【ぼっちざろっく】OP主題歌やEDを紹介!劇中歌についても解説
アニメ『ぼっちざろっく』では作中に登場する結束バンドが多くの楽曲を歌っており、OP・ED主題歌や劇中歌では豪華な作詞・作曲陣が起用されています。そんなアニメ『ぼっちざろっく』のOP・ED主題歌や劇中歌について、作詞・作曲者や登場話数などをまとめました。
目次
【ぼっちざろっく】とは?
『ぼっちざろっく』は元々原作漫画が人気を集めていましたが、アニメ化されたことでギャグ描写や楽曲がしっかりと描かれ、大きな話題を集めました。そんな『ぼっちざろっく』の作者や作品の概要を紹介します。
ぼっちざろっくの作者
『ぼっちざろっく』の作者であるはまじあきは、宮崎県出身の女性漫画家です。2012年に小学館の新人コミック大賞で佳作を受賞し、2013年にはやみ知晶のペンネームで漫画家としてデビューを果たしました。2014年までは『ちゃおデラックス』で作品を描いていましたが、萌え系漫画を描きたいと考えたことから、『まんがタイムきらら』に原稿を持ち込んで2015年から掲載誌を移しています。
ぼっちざろっくの概要
『ぼっち・ざ・ろっく!』は、2018年から『まんがタイムきららMAX』に連載されている4コマ漫画です。ギターの技術がありながらも引っ込み思案な性格の主人公が、バンドを組んでライブハウスを中心に活動していく様子を描いていきます。2019年の「次にくるマンガ大賞」ではコミックス部門の8位に入賞しており、2022年10月にはアニメ化されて、アニメでも様々な賞を受賞しています。
ぼっちざろっくのあらすじ
後藤ひとりはコミュ障でしたが、中学の時に見たバンドマンの影響からギターを始めて、「ギターヒーロー」の名義で動画投稿しながら徐々に評判を集めていきました。しかし、高校1年生になってもバンドを組むことはなく、友達作りも失敗してしまいます。そんな中、偶然出会った伊地知虹夏に欠員していたギターとしてライブハウスに連れて来られて、流れからバンド「結束バンド」の一員として念願のバンド活動を始めていきます。
【ぼっちざろっく】OP・ED主題歌一覧!歌詞も紹介
アニメ『ぼっちざろっく』では作品内の楽曲にも力を入れており、OP・ED主題歌の良さもアニメの評価に繋がっています。そんなアニメ『ぼっちざろっく』のOP・ED主題歌について紹介します。
ぼっちざろっくのOP主題歌は「青春コンプレックス」
『ぼっちざろっく』のOP主題歌は結束バンドの「青春コンプレックス」です。作詞をシンガーソングライターの樋口愛、作曲を音羽-otoha-、編曲を三井津郎、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。歌詞は主人公の後藤ひとりの内面を映し出しており、巻き込まれながらも果敢に進んでいく姿が書き出されています。存在感のあるギターを中心に勢いのあるサウンドと共に、力強いボーカルで歌い上げられている楽曲です。
ぼっちざろっくのED主題歌
アニメ『ぼっちざろっく』のED主題歌はOPとは異なり、アニメ全12話で4曲が披露されており、結束バンドの4人がそれぞれ歌い上げています。楽曲と共にEDのデフォルメキャラの動きや可愛らしさが話題となりました。
ED主題歌①Distortion!!
アニメ『ぼっちざろっく』のED主題歌その1は、結束バンドの「Distortion!!」です。第1話から第3話まで使用されており、作詞・作曲をKANA-BOONのギターボーカルである谷口鮪、編曲を三井律郎、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。ギターやドラムの単語を交えつつ、孤独さと前身する気持ちが歌詞に現れています。軽快なサウンドと後半にかけて盛り上がっていく歌声が特徴です。
ED主題歌②カラカラ
アニメ『ぼっちざろっく』のED主題歌その2は、結束バンドの「カラカラ」です。第4話から第7話まで使用されており、作詞・作曲をロックバンドtricotのギターボーカルである中嶋イッキュウ、編曲を三井律郎、ボーカルは山田リョウ(CV.水野朔)を担当しています。問題や不安がある中で、前に進もうとする意志を感じる歌詞になっています。激しさの中に寂しさも感じさせるサウンドと綺麗な歌声が特徴の楽曲です。
ED主題歌③なにが悪い
アニメ『ぼっちざろっく』のED主題歌その3は、結束バンドの「なにが悪い」です。第8話から第11話まで使用されており、作詞・作曲を活動休止中のガールズバンドthe peggiesでギターボーカルを務める北澤ゆうほ、編曲を三井律郎、ボーカルは伊地知虹夏(CV.鈴代紗弓)が担当しています。青春と音楽をテーマにして、自分の居場所に対する思いを歌詞に乗せています。しっとりとしたサウンドながらもサビでは力強さも感じる楽曲です。
ED主題歌④転がる岩、君に朝が降る
アニメ『ぼっちざろっく』ED主題歌その4は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲「転がる岩、君に朝が降る」を結束バンドがカバーしました。第12話で使用しており、原曲の作詞・作曲は後藤正文、カバー版では編曲を三井律郎、ボーカルは後藤ひとり(CV.青山吉能)が担当しています。結束バンドの4人の苗字はアジカンから取られており、原作漫画やアニメでもアジカンに関するネタが多数おり込まれていました。
