【テニスの王子様】不二周助まとめ!所有技のおさらいや各キャラとの関係なども!
この記事では、『テニスの王子様』に登場する主要キャラクター「不二周助」について まとめていきます。『テニスの王子様』の初期から活躍している不二周助について、キャラクター性や他キャラとの関係性・実写版など、様々な方面から掘り下げていきたいと思います。
目次
【テニスの王子様】不二周助とは
今回は、『テニスの王子様』の主要キャラクターである不二周助の魅力に迫っていきたいと思います。原作やアニメ版・声優だけでなく実写版での俳優などについても記載しています。
不二周助(ふじしゅうすけ)のプロフィール
不二周助は主人公「越前リョーマ」の所属する青春学園の学年の三年生であり、テニス部での実力は部長の「手塚国光」に次いで二番手となっています。実力的には二番手ですが、副部長は同学年の「大石秀一郎」が務める形となっています。テニスに関しては防御主体のプレイをする「カウンターパンチャー」として活躍していきます。
不二周助はテニスの王子様の天才実力派!
不二周助は「天才」とも呼ばれており、全国区の実力者である部長の手塚国光と拮抗するほどの腕を持ち合わせています。試合においてはシングルス・ダブルスを問わず活躍し、様々なカウンター技を駆使して他校の強豪たちとも互角以上の勝負を繰り広げていきます。
漫画『テニスの王子様』をおさらい
『テニスの王子様』とは、1999年から2008年まで週刊少年ジャンプにて連載していた漫画となります。本誌での連載終了後、ジャンプ系列の雑誌である「ジャンプSQ」に移籍し、2009年から2021年現在に至るまで連載しています。アニメ化や舞台化などもあり、スポーツ物の有名作の一つに数えられています。
アニメや実写版などのテニスの王子様シリーズも人気
『テニスの王子様』は2001年にアニメ化し、アニメ第一期は4年半ほどで完結しています。その後は劇場版アニメやOVA、舞台(ミュージカル)化などで展開しており、2010年代には『新テニスの王子様』と題して続編のアニメ化もされています。原作漫画から数えて20年以上の長期シリーズであり、今なお人気を博しているシリーズと言えそうです。
【テニスの王子様】不二周助と登場キャラの関係
この項目では、不二周助と関係が深い魅力的なキャラクターたちを掘り下げていきたいと思います。
佐伯虎次郎との関係
「佐伯虎次郎」は不二周助とは幼馴染の間柄ですが、おいしい立ち位置の割には作中での出番や活躍に恵まれない部分も見受けられます。しかしながら、印象的な持ちネタもあって一定のファンは獲得しているようでもあります。
佐伯虎次郎とは
佐伯虎次郎は青春学園のライバル校の一つである「六角」のテニス部の副部長であり、学年は不二周助と同じ三年生となっています。作中で「無駄に男前」と言われる場面があり、ファンの間ではその台詞にあやかってアニメ・ゲーム・ミュージカルなどでは「無駄に○○」と言われることも多いようです。これもいわゆる名言に入るかもしれませんね。
また、好物はウニであり、ウニの種類を的確に見分けられる特技も持ち合わせています。変わった趣味で隙を演出することで、親近感や魅力を引き出しているとも言えそうです。
佐伯虎次郎とのエピソード
佐伯虎次郎は関東大会にてダブルスで不二周助と「菊丸英二」のペアと戦い敗北しています。その後はJr選抜合宿で不二周助と組んでダブルスをしており、幼馴染みらしい息の合ったプレイを見せています。全国大会篇では青春学園とは対戦せず、比嘉中学校との対戦で惜敗しています。
不二裕太との関係
「不二裕太」は不二周助の弟であり、登場当初は兄の不二周助を嫌っていましたが、ストーリーが進むにつれて態度を軟化。最終的には和解に至っていきます。
不二裕太とは
不二裕太は聖ルドルフ学院中学校の二年生であり、テニス部ではエースを務めるほどの実力を持っています。「天才」と呼ばれる兄に対してはコンプレックスを持っており、青春学園を離れて他校に転校していく事となります。
不二裕太とのエピソード
