【ワールドトリガー】生駒隊とはどのような部隊？メンバーや強さを考察

ワールドトリガーの作中に登場する生駒隊とは、ボーダー本部に所属するB級の部隊です。メンバーは、アタッカー（攻撃手）であり生駒隊の隊長を務める生駒達人、シューター（射手）の水上敏志、スナイパー（機動型狙撃手）の隠岐孝二、アタッカーの南沢海、オペレーターの細井真織の5人で編成されています。5人中4人が関西出身で勝ちにこだわらず、マイペースに楽しむことを重視した面白いチームです。

ワールドトリガーに登場する生駒隊の隊服や作戦室について解説していきます。生駒隊の隊服は、胸から首にかけての部分が黒、それ以外は赤という二色でデザインされており、左胸にボーダー隊員のマークが入っているオーソドックスなジャージです。作戦室は、オペレーター室と繋がった広めのミーティングルームと、ベイルアウト部屋というシンプルな間取りですが、遊ぶための部屋が設置されており、漫画や小説、将棋盤、ギターなどメンバーの趣味が詰まっています。

2013年から週刊少年ジャンプで連載が始まった『ワールドトリガー』は、葦原大介先生が描く少年漫画です。サイエンス・ファンタジーやバトルアクションがテーマになっており、2014年にはTVアニメ第1期が放送、2015年にはPlayStation Vitaのゲームソフトが発売されています。連載途中で作者の体調不良により長期連載休止期間があったものの、復帰後はジャンプスクエアにて連載が再開され、2016年の時点で累計発行部数350万部を突破している現在も連載中の大人気作品です。

異世界へのゲートが繋がった三門市で三雲修は、ボーダー隊員であることを周囲に隠しながら生活する中学生でした。ある日、同じクラスに空閑遊真が転校してきて実はその正体がネイバーであることを知った修は、遊真を見張る目的も兼ね行動を共にするようになります。空閑遊真はボーダーC級隊員の修と日々を過ごす中で、S級隊員の迅悠一やネイバーに狙われやすい体質を持つ修の幼馴染・雨取千佳と出会い、目的のために自身もボーダー隊員に入隊を決めます。

ワールドトリガーに登場する生駒達人は、生駒隊の隊長を務めており、周りからイコさんと呼ばれています。硬派な見た目に反し、出会う女性全てに真顔でかわいいと言ってしまう女好きな性格で、カレーとサッカーが大好きです。凛々しい眉毛と下がった口角というソース顔の生駒は、戦闘の際、いつもゴーグルを着用しカメラ目線を忘れません。部隊ではボケ担当ですが、同じアタッカーの迅からは「ボーダー随一旋空弧月の使い手」と言われ、B級トップと言われる強さを誇っています。

ワールドトリガーの作中に登場する生駒隊のメンバー2人目は、シューターの水上敏志です。三白眼とモサモサの頭が特徴的な水上は部隊ではツッコミ担当で、まとめ役のような存在でもあります。将棋のプロを目指していたこともあり、かなりの策略家で戦闘では司令塔を担っています。主なトリガーは、「アステロイド」「メテオラ」「シールド」で、声に出したものと違うトリガーを使うなど得意の頭脳戦で相手を翻弄します。戦闘中は首にゴーグルをかけているのが特徴です。

ワールドトリガーの作中に登場する生駒隊のメンバー3人目は、スナイパーの隠岐孝二です。切れ長の目と、右目の下に泣きボクロが特徴で、いつもサンバイザーを着用しています。作中でもトップクラスのイケメンと呼ばれ、部隊内では彼女がいると噂されていますが本人は否定しています。メイントリガーは、「グラスホッパー」「イーグレット」「ライトニング」「シールド」で、ボーダー内で唯一グラスホッパーを使う機動型狙撃手です。

ワールドトリガーの作中に登場する生駒隊のメンバー4人目は、イコさんと同じくアタッカーのポジションを務める南沢海です。生駒隊は、南沢以外全員関西のメンバーで構成されています。1番の下っ端の南沢は、派手な髪色と大きな目が特徴的なかなり童顔の人物です。明るく調子に乗りやすい性格なため、一時期マスタークラスまで登り詰めるたほどの強さですが、油断のせいでランクを落としています。トリガーは、「旋空」「弧月」「シールド」で、サブの「グラスホッパー」を使うこともあり、戦闘センスは高いようです。

