【ジブリ】都市伝説まとめ!有名なものから怖い・面白いものまで
本記事では、スタジオジブリの長編アニメ映画で話題になっている都市伝説について徹底調査します。ジブリ作品のなかでも特に有名になっている、怖いものや面白い謎や噂の都市伝説9選をまとめました。どのような都市伝説があるのか、ぜひチェックしてみてください。
【ジブリ】怖い都市伝説や謎の噂
ジブリ作品のなかにはさまざまな都市伝説がありますが、特にファンの間で話題になり考察されているのが怖い謎や噂についてです。ここではジブリ作品で有名な怖い都市伝説や噂の謎について紹介していきます。
都市伝説①トトロの死神説
ジブリ都市伝説1つ目は「トトロの死神説」です。映画後半、メイがいなくなってしまい、迷子になって泣いているかもしれないとサツキや村の人たちが手分けして探します。その際、池に小さな女の子のサンダルが見つかったと騒ぎになりました。サツキがそのサンダルを確認しましたが、メイのサンダルではないと判明します。しかし、一部のジブリファンからはメイは迷子になったときにはすでに亡くなっていて、死神だったトトロが猫バスと一緒に迎えにきたのではないかと噂されました。
この噂が浮上するきっかけになったのが、メイとサツキの影が映画後半で消えてしまっていたことにあります。また、2人が猫バスに乗った際に行先が一瞬「墓道」になったことや最後に入院している母親に直接会いに行かずに、病院にある木の上から見ていたシーンなど、謎が謎を呼びトトロは死神説が浮上することになりました。結果、影については時間設定が正午で光が真上から差していたこと、母親に会わなかったのは元気な姿を見て安心し、きっと帰ってくると信じたからではないかといわれています。
都市伝説②となりのトトロのモデルは狭山事件説
ジブリ都市伝説2つ目は「となりのトトロのモデルは狭山事件説」です。『となりのトトロ』の物語設定が、1963年に起きた「狭山事件」という誘拐事件と似通っているところがあるといわれています。まず、本作の舞台は埼玉県所沢市になっていて、事件が起きた狭山市に隣接しています。そして、事件後に行方がわからなくなった妹を探している姉の姿が目撃されているといわれていました。また、サツキとメイはどちらも5月(皐月・MAY)を差している名前で、事件発生も5月です。
しかし、この説については事件とは関係していないと否定されています。制作当初、主人公は1人の予定になっていました。ところが主人公を2人にすれば上映時間が延ばせると宮崎駿監督が設定を変更したのです。実際の狭山事件被害者は子供ではなく16歳と23歳の姉妹でした。つまり、妹を探す姉の姿が目撃された事実はなかったのです。この説も噂に尾ひれがついて拡散された情報だといわれています。
都市伝説③火垂るの墓の節子の死因
ジブリ都市伝説3つ目は「火垂るの墓の節子の死因」についてです。戦争孤児となってしまった兄の清太と妹の節子は、2人で必死に生き抜こうとしていましたが節子が死亡してしまいます。節子は栄養失調が死因だという見方がされていましたが、実際は有害物質による健康被害で死亡したのではないかと噂されました。栄養失調であれば、清太も同じ状態に陥ると推測されます。しかしこの時点で清太は死亡していません。そこで浮上したのが有害物質による薬害です。
清太と節子が暮らしていた近くには軍の工場がありました。終戦間際にその工場が空襲に遭い、有害物質が空中に飛散したのではないかと考えられているのです。作中、節子が左目を痛がり、医者に診てもらうシーンがありました。まだ幼く免疫力が弱い節子の体は、有害物質の影響を強く受けてしまったのだと推測されています。
都市伝説④崖の上のポニョは死後の世界説
ジブリ都市伝説4つ目は「崖の上のポニョは死後の世界説」です。作中、主人公の宗介が住む町に大津波が襲いますが、住人たちは全員無事でした。さらに老人ホームに入居していた足の不自由な老人が歩けるようになったり、水中で呼吸もできるようになっています。信じられない状況にもかかわらず、誰ひとり驚くことはありません。その状況に宗介だけが驚きますが、母親は「あとで理解することができる」と話します。この意味深な言葉から「死後の世界説」が浮上したのです。