不二裕太は兄・不二周助へのコンプレックスから青春学園のテニス部へは入部せず、当初は青春学園に通いつつ距離の離れたテニススクールにて練習を重ねていました。そのテニススクールで聖ルドルフ学院中学校の「補強組」と出会い、彼らの誘いに乗って聖ルドルフ学院中学校へと転校していきます。
不二裕太は聖ルドルフ学院中学校にてテニス部に入部し、同校の「観月はじめ」のもとで特訓を重ね「左殺し」と呼ばれるエースへと昇り詰めていきます。都大会編では兄・不二周助との対戦を望んでいましたが、観月はじめの策によって左利きである主人公・越前リョーマと対戦。その試合やリョーマとのやりとりを通じて心境の変化があり、兄への執着も少しずつ薄れていく事となります。
不二由美子との関係
不二由美子とは不二周助たちの姉であり、本編で活躍する兄弟とは比べると出番の少ない、いわゆるサブキャラクターとなります。
不二由美子とは
不二由美子は出番自体は少ないですが、作中では山吹中学校の「千石清純」の愛読書である占いの本の著者であったり、下の弟の不二裕太の好物であるラズベリーパイを焼くのが得意で合ったりと、割と細かい設定が作りこまれているキャラクターでもあります。
不二由美子とのエピソード
不二由美子が顔までしっかりと描写されたのは原作10.5巻の書き下ろしが初で、当時幼かった不二周助・裕太の二人をテニスサークルに連れていったというエピソードが存在します。弟二人がテニスを始める切っ掛けを作ったという部分では、影の立役者と言えるかもしれません。
【テニスの王子様】不二周助の学校やプレイスタイル
この項目では、主に不二周助のプレイスタイルについて調査していきます。
青春学園中等部テニス部所属の3年生
不二周助は青春学園三年六組で、テニス部では一部員として活動しています。テニス部内の三年生は部長の手塚国光・副部長の大石秀一郎・大石とのダブルスを組んでいる菊丸英二・データテニスの乾貞治・パワータイプの河村隆が所属しています。いずれも個性豊かな選手であり、良好な関係を築いています。
プレイスタイルは「カウンターパンチャー」
不二周助は防御主体の「カウンターパンチャー」と呼ばれるプレイスタイルを得意としている選手となります。ラリーを通して相手のミスを誘ったり、厳しいコースを攻めて相手の体勢を崩していくような形が基本となっています。
『テニスの王子様』の作中では、上記の基本形に加えて多彩な技を絡めてプレイしていく事になります。また、技に付随する名言なども多いので、それに関しては「不二周助の名言集」の項目でまとめていきます。
不二周助の愛用ラケットやシューズ
不二周助愛用のラケットは「prince(TRIPLE THREAT RIP)/prince(MICHAEL CHANG TITANIUM) 」となり、実際に販売されているものがモデルとなっています。不二周助の得意技の一つにボールに強いスピンをかける「つばめ返し」というものがありますが、このラケットは特にスピンをかけることに向いているようです。
不二周助愛用のシューズは「NIKE」のもので、こちらも実在のメーカーとなっています。テニスに詳しくない方でも、「ナイキ」は聞いたことがあるかもしれませんね。
【テニスの王子様】不二周助の技や戦績
この項目では、不二周助が使う技について深く掘り下げていきたいと思います。物語序盤では「つばめ返し」「白鯨」「羆(ひぐま)落とし」の三種をメインとしながら戦い、徐々に技を増やしていく形となります。多彩な技を駆使している点も魅力的ですね。
技①「つばめ返し」
「つばめ返し」は、相手のドライブなどのトップスピンに対してより強力なスライス回転をかけて打ち返す技となっています。回っているボールに対してボールの下に斜めにラケットを当てる感じで、更に相手がかけた回転の勢いも利用する、といったところでしょうか。上手くいけば相手コートで全くバウンドしない打球になる、非常に強力な技と言えます。
相手が回転をかけていないボールに対しても使うことはできますが、その場合はボールがある程度バウンドしてしまうようです。バウンドしないという点では、部長の手塚国光の「ドロップショット」も近い系統の技と言えるかもしれません。あちらは相手の回転の有無に関わらず使用できますが、体への負担か大きいというデメリットも描かれています。
