【天空の城ラピュタ】ムスカの本名は長い?名前の意味についても調査
本記事では『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐の本名について徹底調査します。ムスカ大佐の長い本名やムスカという名前の由来を考察します。さらに『天空の城ラピュタ』のヒロインシータの本名やムスカ大佐とシータに本名に隠された意味についても解説していきます。
【天空の城ラピュタ】ムスカ大佐の本名は長い!由来も解説
『天空の城ラピュタ』は空中に浮かぶ伝説の島「ラピュタ」の存在を求めてパズーとシータが活躍する冒険劇ですが、その物語の中で悪役として登場するのがムスカ大佐です。そして劇中、ムスカ大佐が自分の本名を名乗る場面がありますが、その名前が長くて、覚えにくいと話題になりました。本記事ではムスカ大佐の本名、名前の由来、同じラピュタの王族の末裔であるシータとムスカ大佐の本名に隠された意味を考察していきます。
ムスカ大佐の本名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
まずは『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐の本名について調べていきましょう。ムスカ大佐の本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」です。この長い本名はシータと同じラピュタの王家を意味しています。ラピュタ王国が全盛期だったころの王家は1つでしたが、地上に降りたことを境に本家の「トエル家」と分家の「パロ家」の2つに分かれました。そして飛行石を受け継いだシータが本家で、古文書を受け継いだムスカ大佐が分家という形になりました。
ムスカ大佐が古文書を持っていたので、劇中、飛行石の光がラピュタを指していたことや700年もラピュタが王族を待っていたということを理解していたのです。 また、ムスカ大佐はラピュタを復活させ、王として君臨するという目論みのために、軍に入り政府を味方につけてラピュタの捜索をしていたのです。
ムスカ大佐の名前の由来
続いては『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐の名前の由来を考察していきましょう。ラピュタの王家の末裔であるムスカ大佐の「ムスカ」という名前には2つ説があると言われています。まず一つ目はラテン語の「MUSCA」これはハエという意味です。宮崎駿監督の絵コンテにも、ムスカが小さな虫を嫌がるシーンがり、このラテン語のハエが由来になっているという説です。そして、もう一つがドイツ語の「MUSKA」です。ドイツ語で「MUSKA」という名前は全て植物と関連する名前のようです。
宮崎駿監督はインタビューでムスカについて、頭脳明晰なので植物的な知的な顔にしたと明かしていました。 なぜ知的=植物なのか詳しく理由は語られていないようですが、もしかするとドイツ語の「MUSUKA]という名前に由来しているのかもしれません。どちらの説が正しいのかは不明ですが、『天空の城ラピュタ』のムスカのスペルが「MUSKA」なのでドイツ語の植物が由来という説が有力かもしれません。
【天空の城ラピュタ】ムスカ大佐とシータの名前の意味
ここからは『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐とシータの本名の意味について考察していきます。ムスカ大佐やシータの本名である長い名前はどのようにして付けられたのでしょうか。ラピュタの王家の末裔である2人の本当の名前に隠された意味を紐解いていきましょう。
シータの本名はリュシータ・トエル・ウル・ラピュタ
まずは『天空の城ラピュタ』のヒロイン、シータの本名から見ていきましょう。シータの本名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」です。シータもムスカ大佐同様、ラピュタの王家の末裔であるためこのような長い名前になっています。シータという名前は数字で用いられる角度を表すギリシャ文字であるθ(シータ)から考案され、宮崎駿監督が大学時代に考えていた人形劇のヒロインの名前でもあるようです。
ムスカ大佐とシータの本当の名前に隠された意味
最後に『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐とシータの本名に隠された意味について考察していきましょう。上述したようにラピュタの王家は地上に降りたことを機にシータの「トエル家」とムスカ大佐の「パロ家」の2つに分かれました。そして、トエル家が本家にあたり、パロ家が分家にあたります。実は彼らの本名の中にその意味が隠されていたのです。先程も述べたように、シータの本名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」です。
「ウル」というのはラピュタ語で「王」を表し、「トエル」は「真」という 意味を示しています。この言葉を合わせると「真のラピュタ王」であるという意味になるのです。一方、ムスカ大佐の本名は、「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」です。シータと同じく「ウル」は「王」ですが、「真」を表す「トエル」がなく、その代わりに付いている「パロ」はギリシャ語で「従属」という意味を表しています。
このことから、ムスカ大佐の本名をまとめると「ラピュタ王の従属な王」、すなわちムスカ大佐はラピュタの王家の正当な王位継承者ではなく、王位継承者第2位であるということが、この本名によって明らかになったのです。野心家のムスカ大佐のことですから、この事実を知ったときはさぞ驚愕したことでしょう。しかし、ラピュタにとっては世界を支配しようとするムスカ大佐ではなく、シータが真の王位継承者であってよかったのかもしれません。
この記事のライター
ゆさは
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