他には宗介とポニョが通ったトンネルが、この世とあの世を繋ぐ道である噂や、ボートに乗っていた家族が大正時代の人間であるとパンフレットで説明されていたことなどからも死後の世界である理由といわれています。そして津波で流された船が船の墓場に漂着したのを見た宗介の父親がいったセリフ「あの世の扉が開いた」が信ぴょう性を高くしたのです。また音楽担当の久石譲が「死後の世界や輪廻転生などの難しいテーマ」とインタビューで語っていたことも、死後の世界説が濃厚であるといわれる理由となっています。
【ジブリ】有名な面白い都市伝説
ジブリ映画の都市伝説は怖いものばかりではありません。ジブリファンの間では、面白い噂や謎も存在しています。ここからは、ジブリの有名な面白い都市伝説5選について紹介していきましょう。
都市伝説①魔女の宅急便とクロネコヤマトとの関係
ジブリの面白い都市伝説1つ目は「魔女の宅急便とクロネコヤマトとの関係」です。そもそも「宅急便」という名称は、クロネコヤマトでおなじみのヤマトホールディングスが商標登録していて、無許可での使用は禁止されています。スタジオジブリは『魔女の宅急便』のタイトルで制作を進めてきましたが、映画公開前にヤマトから指摘されたためタイトル変更を検討しました。しかし宮崎駿監督が変更することに反対した結果、ヤマト運輸が本作のスポンサーになることで名称使用の許可をもらったのです。
都市伝説②耳をすませばの天沢聖司はストーカー説
ジブリの面白い都市伝説2つ目は「耳をすませばの天沢聖司はストーカー説」です。主人公・月島雫が図書館で借りる本の貸出書には、必ず「天沢聖司」の名前がありました。偶然のように描かれていましたが、この偶然には無理があるといわれていたのです。つまり雫に意識してもらうために、彼女が読みそうな本を先に借りていたと推測されています。そして心理学を利用して、雫が自分を好きになるよう仕向けたと考えられているのです。
雫と聖司の出会いは最悪でした。雫が考えた作詞を馬鹿にして嫌われるような態度をとった聖司は、その後少しずつ優しい態度へと変えていきます。そのギャップに雫はひかれていきました。実はこの行動は「ゲインロス効果」という心理学で、かなり高度なテクニックだといわれています。そして聖司が雫の住む団地に来たことが、ストーカーだと噂されるきっかけとなりました。偶然のように見せていましたが、深夜に訪れたことや住所を把握していたことなど、すべて彼の計画だったと考えられています。
都市伝説③借りぐらしのアリエッティの小人のモデル
ジブリの面白い都市伝説3つ目は「借りぐらしのアリエッティの小人のモデル」についてです。アリエッティのモデルは「ゴキブリ」だと一部でいわれています。小人であるアリエッティの身長は約10cmで、家族と一緒に屋根裏や床下で生活し、食事は人間の食べ残しが主です。小人の天敵はネズミで、ゴキブリの特徴と非常に似ています。また人間を恐れているのも、見つかったら殺されてしまうゴキブリと共通しているのです。
そして『借りぐらしのアリエッティ』の原作が作られたイギリスでは、ゴキブリを食料としていた歴史があります。以上のことから、アリエッティを含む小人たちのモデルはゴキブリだと考えられているのです。ただし、本作の監督である米林昌宏は虫嫌いといわれているので、あくまで噂でとどまっています。
都市伝説④ナウシカは小人説
ジブリの面白い都市伝説4つめは「ナウシカは小人説」です。『風の谷のナウシカ』の主人公・ナウシカは、小型飛行機のメーヴェで自由自在に空を舞います。体の一部のように乗りこなすナウシカですが、実際に乗るとなるとエンジンを搭載したり、勢いをつけた助走や補助が必要です。しかし小人であれば、自分の体一つで意のままに操ることができると考えられています。
都市伝説⑤千と千尋の神隠しの油屋は遊郭説
ジブリの面白い都市伝説5つ目は「千と千尋の神隠しの油屋は遊郭説」です。『千と千尋の神隠し』は、宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーの2人が、キャバクラについての話から誕生したものだといわれています。豚になった両親を助けるために、千尋は「油屋」で働くことになりました。遊郭とは身売りされた女性たちが見受けされない限り、遊女として働き続けるところです。千尋の置かれた状況も遊女と似ているといわれています。
また湯婆婆に名前を奪われ「千」の名を与えられたことも、遊女やホステスが使う源氏名と同じだと考えられているのです。
この記事のライター
rymamimo
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