【地獄楽】衛善(えいぜん)が弱いと言われる理由は?死亡説についても
『地獄楽』に出てきた衛善(えいぜん)は山田浅ェ門家の打ち首執行人です。試一刀流一位の実力を持つ山田浅ェ門家のリーダーでしたが、物語序盤で死亡しており『地獄楽』の登場人物の中で弱いと言われています。本記事では、衛善が弱いと言われる理由や死亡説について解説します。
目次
【地獄楽】衛善とは?
山田浅ェ門は首切りや試し切りを生業としている一門の名前です。流派は試一刀流で、位は剣術の強さではなく、首切りの技術や次代当主としての適性で決められています。衛善(えいぜん)は試一刀流一位の実力者であり、山田浅ェ門家の門下生達をまとめる優秀なリーダーでした。ここからは、衛善のプロフィールや『地獄楽』のあらすじをおさらいします。
衛善(えいぜん)のプロフィール
- 名前:衛善(えいぜん)
- 年齢:28際
- 誕生日:3月9日
- 身長:180㎝
- 氣(たお):木
山田浅ェ門家の打ち首執行人である衛善は、赤色の長髪と左目に眼帯をつけているのが特徴の人物です。冷静沈着な性格で面倒見が良く『地獄楽』の作中では、門下生達に指導したり、助言したりする姿が度々描かれています。また、不老不死の仙薬を探しに極楽浄土と噂される島へ行く時は死罪人、陸郎太(ろくろうた)の監視役として同行していました。
地獄楽の概要
『地獄楽』は賀来ゆうじ先生作の大人気アクション漫画です。少年ジャンプ+にて2018年から2021年まで連載されました。また、2022年にはシリーズ累計発行部数が400万部を突破しています。江戸時代後期の日本が舞台で、死罪人の画眉丸(がびまる)や打ち首執行人の佐切(さぎり)達が不老不死の仙薬を求め、恐ろしい化け物の住む島で奮闘する姿を描いた物語です。2023年4月には『地獄楽』のアニメが放送されました。
地獄楽のあらすじ
江戸時代末期、最強の忍と呼ばれ畏れられた画眉丸は、死罪人として囚われていました。ある日、打ち首執行人の山田浅ェ門佐切から、極楽浄土と噂される島にある不老不死の仙薬を取ってくれば無罪放免になると告げられます。画眉丸は最愛の妻にもう一度会うため仙薬探しを決意し、他の死罪人達や彼らに同行する山田一門と共に島へ向かいました。島に到着した画眉丸達は、恐ろしい化け物や超人的な力を持つ天仙と不老不死の仙薬を巡り戦いを繰り広げます。
【地獄楽】衛善は弱い?強さや失明の理由を考察
山田浅ェ門家のリーダーで、試一刀流一位の実力がある衛善が弱いと言われる理由は何なのでしょうか。ここでは、衛善が弱いと言われる理由の他に、衛善の剣技や強さ、片目が失明した理由について考察していきます。
衛善が弱いと言われる理由はなぜ?
衛善が弱いと言われる理由として、実力を十分に発揮せず、陸郎太に一瞬で殺害されたことが挙げられます。『地獄楽』の作中で、衛善は極楽浄土と呼ばれる島に到着した直後、死罪人の陸郎太に襲われ、反撃する間もなく殺害されました。試一刀流一位の実力者でありながら、剣技や強さを十分に披露することなく、陸郎太に瞬殺されたため、衛善は『地獄楽』の登場人物の中で弱いキャラクターと言われるようになったと推察できます。
衛善の剣技や強さ
衛善は試一刀流一位の実力を持つ人物であり、作中では衛善が罪人の首を一瞬で斬り落とすシーンが描かれています。また、作中で衛善の戦闘シーンはあまり出てきませんが、山田浅ェ門家の中で剣術の腕前が一流と言われている試一刀流二位の殊現(しゅげん)は彼の強さを認める発言をしていました。他にも、山田浅ェ門家の優秀なリーダーとして活躍していたことから、衛善は優れた剣技を持つ打ち首執行人で、仲間からも強さを認められている人物だったと推察できます。
衛善の片目が失明した理由
衛善は赤ん坊の頃にかかった病気が原因で左目を失明しており、常に眼帯をつけて行動しています。彼がどのような病気にかかったのかは『地獄楽』の作中で明かされていないため分かりません。ただ、江戸時代に、症状が悪化すると失明する可能性がある天然痘や麻疹などが流行っていたことから、衛善もいずれかの病気にかかっていたと推察できます。
【地獄楽】衛善は死亡した?再登場は?
