【千と千尋の神隠し】坊の正体や親について考察!声優やモデルについても
『千と千尋の神隠し』の作中だけではわからない坊の正体や親について話題が集まっています。ここでは、『千と千尋の神隠し』に登場する坊とは一体何者なのか、また、父親は誰かなどを考察、そのほかにも世間での評判や坊の声優・神木隆之介さんについて紹介しています。
目次
【千と千尋の神隠し】坊とは?
『千と千尋の神隠し』に登場する坊とは、強烈なインパクトで登場する『千と千尋の神隠し』の主要キャラクターです。ここからは、ジブリファンの間で話題を集めた坊のプロフィールや『千と千尋の神隠し』の作品について紹介します。
坊のプロフィール
『千と千尋の神隠し』坊のプロフィールについて情報は少なく、現在のところ坊の正体は明らかにされていません。はっきりわかっていることは湯婆婆の子供ということです。坊は湯婆婆のことを「ばあば」と呼び、湯婆婆は坊のことを「息子」と呼んでいます。湯屋の最上階の豪華な部屋で暮らしていて、外はバイキンだらけで怖いところと言い聞かせられているため外出を怖がっています。
坊の性格
湯婆婆に甘やかされて育ったため、わがままで乱暴なのが特徴です。『千と千尋の神隠し』の作中では、思い通りにいかないことがあると相手を脅したり泣いたりして我を通そうとします。泣き叫ぶと湯婆婆がやってきて坊の要求を叶えるため、とてもわがままに育っています。乳幼児の体型をしていますが、赤ちゃんとは思えない口ぶりや体の大きさも印象的です。見た目や要求してくることは1〜2歳ですが、流暢な口ぶりは8〜10歳ほどの子供にも思えて正体が明らかではありません。
千と千尋の神隠しの概要
『千と千尋の神隠し』は、2001年に公開された日本が世界に誇るアニメーション映画です。原作・脚本・監督はすべて宮崎駿監督が務めています。興行収入は316億8,000万円といわれており、ジブリ映画の中でもトップクラスです。制作のきっかけは宮崎駿監督が持つ10歳の友人でした。10歳前後の年齢の女児に向けた作品を制作したことがなく、その少女をモデルに新たな試みとして作品の制作が始まります。主人公の少女・千尋の愛情や成長を描く冒険ファンタジーです。
千と千尋の神隠しのあらすじ
千尋は両親と引っ越し先へ向かう途中、不思議なトンネルを見つけます。その先にあったのは人間が足を踏み入れてはいけない八百万の神々が棲む不思議な世界です。食堂街の物を勝手に食べた両親はブタにされ、町では仕事を持たないものは動物に変えられるため、千尋は湯屋の経営者であり、人の名前を奪って支配する魔女でもある湯婆婆のもとへ契約を交わしに行きます。「千」と名づけられた千尋は様々な苦難を乗り越え、仲間との絆を深めながら結末を迎えます。
【千と千尋の神隠し】坊の正体や親
『千と千尋の神隠し』に登場する主要キャラの1人、坊の正体や親について注目が集まっています。ここでは、母親が湯婆婆であることや銭婆との関係を解説します。シチュエーションから考えられる父親候補や、赤ちゃんがモデルとは思えない赤ちゃん姿の坊の正体について考察していきます。
坊の親は湯婆婆
『千と千尋の神隠し』の作中で、坊は湯婆婆のことを「ばあば」と呼び、湯婆婆は坊のことを「息子」と言っていることから、坊の親は湯婆婆であることがわかります。しかし、年齢がかなり離れているように見えるので祖母と孫といった印象が強く正体は不明です。育て方をみても孫を可愛がるおばあさんのように甘やかして育てています。そのため、坊はとてもわがままで乱暴です。
坊と銭婆の関係
銭婆は湯婆婆の双子の姉妹です。坊との関係は叔母と甥にあたります。坊は外に出たことがなく閉じ込められて育ったせいか、初めて銭婆に会った時には湯婆婆と銭婆の見分けがつかない様子でした。湯婆婆が甘やかして育てたことを知らない銭婆は、坊を見ると「太り過ぎだ」とネズミの姿に変えてしまいます。しかし、千尋と一緒に銭婆に会いに行った際、坊はお手伝いをしたり、別れ際にキスをするなど銭婆と良好な関係を築いていました。
坊の父親は誰?