ワールドトリガーの作中に登場する生駒隊のメンバー5人目は、部隊唯一の女の子で戦闘に必須な情報を解析して隊員に伝える「オペレーター」を担う細井真織です。生駒隊のメンバーから「マリオ（ちゃん、先輩）」のあだ名で呼ばれており、ツンツンの黒髪ショートヘアで男勝りな性格をしています。しっかりした性格で普段はツッコミ役ですが、考えてることが顔に出やすく部隊ではいじられることもしばしばあるようです。褒められ慣れておらず、褒められると真っ赤になって照れます。

ワールドトリガーに登場する生駒隊の強さや能力について解説していきます。生駒隊は5人中4人が戦闘員という珍しい編成で、アタッカー2人、シューター1人、スナイパー1人というバランスの取れたチームです。戦闘時は、基本的にあまり作戦を立てず行き当たりばったりですが、対応力の高さが特徴です。生駒の「旋空弧月」と隠岐の機動力を活かし、頭脳派の水上が指揮を取れば更に上位を目指せるのではないかと言われますが、隊長である生駒の適当さがあってこそ！とも考察されています。

ワールドトリガーに登場する生駒隊の結成の経緯を解説していきます。生駒隊は、5人中4人が関西出身という珍しい構成のチームです。結成の経緯の詳細はハッキリと描かれていませんが、関西のスカウト組4人が関西繋がりで組み、ノリが似ている南沢が加わったのではないかと考察されます。

ワールドトリガーに登場する生駒隊のメンバーは関西出身？について解説していきます。生駒隊に所属するメンバーは、5人中4人が関西出身です。そのため、チーム内ではボケとツッコミが存在しており、常に関西弁やボケとツッコミが飛び交っている環境です。関西出身ではない三門市出身の南沢海も、ノリの軽さで部隊に順応できているようです。

ワールドトリガーに登場する生駒隊の隊長を務める生駒達人役を演じているのは、こにたんの愛称で親しまれている声優の小西克幸さんです。小西さんは、1996年に『逮捕しちゃうぞ』のサラリーマンA役で声優デビューしています。かなりのゲーマーで自身のTwitterでプレイしているゲームについて投稿しているほどです。代表作として『アサシン クリード』のアルタイル役、『金色のコルダ』の王崎信武役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のディアボロ役などがあります。

ワールドトリガーに登場する生駒隊のメンバー水上敏志役を演じているのは、声優の竹田海渡さんです。竹田さんは、元々ガンダム作品が好きで声優という職業に興味を持ち、『トップをねらえ!』がきっかけで声優を目指し始めています。青二塾東京校の37期生で、2010年代に声優デビューしています。『スケートリーディング☆スターズ』の倉吉虎之助役や、『テイルズ オブ ルミナリア The Fateful Crossroad』のユーゴ・シモン役などを演じています。

ワールドトリガーに登場する生駒隊のメンバー隠岐孝二役を演じているのは、おのむーの愛称で親しまれている声優の小野将夢さんです。小野さんは、青二塾大阪32期生で、2010年代に声優としてデビューしています。特技はモノマネ（形態模写）で、好きな作品に『アマガミ』を挙げています。小野さんはこれまでに、『かぐや様は告らせたい』シリーズの豊崎三郎役、『86-エイティシックス-』のチセ・オーセン役などを演じています。

ワールドトリガーに登場する生駒隊のメンバー南沢海役を演じているのは、ホリエルの愛称で親しまれている声優の堀江瞬さんです。堀江さんは、大人役と子供役を作品内で演じ分けている高木渉さんに憧れて、2015年に声優デビューしており2018年には第12回声優アワードで新人男優賞を受賞しています。趣味は散歩やレコード集め、詩を書くことなどで、代表作は『ドラゴン、家を買う』のレティ役、『彼女、お借りします』の木ノ下和也役、『社長、バトルの時間です！』のミナト役などがあります。

ワールドトリガーに登場する生駒隊のメンバー細井真織役を演じているのは、そらそらの愛称で親しまれている声優の大空直美さんです。幼い頃から東映アニメーションが好きだった大空さんは、エンドロールの青二プロダクションのクレジットを見て青二塾に入所しています。2012年に『聖闘士星矢Ω』の子供役で声優デビューしており、『いなり、こんこん、恋いろは。』の伏見いなり役や、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の緒方智恵理役、『ジャヒー様はくじけない!』のジャヒー様役などを演じています。

