【かぐや様は告らせたい】石上優の人物像まとめ！裏の主人公説や恋愛も調査

かぐや様は告らせたいは生徒会長の白銀御行と副会長の四宮かぐやの2人が主人公として描かれており、石上優は同じ生徒会のメンバーとして作中に登場することが多いです。ここではかぐや様は告らせたいに登場する石上優のプロフィールをまとめ、かぐや様は告らせたいの作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。

石上優（いしがみゆう）は私立秀知院学園に通う高校生で生徒会会計を務めています。目にかかるほど長い前髪と陰鬱な雰囲気を醸し出す見た目が特徴的で、性格も根暗で青春っぽいことに強いコンプレックスを抱く陰キャです。データ処理に長けているところを御行にスカウトされたことから生徒会に加入し、多数の生徒から疎まれながらも交流を重ねた人物からは信頼を置かれています。

かぐや様は告らせたいは赤坂アカによって週刊ヤングジャンプに連載されていた漫画作品です。互いに好意を寄せあう2人がプライドのせいで告白できずにいる状態でコメディを繰り広げる構図が面白いと話題を呼び、2022年12月時点で累計発行部数2200万部を突破しています。原作は2022年11月に完結していますが、アニメや実写映画などメディアミックスが展開されており、現在も高い人気を誇っています。

秀才たちが集まる秀知院学園に通う四宮かぐやと白銀御行は、お互いに惹かれ合っているものの高いプライドが邪魔をして告白できずにいました。いつしか2人は告白することを『負け』と考えるようになると、どうにかして相手に告らせようと権謀術数の限りを尽くした恋愛頭脳戦を繰り広げていきます。

かぐや様は告らせたい初登場時から生徒会を辞めたいと思っていた石上ですが、作中ではツッコミ役として機能することが多く時折感心してしまうほど鋭いものがでることもあります。また、彼の過去エピソードが描かれるとその内容が感動的だと話題になり読者の間で裏の主人公と言われるようになりました。ここではかぐや様は告らせたいにおける石上優の人物像や裏の主人公説についてまとめていきます。

石上の性格は根暗でひねくれており、語り出すと長くなるという典型的な陰キャです。おまけに不器用なところもあり語っている時に地雷を踏み抜くことも多いです。また、かぐや様は告らせたい初登場時は何かにつけて「死にたいので帰ります」と早退するほどの逃げ癖がありましたが、物語が進んでいくにつれてその打たれ弱さは改善されていきました。

普段は生徒会の会計としてかぐやや白銀、千花たちの間にツッコミを入れている石上ですが、彼の過去エピソードが描かれると石上の中に宿っている正義感や、その日から密かに変わろうとして成長していたことが明らかになり主人公のようでかっこいいと話題になりました。

石上の過去エピソードでは彼が中学生だった頃の内容が描かれており、同級生だった大友京子と萩野にまつわる物語が展開されました。彼らとどう接し、どのように変化していったのか、そして最終的にどうなったのかをネタバレ記述含めて解説していきます。

中学時代に孤立していた石上は、唯一気さくに話しかけてくれる女子生徒の大友京子に、恋愛とは違う意味で好意を抱いていました。大友には彼氏の萩野がいましたが、彼は周囲の女性で遊ぶような男でした。そのことを知った石上は萩野本人に説得を試みます。

萩野は説得に応じませんでした。それどころか萩野は「お前が何かすれば大友は可哀想なことになる」と脅しをかけました。それを受け入れられなかった石上は萩野に殴りかかりましたが、その瞬間を大勢の生徒たちに見られてしまいます。その結果石上だけが停学処分を受け、停学期間が明けても反省文が提出できなかったため復学できずにいました。

大友に何かが起こることを恐れて反省文を出さず、そして家族にも内容を話せずにいた石上は完全に心を閉ざしてしまい、現実を見ないよう目を閉じるようになりました。しかし、石上の停学が続いていることに風紀委員の伊井野が抗議すると、そのやり取りが高等部の校長に届き高等部への進学が認められました。それをかぐやが耳にすると、藤宮が調査をし白銀が石上の自室へ訪れました。