坊の父親は『千と千尋の神隠し』の中では明らかにされていません。ファンの間では、父親は一体誰なのかといろんな考察が飛び交っています。
坊の父親はおしら様?
一説では、坊の父親は千尋が油屋を訪問してすぐに登場するおしら様ではないかといわれています。おしら様とは、ヒゲがふたまたに分かれているのが印象的な大根の神様です。仕事をもらうために千尋が湯婆婆のもとへ行こうとする際、最上階へ行くエレベーターに千尋を誘導してくれました。ここで考えられているのが、お客様であるおしら様が気軽に湯婆婆のいる最上階へと行けるのは、坊の父親であるからではないかという説です。
坊の父親は釜爺?
また、一説では坊の父親は鎌爺ではとの噂もあります。なぜなら、鎌爺は従業員に厳しい湯婆婆の人柄や銭婆との関係などに詳しいためです。油屋の核ともいえるボイラー室を任されており、重要な任務を担っていることから湯婆婆からの信頼も厚く、親しい関係にあると推測されます。呼び方も、従業員は「湯婆婆様」と呼ぶのに対し、鎌爺は「湯婆婆」と呼び捨てで呼んでいました。
坊の父親は頭?
ほかにも、坊の父親として候補に上がるのは頭(かしら)です。頭はあたまだけの三人衆ですが、常に湯婆婆のそばにいて坊の面倒もみます。社長室兼湯婆婆の部屋に自由に出入りしているのも頭だけです。また、その不思議な姿も何らかの理由で湯婆婆が魔法で変えたものとも考えられています。
坊の父親は外の世界の人物?
坊の父親は、実は『千と千尋の神隠し』の作中には登場しない外の世界の人物なのではとの説もあります。経営者としてのプロ意識がかなり高い湯婆婆に、経営を教えた人物がいるのではないかという説です。
【千と千尋の神隠し】坊の声優
『千と千尋の神隠し』のキャラクターの中でも、坊の声はリアルな子供の声が印象的でした。ここでは、坊の声優について経歴やプロフィールなど詳しく解説していきます。
坊の声優は「神木隆之介」
『千と千尋の神隠し』で声優を務めた神木隆之介さんは、子役の頃から幅広い年代に愛され続けている日本の俳優です。宮崎駿監督は当時7歳だった神木さんを大抜擢し、その可愛らしい地声にメロメロだったとのエピソードも残っています。その後も『ハウルの動く城』や『星をかった日』、『借りぐらしのアリエッティ』など、数々のジブリ作品に声優として出演しています。
神木隆之介のプロフィール
- 本名:神木隆之介
- 生年月日:1993年5月19日
- 身長:168cm
- 血液型:B型
- 出身:埼玉県富士見市
子役の時代から長年人気の高い神木隆之介さんですが、実は出生当初に大病を経験していて幼少期は病弱でした。自身でも「2回目の人生のようなもの」と語っています。大病を経て、母親が事務所に応募したのがきっかけとなり、1995年にCMデビューを果たしています。現在では俳優業をはじめ、声優・YouTuber・ナレーター・タレントなど多彩な才能を発揮しています。鉄道好きが高じて趣味は写真撮影、漫画やライトノベル好きとしても有名です。
神木隆之介の主な出演作品
『シナリオ登竜門2002 沈まない骨』『本当にあった怖い話』シリーズなど、子役時代から数々の主演を務めています。2005年には映画『妖怪大戦争』で主演・稲生タダシ役で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しました。劇場アニメでは『千と千尋の神隠し』坊役、『ハウルの動く城』マルクル役、『メアリと魔女の花』ピーター役、『100日間生きたワニ』ワニ役、『君の名は。』立花瀧役などです。
【千と千尋の神隠し】坊の病気やモデルを考察
坊は普段から外に出ることはなく、部屋にあるフカフカのクッションの山の中で過ごしています。外に出ることは体に悪いと聞かされて育っている坊は何か病気なのか、ほかにも坊のモデルについて考察していきます。
坊の病気とは?