【ぼっちざろっく】劇中歌の曲一覧
アニメ『ぼっちざろっく』では、OP・ED主題歌だけでなく、作中で結束バンドやその他のバンドが演奏するライブシーンでもしっかりと楽曲が盛り込まれています。そんなアニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌について紹介します。
劇中歌①ギターと孤独と蒼い惑星
アニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌その1は、結束バンドの「ギターと孤独と蒼い惑星」です。第5話と第8話で使用されており、作詞をZAQ、作曲を音羽-otoha-、編曲をakkin、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。作中で後藤ひとりが歌詞を書き、山田リョウが作曲した楽曲であり、ひとりの書きたいと思った内容で孤独な自分の状態を歌詞に出しています。サウンドは激しめで、それに合わせてボーカルも叫ぶように歌い上げています。
劇中歌②あのバンド
アニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌その2は、結束バンドの「あのバンド」です。第6話と第8話で使用されており、作詞を樋口愛、作曲を草野華余子、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。OP主題歌から続けて樋口愛が担当しており、バンドとの出会いから突き動かされていく人物の様子が歌詞として描かれています。激しいロックサウンドの中にはOP主題歌を思わせる音も混じっており、かっこいい歌声で歌い上げられています。
劇中歌③ワタシダケユウレイ
アニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌その3は、SICK HACKの「ワタシダケユウレイ」です。第10話で使用されており、作詞は西田圭稀、作曲は安谷屋光生、編曲はakkin、ボーカルを廣井きくり(CV.千本木彩花)が担当しています。サイケデリックロックバンドであるSICK HACKのライブシーンで披露された楽曲で、中毒性のあるサウンドと激しい歌い上げが特徴になっています。2023年12月時点では、アニメのBlu-ray特典のCDにのみ収録されています。
劇中歌④忘れてやらない
アニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌その4は、結束バンドの「忘れてやらない」です。第12話で使用されており、作詞をZAQ、作曲を吉岡大地、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。青春に対する他人との違いを感じている視点で歌詞が書かれており、軽快なサウンドと共に感情をぶつけるように歌われています。
劇中歌⑤星座になれたら
アニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌その5は、結束バンドの「星座になれたら」です。第12話で使用されており、作詞を樋口愛、作曲を内藤英雅、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。OP主題歌と同じ樋口愛の作詞で、星に例えながら相手との繋がりを求めるような歌詞は、作中での喜多郁代と後藤ひとりの関係性を感じさせるとファンの間では言われています。しっとりめのサウンドに少し切なさを感じさせる歌い方が特徴の楽曲です。
劇中歌⑥フラッシュバッカー
アニメ『ぼっちざろっく』の劇中歌その6は、結束バンドの「フラッシュバッカー」です。アニメ最終話の放送終了後のPVで使用されており、作詞・作曲は音羽-otoha、ボーカルを喜多郁代(CV.長谷川育美)が担当しています。眩しい思い出を振り返るような歌詞になっており、PVでもアニメ全12話の内容をダイジェストで振り返る映像と共に流れていました。しっとりめのサウンドと噛み締めるような歌声が特徴の楽曲です。
【ぼっちざろっく】アニメ声優一覧
アニメ『ぼっちざろっく』では、結束バンドの4人を担当する声優がボーカルとしてライブイベントにも参加しており、演技と共にボーカル力の高さも評価されています。そんなアニメ『ぼっちざろっく』の声優について紹介します。
声優①後藤ひとり役/青山吉能
アニメ『ぼっちざろっく』で後藤ひとり役を担当した声優は青山吉能さんです。熊本県出身、1996年5月15日生まれで、現在は81プロデュースに所属しています。小学5年生の時に友人の勧めからアニメを見始め、自身も声優になりたいと思うようになりました。その後、2012年に開催された『Wake Up, Girls!』のオーディションに合格し、ユニットとして活動しながら本格的な声優デビューは2014年に果たしています。
主な出演作品としては、『Wake Up, Girls!』の七瀬佳乃、『恋愛暴君』のグリ、『群れなせ!シートン学園』の馬縞クロエ、『なつなぐ!』の千葉いずみ、『社長、バトルの時間です!』のマコト、『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』の小野真美、『ななし怪談』の梵、『ポケットモンスター』のドット/ぐるみんなどがあります。
