【斉木楠雄のψ難】斉木空助は楠雄の兄!天才なのに弟を目の敵にする理由は?
『斉木楠雄のψ難』の斉木空助について解説します。アニメ化された人気作品『斉木楠雄のψ難』で主人公の兄として登場する斉木空助の天才ぶりや、弟楠雄との関係についてまとめました。また、空助が弟を憎む理由や彼の家族構成、登場シーンなどについても紹介します。
目次
【斉木楠雄のψ難】斉木空助とは?
大人気ギャグ漫画『斉木楠雄のψ難』には、数多くのユニークなキャラクターが登場します。主人公楠雄の兄・空助もその1人ですが、一体どんな人物なのでしょうか。まずは斉木空助のプロフィールなどについて見ておきましょう。
斉木空助のプロフィール
『斉木楠雄のψ難』に登場する斉木空助(くうすけ)は、主人公・斉木楠雄の兄です。母・久留美からは「くー君」の愛称で呼ばれています。年齢18歳で誕生日は6月16日、身長179㎝、体重63kg、血液型はB型になります。平均睡眠時間17分という超ショートスリーパーで、弟・楠雄とは異なり常に笑顔をたたえている点が特徴となっています。
斉木空助は天才?
『斉木楠雄のψ難』に登場する斉木空助は、IQ218を誇る天才発明家です。生まれてすぐに言葉を発したほか、2歳で簡単な読み書きを覚え、14歳の時には高校を飛び級で卒業しケンブリッジ大学へ留学、修士号を取得するなど、天才ぶりを示すエピソードには事欠きません。しかも、すでに発明品のライセンスなどで巨万の富を築いているという桁外れの頭脳の持ち主です。
斉木楠雄のψ難の概要
天才・斉木空助が登場する『斉木楠雄のψ難』は、麻生周一の手によるSFギャグ漫画です。「週刊少年ジャンプ」にて数回の不特定掲載を経た後、2012年24号から2018年13号まで連載されました。単行本は全26巻でシリーズ累計発行部数は600万部を超えており、アニメ化や実写映画化もされるなど幅広い層に人気の作品となっています。
斉木楠雄のψ難のあらすじ
『斉木楠雄のψ難』は、超能力者・斉木楠雄とその周囲の面々が繰り広げる騒動を描くギャグ作品です。高校1年生で生まれつきの超能力者・斉木楠雄は、その事実を周りに知られないようにして生活していました。その気になれば何でもできるものの、特に野心も持たず平穏な暮らしを望んでいる楠雄でしたが、やたらと厄介な面々に気に入られトラブルに巻き込まれていく…というストーリーになっています。
【斉木楠雄のψ難】斉木空助は楠雄の兄!関係を考察
上でも紹介したように、斉木空助は『斉木楠雄のψ難』の主人公楠雄の実の兄です。IQ200を超える桁外れの天才ですが、作中での弟との関係はどうなっているのでしょうか。ここではその点について考察してみました。
斉木空助が弟を目の敵にする理由
『斉木楠雄のψ難』における兄・斉木空助と弟・楠雄の関係は、お世辞にも良いとは言い難いものです。空助は弟を目の敵にしており、作中ではいろいろとひどい物言いをしています。彼が弟を憎む理由は、楠雄に対する劣等感にほかなりません。自他ともに認める天才でありながら、どんな勝負でも弟に勝てないという事実が、彼の心を尋常でなくこじらせてしまいました。
斉木空助を弟の楠雄はどう思っている?
そのように自分を激しく憎む兄・斉木空助について、『斉木楠雄のψ難』の主人公で弟の楠雄は毛嫌いしています。これまで何度負かしても勝負を挑んでくるしつこさや、いちいち勝負の内容と負けの数を覚えている細かさに対し、「マジキモイ」と発言するなど嫌悪感を隠しません。わけあって空助の手を借りなくてはならない事態になった際は、憂鬱さをあらわにしていました。
斉木空助は楠雄の頭の装置を作った?