ワールドトリガーで、生駒隊が初登場したのは14巻のガロプラとの戦いです。ガロプラとの戦いで動きを警戒した忍田本部長は、ボーダー本部の西を南にそれぞれ1チームずつ残す指示を出します。その1チームが生駒隊でTVアニメだと第2期の1話でメンバー全員が登場しています。

生駒隊の登場シーン2つ目は、B級ランク戦ROUND6です。生駒隊と玉狛第二（三雲隊）と王子隊の三つ巴で、緊張感溢れる作戦会議をする他のチームをよそに、生駒隊は必要最低限の話し合いが終わると雑談に切り替わるというマイペースさでした。試合では、他チームより強さのある生駒隊の南沢が早々に落とされ、ポイントをなかなか獲得できませんでしたが、初めての生駒旋空を披露し苦戦しながらも最終的には3ポイント獲得します。しかし玉狛第二に及ばず敗北してしまいました。

生駒隊の登場シーン3つ目は、B級ランク戦ROUND8（最終戦）です。生駒隊、二宮隊、弓場隊、玉狛第二の四つ巴となった最終ラウンドで玉狛第二と再戦を果たします。試合の序盤で玉狛第二のヒュースを囲んだ生駒隊ですが、イコさんがヒュースのバイパーによって落とされピンチに陥りますが南沢がヒュースを倒します。その後隠岐が外岡を倒しますが、水上が弓場に落とされるなど窮地は脱したものの、結局2点しか獲得できず生駒隊は敗北していまい、玉狛第二が勝利を収めます。

ワールドトリガーに登場する生駒達人率いる生駒隊に対して、ファンはどのように感じているのでしょうか。部隊内でボケとツッコミが存在するという関西出身が多いチームならではの特徴的を持つ生駒隊の評判や人気をまとめていきます。

関西出身メンバーが多い生駒隊は、TVアニメでは声優陣も関西出身者が演じており、発音やテンポの良さを感じているファンも見られました。TVアニメを何度も見たおかげで、単行本を読んでいても「脳内でボイス再生を楽しめる」とファンならではの楽しみ方をしていました。長期休載を乗り越えての連載再開には、感謝！とワールドトリガーの楽しさにハマっているようでした。

戦闘では、中位から追い上げてくるチームもあり熾烈な上位争いが行われる中、毎回上位をキープできている生駒隊の凄さに気付き、称賛しているファンもいました。気負い過ぎずマイペースさがあり、対応力の高さを持つ生駒隊だからこそ、上位を維持できる強さがあるのだと生駒隊の魅力にハマってしまうワールドトリガーファンも見られました。

ワールドトリガーで生駒隊が初登場した際に、カメラ目線をしてくるイコさんやランク戦前の作戦会議で発せられたなすカレーの意味について、戦闘に関係する暗号など様々な考察がありましたが、ただの持ち芸と食べ物の話をしていたというオチにハマっているファンも見られました。ランク戦前でも生駒隊ならではの緩さで、ファンの心を鷲掴みにしているようです。

ワールドトリガーに登場する生駒隊は、部隊に所属する5人中4人が関西出身メンバーという関西色の強い部隊でした。生駒隊の隊長を務めるイコさんこと生駒達人は、旋空弧月の使い手で、アタッカーとボケを担当しており、シューターの水上敏志は、頭のキレで事実上の参謀とツッコミ担当でした。スナイパーとして唯一グラスホッパーを使う隠岐孝二は、ボーダー内でもトップクラスのイケメンでボケもツッコミも担当でき、部隊で唯一三門市出身であるアタッカーの南沢海は、強さはあるものの油断しがちな人物でした。

オペレーターを務めるマリオこと細井真織は、高い情報収集力と解析力を持つツッコミ役ですが、褒められることに慣れていない純真さをメンバーに可愛がられている存在でした。戦闘員4名というバランスの良さと、対応力の高さからB級トップクラスの強さとも言われる生駒隊は、イコさんのマイペースさによって支えられているチームでした。生駒隊の今後の活躍を続編に期待しましょう。