれで落とした人を殺せるノート、「デスノート」を拾ったのは、夜神月(やがみらいと)という頭脳明晰な高校生でした。「デスノート」を利用して悪人を殺し、自分の理想の世界を作ろうとする夜神月は、いつしか「キラ」と呼ばれ、正体不明のまま徐々に神格化されていきます。キラの行為を絶対に許してはならないと考える世界最高の名探偵「L」は、キラの正体を明かすため捜査に乗り出します。「キラ」と「L」、互いにプライドと頭脳をかけた戦いが始まります。
【デスノート】ジェバンニの活躍や「一晩でやってくれました」の意味
次に、『デスノート』作中でジェバンニが見せた活躍を紹介します。SPKの一員としてキラ事件を捜査し、ついには日本の捜査員とともにキラである夜神月を追い詰めます。ここからはジェバンニに関して、彼にまつわるあの有名なセリフを中心に、その有能な働きぶりを解説します。
「ジェバンニが一晩でやってくれました」はニアのセリフ
SPKが魅上の正体(Xキラ)を突き止めていることに、月は気づいていました。月はあらかじめ偽物のノートを魅上に持たせておき、本物のデスノートであるかのように偽装してニアたちを騙します。しかしメロにさらわれた高田を始末すべく、魅上は金庫から本物のノートを取り出して使い、高田を殺します。ノートの偽装に気づいたジェバンニは金庫の中の本物を取得、たった一晩で本物のノートのコピーを作るのでした。この種明かしをする一言が上記のニアのセリフです。
ジェバンニの活躍を考察!ノートを複製した方法は?
続いて、ジェバンニが魅上の隠していたデスノートをどのようにして複製したのか、彼の活躍ぶりを解説します。月が認めるほどに頭がよく、注意深い魅上を出し抜いたジェバンニの有能ぶりがうかがえるシーンを見ていきましょう。
複製した方法①紙やペンを特定する
デスノートをSPKが偽装してくることを見破った月から、偽物のノートを持たされていた魅上でしたが、ニアと月の決戦直前に起きたアクシデントを回避するために使ったことで、本物のノートは別にあることを悟られてしまいます。魅上を尾行していたジェバンニは、金庫にある本物のノートを取得、魅上のノートを完全再現することに成功します。魅上の使用したペン、ノートの紙質や外装の汚れまでも再現し、その出来栄えは注意深い魅上すら騙し通したほどでした。
複製した方法②筆跡を真似て全てを書き写す
ジェバンニによるノートの複製は完璧でなければなりません。それは筆跡も寸分たがわず、1ページ1ページ魅上が書いたものと同じものを再現する、ということです。複製は、月が魅上にノートを送った11/26以降に魅上が毎日書いたページで、高田に協力を仰ぎ間が空いた数日分を除く、全十数ページをすべて再現したことになります。書いた分量もさることながら、どうしても個性の出てしまう筆跡も完全に再現するという、ジェバンニの人間離れした有能ぶりがうかがえます。
【デスノート】ジェバンニの声優
ここからは、アニメ版『デスノート』でSPKの有能な捜査員・ジェバンニを演じた声優は誰なのか、紹介します。担当声優のプロフィールや、『デスノート』以外での主な出演作品についてもここで解説します。
ジェバンニの声優は「高橋広樹」
アニメ『デスノート』でジェバンニを演じたのは、声優・歌手の高橋広樹さんです。低音ボイスの渋いキャラから、軽快でテンションの高いキャラまで演技の幅が非常に広い人気声優です。『デスノート』ではセリフは多くないものの、落ち着いた優秀な捜査員であるジェバンニの雰囲気を醸し出す演技を見せています。
高橋広樹のプロフィール
- 名前:高橋広樹(たかはしひろき)
- 誕生日:9月7日
- 出身地:東京都
- 所属:マック・ミック
高橋広樹さんはマック・ミック所属の声優、アーティストです。1997年『マクロス7』でのデビュー以来、多くの有名アニメ作品やゲーム、海外映画の吹き替えを行っている人気声優です。2003年には人気声優7名による音楽ユニット『謎の新ユニットSTA☆MEN』を結成し、音楽活動もしています。
高橋広樹の主な出演作品
高橋広樹さんの主な出演作品を紹介します。『ハンターハンター(ヒソカ)』、『テニスの王子様(菊丸英二)』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(城之内克也)』、『ヘタリア(日本)』、『ストリートファイター(リュウ)』などです。そのほか『トップガン(マーベリック/トム・クルーズ)』や『バットマン ビギンズ(バットマン/クリスチャン・ベール)』など、海外人気作品の主役の吹き替えも務めています。
【デスノート】ジェバンニが所属するSPKの他メンバー
