【よう実】堀北鈴音はもう一人のヒロイン！髪型や登場キャラとの関係も

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北鈴音（ほりきたすずね）は、物語序盤から登場している本作のヒロインです。ここでは『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北のプロフィールや、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の内容を紹介していきましょう。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北鈴音は、高度育成高等学校1年Dクラスの生徒です。本作のヒロインであり、もう一人の主人公でもあります。黒髪ロングの美少女で、頭も運動神経も良いですが、他者とあまり関わらない孤高のタイプです。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は、自分にも他者にも厳しい性格をしています。入学当初は、自分の力だけでAクラスへ這い上がろうとしていました。しかしAクラスに上がるためには周りとの協力が必要だと理解してからは、クラスメイトとコミュニケーションを取るようにしています。優秀ですがドジな一面も持っています。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は学力も身体能力も高く、非常に優秀です。さらに問題行動も起こしていなかった堀北が入学時にDクラスに配属されたのは、協調性がなかったためです。堀北は憧れの兄・学だけを追いかけてきたため、弱者を切り捨てる利己的な考え方をしていました。そのため、周囲からもよく思われておらず、本人も周りと協力しようとしていませんでした。

『ようこそ実力至上主義の教室へ』は、衣笠彰梧による大人気ライトノベルシリーズです。徹底した実力至上主義を掲げる高校を舞台にした、高校生たちの青春群像劇です。2015年からMF文庫Jで刊行されており、シリーズ累計部数は840万部を突破しています。また、アニメは2017年に第1期、2022年に第2期が放送されており、第3期まで制作が決定しています。

進学率、就職率100%を誇る名門「高度育成高等学校」は、徹底した実力至上主義を掲げています。そんな学校に入学した主人公の綾小路清隆でしたが、実力至上主義という看板とは裏腹に、クラスメイト達は現金と同等の価値を持つポイントを与えられ、放任主義のもと自堕落な生活を続けていました。しかしそんな彼らも、進学や就職が約束されるのはAクラスのみ、さらに底辺の生徒は退学、ランクを上げるにはクラス対抗の特別テストで勝つしかないという学校のシステムを知るのでした。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は、物語におけるメインヒロインです。過去には他人を見下し、一人でAクラスへ上がろうとしていた堀北ですが、櫛田や綾小路と関わり、気持ちも変化していきます。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は同じクラスのアイドル的な人気者、櫛田桔梗に嫌われています。表向きは堀北と仲良くしようとしている櫛田ですが、過去のとある事件に関連して、堀北の事を退学しようと考えています。ここでは『よう実』の堀北と櫛田の過去や関係を紹介していきましょう。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北と櫛田の関係として、同じ中学校出身だという点が挙げられます。しかし一学年で1000人以上の生徒がおり、同じクラスになったことはありません。また、堀北も櫛田のことはよく知りませんでした。

櫛田は中学時代にクラスメイトの悪口をブログに書いており、そのことがきっかけで学級崩壊を引き起こしています。クラスメイトに悪口のブログがバレた櫛田は、ブログにも書いていなかった秘密を暴露したため、クラスメイトが疑心暗鬼になったのです。この過去の事件を知っている堀北と綾小路が邪魔な存在だったことから、二人を退学させようとしています。

「満場一致特別試験」で綾小路に本性をばらされた櫛田は、クラスの中での退学者として選ばれそうになってしまいます。しかし堀北はコミュニケーション能力などが高い櫛田がこのまま退学になるのは勿体ないと考え、櫛田の退学を止めます。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は、入学時に主人公の綾小路の隣の席に座っていました。そのため、物語の最初の頃から二人は最低限の交流をしていました。そして物語が進むにつれて、堀北は綾小路の事を信頼するようになっていきます。ここでは堀北と綾小路の関係を紹介していきましょう。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は、綾小路と関わることによって徐々に成長していきます。綾小路はクラスのさまざまなピンチを救いながらも、口では「堀北の指示で動いただけ」と言っていたため、クラス内での堀北の評価はどんどん上がっていきました。そして堀北も、綾小路に対して仲間意識を持つようになり、いつの間にか自分だけがAクラスに上がるのではなく、「みんなでAクラスを目指す」という考え方に代わっていきます。

