【王様ランキング】カゲの過去や正体を調査！ボッジと親友になるまでの経緯も

カゲは王様ランキングの主人公ボッジの優しさと人知れず努力していることを知って親友になることを宣言し、様々な困難を共に乗り越える仲間として活躍しています。そんなカゲには影の一族との関係や母を失った壮絶なエピソードが秘められていました。まずはカゲのプロフィールをまとめ王様ランキングの作品概要とあらすじをおさらいしていきます。

カゲは墨汁の染みのように黒く平面な体と目をつけた異形の生き物です。ボッジと出会うまでは泥棒として国々を渡り歩く生活をしていたひねくれ者でしたが、心根は優しく正義感が強いです。口や手に当たる期間を体内から伸ばしたり、体内に金品を収納しておけるなど肉体に様々な特性が備わっています。

王様ランキングは十日草輔によって漫画投稿サービス・マンガハックにて連載されている漫画作品です。非力で耳も聴こえない主人公ボッジが相棒のカゲと共に王様として成長していく物語が描かれており、絵本調で可愛らしいデザインと大人に染みるストーリー展開などが人気を集めています。KADOKAWAより単行本も刊行されており累計発行部数は220万部を突破しています。

巨人の両親を持つボッジは両親のように体が大きくなく、短剣すらまともに触れないほど非力で、耳も聴こえず言葉も話せない人物でした。そんな彼を誰もが王の器ではないと悲観していましたが、彼の言葉を理解できるカゲとの出会いを果たすとボッジの人生が大きく揺れ動くのでした。

王様ランキングにおいてカゲはボッジと行動を共にする仲間という立ち位置ですが、カゲがボッジの親友になろうとした理由は過去に起きた出来事が影響していました。また、カゲは影の一族特有の能力でボッジの旅を手助けしています。ここでは王様ランキングにおけるカゲの過去や正体、能力についてまとめていきます。

カゲの正体・影の一族とはボー王国に仕える暗殺集団であり既に絶滅したと思われていました。ある日影の一族は国王暗殺の容疑をかけられてしまい一族が皆殺しにされてしまいます。カゲは母親と共にその場から逃げ延びますが、逃亡している途中で母親が目の前で殺害されてしまいカゲが一族唯一の生き残りとなりました。

母親の死後も逃亡生活に追われていたカゲはある男の下で雑用として働いていました。雑用の対価は残飯のみで、ある日カゲのおかげで大金を手に入れることができた時は意気投合できたかのように思われましたが、次の日その男はゲスラン軍にカゲの情報を売ったのでした。そうとも知らなかったカゲは男のことが忘れられず彼を探していましたが、その時男は酒場で喧嘩を起こし死亡していました。

カゲは影の一族特有の平面な体を活かして小さな隙間などを自由自在に行き来することができます。口や手といった器官を自由に伸び縮みさせることも可能で、武器や衣服などを口の中に収納して持ち運ぶこともできます。また、大蛇のミツマタより読唇術を学んでおり、王様ランキング作中では耳が聞こえず言葉が話せないボッジに代わって意思やセリフを誰かに伝える役割を担っていました。

王様ランキング作中にてボッジとカゲは非常に仲がいい相棒関係を築いていますが、出会った当初カゲはボッジに対して疑心暗鬼を抱いていました。また、ネット上では今後カゲが死亡する可能性があるのではないかという噂が出ており、その内容がファンの間で話題を呼んでいます。ここでは王様ランキングにおけるカゲとボッジが親友になるまでの経緯や今後についてまとめていきます。

ボッジは生まれながらの体質によって周囲の人から蔑まされていましたが、カゲだけは唯一無二の親友であり頼りになる存在として信頼を置いています。カゲにとってもボッジは大事な人物として描かれています。2人がここまで密接な関係になった経緯を解説していきます。

泥棒として暮らしていたカゲはある日ボッス王国の外れの丘にて偶然ボッジと出会います。初めは人間であるボッジのことを嫌っていたカゲでしたが、彼が周囲の人間から侮蔑されていること、耳が聞こえずとも本人はそのことを理解していること、それでもなお人前では気丈に振る舞い優しくあろうとする器の大きさにカゲは感銘を受けました。その後ある一件を通じてカゲは「どんな時も味方になる」と誓いボッジと親友になりました。