技②「消えるサーブ」
この技は、強力な横回転を掛けたサーブとなります。回転によって相手の手元付近から急激に外に逸れていく軌道となるので、相手からするとまるで消えたように見えるという意味での「消えるサーブ」、別名「バニッシングカット」となります。
人間の眼は顔の前面に付いているので横方向への視野はそこまで広くなく、視界の端に行くにしたがって視認性も悪くなっていきます。ボールを打ち返すという特性上、見づらいものを上手くラケットに当てるのは難しいという意味でも、強力なサーブと言えるでしょう。
技③「白鯨」
「白鯨」は風と回転を利用した技で、ボールに回転をかけつつ高く打ち上げ、相手コートからバックスピン+自分コートの方向に吹いている風の力でボールが自分コートまで戻ってくるものとなります。相手からするとバウンドしたボールが手元から急激に離れていく形になるので、打ち返しにくい技と言えるでしょう。
技④「羆落とし」
相手のスマッシュが自分コートでバウンドする前に打ち返す技で、スマッシュ直後で体制の崩れている相手の頭上を通過するような軌道のロブショット(高い軌道でコート後方へバウンドをするショット)となります。狙いは相手コート端のベースラインとなるので、上手く決まれば返球はかなり困難だと考えられます。
技⑤「心の瞳」
瞳を閉じて感覚だけでプレイするスタイルが心の瞳(クローズドアイ)となります。こうすることで相手の予測を封じ、ネットに引っかかって相手コートに落ちるコードボールなどを狙って打つことも可能となります。
リアルに考えるとトンデモすぎる技ですが、創作によくある心の目で見る、という流れを汲んだものだと考えられます。『テニスの王子様』は物語が進むにしたがってトンデモ技ふが増えていき、今ではテニスではなく「テニヌ」だと言われることもあり、半分ギャグ漫画という認識をされていることも少なくありません。
技⑥「星花火」
相手が打ってネットに引っかかったコードボールを相手の視界に入らないほど高く打ち上げ、コート上空に吹く風で不規則な回転を与えてバウンド後の軌道を読ませない打球となります。非常に高く打ち上げることでバウンドも高くなり、観客席まで届いてしまうほどとなっています。
技としては運任せ感もありますが、これを披露したのは全国大会決勝であるため、リベンジなども重なって熱い展開となっています。
技⑦「光風」
「光風(ひかりかぜ)」は相手の打球の軌道やスピードをより迅速に予測することで、脳から筋肉への指令をより速く伝達させることで、打球がスローモーションに見える技となります。こちらは「風の攻撃技の一つ」という分類になっています。
スローモーションという点では、スポーツもので見られる「ゾーンに入る」であったり、能力バトルものでの時間停止・遅延などに近いものと言えるかもしれません。
技⑧「葵吹雪」
これも「風の攻撃技の一つ」であり、相手のスマッシュをスマッシュで返すという、カウンターパンチャーの印象を覆す攻撃技となっています。新テニスの王子様での展開で、ドイツ選手との試合の中で手塚国光と打ち合うイメージを持ちつつこの技を披露しています。
技⑨「百腕巨人の門番」
「百腕巨人(ヘカトンケイル)の門番」は、ラケットの両面を使って通常よりもより強力な回転をボールに与え、回転が強すぎて相手の返球がネットを越えないようになる、という技になります。
ヘカトンケイルはギリシア神話に登場する三人の巨人の一人で、コットス、ブリアレオース、ギューゲースという三兄弟の総称となります。「百の手」という意味もあり、百腕巨人とも呼ばれているようです。ラケットの二つの面を使うという動きを複数の手を使う、という風に表現したのかもしれませんね。
技⑩「白龍」
「白龍」は技③の「白鯨」の進化系に位置する技で、バウンド後に必ず自陣に戻ってくる≒動きが予測できる白鯨を打ち返された際に編み出し、バウンドの方向を変更したものとなっています。
回転の方向を変えただけではありますが、「白鯨」の軌道で来ると思っている相手には、意表を突くという点で有効な手だと思われます。
技⑪「蜉蝣包み」
