【スパイファミリー】ヘンリー・ヘンダーソンはクラス担任!初登場はいつ?
スパイファミリーに登場するヘンリー・ヘンダーソンは、イーデン校でアーニャの担任を務める先生です。紳士的な人物で、生徒たちに対して「エレガント」であることを求めています。ここではスパイファミリーにおけるヘンリー・ヘンダーソンの活躍や正体、性格を解説します。
目次
ヘンリー・ヘンダーソンの正体とは?
ここからは、スパイファミリーに登場するキャラクター、ヘンリー・ヘンダーソンの性格やプロフィールなど基本的な人物像とその正体、スパイファミリーの作中での役割について解説します。そしてスパイファミリーの作品概要とあらすじもおさらいしていきます。
ヘンリー・ヘンダーソンのプロフィール
- 名前:ヘンリー・ヘンダーソン
- 年齢:66歳
- 役職:第3寮<セシル>寮長
- 担当教科:歴史
- 性格:エレガント
スパイファミリーに登場するヘンリー・ヘンダーソンは、東国オスタニアの首都バーリントに存在する名門校イーデンで教師、寮長を務める人物です。年齢以外、家族構成などのプライベートな情報は明かされていません。学問だけでなく、芸術、スポーツなどあらゆる分野でハイレベルな教育を行うイーデン校の寮長を務めることから、非常に優秀な人物、特殊な経歴を持っていると推測できます。正体不明なキャラクターの多いスパイファミリーの中でも、多くの謎を秘めています。
ヘンリー・ヘンダーソンの性格
ヘンリー・ヘンダーソンは、悪人も多く登場するスパイファミリーの人物の中では生真面目で実直な性格をしています。イーデン校の先生として、生徒にエレガントであることを求めますが、自分自身に対しても厳しく、エレガントであることを常に意識しています。早朝には構内でジョギングを行い、身だしなみにも気を使い、紅茶をたしなみます。一方でエレガントでないと判断するふるまいには容赦がなく、粗野な足取りでイーデンに入ることすら不愉快であると言い放ちます。
ヘンリー・ヘンダーソンの能力
ヘンリー・ヘンダーソンは、自身の担当教科である歴史以外でも、体育、図工などで病欠の先生の代役をこなすことができるほど、先生として非常に高い知識、経験を持っています。また、アーニャの入試面接では、ヨルがアーニャの実母ではないことを馬鹿にしたマードック・スワンを面接後に殴り倒すなど、年齢の割に高い身体能力を見せています。
スパイファミリーの概要
スパイファミリー(SPY×FAMILY)は集英社「少年ジャンプ+」にて2019年より好評連載中の漫画作品です。また、テレビアニメ放送開始前からコミックスの累計発行部数が1,000万部を超える大ヒット作品です。2022年10月には発行部数は2,700万部を突破し、2022年4月からはテレビアニメが放送開始、2023年3月にはミュージカル化など、スパイファミリーは多彩なメディアミックスも予定されています。
スパイファミリーのあらすじ
東国オスタニアと西国ウェスタリスの両国は長きに及ぶ冷戦状態にあり、水面下では日々、情報戦が繰り広げられています。ウェスタリスの組織WISE(ワイズ)に所属する主人公「黄昏(たそがれ)」は超敏腕スパイで、ある日、東西の均衡を崩す東国の政治家、ドノバン・デズモンドに近づくため任務が下されます。その内容は、家族を持ちデズモンドの息子が通うイーデン校懇親会に参加すること。黄昏は正体を隠し、ロイド・フォージャーという偽りの名前と家族とともに任務の遂行を図ります。
ヘンリー・ヘンダーソンの初登場回や活躍を紹介
ここからはヘンリー・ヘンダーソンの活躍を、スパイファミリー初登場回から順を追って、シーンごとに解説していきます。
ヘンリー・ヘンダーソンの初登場回
ヘンリー・ヘンダーソンは、フォージャー家がアーニャの面接試験でイーデン校を訪れた際に、スパイファミリーに初登場しています。受験生が次々とイーデン校に入っていく様子を校舎の中から観察し、受験生やその家族が入学に値するエレガンス力を持っているか気に掛けます。初登場シーンでは他の先生たちからもうやうやしく挨拶されており、強く敬意を払われている様子を見せていました。
活躍①フォージャー一家を気に入る