第1部の最後の戦いを終えた後、周囲の人々がボッジの活躍を称えているとカゲだけは密かにその場から抜け出し新しい人生を始めようと旅立ちました。しかし、旅先で影の一族だからと爪弾きに遭ってしまいます。途方に暮れていたカゲでしたが、ベビンの蛇に見つかると再びボッジを再会しました。ボッジはボッス王国の新しい王になるのではなく新しい国を築くという夢を抱いており、カゲはその手助けをするために再び2人で旅をすることになりました。

オウケンとの戦いで生死の境をさまよった時、そこでカゲは過去に死亡した母親との再会を果たし死亡したかのように思われました。しかし、そこでカゲは現世でやり残したことがあると言って三途の川を渡らずボッジたちの元へ戻りました。現在はボッジと共に新しい旅を始めているカゲですが、現世でボッジの目的が果たされるまでカゲは死亡せず生き続けることでしょう。

王様ランキングは子どもが読む絵本のような絵柄やデザインがかわいいと好評で、王様ランキング原作を読んだファンからはキャラクター性も魅力的と言われています。カゲは平面な体と目を持つ異形の生物として描かれていますが、その見た目以上にかわいいところがあると人気が高いです。ここでは王様ランキングにおけるカゲのかわいい魅力についてまとめていきます。

カゲは非常に表情が豊かでありボッジが何かを成し遂げた時は一緒になって喜び、悲しいことがあれば思わず涙を流してしまいます。ベビン曰くカゲの年齢は子どもと言われており、王様ランキング作中では見栄を張ったり中々素直になれないシーンなども描かれています。

過去は1人で生きてきたと上述しましたが、その経験によってカゲは家事が得意になり、料理や洗濯、掃除といった家事全般を完璧にこなすことができます。冥府にいるデスパーの家に滞在することになった時も、ボッジが修行している裏でカゲが家事を担っていました。

影の一族が根絶されそうになった過去エピソードではカゲの幼少期の姿が描かれています。幼少期のカゲは母親の傍について回り甘えん坊なところを見せていました。また、当時母親から貰った木馬のおもちゃを口の中に収納せず、肌身離さないよう大事そうに持ち続けていました。

王様ランキングは2021年10月にテレビアニメが公開されました。王様ランキング原作の絵柄や雰囲気を完璧に再現した内容が好評を呼んだ他に、ファンの間では人気声優が多く起用されているところも話題となりました。ここではアニメ版王様ランキングにてカゲを担当した声優についてまとめていきます。

カゲを演じた声優は村瀬歩です。アメリカ合衆国出身の男性声優で『ハイキュー!!』の日向翔陽役などで知られています。小学生の頃までアメリカで過ごした経歴があり周囲から「声が変わっている」と言われていたことから声優を志すようになりました。男性ながら女性役を務められるほど広い声域の持ち主で正統派主人公や気弱なキャラ、少年少女などの役に定評があります。

これまでカゲの過去や正体、ボッジとの関係性に死亡説などをまとめてきましたが、王様ランキングファンの間でカゲというキャラクターはどのように映っていたのでしょうか。ここでは王様ランキングファンが思うカゲについて、SNSへ投稿されているコメントを参照し内容をまとめていきます。

物語を読み進めていくにつれてカゲが好きになっていったという人が多くいました。物語序盤ではボッジのことを疑っていたカゲですが、ボッジの器の大きさを知り彼に協力するように関係変化していったところは本作において魅力的な要素でしょう。

カゲと言えばボッジとの関係性が良かったという人も大勢いました。様々な困難を2人で乗り越えていくストーリーは本作において最大の魅力とも言われており、ボッジの努力を見続けたカゲが彼のために活躍するシーンなどが高い人気を集めています。

ヒリングのことをヒステリックボインババアと呼ぶなど、カゲはギャグシーンにおいても重宝される存在でファンからも面白いと言われていました。シリアスなシーンになってもカゲがいることで和やかな気持ちで本編を読めたという人が多くいたそうです。

王様ランキングに登場するカゲの正体は絶滅したはずの影の一族の生き残りであり、ボッジとの出会いによって生まれ変わった彼の親友でした。ボッジが成長していくのを傍で支え続けたところにカゲの魅力が詰まっていると言えるでしょう。もしもカゲの活躍を知らないという人はぜひ王様ランキング本編をチェックしてみてください。