『斉木楠雄のψ難』の主人公楠雄と言えば、頭に付けた風変りな装置がトレードマークです。実はこの角のようなアンテナ状の装置を作ったのは兄の斉木空助で、2つの突起にはそれぞれ重要な機能があります。左側についているのは、彼の超能力を抑制するための装置で、抜くと力が暴走し世界を大混乱に陥れます。一方右側のものは、抜くと楠雄の情報が世界に拡散されるという起爆装置で、空助はこれを巡って子供のころから楠雄に勝負を挑んできたのでした。
斉木空助の頭の装置の効果
『斉木楠雄のψ難』で弟との勝負に固執する兄・斉木空助の頭にも、奇妙な装置が付いています。これは対超能力者用、つまり楠雄に挑むために作った装置であり、テレパシーを無効化する機能を持っています。その名も「テレパスキャンセラー」で、これによって楠雄は空助の心を読むことができなくなりました。
斉木空助と楠雄の鬼ごっこ対決
「弟への劣等感」を理由に勝負を挑み続ける『斉木楠雄のψ難』の斉木空助ですが、作中で仕掛けたのは壮大な規模のものでした。それは「ロンドンを舞台とした鬼ごっこ」で、空助が鬼になって楠雄を捕まえるという内容です。制限時間は3時間で、市内であればどこに逃げてもかまわず、移動手段は何を使ってもかまいません。楠雄はホテルのスイーツのために勝負に乗ることになりました。
満を持して挑んだ鬼ごっこ勝負ですが、結局今回も楠雄の勝利で幕を閉じます。兄の斉木空助はさぞや悔しがっていることだろう、と思いきや、意外な事実が明らかにされます。それは空助がドMであり、実は弟楠雄に負けることを快感に感じているということでした。何度もしつこく勝負を挑んでくる本当の理由は、ここにあったのです。そして、楠雄が兄を毛嫌いしていた理由も、同じ点にあったのでした。
斉木空助と楠雄の史上最強の兄弟喧嘩
斉木空助は、作中におけるもう1人の超能力者・鳥束零太を利用し、最後かつ最大の勝負を楠雄に対し挑みます。左の制御装置を失い苦戦する楠雄でしたが、周囲の協力で何とかピンチを脱します。敗れた空助が吐露した真意は、楠雄の能力は隠さずに研究すべきだが、それを楠雄に押し付けるべきではないというものでした。そのため公平を期して勝負を「頭の装置の奪い合い」という形にしたのです。
兄の真意を知った楠雄は、彼への認識を改めます。そして自ら右の装置を外しますが、実際にはそれはとっくに解除されていました。空助の目的の1つであった「楠雄の力の封印法の発見」は、すでに自身の手で成し遂げており、公表する意味がなくなっていたのです。ただ、一度その方法で能力を封じれば二度とは使えないとの言葉に、楠雄は「まだやり残したことがある」と、しばらく超能力を使い続ける道を選んだのでした。
【斉木楠雄のψ難】斉木空助の家族構成や登場シーン
『斉木楠雄のψ難』に登場する天才・斉木空助について紹介しています。続いては、斉木家の家族構成と彼の登場シーンについて見ていきましょう。弟楠雄以外に空助を取り巻く人物も個性派ぞろいですが、それらの面々や登場回は、以下のようなものとなっています。
斉木空助の家族構成
『斉木楠雄のψ難』における斉木空助の家族構成ですが、弟楠雄以外のきょうだいはおらず、父が國春(くにはる)、母が久留美(くるみ)となっています。父は漫画雑誌編集者で超のつく愛妻家、母は専業主婦で家族思いのやさしい女性ですが、怒ると手が付けられない一面も持ちます。そのほかの家族には、母方の祖父・斉木熊五郎と祖母・久美がいます。
斉木空助の登場シーン
『斉木楠雄のψ難』での斉木空助の登場シーンについても気になるところです。主人公の兄という比較的重要そうな立場ですが、実際の登場頻度はそれほど多くありません。主な登場回は、以下のようなものになります。
登場シーン①10話