フォージャー一家が面接会場に向かう道中、校舎から教職員が受験生のふるまいを採点していることにロイドが気づきます。ロイドは高評価を得るため、初代学長の像にこれ見よがしに敬礼を行うと、ヘンリー・ヘンダーソンはベリーエレガントと称賛しフォージャー一家を気に掛けます。その後も、どぶに落ちた少年を助け、さらに自分たちの着替えまで用意する周到さに強い衝撃を受けるなど、ヘンリー・ヘンダーソンはロイドにエレガントさを感じ、注目していきます。
活躍②アーニャを合格させる
試験結果に落ち落ち込むフォージャー家に、ヘンリー・ヘンダーソンは補欠合格の可能性があることを告げます。面接で感情的になり机を殴ったことなどから、ロイドはその可能性すらないものと考えていました。しかし、それは蚊を殺すためだったというロイドの苦しい言い訳を踏襲してまで、ヘンリー・ヘンダーソンはロイドをかばっていたのです。その後、アーニャは無事補欠合格を果たしました。
活躍③1年3組の担任になる
ヘンリー・ヘンダーソンはマードック・スワンを殴ったことに対する処分として、寮長の身でありながら、初等科の担任教師としてスタートすることになります。理由はともかく教職者が暴力行為を働いてしまったことから、ヘンリー・ヘンダーソン自身は退職も覚悟していましたが、実際に下された処分は寛大なものでした。担当クラスは1年3組、アーニャやダミアン・デズモンドの所属するクラスです。
活躍④クラス対抗戦の審判
ドッジボールのクラス対抗戦の審判もヘンリー・ヘンダーソンが務めます。病欠したボビー先生の代役です。活躍した生徒に星(ステラ)が与えられるとのうわさが流れ、生徒たちはやる気を見せます。アーニャたち3組との試合で4組のビル・ワトキンスは、6歳とは思えない屈強な体格から豪速球を放りますが、心を読めるアーニャにことごとくかわされます。アーニャの能力を知らないヘンリー・ヘンダーソンは、「エレガント回避」と独特の表現でアーニャを評価します。
活躍⑤図工の授業を代わりに行う
図工でもヘンリー・ヘンダーソンが代役で授業を行います。授業内容は紙やペンなど限られた材料を班で分け合い、動物を表現するという内容です。そのほほえましい授業の中でもヘンリー・ヘンダーソンは、生徒たちの協調性、柔軟性、積極性、独自性をチェックするなど、教育者として高い意識を持っています。ダミアンが自分の作品を作るために、ほかの生徒の紙を奪おうとしたときには「その行いは紳士かね」とたしなめ、焦らず自分のできる範囲のことをするよう丁寧に諭します。
活躍⑥社会学習の授業
社会学習の授業では、生徒たちに自分が興味のある職業について調べるよう伝えます。アーニャは父のロイドが、偽装のため精神科医として勤める総合病院を取材し、その内容を発表します。アーニャは取材中の曲解やロイドの心の声などがないまぜになり、コネやターゲットといった不穏な言葉のチョイスで誤解を与えます。ロイドの人間性に信頼を置いていたヘンリー・ヘンダーソンは左目のモノクルを落とすほど、驚愕の表情を浮かべます。
活躍⑦ダミアンたちに野外学習を命じる
ある日、ダミアンは寝坊した罰として、ヘンリー・ヘンダーソンに寮母の手伝いを命じられます。寝坊の理由は夜遅くまで勉強していたからでした。ダミアンを気遣うエミールとユーインの二人も、わざと罰を受け手伝います。ヘンリー・ヘンダーソンはダミアンの焦りや、3人の友情を考慮し、新たな罰という名目でグリーン先生との野外活動を命じます。そこでは川下りや釣りをしたり、夜空を眺めたりして、ダミアンは自然に笑えるようになりました。生徒の繊細な心を察知する、粋な計らいです。
ヘンリー・ヘンダーソンの名言
ここからはヘンリー・ヘンダーソンがスパイファミリー作中で発した、エレガントで印象深い名言を取り上げます。さらに、これら3つの強烈な名言を放った場面やその状況、ヘンリー・ヘンダーソンの心情も絡めて解説します。
ヘンリー・ヘンダーソンの名言①「ノットエレガント…」
「ノットエレガント!!字もきたねぇっ!!」
出典: dream.jp
イーデン校の面接会場に向かうフォージャー一家の3人が、初代学長の像に敬礼している様子を見たヘンリー・ヘンダーソンはベリーエレガントと評価しますが、ほかの教職員にアーニャの一次試験の結果が及第点ギリギリの31点であると伝えられます。上記の名言はその時にアーニャの答案を見て発したセリフです。つい自身のエレガントさも忘れて言葉が乱雑になってしまうほどアーニャの字は汚く、その動揺が見て取れます。
ヘンリー・ヘンダーソンの名言②「おのれこしゃくな…」
「おのれこしゃくなロイド・フォージャー!!」
