【アオアシ】黒田勘平の活躍エピソードまとめ!ユースらしい選手の実力は?
『アオアシ』の黒田勘平について解説します。Jユースを題材にした人気作『アオアシ』のエリート選手黒田が持つ実力や、作中で見せた活躍についてまとめました。また、他の『アオアシ』のキャラとの関係性や、黒田を演じたアニメ版声優、舞台版俳優についても紹介します。
目次
【アオアシ】黒田とは?
「Jユース」を舞台としたサッカー漫画の名作『アオアシ』には、さまざまな個性的な選手が登場します。主人公と同じチームに属する「黒田勘平」もその1人で、作中ではエリートの実力者として、いくつかの場面で読者に強いインパクトを与えました。黒田の活躍などに触れる前に、まずは彼や『アオアシ』という作品の基礎情報について見ておきましょう。
黒田勘平のプロフィール
『アオアシ』に登場する黒田勘平(くろだかんぺい)は、「東京シティ・エスペリオンユース」に所属する選手で、ポジションはMFです。主人公のアシトとは同期の関係になりますが、ジュニアユースからの昇格組であり、いわばサッカーエリートです。161㎝と小柄で、細い目とにこやかな表情が特徴の風貌をしています。
黒田の初登場
主人公アシトとチームメイトとなる黒田が『アオアシ』に初めて登場したのは、原作第25話「昇格生」のオフィシャルブック用撮影会の場面です。ここで黒田は、橘総一朗の紹介という形でアシトらの前に顔を見せました。橘はアシト同様セレクション合格組で、黒田とは寮で同室という関係にあります。
黒田の名前の由来や元ネタ
『アオアシ』の黒田には、名前の由来となった人物が存在すると言われています。その人物とは、「黒田官兵衛(くろだかんべえ)」です。「黒田如水」としても知られる戦国武将で、歴史ファンには豊臣秀吉の軍師としての顔や、福岡藩祖としての顔で有名です。
アオアシの概要
黒田が登場する『アオアシ』は、小林有吾原作のサッカー漫画、およびそのアニメ版などの諸作品を指します。原作漫画は2015年から「ビッグコミックスピリッツ」で連載が始まり、現在も継続中です。同作には監修として、スポーツライターの飯塚健司が協力しています。コミックスは既刊32巻(2023年5月現在)で、累計発行部数は1800万部を超えています。 2022年には、テレビアニメ第1期も放送されました。
アオアシのあらすじ
黒田が登場する『アオアシ』は、Jリーグの男子高校生年代「Jユース」を舞台に物語が展開します。愛媛の中学でサッカーをしていた主人公の青井葦人(アシト)は、東京シティ・エスペリオンユースFCの監督・福田の勧めでユースのセレクションを受けることになります。合格はしたものの、個人技が全くできないなどアシトの前には多くの壁が立ちはだかりますが、持ち前のサッカーへの情熱を武器に成長していく…というストーリーとなっています。
【アオアシ】黒田の活躍や実力
『アオアシ』で東京シティ・エスペリオンユースに属している黒田は、どれくらいの能力を備えているのでしょうか。選手としての実力が気になるところですが、ここでは作中で黒田が見せた活躍などをチェックしていきます。
黒田の成京戦での活躍
アシトら東京シティ・エスペリオンユースBチームは、東京都リーグの第1節で格下の成京高校と対戦しました。しかし、アシトと同じサイドの黒田と朝利との連携は機能せず、いきなり劣勢に立たされます。これはアシトの理解不足が原因でしたが、黒田らの態度から試合中にそれに気づいたアシトは意識を変え、結局逆転勝利を得ます。黒田は戦術を理解しようとするアシトをサポートする姿勢を見せるなど、この試合で印象的な活躍をしました。
黒田のユース選手としての実力
『アオアシ』での黒田は、ジュニアユース昇格組というサッカーエリートで、プレースタイルは冷静そのものです。感情的になりがちなアシトとは異なり、常に合理的・論理的な思考を旨としています。足元の技術に長けていて戦術理解能力も高く、一時的とはいえ成京戦後はAチームに合流するなど、その実力は同年代のユース昇格組の中でも上位に位置しています。
黒田の性格
『アオアシ』に登場する黒田は、一見温和で人当たりの良い性格に見えますが、その実態は執念深くエリート主義に凝り固まった部分も持つというキャラクターです。ヘッドコーチの伊達からは「最もユースらしい選手」と評されていますが、その真意は「優等生然としたプライドの高い選手」というものでした。合理性優先で無意識に人を見下すところは黒田の弱点であり、後に自分でもそれに気づくことになります。
【アオアシ】黒田とアシトや他キャラの関係
ジュニアユース出身の実力者として活躍を見せつつ、エリート意識にも囚われていたという『アオアシ』の黒田ですが、作中での他キャラとの関係はどうなっているのでしょうか。続いてはそちらの方面に視点を移してみましょう。
黒田とアシトの関係
まずは『アオアシ』の主人公アシトとの関係ですが、アシトは入団当初から黒田や朝利との間で確執があり、プレーも噛み合っていませんでした。それは主に戦術の基本を知らなかったアシトのせいなのですが、彼がそれを自覚してチームプレーに目覚めて以降は、黒田のサポートもあって連携が機能し始めます。黒田の調整力やコミュニケーション能力が関係改善に役立ったのは間違いありません。
黒田と朝利の関係
朝利マーチス淳は、黒田と同じくジュニアユース昇格組のDFです。やはりかなりの実力者であり、黒田と並んでユースを代表する選手と目されています。その分プライドの高さも相当で、そこが弱点とされる黒田以上であるとも言われています。黒田とアシトとは、最初のトライアングルで通じ合った関係でもあります。