声優②伊地知虹夏役/鈴代紗弓
アニメ『ぼっちざろっく』で伊地知虹夏役を担当した声優は鈴代紗弓さんです。神奈川県、1998年2月4日生まれで、現在はアーツビジョンに所属しています。小学校の卒業時に教師のアドバイスから声優という職業を知り、ラジオパーソナリティを務める声優の声を聞いたり、演技に興味を持ったりする中で声優を目指すようになります。高校2年生の時にバイトをしながら日本ナレーション演技研究所に通い、2016年に声優デビューを果たしました。
主な出演作品としては、『ハイスコアガール』の大野晶、『荒野のコトブキ飛行隊』のキリエ、『かぐや様は告らせたい』の白銀圭、『ぼくたちは勉強ができない』の武元うるか、『86-エイティシックス-』のクレナ・ククミラ、『魔法使い黎明期』のホルト、『女神のカフェテラス』の鶴河秋水、『ウマ娘 プリティーダービー』のサトノクラウン、『ひきこまり吸血姫の悶々』のヴィルヘイズ、『SHY』のレディ・ブラックなどがあります。
声優③山田リョウ役/水野朔
アニメ『ぼっちざろっく』で山田リョウ役を担当した声優は水野朔さんです。1999年9月29日生まれで、現在はソニー・ミュージックアーティスツに所属しています。アニメを見ていく中で声優という職業を知り、小学5年生の時には声優を目指そうと考え始めていました。普通の高校に進学した高校2年生の時に、ソニー・ミュージックアーティスツのオーディションに参加して、声をかけられたことで2018年に声優デビューを果たしました。
主な出演作品としては、『BATON=RELAY』の広瀬晶、『SELECTION PROJECT』の花野井玲那、『後宮の烏』の柳寿雪、『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』のサーシャ・ボルドー、『ひきこまり吸血姫の悶々』のティオ・フラットなどがあります。
声優④喜多郁代役/長谷川育美
アニメ『ぼっちざろっく』で喜多郁代役を担当した声優は長谷川育美さんです。栃木県出身、5月31日生まれで、現在はラクーンドッグに所属しています。専門学校と同時にプロ・フィット声優養成所に通っており、卒業後の2010年代に声優としてデビューしています。その後、プロ・フィットが2022年にマネジメント業務を終了するのに伴い、ラクーンドッグの所属になりました。
主な出演作品としては、『弱キャラ友崎くん』の七海みなみ、『ウマ娘 プリティーダービー』のミホノブルボン、『86-エイティシックス-』のヴラディレーナ・ミリーゼ、『現実主義勇者の王国再建記』のアイーシャ・ウドガルド、『継母の連れ子が元カノだった』の南暁月、『うちの師匠はしっぽがない』の小糸、『ワールドダイスター』の静香、『私の推しは悪役令嬢。』のレーネ=オルソーなどがあります。
【ぼっちざろっく】OP・ED主題歌に対する世間での評判や人気
ここでは、アニメ『ぼっちざろっく』のOP・ED主題歌について、世間での評判や人気を紹介します。楽曲の純粋な良さ以外にもアニメならではの演出もファンの間では好評となっています。
アニメ『ぼっちざろっく』のOP主題歌について、かっこいいという感想が出ていました。『ぼっちざろっく』の楽曲の中でも人気が高く、作品を知らない人が聞いてもかっこよさを感じられる曲として評価されています。アニメ放送後に話題となってからは歌ってみた等でも積極的に取り上げられており、OPを聞いたことからアニメ本編にも興味を持って視聴を始めた人もいるようです。
アニメ『ぼっちざろっく』のEDについて、映像がかわいいという感想が出ていました。カバー曲以外の3つの楽曲では、毎回違う映像でデフォルメしたミニキャラの映像付きで流れており、楽曲に合わせた動きがかわいいと思う人が多かったようです。一方で、「なにが悪い」のED映像で喜多郁代が中指を指しているように見えるとネタ的な意味で話題となり、作者のはまじあきも言及して話題を集めました。
アニメ『ぼっちざろっく』のOP・ED主題歌について、作詞や作曲したアーティストの要素を感じ取っているファンもいました。劇中歌も含めて作詞・作曲陣にはロックバンドのアーティストを多く起用しているため、『ぼっちざろっく』を見る以前から知っていた人にとっては、類似する要素を感じています。
ロックバンドグループが作詞しているからこそ、作中の後藤ひとりや結束バンドの気持ちを理解した歌詞になっていて、同じようにバンドをしているファンにとって刺さる歌詞にもなっているようです。
【ぼっちざろっく】OP・ED主題歌は人気だった
『ぼっちざろっく』のOP・ED主題歌には、ロックバンドのアーティストが作詞や作曲に参加しており、作品の登場人物の心情やバンドに関わる歌詞になっています。また、劇中歌も多数披露されており、アニメの展開や演出と合わせて人気を集める要素になっています。アニメを視聴すればOP・ED主題歌や劇中歌も自然に楽しめるようになっているため、アニメを視聴しつつ、原作漫画や各種音楽サイトで楽曲を視聴してみてください。
この記事のライター
十文字猛
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