【ダンまち】厄災篇のあらすじを解説！正体や深層についても徹底調査

『ダンまち』の厄災編は、テレビアニメの第4期で放送されました。人気のアニメである『ダンまち』の作者やあらすじを紹介します。

『ダンまち』の作者は、大森藤ノさんです。2013年から活動しているライトノベル作家で、小説投稿サイトの「Arcadia」に『ダンまち』を投稿していた作品です。『ダンまち』を『ヘスティア・ミィス』に改題した作品が、「第4回GA文庫大賞」の大賞として選ばれました。

『ヘスティア・ミィス』が「第4回GA文庫大賞」の大賞を受賞した後、『ダンまち』とタイトルを戻して書籍化しました。2013年から刊行され、2023年12月現在では19巻まで発売されています。原作のライトノベルの他、漫画やテレビアニメ、劇場版アニメなどさまざまな作品がある人気の小説です。

主人公であるベル・クラネルは、「ヘスティア・ファミリア」に所属する初心者の冒険者です。ダンジョンの上層で冒険中に、中層レベルのモンスターに遭遇します。レベルの低いベルは、モンスターとの戦闘で苦戦し絶体絶命の状態になりました。ベルの窮地を、女性冒険者のアイズ・ヴァレンシュタインに助けてもらいます。アイズに一目惚れをしたベルは、憧れのアイズと釣り合う冒険者になろうと、日々努力し成長していきます。

『ダンまち』厄災編は、アニメ第4期で放送されました。「迷宮編」と「厄災編」の2クールになっており、厄災編は原作で14巻の内容です。厄災編のあらすじを結末まで紹介します。

深層へ落とされたベルとリューは、モンスターとの戦闘ですでにボロボロの状態です。武器や装備もほとんどなく、強力なモンスターと戦闘しながらルームを目指します。深層は、「剣姫」のアイズでさえ、深層は怖いと言っているほど、強力なモンスターがいる場所です。リューはベルを、ベルはリューを助けたいと思い、お互いを守りながら生き残るために移動し続けます。

リリルカなどの「ヘスティア・ファミリア」のメンバーは、ベルと合流するためにベルのもとへ移動します。途中で、27階層の階層主であるアンフィス・バエナと遭遇しました。戦力が足りないと判断し、撤退をしようとしますが、アンフィス・バエナの攻撃によって逃げ道をふさがれます。逃げ道を失ったため、戦う事を決めたリリルカたちは、激しい戦いをおこない討伐しました。

リリルカたちは、無事にアンフィス・バエナを討伐できましたが、激しい戦闘によって天井が崩れ落ちてきます。アンフィス・バエナの戦闘で、負傷したこともあり、ダフネやアイシャは24階層に戻った方が良いと提案しました。しかし、リリルカはベルを助けるために、26階層に降りるといいます。カサンドラも、予言では26階層に降りたほうが良いと提案し、意見が分かれます。生死を掛けた究極の選択のなか、カサンドラはダフネを説得し26階層の道を選択しました。

26階層へ降りたリリルカたちは、階層を上がってきたモンスターたちに襲われ戦闘します。鍛冶屋のヴェルフは、仲間たちのため、最上級の「アダマンタイト」で魔剣を作ると決意し、みんなに協力を求めます。ヴェルフの決意を信じ、リリルカたちは、魔剣が出来上がるまでヴェルフにモンスターを近づけさせなせないよう、大量のモンスターと対峙します。ヴェルフは、仲間たちのために絶対に壊れない魔剣を完成させました。

一振りで大量のモンスターと対峙できる魔剣を完成させ、士気の上がったリリルカたちは、ベルを救出するため27階層へ向かいます。27階層には、激しい戦闘があったことがわかる、戦闘の跡が残っていました。ボーレスの案内で、ベルとモンスターが戦闘した場所へ行くと、大きな穴を発見し、ベルが下層に落下したのではと考えます。リリルカたちは、ゼノスのリドたちの案内で深層へ、ベルを助けに行きます。

深層のモンスターたちを討伐しながら、お互いを助け合い2人に絆が生まれます。襲いかかるモンスターと対峙しながら進むと、「コロシアム」を発見しました。ベルを助けるためにリューは、ベルを正規ルートへ逃がしましす。「コロシアム」に残ったリューは死を覚悟しますが、ベルは別の出入り口からリューを助けるために戻ってきました。今までは、「クラネルさん」と呼んでいたリューですが、「ベル」と呼ぶようになり、絆が深まりました。

37階層でベルとリューは、再びジャガーノートと戦います。36階層目前の正規ルートで待ち伏せしていたジャガーノートは、ベルとリューに襲いかかります。ジャガーノートは、さまざまなモンスターを食べて腕や尻尾、ウロコが再生していました。キメラのような見た目に変わっていたジャガーノートは、攻撃も食べたモンスターと同様の攻撃が出来るようになっています。ベルの魔法で弱ったところに、リューが魔法でとどめをさします。

ウィーネと魔物たちによって、ジャガーノートとの戦闘でボロボロになって気絶したベルとリューを発見します。2人の居場所をリリルカたちに知らせ、無事に地上へ帰還しました。地上へ戻ったリューは、3日間も寝ていました。ベルとリューは4日間も深層にいたと知ります。

『ダンまち』厄災編の「厄災」とは、どんな正体をしているのでしょうか。ベルは深層でジャガーノートを討伐していました。ジャガーノートが厄災の正体なのかや深層についてを3つ解説します。