黒田と冨樫の関係
黒田と『アオアシ』の他キャラとの関係、続いては冨樫慶司です。冨樫はアシトらの年代では唯一福田監督自らがスカウトした選手で、元暴走族ではあるものの、サッカーに対しては真摯な情熱を持っています。黒田とはジュニアユースのチームに練習生として参加した時に知り合っていますが、プロ最優先で勝負は二の次という彼の思考と折り合わず、以後ずっと確執を抱えることとなります。
【アオアシ】黒田の声優
『アオアシ』でジュニアユース出身のエリートとして活躍する選手・黒田ですが、アニメ版の声優についても気になるところです。ここからは、アニメ版『アオアシ』で黒田役を担当している声優の情報を紹介していきます。
黒田の声優は「堀江瞬」
アニメ版の『アオアシ』で黒田勘平を演じているのは、堀江瞬です。堀江氏は現在30歳になる男性声優で、2015年にデビューしました。声優と共に音楽活動も行っています。散歩や詩を書くことなどを趣味としており、昭和のレコードを好んで集めるなど、昭和文化にも造詣が深いという一面を持ちます。
堀江瞬のプロフィール
アニメ版『アオアシ』で黒田を演じている堀江瞬は、1993年5月25日に大阪府で生まれました。高校生の頃から本格的に声優を意識し、2013年に養成所に入所します。2017年に事務所の準所属となり、同年にテレビアニメで初主演を務めました。2018年には、第12回声優アワードで新人男優賞を受賞しています。さらに2019年には、音楽ユニットSparQlewのメンバーとしてメジャーデビューも果たしています。
堀江瞬の主な出演作品
堀江瞬の『アオアシ』黒田役以外の主な代表作は、『僕の心のヤバいやつ』(市川京太郎)、『さらざんまい』(陣内燕太)、『彼女、お借りします』(木ノ下和也)、『アクダマドライブ』(ハッカー)、『原神』(空〈男主人公〉)などとなっています。
【アオアシ】黒田の舞台のキャスト
ここまで『アオアシ』作中での黒田の活躍ぶりや実力、アニメ版声優などについて見てきましたが、舞台版キャストの方にも注目してみましょう。舞台『アオアシ』で黒田を演じた俳優は2人おり、以下の面々となっています。
黒田の舞台のキャスト①山中健太
舞台版『アオアシ』で黒田勘平を演じている俳優、1人目は山中健太です。山中氏は現在31歳の男性で、2.5次元舞台を中心に活動しています。双子の兄弟山中翔太も、同じ分野で活躍する俳優です。
山中健太のプロフィール
舞台『アオアシ』で黒田を演じている山中健太は、1992年5月6日に鹿児島県で生まれました。幼少期から芸能界を志し、2012年の舞台『レディ・ゴー』でデビューを飾っています。2016年に『あんさんぶるスターズ!オンステージ』で2.5次元作品に初めて出演して以降、同ジャンルを中心に活躍を続けています。
山中健太の主な出演作品
山中健太の『アオアシ』以外の主な出演作品は、『あんさんぶるスターズ!オンステージ』(葵ひなた)、『乱歩奇譚 Game of Laplace~怪人二十面相~』(ハシバ)、『ぼくらの七日間戦争』(佐竹哲郎)などとなっています。
黒田の舞台のキャスト②土屋直武
2人目の舞台版『アオアシ』黒田役は、土屋直武です。土屋氏は現在23歳の男性俳優で、歌手としても活動しており、男性ダンス&ボーカルグループ「AVEST」のリーダーを務めています。
土屋直武のプロフィール
土屋直武は1999年12月22日に千葉県で生まれました。2021年に「AVEST」の一員としてデビューしています。俳優としての初舞台は、同年の『テニスの王子様』でした。以後現在まで、いくつかの舞台作品でステージに立っています。
土屋直武の主な出演作品
土屋直武の主な舞台の出演作は、『アオアシ』(黒田)のほかに『ミュージカル・テニスの王子様4thシーズン』(伊武深司)、『チェンソーマン』ザ・ステージ(デンジ)などがあります。
【アオアシ】黒田に対する世間での評判や人気
『アオアシ』で相当の実力を持ちつつ壁にも打ちあたる黒田ですが、そうした彼に対する世間の評判はどのようなものなのでしょうか。ここでは、『アオアシ』作中で重要な位置を占める黒田の人気ぶりについてチェックしてみました。
こちらのツイートは「黒田しびれる」というものですが、おそらくは東京武蔵野蹴球団ユース戦を受けてのものだと思われます。この試合で黒田は、頭に怪我を負いつつも勝利のために奮闘し、その活躍のおかげで冨樫との関係にも変化が訪れたのでした。
一方こちらは、「黒田こわい」という意見です。前述のように黒田は一見温和ながら、実際は旺盛なプライドや執着心の持ち主となっています。時にはドライな毒も吐くことから、こうした印象を持つ人も多いようです。
黒田を「こわい」「嫌い」という人がいる一方で、上のように評価する人もいます。話が進むにつれ、黒田は確執のあった冨樫と積極的にコミュニケーションを取ろうとし始めます。ウマは合わなくても認めるべきところは素直に認めるなど、黒田が成長していくさまはかなり感動的です。
【アオアシ】黒田はユースらしい選手だった
『アオアシ』の黒田について紹介してきました。このように、黒田勘平という選手はジュニアユース昇格組のエリートで、主人公アシトとはまったく違う個性の持ち主です。見た目とは裏腹の強すぎるプライドが足を引っ張っていますが、後にそれを自覚し、徐々に変化していくさまは本作の見せ場の1つとなっています。黒田についてもっと知りたいという方は、ぜひ原作やアニメをチェックしてみてください。
この記事のライター
だいじろう
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