白銀は限られた情報から石上に起きた出来事を見事に見抜くと、彼がずっと書けずにいた反省文に『うるせえバアカ！！！』と書いてみせました。そこで石上は自分のことを理解してくれる存在がいることに気付き、久しぶりに学校へ登校することを決意しました。

白銀とは先輩後輩の関係を超えた親しい友人として接しています。石上が唯一気を張らずに話せる相手であり、同時に複雑な過去から救ってくれた恩人として尊敬の念も抱いています。つい長い語りを始めてしまった時でも白銀から「ブレーキ」と言われた時は止まります。

物語序盤で石上は生徒会を辞めようとしていましたが、かぐやの眼力に怯えてしまい辞めることができませんでした。しばらくかぐやのことを怖い存在として認識していましたが、後に純粋に自分の身を案じて面倒を見てくれていることに気付いてからは先輩として慕うようになりました。

千花とは自分とは正反対な性格に対して毒舌を発揮することが多く、先輩でありながらあまり敬っている様子はありません。ゲームをした時は互いにやり込めたりやり込められたりとライバルのようなやり取りをしており、千花に「正論で殴りつけるDV男」と言われた時に石上は「殴りやすいボディをしてるほうが悪い」と返し、なんだかんだ仲が良い様子を見せています。

過去の出来事を割り切って新しい自分になろうとした石上は、その日から応援団に入ったりと行動を起こしそこで好きな女子ができる急展開が起こりました。ネット上ではその女子生徒以外にも石上とお似合いなキャラが多いと話題になっています。ここではかぐや様は告らせたいにおける石上優の恋愛関係についてまとめていきます。

応援団に参加することを決意した石上は、そこで副団長を務める子安つばめという女子生徒に出会います。子安つばめは学園でも人気が高い美女で、石上が精一杯リレーを走った後に彼女が泣いたのを見てつい好意を抱きました。その後、無自覚な告白をすると子安つばめはまんざらでもないような反応を見せましたが、結局子安つばめは石上のことを後輩としか思えず恋愛がそれ以上発展することはありませんでした。

同級生であるミコは石上に対して「生理的に無理」と言うほど彼を拒絶していましたが、いつも彼のことを気にかけており子安つばめに恋心を抱いていると知ってからは嫉妬を見せるようになりました。そして、次第に自分の気持ちに気付いたミコは子安つばめにフラれたと知るとアタックするようになり、『石上優と伊井野ミコの最終回』にて告白しかけましたがカップル成立とまではいきませんでした。

大仏こばちはミコと共に石上と同じ中学校に通っていた友人です。当時陰湿ないじめに似たいじり方をされていたミコのことを石上が影ながら助けており、そのことを知ってからこばちは石上のことを人間として好意を持っています。子安つばめに対しても孤立していた時期に助けられたことがあり、石上との恋愛を影ながら応援していました。

不知火ころもはかぐや様は告らせたい211話から登場した美少女で、現役アイドルという肩書きを持っています。卒業した元TG部のギガ子を通して石上と知り合い、以来オンライン上でゲームをする関係になっています。石上をゲームでたくさん倒していることを『一杯ヤれて気持ちいい』と称し、ミコと石上の恋愛に波風を立てています。

石上はかぐや様は告らせたい作中にてキレキレのツッコミを披露することが多く、ファンの間でも石上の名言と言えば鋭いツッコミと言われています。ここではかぐや様は告らせたいにおける石上優のかっこいい名言についてまとめていきます。

かぐやの家にお見舞いに行くことを賭けた神経衰弱にて、千花はイカサマをして石上を出し抜こうとしますがそれがバレると石上は上記のように千花を責め立てます。その後も千花が懲りずにイカサマを続け、それもバレてしまうと更に彼女を責め立てるのでした。

千花は自分で作ったゲームを生徒会で遊ぼうと提案しますが、白銀とかぐやはどうせクソゲーだろうと思いそれを拒否します。唯一石上だけは遊んであげないと可哀想だと言ってあげると、それに感涙した千花は「ごめんね、今まで正論で殴るDV男だと思ってて」と本心を明かしました。それに対して石上は上記のようにキレのある毒舌を返してあげるのでした。