出典: dream.jp
名言①の場面に続き、今度は道中でどぶに落ちた少年を、ロイドはスーツを汚しながら救出します。ヘンリー・ヘンダーソンは、スーツを泥で汚したフォージャー家を一度は失格にしようとしますが、用意周到に替えのスーツに着替えたロイドたちに放った名言です。ロイドをスマートアンドエレガントと称えつつも、アーニャの成績からどこか醜い正体があるはずだと、冷静さを欠きあら捜しに必死になって発した名言です。
ヘンリー・ヘンダーソンの名言③「今日もエレガントで…」
「今日もエレガントでブリリアントな歴史の1ページを紡ぐとしよう」
出典: dream.jp
ヘンリー・ヘンダーソンは早朝にジョギングをし、身だしなみを整え紅茶を飲み、そして音楽を聴き読書をします。とてもエレガントなモーニングルーティーンです。気持ちよく一日の始まりを迎え、上記の名言を発して、教壇に向かいます。しかし、扉を開けるとそこには、喧嘩して汚くののしり合うアーニャとダミアンたちの姿がありました。ヘンリー・ヘンダーソン先生はそれを見て、理想と現実のギャップに打ちひしがれるのでした。
ヘンリー・ヘンダーソンの声優
ここからはスパイファミリーで名門校イーデン校に勤める教師、ヘンリー・ヘンダーソンをエレガントに演じる声優について解説します。またプロフィールやスパイファミリー以外の出演作品についても説明します。
ヘンリー・ヘンダーソンの声優は「山路和弘」
スパイファミリーのヘンリー・ヘンダーソンを演じる声優は「山路和弘」さんです。エレガントさを重視し、生徒たちを時に厳しく、時に優しく指導する老紳士を、落ち着き払った声で演じます。アーニャたちの言動に激しくリアクションをとるギャグシーンもまた、そのギャップが魅力的との評判です。
山路和弘のプロフィール
- 名前:山路和弘
- 生年月日:1954年6月4日
- 出身地:三重県
- 所属:劇団青年座
山路和弘さんは1954年6月4日、三重県の出身で1977年に劇団青年座に入団します。俳優、声優、ナレーターとして幅広く活躍し、2020年には第十五回声優アワード「外国映画・ドラマ賞」を受賞しています。同年、声優・女優の朴璐美さんとの結婚を発表しています。
山路和弘の主な出演作品
山路和弘さんのスパイファミリー以外でのアニメ出演作品は、「進撃の巨人」(ケニー・アッカーマン)、「PSYCHO-PASSサイコパス」(雑賀譲二)、「ワンパンマン」(シルバーファング/バング)などです。海外映画やドラマの吹き替え出演も数多く、ニコラス・ケイジやジョン・トラボルタ、ラッセル・クロウなどの吹き替えを演じています。
ヘンリー・ヘンダーソンに対する世間での評判や人気
スパイファミリーには個性的なキャラクターが多く登場しますが、ヘンリー・ヘンダーソンは中でもひときわ目立ったキャラクターです。「エレガント」と言えば、というほどファンの間でも定着しており、スパイファミリーには欠かせないキャラクターとなっています。
ヘンリー・ヘンダーソンはその厳しさゆえに、ロイドやアーニャたちの障害となるのではないかと思っていた、といった意見も見られます。ロイドは任務遂行のため、正体を隠して良い父親を演じ続けます。そんなロイドを「エレガント」と評価するヘンリー・ヘンダーソンの意外なキャラクターに、多くのファンが親しみを感じていました。
エレガントを信条としているヘンリー・ヘンダーソンですが、アーニャ入学試験時のロイドの行動に興奮し、激しく動き回る姿も人気のポイントです。叫んだり飛び跳ねたり、その行為自体はエレガントとは言い難い言動ですが、そのギャップもヘンリー・ヘンダーソンの魅力のようです。
ヘンリー・ヘンダーソンは生徒思いのエレガントな先生
ヘンリー・ヘンダーソンはスパイファミリーに登場する名門イーデン校の教職員の中でも、規律と伝統を重んじる厳格な人物です。「エレガント」をモットーに、自分にも他人にも厳しく、しかし生徒の行動はつぶさに観察していて、友達を思いやる行動などには寛大な対応をとるなど、温かい人柄も垣間見えます。今後のスパイファミリーでも、アーニャやベッキー、ダミアンたちをどのように教え導いていくのか、また彼自身の過去やその正体が明かされるのか、注目していきましょう。
この記事のライター
PP西村
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