【ぼっちざろっく】アジカンのパロディネタを紹介！カバー曲についても

『ぼっちざろっく』の作者は、はまじあき先生です。彼女の漫画家デビュー作品は、ちゃおデラックス春に掲載された「スワン☆コンプレックス」になります。複数の作品を投稿し続ける中で「少女マンガより萌え系マンガを描きたい」と考え、まんがタイムきららで2回目のデビューを果たしました。そして、次にくるマンガ大賞2019では、コミックス部門で『ぼっちざろっく』が8位を受賞しました。

『ぼっちざろっく』は、まんがタイムきららMAXの4コマ漫画で連載されている作品です。作品の内容は、4人の女子高生によるガールズバンドをテーマとしています。作中のパロディネタなどが人気となり、2022年10月からアニメ化されました。知名度が上がり、単行本の累計発行部数が200万部を突破しています。

『ぼっちざろっく』の主人公は後藤ひとりという少女です。彼女は自分を変えるためにギターの練習を頑張り続けた結果、動画投稿サイトにて「ギターヒーロー」の名で評判になるほどのギタリストになります。しかし、人見知りの彼女は友達を作ることができなかったため、バンド活動をせずに中学を卒業してしまいます。高校でも友達作りに失敗してしまうのですが、ギタリストを探していた伊地知虹夏に強引に誘われ、急遽ライブに参加したことをきっかけにバンド活動をしていくのです。

『ぼっちざろっく』アニメ1話のサブタイトルは「転がるぼっち」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの11枚目のシングル曲である「転がる岩、君に朝が降る」だと言われています。また「転がる岩」とは「ロックンロール」のことを意味しています。

『ぼっちざろっく』アニメ2話のサブタイトルは「また明日」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの18枚目のシングル曲である「それでは、また明日」だと言われています。こちらの曲は「劇場版NARUTO-ナルト-ROADTONINJA-ロード・トゥ・ニンジャ」の主題歌になった曲です。また『ぼっちざろっく』のアニメ2話で、後藤ひとりが伊地知虹夏に対して「また明日」と言うシーンがあります。それゆえに「また明日」というサブタイトルになったのでしょう。

『ぼっちざろっく』アニメ3話のサブタイトルは「馳せサンズ」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの5枚目のアルバム曲である「長谷サンズ」だと言われています。アニメ3話は喜多郁代が登場した回でもあります。そのため「サンズ」は「sun（太陽）」のような明るくて人気者の喜多郁代を示す意味なのかもしれません。

『ぼっちざろっく』アニメ4話のサブタイトルは「ジャンピングガール（ズ）」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの9枚目のアルバム曲である「ダンシングガール」ではないかと言われています。アニメ4話では結束バンドメンバーがアーティスト写真を取る時に全員でジャンプする描写があり、それもサブタイトルに由来しているのではないでしょうか。

アニメ5話のサブタイトルは「飛べない魚」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの7枚目のシングル曲である「飛べない魚」だと言われています。曲の内容は「絶え間なく羽ばたいたらいつかは飛べるかな」と作詞作曲がされています。アニメ5話では結束バンドメンバーがオーディションに合格するために練習を頑張る描写が多くありました。なので、物語の展開と曲の内容がマッチしていたため「飛べない魚」がサブタイトルになったのではないでしょうか。

『ぼっちざろっく』アニメ6話のサブタイトルは「八景」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの23枚目のシングル曲である「八景」だと言われています。5話の「飛べない魚」同様にサブタイトルにそのまま使用されています。アニメ6話で後藤ひとりは、横浜市の有名な金沢八景が由来の場所で、ライブチケットを販売していました。そのため、サブタイトルが「八景」になったと考えられるでしょう。

『ぼっちざろっく』アニメ7話のサブタイトルは「君の家まで」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの6枚目のシングル曲である「君の街まで」だと言われています。アニメ7話は結束バンドメンバーが後藤ひとりの家に遊びにくる物語になっているため、サブタイトルが「君の家まで」になったと考えられます。

『ぼっちざろっく』アニメ8話のサブタイトルは「ぼっち・ざ・ろっく」でした。アニメ8話では、後藤ひとりが「ギターヒーロー」だと伊地知虹夏にバレてしまいます。作品のタイトル回収になっているので、8話のサブタイトルはアジカンとは関係ありません。

『ぼっちざろっく』アニメ9話のサブタイトルは「江ノ島エスカー」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの11枚目のシングル曲である「江ノ島エスカー」だと言われています。こちらの曲は「転がる岩、君に朝が降る」に収録されているカップルリング曲です。アニメ9話では夏休みの思い出を作るために結束バンドメンバーで、江ノ島エスカーに搭乗しています。このことから、サブタイトルが「江ノ島エスカー」になったと考えられます。

アニメ10話のサブタイトルは「アフターダーク」です。サブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンの10枚目のシングル曲である「アフターダーク」だと言われています。アニメ10話では結束バンドが文化祭でライブを行うことになりました。しかし、学校の文化祭は音楽好きの人間だけが聞くわけではありません。その環境に後藤ひとりは不安を感じ、気持ちが暗くなっていました。「アフターダーク」がサブタイトルになったのは、後藤ひとりの心境を表したのではないでしょうか。