衛善は極楽浄土と噂される島に上陸してすぐ、死罪人の陸郎太に襲われ死亡します。ただ、衛善の最期を見て「本当は生存しているのではないか」「後から再登場するのではないか」と彼の死を疑うファンもいました。ここでは、衛善の死亡シーンや「実は生きているのではないか」と言われている噂の真相、衛善の再登場シーンや活躍について紹介します。
衛善の死亡シーンは何話?
衛善の死亡シーンは『地獄楽』の漫画では1巻第4話、アニメでは第3話に描かれています。画眉丸含む死罪人達が不老不死の仙薬を探しに島へ行く際、彼らの監視役として打ち首執行人である佐切達も同行することになり、衛善は陸郎太の担当になりました。陸郎太は巨大な体を持つ大男で「備前の大巨人」と呼ばれる死罪人です。空腹になると見境なく暴れ、熊も頭から食べてしまうと言われています。衛善は島に上陸してすぐ、空腹状態の陸郎太に襲われ死亡しました。
衛善の死亡の理由
衛善は陸郎太の張り手によって上半身を潰され死亡します。陸郎太に襲われた際、衛善は反撃しようと斬りかかりましたが、万物に内在する生命エネルギー「氣」を無意識で使っていた陸郎太に刀を弾かれます。刀を弾かれ驚く衛善は、そのまま陸郎太の手により上半身を吹き飛ばされてしまいました。
衛善は生きている?
衛善の最期を見たファンの中には「実は生きているのではないか」「後から復活するのではないか」と予想する声もありました。ただ、『地獄楽』は2021年に完結しており、衛善は陸郎太との戦いで死亡して以降、打ち首執行人達の回想で再登場することはありましたが、生きている描写や復活するシーンは出てきませんでした。
衛善の再登場シーンや活躍をネタバレ
漫画『地獄楽』1巻で衛善は死亡しましたが、その後のストーリーで再登場を果たし、活躍します。ここからは、衛善の再登場シーンや活躍を『地獄楽』のストーリーのネタバレを含みながら紹介します。
ネタバレ①7巻58話
衛善は漫画『地獄楽』7巻第58話で再登場します。この話では若い頃の衛善と殊現の出会いが描かれていました。幼い頃に両親を殺害された殊現は、山田浅ェ門家に引き取られます。引き取られた当時、殊現は罪人に対して歪んだ感情を持っており「罪人は苦しんで死ぬべき」と考えていました。衛善は殊現自身が指導する立場になれば気持ちも変わると考え、憎しみに囚われた殊現に優しく接し指導します。衛善の優しさや彼が門弟を大切に思っていることが分かるシーンです。
ネタバレ②13巻123話
衛善は漫画『地獄楽』13巻第123話にも再登場します。ここでは、具現化されたオーラのような状態で登場し、殊現に力を貸すといった活躍をみせました。天仙の一人である蓮(りえん)を怒らせて攻撃の隙を作るため、画眉丸は島の創造主、徐福(じょふく)の遺体を破壊しようと試みます。しかし、遺体の前に置かれた婚礼衣装を見て画眉丸は自分の妻を思い出し、遺体の破壊を躊躇します。そこに殊現が現れ、画眉丸の代わりに遺体を破壊しようと刀を振り上げました。
この時、殊現の周りに衛善の氣が出現し、蓮との戦闘で失った殊現の右腕になります。その後、殊現と衛善の剣技で徐福の遺体を破壊することができました。遺体を破壊した瞬間、衛善は骸骨の姿に変わり消えていきます。衛善と殊現が強い絆で結ばれていることが分かるシーンです。また、ここで殊現は力を使い果たして死亡しますが、2人の活躍により、蓮に攻撃するチャンスが生まれました。