綾小路は南雲を監視するという目的のために、生徒会に堀北を入れようとします。堀北にその気はありませんでしたが、中間テストの数学で勝負をして、負けたら生徒会に入るという条件を飲みます。その結果、負けた堀北の生徒会入りが決まりました。

入学時から堀北のすぐそばで彼女の成長を見ていた綾小路は、いつしか堀北と戦いたいと考えるようになりました。現在は同じクラスですが、綾小路はクラス移動をする準備を進めているため、堀北と戦う姿が描かれるのではないかと言われています。

Dクラスの問題児である須藤は、持ち前の運動神経の良さから張り切って体育祭に臨みますが、クラスメイトとうまく連携できずに途中で投げ出してしまいます。そんな須藤に過去の自分を重ねた堀北は、Aクラスに上がるためには須藤の力が必要であると考え、説得を行います。そんな堀北に心を動かされた須藤は、勉強にも真面目に取り組み、クラスにとってなくてはならない存在に成長するのでした。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は黒髪ロングが印象的な美少女でしたが、2年生になり髪型がショートカットに変わります。堀北がロングだったことにはある理由がありました。ここでは『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北の髪型について考察していきましょう。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北の兄は、3年Aクラスに所属する学です。堀北はずっと学を追いかけてきました。しかし兄が学校を卒業する前に、兄に新しい自分を見せることと、けじめをつけるためにショートカットにしました。学もそんな堀北を見て安心し、卒業後に再会する約束をしています。

堀北が髪を伸ばしていたのは、過去に兄の学に好きな髪型について尋ねた際に、学が「ロングの方が好き」と言ったためです。しかしそれは嘘で、学は自分の言葉を真に受けて妹が髪を伸ばすかどうか試していたのでした。その結果、もとはショートカットだった堀北が兄の好みに合わせて髪を伸ばしたことで、兄妹の仲は険悪なものになっていきます。

ショートカットにした堀北が再び髪を伸ばすかどうかは、現時点では不明です。これまでの堀北には兄が全てでしたが、髪をショートにしたことで、一旦けじめをつけています。しかし堀北にはまだ見えていないものがあるため、見えていないものが見つかるまで、髪の毛をどうするのかは検討するようです。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』はテレビアニメ1期、2期が放送されており、3期も制作が決まっています。アニメ1期は2017年に放送されましたが、当時はまだあまり名前の知られていなかった、現在では人気声優となった女性声優をヒロインの堀北に抜擢しています。

アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北を演じているのは、声優の「鬼頭明里（きとうあかり）」さんです。『鬼滅の刃』の「竈門禰豆子」役や『シャドーハウス』の「ケイト」役など、現在では数々の人気作品に出演している声優です。

鬼頭明里さんの主な出演作品としては、『鬼滅の刃（竈門禰豆子）』、『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会（近江彼方）』、『安達としまむら（安達）』、『ウマ娘 プリティーダービー（セイウンスカイ）』、『虚構推理（岩永琴子）』、『ブレンド・S（日向夏帆）』、『僕だけがいない街（ヒロミ）』、『私に天使が舞い降りた！（姫坂乃愛）』、『まちカドまぞく（千代田桃）』、『シャドーハウス（ケイト）』などが挙げられます。

『よう実』では堀北は最初Dクラスですが、物語が進みクラスが変動しているため、堀北クラスとも呼ばれています。堀北クラスは問題児揃いでしたが、物語が進むことでそれぞれ成長したこともあり、有力な人材が揃っていたことがわかります。

『よう実』を読んでいる人の中には、「もっと堀北と綾小路に絡んでほしい」とコメントしている人もいました。綾小路は別のクラスへ移動の準備を進めているため、それまでにもっと二人が絡むシーンが見たいようです。

『よう実』の作中では、堀北の腕が水筒にハマってしまって取れなくなってしまうシーンがあります。優秀で孤高な堀北のドジな一面が見られるシーンとなっているため、OVAでいいのでアニメ化してほしいと考えているファンもいました。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の堀北は、メインヒロインでありながらもう一人の主人公でもあります。作中でも大きく成長したキャラで、兄を追いかけていた過去とけじめをつけ、2年生からはショートカットになっています。堀北に興味が湧いた人は、『よう実』をチェックしてみてはいかがでしょうか。