「蜉蝣包み(かげろうづつみ)」は複雑な回転の打球を包み込むように捕らえ、無回転にして打ち返す技となります。普段から回転を多用していることで、返球が難しい複雑な回転すら見切って返すことが出来る、ということだと思われます。
技⑫「麒麟落とし」
こちらは「羆落とし」を改良した技となっています。相手のスマッシュの威力が高すぎて羆落としでは打ち返せない状況があり、片手ではなく両手でラケットをもって返球する技となっています。羆落としでは相手のスマッシュの勢いでガットが破られることもありましたが、「麒麟(きりん)落とし」では破れずに返球が可能となっています。
両手て持った方が強い、というと同じジャンプ作品の「BLEACH」内で出た展開を彷彿とさせますが、直感的になんだか両手の方が強い気がする、という勢いで押し切るタイプの技な気がしますね。
技⑬「鳳凰返し」
こちらは「つばめ返し」の進化系の技となります。つばめ返しよりもはるか手前≒ネット付近などで急激に打球が下に落ちる為、更に返球が難しいものとなっています。
不二周助の戦績も調査
ここでは、数々の技を駆使する「天才」こと不二周助の戦績について調査していきたいと思います。
戦績①『テニスの王子様』篇
『テニスの王子様』内では、校内ランキング戦に始まり、地区大会・都大会・関東大会・全国大会といった流れでストーリーが進んでいきます。不二周助はそれぞれ何戦か出場していますが、全国大会までの対戦ではシングルス・ダブルス含めほぼ負けなしとなっています。
一度だけ負けた試合に関しては、不動峰中学校相手にダブルスで戦った際に相手の「波動球」というパワーショットを無理に返そうとしたシーンに由来しています。この時はダブルスを組んでいた河村隆に助けられた形になりましたが、その際に河村隆が手首を故障。大事を取って棄権するという流れになっています。
戦績②『新テニスの王子様』篇
『新テニスの王子様』では、弟の不二裕太や手塚国光との対戦を経て「U-17 W杯」にて世界の強豪相手に主にダブルスで試合をしていく事となります。ドイツ戦では敗北、オーストラリア戦では勝利するなど、『新テニスの王子様』においては不二周助を以てしても勝ち得ない難敵たちが登場しています。
【テニスの王子様】不二周助の性格や魅力
この項目では、不二周助の性格や趣味などについて掘り下げていきたいと思います。魅力的なキャラ造形も長く愛される秘訣かもしれませんね。
優しい笑顔の裏に隠れる怖さ
不二周助は普段は笑みを浮かべることが多く、その際にはいわゆる糸目で描かれていますが、試合などで真剣なシーンになると一転して開眼するシーンも多く見受けられます。糸目→開眼の工程を挟むことで感情の動きを明確にし、開眼時には怖ささえ覚えるほどの気迫を感じることが出来ます。ギャップが魅力という事でしょうか。
普段の穏やかな雰囲気においては、特に声優さんの演技の影響が大きいようにも感じられます。原作とアニメ版を比較すると、声優や音楽、OP・EDがありかつフルカラーになるので、特徴的な部分はより強調されるのかもしれません。
大切な人が傷つけられると怒りが滲み出る性格
普段は笑みを絶やさない不二周助ですが、大切な人や自身が傷つけられれば当然怒りを露にすることもあります。回想シーンでは、弟の不二裕太がいじめられている現場に飛び込み、殴りかかって退散させるというものがあります。
その他にも「怒りの不二」と題された話があり、試合でわざとボールを体に当ててくる相手に対して怒り、開眼して威圧的に見える態度を取ったシーンも見受けられます。
魅力①サボテン好き
不二周助の魅力の一つはサボテンの収集・育成が趣味である、という部分です。中でも「月下美人」という品種が好きなようで、公式キャラクターガイドにて語っているシーンが見受けられます。 「月下美人」は夕方から深夜にかけて花を咲かせる品種のようで、強い香りが特徴のサボテンとのことです。
サボテンは植物の中では比較的育てやすく、多彩な形状など見た目のバリエーションもあるので、置いておくスペースさえあれば魅力的な観葉植物と言えるかもしれませんね。
魅力②キャラソン
『テニスの王子様』では、キャラクターをイメージしたキャラソンも多く発売されています。特に不二周助などのメインキャラクターに関しては膨大な数があるので、それらに関してまとめていきたいと思います。これらの多彩な曲が二つ目の魅力と言えそうです。