『斉木楠雄のψ難』内での斉木空助の登場回、まずはアニメ第2期10話(10χ)です。この回は祖父と祖母も登場しており、珍しく斉木家全員の顔を一度に見ることができます。ここで空助は、孫たちに会えて大興奮の熊五郎をからかったり、楠雄に祭りの射的勝負を挑むなどしています。さらに10χの4話では、祖父にパワードスーツを着せるなどの挙にも出ました。
登場シーン②11話
『斉木楠雄のψ難』の斉木空助の登場回、続いてはアニメ第2期11話(11χ)です。この回で空助は照橋心美と共に楠雄の元を訪れ、3人連れだって初詣に出かけます。そこで空助は心美に対し暴言を連発しますが、彼女が反撃に出た結果暴徒に囲まれ、退散を余儀なくされています。
【斉木楠雄のψ難】斉木空助の声優
ここまで『斉木楠雄のψ難』の斉木空助について、彼が弟を憎む理由や作中の登場回などについて見てきました。続いては視点を変えて、アニメ版の担当声優について見ていきましょう。天才・斉木空助の声を当てているのは、以下の声優になります。
斉木空助の声優は「野島健児」
『斉木楠雄のψ難』で斉木空助を演じているのは、野島健児になります。野島氏は東京都出身の47歳(2023年8月時点)で、声優のほかに歌手やナレーターとしても活躍しています。さわやかな二枚目を演じることが多いものの、斉木空助のような癖の強いキャラも演じられる実力派です。
野島健児のプロフィール
父が声優であったことなどの理由から俳優を目指し、青二塾東京校へ通い始めます。青二プロダクションに入った後、1996年にゲーム作品で声優としてデビューしました。同年にアニメ作品でもデビューし、その後海外ドラマなど幅広い作品へ出演するようになっていきます。また音楽アーティストとしても、2010年にデビューを果たしています。
野島健児の主な出演作品
声優・野島健児の『斉木楠雄のψ難』以外の主な出演作品は、『BANANA FISH』(奥村英二)、『PSYCHO-PASS』(宜野座伸元)、『美少女戦士セーラームーンCrystal』(地場衛 / タキシード仮面)、『ハイキュー‼』(北信介)などとなっています。
【斉木楠雄のψ難】斉木空助に対する世間での評判や人気
『斉木楠雄のψ難』の斉木空助についていろいろと紹介していますが、彼のキャラが世間からどういう目で見られているのかについても気になります。くせ者ぞろいの本作の中でもインパクトの強い斉木空助の評判について、いくつかの意見を拾ってみました。
こちらは「好きだわ斉木空助」という、空助に対してはかなり好印象を抱いている方の意見です。「ワープちゃん」とは空助が母・久留美にプレゼントした猫型ロボットで、母親に対して深い感謝を示している点も好感ポイントのようです。
こちらは「空兄」という呼び名を作るほど空助に入れ込んでいる方のツイートです。一見ひねくれているようで、作中では彼なりの行動原理を貫き楠雄を尊重している点は、確かに「空兄」と呼びたくなる美点でしょう。
一方こちらは、斉木空助の可愛さに着目したツイートになります。弟に何度敗れても挑んでいくさま、そして自らの性癖も隠さない潔さは、間違いなく「可愛い」と言えるものでしょう。
【斉木楠雄のψ難】斉木空助は楠雄の兄で天才だった
『斉木楠雄のψ難』の斉木空助について紹介してきました。このように、斉木空助は楠雄の兄で天才発明家であり、弟へ飽くなき勝負を挑み続ける人物となっています。一見利己的なだけでありながら、実は彼なりに筋の通った行動理由と弟を想う気持ちがあり、複雑な魅力を備えている点で人気です。斉木空助についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ原作やアニメをチェックしてみてください。
この記事のライター
だいじろう
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