【ぼっちざろっく】元ネタのバンドを徹底解説!小ネタやパロディも
『ぼっちざろっく』の元ネタとなるバンドを紹介します。『ぼっちざろっく』についての概要や、『ぼっちざろっく』に登場するバンドの元ネタについて徹底解説しました。また、アニメに登場する小ネタやパロディ、原作漫画の扉絵の小ネタやパロディについても紹介します。
目次
【ぼっちざろっく】とは?
ぼっちざろっくの作者
『ぼっちざろっく』の作者は「はまじあき」です。宮城県出身の女性漫画家で、少女漫画や4コマ漫画などのジャンルで活動しています。2013年に『スワン☆コンプレックス』でデビューしました。
ぼっちざろっくの概要
『ぼっちざろっく』とは、2018年から『まんがタイムきららMAX』で連載しているはまじあきによる4コマ漫画です。とあるきっかけでバンドマンに憧れた陰キャ少女・後藤ひとりがギタリストとして腕を上げ、ロックバンドのギタリストとして活躍することになる物語です。
ぼっちざろっくのあらすじ
コミュ障で陰キャの後藤ひとりは、ひょんなことからバンドに憧れ、動画投稿サイトでは名前の知られたギタリストに成長します。高校生になっても人見知りのひとりは友達が作れないままでしたが、ギタリストを探していた伊地知虹夏に声を掛けられ、流れでガールズバンド「結束バンド」のメンバーとして加入することになったのでした。
【ぼっちざろっく】元ネタのバンド
元ネタのバンド①結束バンド
『ぼっちざろっく』の結束バンドの元ネタのバンドは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。結束バンドのメンバーは、ギタリストの後藤ひとり、ギター兼ボーカルの喜多郁代、ベースの山田リョウ、ドラムの伊地知虹夏です。一方、アジカンのメンバーは、ボーカル兼ギターの後藤正文、ギター兼ボーカルの喜多建介、ベース兼ボーカルの山田貴洋、ドラムの伊地知潔となっており、結束バンドのメンバーの名字はアジカンのメンバーにリンクした名字になっていることがわかります。
元ネタのバンド②SIDEROS
『ぼっちざろっく』のSIDEROSの元ネタのバンドは、筋肉少女帯であると言われています。SIDEROSは、ギター兼ボーカルの大槻ヨヨコ、ドラムの長谷川あくび、ギターの本庄楓子、ベースの内田幽々で構成されています。一方、筋肉少女帯のメンバーは、ボーカルの大槻ケンヂ、ギターの橘高文彦と本城聡章、ベースの内田雄一郎となっており、一部違っている点はあるものの、類似点も多いです。
元ネタのバンド③SICK HACK
『ぼっちざろっく』のSICK HACKの元ネタのバンドは、八十八ヵ所巡礼であると言われています。SICK HACKのメンバーは、ベース兼ボーカルの廣井きくり、ギターの清水イライザ、ドラムの岩下志麻です。一方、八十八ヶ所巡礼のメンバーは、ボーカル兼ベースのマーガレット廣井、ギターのKatzuya Shimizu、ドラムのKenzoooooooとなっています。
【ぼっちざろっく】アニメの小ネタやパロディ
アニメの小ネタ①1話
アニメ『ぼっちざろっく』の1話「転がるぼっち」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「転がる岩、君に朝が降る」のオマージュになっている点が挙げられます。先に紹介したとおり、結束バンドもアジカンを元ネタにしていると言われているため、サブタイトルもアジカンの楽曲をモデルにしていると考えられています。また、作中でひとりが身に付けている缶バッジは、実際のバンドをオマージュしていました。
アニメの小ネタ②2話
アニメ『ぼっちざろっく』の2話「また明日」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「それでは、また明日」のオマージュになっている点が挙げられます。また、2話では実写の宇宙ネコのスタンプが登場したり、STARRYに出演する「アレキサンディズム」が実在する「[Alexandros]」をモデルにしていると思われるなど、多数の小ネタがあります。
アニメの小ネタ③3話
アニメ『ぼっちざろっく』の3話「馳せサンズ」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「長谷サンズ」のオマージュになっている点が挙げられます。また、3話の作中では、アジカンの「君の街まで」のMVに登場する「ザリガニ・競泳のお姉さん・緑のおっさん」も登場しています。そのほか、実在するバンド名や音楽番組のオマージュ、実在するギターケースが喜多のギターケースとして登場しました。
アニメの小ネタ④4話
アニメ『ぼっちざろっく』の4話「ジャンピングガール(ズ)」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「ダンシングガール」のオマージュになっている点が挙げられます。また、作中でひとりの部屋にあるポスターがKANA-BOONの「ないものねだり」を元ネタとしたHAKO-BOONの「かいものねだり」になっていたり、ぼっちが練習していたサインの中にアジカンのボーカルである後藤正文のあだ名である「ごっち」が混ざっていたりしています。
アニメの小ネタ⑤5話