キャラソンに関しては声優さんの声の力によるところも大きく、声優さんの歌や演技が不二周助の人気に寄与している部分もありそうです。
キャラソン:シングル篇
不二周助のシングルのキャラソンは6曲あり、タイトルは「THE BEST OF SEIGAKU PLAYERS Ⅴ Syusuke Fuji」「Right by your side」「Billy's Target」「伝い落ちるもの 伝えたいこと」「バレンタイン・キッス」「ハッピーサマーバレンタイン」となっています。
書き出すと多く感じるかもしれませんが、他キャラクターとのデュエットやユニットなどを全て含めると70曲以上の持ち歌があるので、実際は全体の1割にも満たない数となっています。『テニスの王子様』はキャラクター人気の比重が高い長期シリーズなので、キャラクターが多い分関連曲などの数もどんどん増えていったと考えられます。
キャラソン:アルバム篇
不二周助関連でのアルバムは、ソロミニアルバム・ソロアルバム・デュエットやユニットなど多岐に渡っています。代表的なのは ソロミニアルバムの「BREATH」「Dear My Songs」やミニアルバムの「eyes」「BIG WAVE」辺りでしょうか。
とにかく数が多いので、ファンそれぞれのフィーリングに合った曲を探せるという利点もあるかと思います。全て揃えたいファンにとっては大変でもあるので、その辺りは痛し痒しですね。
魅力③辛いもの好き
不二周助の好きな食べ物は林檎、ケイジャン料理、辛いラーメンとなっており、後者二つは辛さが特徴的な物になっています。ケイジャン料理は「地元で手に入る食材を中心に、タバスコやチリソースなどの辛いスパイスをたっぷり使用した料理全般」という定義で、庶民的な位置付けの料理のようです。ラーメンも「激辛」など辛そうなワードを聞くことも多く、辛いもの好きという属性が強調されている形になります。
また、劇中で登場する「乾汁(いぬいじる)」という乾貞治が趣味で作成したマズい野菜汁の耐性も持っており、他のキャラクターたちがダウンする中一人だけ平気だった、というシーンも見受けられます。日常的に辛い物を食べるせいで味覚が鈍っている……のかもしれませんね。
魅力④目が見えなくなっても強い
不二周助は関東大会決勝にて、怪我により一時的に視力を失った状態でプレイしたという経験もしています。立海大附属の切原赤也との対戦途中で頭部に打球を受けたのが原因でしたが、その後「神経が研ぎ澄まされていた」という理由で調子を取り戻し、見事勝利を収めています。
これに関してはトンデモ技の一つと言えますが、打球音や空気の動きから打球や回転の方向を察知して返球していた……などと無理やり屁理屈を付けることは可能かもしれません。この辺りは「天才」ということで納得するしかないですね。
魅力⑤スマイル王子な「僕」キャラ
不二周助の一人称は「僕」であり、普段は笑みを湛えている柔らかい印象のキャラクターで、かつ真剣な時の迫力もあるというギャップも持っています。好きな男性キャラクターを指して「○○王子」と呼ぶような文化があったり、作品名にも王子様が入ったりを加味すると、不二周助はさしずめ「スマイル王子」と言えるかもしれません。
【テニスの王子様】不二周助の名言集
この項目では、劇中で不二周助が放った特徴的な名言についてまとめていきたいと思います。
名言「その打球・・・」
「その打球、消えるよ」という名言は、不二周助のプレイスタイルにて記載した「バニッシングカット(消えるサーブ)」を打った際の台詞になります。原作で言うと、16巻に収録されている氷帝学園戦で登場しています。
名言「弟が世話に・・・」
「弟が世話になったね」という名言は不二裕太とのエピソードで登場する台詞で、弟を利用していた「観月はじめ」に対して放ったものとなります。試合にて観月はじめと倒したのち、怒りを抑えつつも言い返した形となっています。
名言「このチームを全国優勝へ・・・」