『ぼっちざろっく』アニメ11話のサブタイトルは「十二進法の夕景」です。このサブタイトルのパロディネタになったのが、アジカンのコンピレーション・アルバム「フィードバックファイル2」に収録されている「十二進法の夕景」だと言われています。アニメ11話で文化祭1日目が終わった後、夕方のシーンがあります。そのため、サブタイトルが「十二進法の夕景」になったのでしょう。

アニメ最終話のサブタイトルは「君に朝が降る」です。このサブタイトルは、アニメ1話と同じ「転がる岩、君に朝が降る」がパロディネタです。ただ、1話のサブタイトルは「転がる岩」でしたが、最終話のサブタイトルは「君に朝が降る」となっているため、最終話が1話と関連する形になっていました。後藤ひとりは、バンドを始めてから友達ができ、文化祭でも活躍することができました。そして、次の日の朝を迎えて物語は終わります。後藤ひとりに朝が来たという意味だと考えられます。

ここでは、結束バンドメンバーの名前がアジカンメンバーと関係していることについて解説します。結束バンドメンバーは、アジカンのメンバーと苗字が同じになっています。『ぼっちざろっく』の後藤ひとりは、結束バンドメンバーから「ボッチ」と言われています。同じようにアジカンメンバーの後藤正文さんもメンバーから「ゴッチ」と呼ばれているそうです。このことから、結束バンドメンバーの名前がアジカンメンバーを意識して付けたのだと考えられます。

結束バンドメンバーは、名前以外にもアジカンメンバーとの関係性があります。その関係性についても見ていきましょう。実は、結束バンドメンバーの誕生日の数字を入れ替えるとアジカンメンバーの誕生日になるのです。このことから、結束バンドメンバーの誕生日もアジカンメンバーを意識して設定したことがわかると思います。

ここでは『ぼっちざろっく』の漫画の扉絵もアジカンに関係していることについて解説します。『ぼっちざろっく』原作1巻で2話の扉絵がアジカンの5枚目のシングル曲である「リライト」のMVがパロディネタになっていると言われています。アジカンの「リライト」は、アニメ「鋼の錬金術師」のオープニングテーマに起用された曲でもあります。

『ぼっちざろっく』のアニメ3話で、後藤ひとりが自分が陰キャではないと浮かれた妄想をしたさいに「シンクロナイズドスイミングの選手」「サングラスのおじさん」「2匹のザリガニ」が拍手する描写がありました。実は、この描写はアジカンの「君の街まで」のMVがパロディネタとなっているのです。

『ぼっちざろっく』のアニメでは、アジカンのある曲がカバーされています。さらにそのカバー曲は、アニメ最終話のエンディングで流れました。ここでは、アニメ最終話のエンディングで流れたアジカンのカバー曲について紹介していきます。

『ぼっちざろっく』のアニメでアジカンの曲がカバー曲として流れます。そのカバー曲は、アジカンの11枚目のシングル曲である「転がる岩、君に朝が降る」でした。また、カバーしているのがボーカルの喜多郁代ではなく、後藤ひとりがカバーする形となっているのがポイントです。この演出には、多くの視聴者やファンが喜んだことでしょう。

アジカンのカバー曲「転がる岩、君に朝が降る」は『ぼっちざろっく』のアニメ最終話のエンディング曲として流れました。また、結束バンドのアルバムの中にアジカンの「転がる岩、君に朝が降る」もカバー曲として含まれています。結束バンドがカバーした「転がる岩、君に朝が降る」を聞いてみたい方は、アジカンと聞き比べてみてはいかがでしょうか。

アジカンの後藤正文さんは、2022年12月12日に更新したnoteで『ぼっちざろっく』を見たという発言をしています。しかし、カバー曲の「転がる岩、君に朝が降る」やパロディネタに対するコメントはありませんでした。

『ぼっちざろっく』のアジカンパロディネタに対する意見や感想を紹介します。こちらの方は『ぼっちざろっく』のアニメ最終回でアジカンの「転がる岩、君に朝が降る」を結束バンドがカバーし、エンディングで流れたことに感動したようです。原作では表現できない、アニメオリジナルの演出が良かったと高く評価しています。

こちらの方は『ぼっちざろっく』のアジカンパロディネタを見て、アジカンに対する愛があってニヤニヤが止まらなかったようです。また、アジカンのパロディネタ以外も面白いと評価しています。『ぼっちざろっく』は、様々なパロディネタがあるので、他のネタを探してみるのも面白いかもしれません。

最後にこちらの方の意見や感想を紹介していきます。『ぼっちざろっく』では様々なパロディネタがあります。その中でもアジカンに関係するパロディネタが多いと感じているようです。キャラクターの名前や誕生日、アニメのサブタイトルなど色々な所にアジカンのパロディネタがあり、作者がアジカンを好きなのが伝わる作品だと思ったようです。

『ぼっちざろっく』のアジカンパロディネタは面白いという意見や感想が多くありました。また、アジカンの曲を結束バンドがカバーするなど、ファンや視聴者を喜ばせる演出がたくさんありました。『ぼっちざろっく』のアジカンパロディネタに興味が湧いた人は、ぜひ『ぼっちざろっく』を見てください。