アニメ『ぼっちざろっく』の5話「飛べない魚」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「飛べない魚」のオマージュになっている点が挙げられます。また、星歌がパソコンに打ち込んでいるバンド名の中には、「マカロニぺんしる」や「緑黄色野菜」など実際のバンドをオマージュした名前がありました。
アニメの小ネタ⑥6話
アニメ『ぼっちざろっく』の6話「八景」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「八景」のオマージュになっている点が挙げられます。また、作中に登場する「合格」のフォントがサカナクションの「新宝島」のPVと同じだったり、ひとりが飼っている犬の名前が実在するギタリスト「ジミヘン」と同じだったり、複数の小ネタがありました。
アニメの小ネタ⑦7話
アニメ『ぼっちざろっく』の7話「君の家まで」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「君の街まで」のオマージュになっている点が挙げられます。また、作中ではナウシカのパロディがあり、ひとりが胞子となって部屋が腐海になってしまいました。
アニメの小ネタ⑧8話
アニメ『ぼっちざろっく』の8話「ぼっち・ざ・ろっく」に関しては、サブタイトルには元ネタはないと言われています。作中に登場する小ネタとしては、ピンク色に光るひとりや真っ白に燃え尽きたひとりなどが、ドラゴンボールやあしたのジョーのパロディになっている点が挙げられます。
アニメの小ネタ⑨9話
アニメ『ぼっちざろっく』の9話「江ノ島エスカー」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「江ノ島エスカー」をそのまま使用している点が挙げられます。また、作中ではトンビに襲われたひとりが地面にめり込むシーンがありましたが、このシーンはドラゴンボールのヤムチャの死亡シーンのパロディになっています。
アニメの小ネタ⑩10話
アニメ『ぼっちざろっく』の10話「アフターダーク」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「アフターダーク」のオマージュになっている点が挙げられます。作中での小ネタとしては、「知らない天井だ」というセリフが「新世紀エヴァンゲリオン」のパロディになっていたり、作中に登場する新宿FOLTが新宿LOFTをモデルにしているなどのパロディがあります。
アニメの小ネタ⑪11話
アニメ『ぼっちざろっく』の11話「十二進法の夕景」の小ネタやパロディとして、サブタイトルがアジカンの「十二進法の夕景」のオマージュになっている点が挙げられます。また、作中でリョウがさまざまな衣装を身に着けるシーンがありますが、このシーンではHOT LIMITの衣装を黒のガムテープで再現したひとりが描かれていました。
アニメの小ネタ⑫12話
アニメ『ぼっちざろっく』の12話「君に朝が降る」の小ネタやパロディとして、サブタイトルが先に紹介したアニメ1話と同じく、アジカンの「転がる岩、君に朝が降る」を元ネタにしている点が挙げられます。また、作中でひとりがバイトをしなくても良いことを喜び、力を溢れさせるシーンがありますが、このシーンはドラゴンボールのスーパーサイヤ人のパロディです。さらにエンディングでは、本家の楽曲を結束バンドがカバーしています。
【ぼっちざろっく】扉絵の小ネタやパロディ
扉絵の小ネタ①2話
原作の『ぼっちざろっく』の2話の扉絵の小ネタやパロディとして、アジカンの「リライト」のPVが挙げられます。「リライト」のPVではメンバーが宙に浮かんでいますが、結束バンドも同じ様に宙に浮かぶように描かれています。
扉絵の小ネタ②3話
原作の『ぼっちざろっく』の3話の扉絵の小ネタやパロディとしては、KANA-BOONの「盛者心衰の理、お断り」のPVが元ネタになっていると言われています。3話の扉絵では、PVと同じ様にメンバーが作務衣を身に着けており、桶に入った後藤ひとりとやかんを持つリョウと虹夏が描かれています。
扉絵の小ネタ③5話
原作の『ぼっちざろっく』の5話の扉絵の小ネタやパロディとして、フレデリックの「オドループ」のPVが元ネタになっていると言われています。5話の扉絵では階段の踊り場にギターを持った喜多がおり、手前にひとりが立っていますが、オドループのPVにも同じシーンがあります。
扉絵の小ネタ④6話
原作の『ぼっちざろっく』の6話の扉絵の小ネタやパロディとして、クリープハイプの「イト」のPVが元ネタになっていると言われています。6話の扉絵では結束バンドのメンバーが暗い表情を浮かべて糸を垂らしていますが、イトのPVでも同様のシーンがあります。
扉絵の小ネタ⑤7話
原作の『ぼっちざろっく』の7話の扉絵の小ネタやパロディとして、UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」のPVが元ネタになっていると言われています。このPVではUNISON SQUARE GARDENのメンバーが小回りで演奏していますが、結束バンドのメンバーも同じ様に演奏をしているシーンが描かれています。
扉絵の小ネタ⑥9話