『千と千尋の神隠し』ファンの間では、湯婆婆と坊の歳の差、巨体や口ぶりからみて、実はすでに大人の年齢なのにずっと赤ちゃんの姿でいる病気か呪いにかかっている説も浮上しています。さらに、外にはバイキンがいっぱいいて体に悪いと聞かされて育っている坊は、外から来た千尋が病気を移しにきたと勘違いした時、千尋に「こんなところにずっといた方が病気になる」と言い放たれています。
坊の血への恐怖の理由
千尋が坊の部屋へ初めて入ったシーンでは、千尋が手のひらについた血をみせて坊のわがままを回避する場面があります。坊は千尋の腕を強く掴み、遊ばないと腕を折ると脅迫しますが、千尋の手のひらについたハクの血をみると大泣きして怖がりました。これは昔の人々に根付いていた血は不潔なものという感覚に近いです。血をつきつけたことは、坊に腕を離してもらうのには効果てきめんな方法でした。
坊がねずみにされた理由
坊は「太りすぎ」という理由で銭婆にネズミの姿に変えられてしまします。しかし、小さくなったおかげで身動きがとりやすく、坊が外に出て成長を遂げるのに有効な方法でした。
坊のその後はどうなる?
坊は、千尋たちと外の世界を冒険して著しく成長を遂げます。その後、湯婆婆を説得するほど頼もしい成長ぶりです。今後は、今までのように甘やかされて可愛がられるだけの坊には戻りそうにありません。
坊のモデル
『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターにはそれぞれモデルがいると考察されていました。なかでも、坊のモデルはまさに声優を務めた神木隆之介さんではないかといわれています。幼い頃から子役として経験豊富、謙虚で物静かな少年・神木隆之介と坊は重なるところがあると推測されます。
【千と千尋の神隠し】坊のセリフ
『千と千尋の神隠し』では、坊の名セリフがたくさんあります。ここでは、湯婆婆の愛情に閉じ込められて育った坊の、純粋でいて辛口なセリフの数々を紹介します。
坊のセリフ①「おんもは体に…」
「おんもは体に悪いんだぞ」
出典: visionwork.co.jp
千尋が初めて坊の部屋を訪れた時に坊が言ったセリフです。おんもとは家の外のことです。家の外はバイキンがいっぱいで体に悪いと言い聞かされて育っているため、外に出たことがなく外出を怖がっていました。
坊のセリフ②「行ったら…」
「行ったら泣いちゃうぞ」
出典: visionwork.co.jp
坊の部屋にあるフカフカのクッションの山の中で千尋に遊ぶようにせがむシーンです。一見可愛らしいセリフですが、このあと、遊ばないと殺すと脅しています。遊んでほしいとアピールしているだけですが、わがままに育てられているためか甘えかたが不器用です。
坊のセリフ③「千を泣かしたら…」
「千を泣かしたらばあば嫌いになっちゃうからね」
出典: visionwork.co.jp
外の世界を旅してすっかり千尋のことが気に入った坊のセリフです。物語の終盤で、もとの世界に戻るために千尋が湯婆婆と取引をするシーンでの一コマになります。出会った頃の坊からは想像もつかないセリフなので湯婆婆も驚きを隠せませんでした。
【千と千尋の神隠し】坊に対する世間での評判や人気
『千と千尋の神隠し』はインパクトのあるシーンが多いせいか、場面の一部分を切り取って真似するジブリファンも多いようです。
坊のキャラクターやひととなりをよく考察しているファンからは、坊の容姿とキャラクター設定のギャップに疑問を問う声も多く『千と千尋の神隠し』への関心度がうかがえます。
純粋に坊の真似を楽しむファンも多くいます。豪快で美味しそうに食べる坊の姿を見ていると喉が鳴りそうだという意見もありました。ジブリ作品においては「ジブリ飯」と名づけられるほど思わず真似したくなるレシピがたくさんあります。各キャラクターの美味しそうに食べる姿もジブリ人気の要因のひとつです。
【千と千尋の神隠し】坊は湯婆婆の子供だった
『千と千尋の神隠し』坊について考察しました。父親について正体は明らかになっていませんが、湯婆婆と坊は親と子であることがわかりました。また、子役時代から第一線で活躍する坊の声優・神木隆之介さんの今後の活躍にも期待が集まります。
この記事のライター
micke
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