かぐやが風邪を引いて白銀がお見舞いに行った時、意識が朦朧としていたかぐやが白銀のことをベッドに引き込み隣で寝てしまいました。おまけにかぐやはそのことを覚えておらず、隣にいた白銀に怒りを露わにします。白銀はそのことを石上に相談すると石上は一発でエンジン全開にして、自分の見解を愚痴をこぼすような勢いで語っていきました。

かぐやの誕生日にサプライズドッキリを仕掛けようとした千花は、ハゲヅラな見た目で白銀の恋人になったというシチュエーションで驚かせようとしました。しかし、試しに石上に披露してみると上記のようにツッコミを入れられドッキリとして無茶があるとダメだしまで受けました。

生徒会室で石上と2人きりになってしまったミコは、気まずい空気から逃れようとイヤホンを装着してごまかそうとしました。しかし、イヤホンジャックがスマホに接続されないまま曲を流してしまい、重めのイケメン励ましボイスが垂れ流しになってしまいました。そんなタイミングで2年が現れ、石上はミコが恥ずかしい目に合わないよう話を合わせましたが結局ボイス音声が再び流れてしまい、まさかの失態に石上は上記のようにツッコミました。

ミコは優等生がゆえに同級生から疎まれていました。彼女が選挙のために頑張っても周囲からは馬鹿にする笑い声がするしまつで、それを目にした石上は白銀に「選挙で接戦を演じながら勝ってほしい」とお願いします。その際に石上は上記のように語りました。ミコが周りから認められるようなきっかけを影ながら作り出したかっこいい名言で、こういった場面から石上は裏の主人公とも言われています。

かぐや様は告らせたいはアニメ作品としても高い人気を誇っており、メディアミックスでも成功を収めていくと2019年には実写映画化も果たしました。それぞれの作品には当然石上が登場しており、声優及び実写キャストがかっこいい演技を披露してくれています。ここではかぐや様は告らせたいにおける石上優の声優と実写映画キャストについてまとめていきます。

アニメ版かぐや様は告らせたいにて石上優を演じた声優は鈴木崚太（すずきりょうた）さんです。NHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門で優勝したことをきっかけに声優事務所に所属し、高校在学中からアニメや高校野球の司会を務めてきた経験豊富な若き声優です。

実写映画版かぐや様は告らせたいにて石上優を演じたキャストは佐野勇人（さのはやと）さんです。第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけにボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとしてデビューし、2015年には映画『くちびるに歌を』で初めて俳優を務めました。

石上のかっこいい人柄や名言、過去などについてまとめてきましたが、これらに対してかぐや様は告らせたいを愛読しているファンはどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではかぐや様は告らせたいにおける石上優に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを紹介しながらまとめていきます。

ファンにとって石上の過去エピソードはとても印象深いようで、体育祭で変わろうとしている彼の姿にかっこいいと称賛する意見が多かったです。元々毒舌家兼ツッコミキャラとして人気があった分、過去が明かされたことでより石上のことをかっこいいと思い好きになった人は大勢いることでしょう。

石上と子安つばめの恋愛エピソードに感動したという意見が多く寄せられていました。子安すばめにフラれた後、石上は子安つばめが立ち去るまで涙をこらえていましたが、その切ないワンシーンに思わず泣いてしまった読者も多かったそうです。

子安つばめとは上手くいかなかった石上でしたが、その後ミコとの関係が静かに揺れ動いているとファンの間で大きな話題になっていました。このカップリングは『石ミコ』とタグが作られており、2人の恋愛を応援している意見などが多く寄せられています。

石上優は根暗で陰キャな人物でしたが、過去には強い正義感に従って大事な人を守ったことがあり、作中で吹っ切れた後はかっこいい裏主人公として活躍してみせました。子安つばめとの失恋は学生らしい甘酸っぱいものでしたが、これからのミコとの恋愛事情には多くのファンが注目していくことでしょう。もしも石上優のかっこいい活躍を見逃していた人は、ぜひかぐや様は告らせたい本編にてそのシーンをチェックしてみてください。