「このチームを全国優勝へ」という名言は、全国大会準決勝にて登場したものとなります。四天宝寺中の部長・白石蔵之介との対戦で圧倒される不二周助でしたが、越前リョーマや仲間たちの言葉に突き動かされ、自身の思いを吐露した気迫を感じられるシーンとなっています。
名言「さあもう一球・・・」
「さあもう一球いこうか・・・ 風の止まないうちに」という名言は、第三の返し技「白鯨」と披露した際の台詞となります。「白鯨」は風と強力なスピンを利用した技であり、手の内を知っている相手に対しては「白鯨」を打つ、いう宣戦布告のように映るかもしれませんね。
名言「・・・手塚。そろそろ試合やりたい?残念・・・」
「⋯手塚。そろそろ試合やりたい?残念だけど⋯今回はキミまでまわりそうにないから!!」という名言は、「弟が世話になったね」という台詞と同じく不二裕太絡みのものとなります。こちらも「観月はじめ」への怒りが込められており、自分が勝って勝負を決めるから今回は手塚の出番はない、というという意味合いとなります。
【テニスの王子様】不二周助の声優は?実写版の俳優も
この項目では、不二周助の声優やミュージカル関連の情報をまとめていきたいと思います。
不二周助の声優は甲斐田ゆき
不二周助の声優は「甲斐田(かいだ)ゆき」さんで、他に出演した有名作としては「HUNTER×HUNTER(第一作)」のクラピカなどが挙げられます。クラピカの声優自体は1999年の第一作目と2011年の第二作目で声優が変更されており、第二作では声優の沢城みゆきさんが演じています。
甲斐田ゆきのプロフィール
甲斐田ゆきさんは英語を話す舞台に出演したのがきっかけで声を掛けられ、声優としての活動をスタートしています。その後は声優業にも力を入れており、webラジオなどにも出演経験があるようです。
甲斐田ゆきの主な出演作品
『テニスの王子様』以外の主な出演作品は「 HUNTER×HUNTER(第一作)」や「パタリロ西遊記!」、「黒子のバスケ」などとなっています。メインキャラというよりはサブキャラクターよりの出演が多く、声優としての出演作自体はかなりの数があります。
実写版(ミュージカル)の俳優:1st篇
次にミュージカル関連の演者についてまとめていきます。不二周助は人気キャラだけあって多くの方が演じており、より取り見取りとも言えそうです。
1st不二周助の俳優①Kimeru
不二周助のミュージカルでの初演はKimeru(きめる)さんが務めています。アニメ版の『テニスの王子様』のOPやEDのひとつなどのアニメソングも歌っている方でもあり、その伝手で選ばれたという面もあるかもしれませんね。出演数は少ないですが、声優として活動したこともあるようです。
歌手としても精力的に活動しており、17thシングルが2019年に発売しているようです。
1st不二周助の俳優②相葉裕樹(相葉弘樹)
二代目の不二周助役は相葉裕樹(あいばひろき)さんで、俳優業を中心に活動している方となります。アニメ版の新テニスの王子様にも「入江奏多」役の声優として登場しているので、興味のある方はそちらもオススメです。
1st不二周助の俳優③古川雄大
次に不二周助を演じたのは古川雄大(ふるかわゆうた)さんで、俳優及び歌手業を中心に活動している方となっています。舞台役者としての活動は不二周助役が初となり、本人にとっても印象的な役柄となっているようです。
1st不二周助の俳優④橋本汰斗
1stと銘打たれている中で最後に不二周助役を演じたのは橋本汰斗(はしもとたいと)さんで、俳優業を営んている方になります。特に舞台への出演経験が多く、『テニスの王子様』関連が約半分を占めているようです。
実写版(ミュージカル)の俳優:2nd篇
『テニスの王子様』のミュージカルはかなり長く続けられており、不二周助関係に限っても多くの方が関わっています。引き続きその方たちの紹介を続けていきます。
2nd不二周助の俳優①三津谷亮
2ndで最初の演者は三津谷亮(みつやりょう)さんで、俳優業を営んでいる方となります。特技の一輪車では2000年・2004年の二回に渡り世界大会一位の座を獲得しており、津軽弁にも堪能な多芸な方のようです。俳優業に関しては、2009年頃から活動を始めています。
2nd不二周助の俳優②矢田悠祐