『ダンまち』に登場する厄災の正体はジャガーノートです。ダンジョンのイレギュラーモンスターで、25階層〜27階層に出現します。厄災の正体であるジャガーノートは、リューが所属していた「アストレア・ファミリア」と「ルドラ・ファミリア」との争いがきっかけで、生み出されました。

厄災の正体であるジャガーノートは規格外の強さを持っています。ジャガーノートが生み出された際に、「アストレア・ファミリア」と「ルドラ・ファミリア」のほぼ全てのメンバーを殺しました。また、ベルたち討伐隊のメンバーが厄災の正体であるジャガーノートと出くわした際も、壊滅状態にされます。レベル4のベルとリューも大苦戦するほどの強さを厄災のジャガーノートは持っています。

深層にあるものは、原作でもまだ明らかにされていません。ダンジョンの深層は、37階層以下の深い階層のことを言います。過去の冒険者によって60階層まであることは分かっていますが、深層が何階層まであるのかも不明です。深層に関する情報はすべて冒険者ギルドで規制されています。また、厄災の正体であるジャガーノートの情報も冒険者ギルドによって、口止めされています。

『ダンまち』厄災編では、主人公のベルの他にもさまざまなキャラクターが登場します。厄災編に登場したキャラクターを演じた7人の声優を紹介します。

『ダンまち』の主人公であるベル役は、松岡禎丞さんです。アイムエンタープライズに所属している声優で、2009年に『東のエデン』のAKX20000役で声優デビューをしました。少年役や青年役、悪役など幅広く演じ、『ソードアート・オンライン』のキリト役や『Re:ゼロから始める異世界生活』のペテルギウス・ロマネコンティ役、『鬼滅の刃』の嘴平伊之助役などに出演しています。

『ダンまち』の厄災編のヒロインであるリュー役は、早見沙織さんです。アイムエンタープライズに所属しており、声優以外にも歌手として活躍しています。2016年の「第10回声優アワード」で、助演女優賞を受賞しました。透明感のある声が魅力で、少女から成人女性、妖精や天使など神秘的な人物も演じています。主な代表作は、『セキレイ』の結役、『そらのおとしもの』のイカロス役、『赤髪の白雪姫』の白雪役などです。

『ダンまち』のヘスティア役は、水瀬いのりさんです。アクセルワンに所属している声優で、ゲームや映画の吹き替え、歌手としても活躍しています。ライブツアーを開催したり、アルバムをリリースしたり、歌手としても人気の声優です。2010年の『世紀末オカルト学院』の岡本あかり役として声優デビューをしました。主な代表作は、『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム役や『魔王城でおやすみ』のスヤリス姫役などを演じています。

『ダンまち』に登場するリリルカ・アーデ役は、内田真礼さんです。アイムエンタープライズに所属している声優で、歌手や女優としても活躍しています。音楽番組や音楽イベントにも出演したことがあり、グラビア活動として写真集も出版するなど、幅広く活動しています。『異世界はスマートフォンとともに。』のエルゼ役や『盾の勇者の成り上がり』のメルティ役、『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のニンリル役などを演じています。

『ダンまち』に登場するヴェルフ・クロッゾ役は、細谷佳正さんです。2014年にマウスプロモーションを退所し、現在はフリーの声優として活動しています。2014年と2016年に「声優アワード」で助演男優賞を受賞し、『テニスの王子様』の白石蔵之介役のキャラクターソングとしてアルバムもリリースしています。代表作として、『ちはやふる』の錦谷新役や『文豪ストレイドッグス』の国木田独歩役、『組長娘と世話係』の霧島透役など演じています。

『ダンまち』に登場するヤマト・命（みこと）役は、赤崎千夏さんです。81プロデュースに所属している声優で、中学生の頃に所属していた放送部で受賞された経歴があります。初のメインヒロインが、2013年に放送された『俺の彼女と幼なじみが修羅場過ぎる』の春咲千和役です。他にも、『冴えない彼女の育てかた』の波島出海役、『僕だけがいない街』の片桐愛梨役などを演じています。

『ダンまち』に登場するサンジョウ・春姫（はるひめ）役は、千菅春香さんです。フォーチュレスト所属の声優で、高校生の頃から声優や歌手を目指していました。ゲームソフトの『マクロス30　銀河を繋ぐ歌声』で主題歌を担当し、同ゲームのヒロインであるミーナ・フォルテ役で声優デビューしました。主な代表作として、『SIROBAKO』の坂木しずか役、『殺戮の天使』のレイチェル役などを演じています。

厄災編では、リューの辛い過去も明らかになります。また、戦闘でボロボロになったベルたちの姿もありました。しかし、ベルとリューの絆が深まったり、リューも過去のトラウマから解放されたりします。

今まで放送された『ダンまち』よりも厄災編は面白かったと評判もあります。ベルがリューのために戦うシーンもカッコよく、理想の主人公のようです。また、リューがヒロインだったというのも、評判が高い理由の1つではないでしょうか。

ベルの呼び方が、「クラネルさん」から「ベル」と変わるシーンなど、リューの行動や言動が最高だと感じるファンが多くいました。クールな雰囲気だったリューの可愛らしい姿が見られるのが厄災編の魅力のようです。

『ダンまち』の厄災編は、面白かったと評判の作品でした。厄災の正体はジャガーノートというイレギュラーモンスターで、リューの過去にも深いつながりがあります。主人公ベルのカッコいい姿や厄災編のヒロインであるリューの過去、ベルとの絆が深まるところが魅力的な作品です。