原作の『ぼっちざろっく』の9話の扉絵の小ネタやパロディとして、ヤバいTシャツ屋さんの「あつまれ!パーティーピーポー」のPVが元ネタになっていると言われています。PVではヤバTのメンバーがアメリカのハリウッドでロケを行っていますが、扉絵でもひとり以外の3人が同じポーズで描かれており、さらに「ロケ地:アメリカ」と記載されていました。
扉絵の小ネタ⑦10話
原作の『ぼっちざろっく』の10話の扉絵の小ネタやパロディとして、the pillowsの「Ladybird girl」のPVが元ネタになっていると言われています。この扉絵ではサングラスをかけたひとりがドールハウスの中にいる自分の人形を覗き込んでいますが、PVでも同じようにピロウズのメンバーがのぞき込んでいます。
扉絵の小ネタ⑧11話
原作の『ぼっちざろっく』の11話の扉絵の小ネタやパロディとして、サカナクションの「新宝島」のPVが元ネタになっていると言われています。新宝島のPVは昭和な雰囲気のPVで、ステージの上にいるサカナクションのメンバーがチアガールを背景に歌っています。扉絵もPVと同じ様に、チアガールを背景に結束バンドのメンバーが立っていました。
扉絵の小ネタ⑨12話
原作の『ぼっちざろっく』の12話の扉絵の小ネタやパロディとして、ポルカドットスティングレイの「シンクロニシカ」のPVが元ネタになっていると言われています。扉絵では結束バンドのメンバーが幽霊のような恰好をしてテーブルについていますが、PVでも同じような部屋で幽霊の格好をしたメンバーが映っています。
扉絵の小ネタ⑩13話
原作の『ぼっちざろっく』の13話の扉絵の小ネタやパロディとして、フジファブリックの「若者のすべて」のPVが元ネタになっていると言われています。このPVでは大きな板が後ろにつるされており、フジファブリックが演奏をしていますが、扉絵でも結束バンドのメンバーが同じように演奏しているシーンが描かれていました。
扉絵の小ネタ⑪14話
原作の『ぼっちざろっく』の14話の扉絵の小ネタやパロディとして、ゆらゆら帝国の「夜行性の生き物3匹」のPVが元ネタになっていると言われています。このPVにはメンバー3人がひょっとこ姿で踊るシーンがありますが、扉絵でも喜多以外の3人が同じポーズを決めていました。
扉絵の小ネタ⑫16話
原作の『ぼっちざろっく』の16話の扉絵の小ネタやパロディとして、Number Girlの「NUM-AMI-DABUTZ」のPVが元ネタになっていると言われています。このPVではボーカルが狐のお面を被っていますが、扉絵でも結束バンドのメンバーが同じポーズを決めていました。
扉絵の小ネタ⑬17話
原作の『ぼっちざろっく』の17話の扉絵の小ネタやパロディとして、八十八ヶ所巡礼の「仏滅トリシュトナー」のPVが元ネタになっていると言われています。このPVでは、花火が打ちあがる中でメンバーの一人が箱に閉じ込められており、箱から多数の手が出ているシーンがあります。扉絵でも廣井きくりをモデルに同じようにオマージュされていました。
扉絵の小ネタ⑭18話
原作の『ぼっちざろっく』の18話の扉絵の小ネタやパロディとして、ネクライトーキーの「こんがらがった」のPVが元ネタになっていると言われています。PVのメンバーのポーズの再現度は高く、PVにある手書き風の文字も扉絵で再現されています。
扉絵の小ネタ⑮19話
原作の『ぼっちざろっく』の19話の扉絵の小ネタやパロディとして、BAND-MAIDの「DOMINATION」のPVが元ネタになっていると言われています。このPVではBAND-MAIDのメンバーがメイドの格好をしており、お茶を飲んでいる中で、一人が中央でギターを弾いています。扉絵でも同じシーンが描かれていました。
【ぼっちざろっく】元ネタに対する世間での評価や人気
X(旧Twitter)上には、「『ぼっちざろっく』、フジファブリックやサカナクションのPVを元ネタにした扉絵多くて芸が細かい」とコメントしている人がいました。『ぼっちざろっく』には毎回再現度の高い扉絵が用意されているため、その点を評価しているファンも多いです。
X(旧Twitter)上には、「『ぼっちざろっく』、ゼロ年代以降の音楽知らないのでアジカン以外の元ネタがわからなかった」とコメントしている人もいました。音楽ファンの中にはすぐに元ネタがわかる人もいますが、わからないという人も多いようです。
X(旧Twitter)上には、「きくりちゃんがしてるバンドの元ネタって八十八ヵ所巡礼だったりするのかな」とコメントしている人がいました。このように、作中で元ネタとなっているバンド名を予想している人もいました。
【ぼっちざろっく】結束バンドの元ネタのバンドはアジカンだった
『ぼっちざろっく』で主人公の後藤ひとりがギターとして所属することになる結束バンドの元ネタは、日本のロックバンドであるASIAN KUNG-FU GENERATIONでした。また、原作漫画の扉絵ではさまざまなバンドのPVのパロディとなっているため、音楽ファンにも定評があります。『ぼっちざろっく』の小ネタやパロディの元ネタが気になった人は、ぜひ『ぼっちざろっく』のアニメや原作漫画をチェックしてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
azu
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