矢田悠祐(やだゆうすけ)さんは俳優及びモデル業を営んでいる方となります。モデル業を発端として俳優業にも進出しており、趣味の一つの歌を生かしてCDデビューなどもしているようです。
実写版(ミュージカル)の俳優:3rd篇
ミュージカル関連の方はかなり多いですが、それぞれ個性的で違う魅力があると言えそうです。ここからは3rdシーズンについてまとめていきます。
3rd不二周助の俳優①神里優希
神里優希(かみさとゆうき)さんは俳優業を営んでいる方で、『テニスの王子様』のミュージカルから本格的にデビューしています。その後も精力的に活動しており、2021年だけでもいくつかの舞台に出演しています。
3rd不二周助の俳優②定本楓馬
定本楓馬(さだもとふうま )さんは俳優業を営んでいる方で、こちらの方も『テニスの王子様』の舞台から本格的にデビューしてます。俳優歴は短めですが、他にも「刀剣乱舞」のミュージカルなどに出演しているようです。
3rd不二周助の俳優③皆木一舞
皆木一舞(みなきいぶ)さんは俳優業を営んでいる方で、ミュージカルメインで活動してる形になります。元の芸名は「Ibu(いぶ)」であり、そこから現在の「皆木一舞」に改名しています。
実写版(ミュージカル)の俳優:4th篇
『テニスの王子様』の舞台が舞台初出演という方もちらほら見受けられ、舞台デビューの登竜門的な立ち位置になっているのかもしれませんね。2021年現在、4thシーズンはお披露目会が終わった段階で舞台は始動していませんが、配役は決まっているので、そちらを紹介していきます。
4th不二周助の俳優は持田悠生
持田悠生(もちだはるき)さんは「A-LIGHT」という芸能プロダクションに所属してる方となります。情報が少ないですが、俳優業としては『テニスの王子様』が初演と言えそうです。今後の活躍が期待できる若手の方となっています。
テニミュ俳優達の演技の評判も調査
『テニスの王子様』の舞台、通称「テニミュ」は、「ドリライ」や「運動会」など独特かつ挑戦的な企画をする傾向があるようですが、ファンの間では概ね肯定的な意見が多いようです。ミュージカルに興味のある方ならば一度見てみるのもいいかもしれません。
【テニスの王子様】不二周助の世間での評判や人気
不二周助は人気シリーズのメインキャラであり、普段と開眼時のいわゆるギャップ萌えという個性を持ったキャラクター造形となっています。目立つ立ち位置のキャラクターなので、SNSなどでもファンをよく声を聞くことが出来るかと思います。
【テニスの王子様】もしも不二周助が◯◯だったら
この項目では、不二周助は○○をやっていたらどうなるか、というif展開について書いていきます。
不二周助「花屋スタッフ」篇
不二周助は普段は笑みを絶やさない柔和な雰囲気であり、花屋のイメージにも合う人物だと思われます。ここぞという場面では激情を覗かせたりもしますが、花屋スタッフとしては柔和な雰囲気の方が先行していると思われる為、スタッフ個人としての人気が出て、結果的に繁盛するということも考えられます。
不二周助「彼氏」篇
彼氏というと直球すぎる気もしますが、「蜉蝣包み」のように複雑な心を包み込むように捕らえ、宥めてくれる……などといったことになるかもしれませんね。不二周助は身内に対しては特に情に厚い所が特徴でもあるので、相手にかなり入れ込むタイプ同士ならば相性が良いかもしれません。
不二周助「大食い選手権参加者」篇
不二周助は大食いのイメージはあまりありませんが、「乾汁」に対する耐性がある≒苦手な酸っぱい物以外であればほぼ何でも食べられそう、と連想することもできます。ゲテモノ系の大食いであればいい線いく……かもしれません。
【テニスの王子様】不二周助は辛党実力派キャラ
今回は『テニスの王子様』の人気キャラ「不二周助」についてまとめさせて頂きました。『テニスの王子様』の初期から活躍しているキャラクターでもあるので、技や名言・実写関連などかなり情報量が多い印象ですが、興味のある部分だけでもご一読頂けると幸いです。
この記事のライター
K.A./
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