【地獄楽】衛善の声優
『地獄楽』のアニメは2023年4月から放送されました。有名声優陣がキャラクターの声を担当しましたが、衛善役を務めた声優は誰なのでしょうか。ここでは、アニメ『地獄楽』で衛善を演じた声優情報を紹介します。
衛善の声優は「古川慎」
アニメ『地獄楽』で衛善を演じたのは、声優の古川慎(ふるかわまこと)さんです。古川慎さんは声優だけでなく、歌手としても活動しています。SNSでは「古川さんの低く、落ち着いた声が衛善のキャラに合ってる」といった声が数多く挙がっていました。
古川慎のプロフィール
- 名前:古川慎(ふるかわまこと)
- 誕生日:1989年9月29日
- 出生地:熊本県
- 所属事務所:トイズファクトリー
古川慎さんは、5歳の時に見たアニメがきっかけで声優の仕事に興味を持つようになります。声優専門学校を卒業し、2011年に声優デビューを果たしてからは、様々なアニメや吹き替えで主要キャラクターの声を務めてきました。また、歌手活動は2018年から開始しており、自身が出演したアニメのキャラクターソングを多数担当しています。
古川慎の主な出演作品
- 『ワンパンマン』サイタマ
- 『転生したらスライムだった件』ベニマル
- 『かぐや様は告らせたい』白銀御行
- 『吸血鬼すぐ死ぬ』ロナルド
古川慎さんは2012年にアニメデビューして以降、数々のアニメやゲーム作品に出演し、キャラクターの声を担当してきました。中低音で透き通った声が特徴の古川慎さんは、落ち着いた大人の男性やクールな青年役をアニメでよく演じています。また、ツッコミキャラを演じることもあり、SNSでは「古川さんのキレッキレなツッコミが面白い」といった声が多数挙がっていました。
【地獄楽】衛善に対する世間での評判や人気
『地獄楽』の物語序盤で死亡した衛善ですがファンからは人気があり、SNSでは「厳しいけど、弟子思いで優しい性格の衛善が好き」や「顔も性格もイケメンな衛善が好きすぎる」といったコメントが数多くみられました。
漫画『地獄楽』1巻にて、衛善は島へ着いてすぐお腹を空かせた陸郎太に殺害されます。SNSでは「まさか衛善がこんなに早く死ぬとは思わなかった」や「衛善好きだったのにすぐ死んでしまってショック、もっと活躍してほしかった」など、衛善の死に驚き、悲しむ声が数多く挙がっていました。
陸郎太に殺害された衛善ですが、その後、殊現の回想シーンで再登場します。SNSでは「回想シーンに衛善が再登場してくれて嬉しい」や「回想で衛善が出てきたのは嬉しいけど、生きている衛善の活躍がみたかった」といったコメントがいくつか挙がっていました。
【地獄楽】衛善は弱いと言われるキャラだった
山田浅ェ門家の打ち首執行人である衛善は『地獄楽』で弱いと言われるキャラクターです。彼が弱いと言われる理由として、試一刀流一位の実力を持ちながら力を十分に発揮せず、陸郎太に瞬殺されたことが挙げられます。ただ、罪人の首を一瞬で斬り落とすシーンや殊現が衛善の強さを認める発言をしていたことから、衛善の首切りの技術は一流であったと推察できます。『地獄楽』の連載は終了しましたが、アニメや漫画を見返して衛善の活躍をチェックしてみてください。
この記事のライター
dokusyoko
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