続いて『デスノート』の話に戻り、ジェバンニが所属するSPKのメンバーを紹介します。対キラ捜査組織としてニアをトップに結成されたSPKとは、Secret Provision for KIRAの略です。ジェバンニの他には、いったいどのような人物たちが集まったのでしょうか。
メンバー①ニア
Lの後継者候補であるニアは、本名を「ネイト・リバー」といいます。同じく後継者候補の一人であったメロとともに孤児院ワイミーズハウスで幼少期を過ごしました。白髪で白い衣服をまとった不思議な雰囲気を持つ青年で、Lを継いでキラ事件の捜査に乗り出します。キラを捕まえるため、ニアはアメリカ大統領、FBI長官らの協力を得てFBIやCIAの捜査官からなる対キラ組織、SPKを結成します。『デスノート』後半における、キラ=夜神月の最大のライバルという位置づけです。
メンバー②アンソニー・レスター
いつもニアのそばにいて、存在感を放っているメンバーがアンソニー・レスターです。本名は「アンソニー・カーター」です。特殊部隊で隊長を務めていたこともあり行動力に長け、ニアをサポートします。カメラ越しに魅上照の口元を確認し、読唇術で発言を読み取るなどの有能ぶりで、SPKの中でも大きな活躍を見せます。
メンバー③ハル・リドナー
元CIAの諜報員で本名を「ハル・ブロック」というリドナーは、SPKの中でただ一人の女性メンバーです。キラとのつながりを疑い、人気アナウンサー高田清美の護衛になるなど、巧みに動き回ることで調査を行います。一方でニアと袂を分かったメロにも接触しており、諜報員として抜け目のない活躍を見せるなど、他のメンバーと比べて立ち位置が複雑な女性です。
メンバー④エリクソン・ガードナー
ガードナーは、メロがSPKに忍び込ませていたスパイによって本名を知られ、デスノートで殺されてしまう不運なメンバーです。ちなみに本名は「エリクソン・トーマス」といいます。大きな体格の男性ですが、所属などは明らかにされていません。
メンバー⑤ジョン・マッケンロー
FBI捜査官で夜神総一郎とも接触があるのがジョン・マッケンローです。本名は「ラリー・コナーズ」です。SPKの中では年配の風貌で、夜神月の父総一郎との接触時に自身がFBIの捜査官であることを明かしています。ジョン・マッケンローは総一郎をデスノートの所持者であると睨み接触しましたが、警察庁長官の多貴村が誘拐されていたタイミングであったため、総一郎に誘拐はFBIの仕業ではないかと詰め寄られています。
メンバー⑥イル・ラット
CIAの捜査官で本名を「ショーン・ダンリービー」というイル・ラットは、実はSPKに潜り込ませていたメロのスパイでした。SPKで得た情報を、メロの傘下であるマフィア組織に流していました。最後は証拠隠滅のため、デスノートによって操られ拳銃自殺しています。
メンバー⑦アドルフ・タッカーとジョン・スカイナー
アドルフ・タッカーとジョン・スカイナーはアニメの特別版である『デスノート リライト2 Lを継ぐ者』のみに登場したSPK捜査員です。彼らも他のメンバー同様、偽名を使って操作していましたが、魅上照の死神の目によって本名を知られ、デスノートによって殺されています。
【デスノート】ジェバンニに対する世間での評判や人気
ジェバンニについての感想は、やはりデスノートの完璧な複製を作った手腕に対するものが多いようです。特に目立った登場をした人物でなかったにも関わらず、キラ=夜神月であるという決定的な証拠を突きつけるために大きな働きをしたジェバンニは、『デスノート』ファンにとって衝撃の人物となっています。
ジェバンニの活躍を語るファンは非常に多いですが、ニアの「一晩でやってくれました」の名セリフにその活躍の大きさが表れているようです。このセリフは大きな波紋を呼び、『デスノート』をあまり知らない人にまで使われるほどとなっています。
『デスノート』の推しキャラとしてジェバンニの名前を挙げるファンも少なくありません。夜神月を追い詰めるほどの見事な仕事ぶりに加え、整った容姿も彼の魅力の一つとなっていました。
【デスノート】ジェバンニは有能なSPKメンバーだった
夜神月とL、そしてLの有力な後継者候補であったニアとメロたちとの戦いは、月=キラという事実を突きつけられた月が敗北しました。ニアの捜査過程で大きな意味を持ったのが、とてつもない器用さと集中力でノートを複製したジェバンニの活躍です。FBIやCIAの捜査官が集うSPKの中でも、ジェバンニは特に有能さを発揮したキャラクターでした。
この記事のライター
PP西村
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