【刃牙】最強キャラをランキングで発表！全シリーズで一番強いのは？

『刃牙（バキ）』シリーズに登場するキャラクターは、いずれも最強を追い求めた者たちばかりで、常人離れした能力や強さを持っています。そんなキャラクターたちについて触れる前に、まずは『刃牙（バキ）』の基本的な概要について簡単におさらいしてみましょう。

現在でも『刃牙（バキ）』シリーズの連載を続けている作者は、板垣恵介先生です。板垣恵介先生は1989年に『メイキャッパー』でデビューした漫画家で、少林寺拳法やアマチュアボクシングの経験を持っている人物です。過去には陸上自衛隊で活動していたこともありました。

1991年に『グラップラー刃牙』として連載が始まり、1999年まで連載が続きました。その後は1999年に続編となる『バキ』、2006年には『範馬刃牙』、2014年には『刃牙道』、2018年には『バキ道』としてシリーズの連載が続けられました。『バキ道』連載終了直後に続編も発表されており、登場するキャラクターのスピンオフ作品も数多く輩出されています。連載が30年以上続く現在でも人気は衰えることなく、シリーズ累計発行部数は2021年5月時点で8500万部を突破しました。

様々な経歴を持つ格闘家が集う地下闘技場で最年少チャンピオンでもある範馬刃牙は、父親で地上最強の生物とも呼ばれている範馬勇次郎を超えることだけが目標です。多くの出会いや死闘を繰り返し、刃牙は勇次郎を超えるための鍛錬を続けていきます。

『刃牙（バキ）』シリーズには、最強を追い求めたキャラクターが数多く登場しました。ここでは、今までシリーズに登場したキャラクターの強さや能力、使用した技などについてランキング形式で紹介していきます。

第30位は、『バキ』の中国大擂台賽編に登場した海王の1人でもある李海王です。『刃牙（バキ）』シリーズに登場する烈海王と同じ海王の称号を持ち、同作に登場する柳龍光と同じ毒手の使い手でもあります。作中では、柳龍光の毒手を受け瀕死の状態だった刃牙と対戦しました。いくら刃牙が瀕死だったといえ、手練れの武道家を瞬殺した実力は健在だったため、一時はそれすら凌駕する強さを持っています。最終的には李海王の毒手を受けたことで毒が裏返るという現象が発生し、刃牙の命を救うことになりました。

第29位は、『グラップラー刃牙』に登場した鎬紅葉です。医師でありながら格闘家も兼任する異色のキャラクターで、鍛え上げられた屈強な肉体は全てのアスリートを凌駕するほどの能力を持っています。作中では主人公の刃牙と対戦し、医学に基づいた技でもある打震を駆使することで一時的に追い詰めました。

第28位は、『グラップラー刃牙』に登場した猪狩完至です。猪狩完至は実在のプロレスラーをモデルにしたキャラクターで、作中では地下トーナメント編で主人公の刃牙と対戦しています。卑劣な手を使うことで刃牙を徹底的に追い詰めましたが、最終的には得意のプロレス勝負で敗北することになりました。

第27位は、『バキ』の中国大擂台賽編に登場した寂海王です。烈と同じ海王の称号を持つキャラクターで、作中では烈とも対戦しています。能力こそ他のキャラクターに劣るものの、勝利のためであれば手段を選ばない卑劣さを持ち合わせています。作中では、独自の戦闘スタイルで、今まで最強の強さを見せつけていた列に対して強烈な一撃を喰らわせ怯ませることに成功しました。

第26位は『グラップラー刃牙』の地下トーナメント編に登場した柴千春です。格闘経験もなく目立った鍛えたこともない素人ですが、精神力のみであれば作中最強クラスの持ち主でもあります。地下トーナメント編では、ボロボロの状態で名だたる格闘家を撃破しました。シリーズを通して度々登場しており、『範馬刃牙』では明らかにレベルが違う刃牙に対しても持ち前の精神力で何度も遅いかかり、刃牙に足りなかったものを実感させることに成功しています。

第25位は『バキ』の最強死刑囚の1人として登場したシコルスキーです。常人離れした指の力を持っているキャラクターで、ほんのわずかな凹凸さえあれば100mにも及ぶ壁を登り切ることができます。作中ではガーレンや猪狩などを撃破していますが、刃牙を含めた主要キャラクターに対しては惨敗することになりました。

24位は『バキ』に登場した最強死刑囚の1人でもあるスペックです。2mも超える巨体とスキンヘッドという風貌で、殺人に対して全く躊躇することのない残虐性も持っています。5分間の無呼吸運動が可能で、休むことなく相手を一方的に攻撃し続けることも可能です。作中では花山との戦闘を繰り広げ、最終的に敗北こそしたものの並外れた身体能力で最後まで抵抗を続けていました。その後、スペックの実年齢が97歳だったことも判明しています。

第23位は『バキ』の中国大擂台祭編に登場した龍書文です。台湾出身の格闘家で、台湾擂台賽ではデビューから25年もの間無敗を貫き通した実力を持っています。作中ではビスケット・オリバと対戦し、無刀の居合でもある抜拳術と呼ばれる技を駆使して戦闘しました。最終的にオリバに敗北したものの、今まで無敵の強さを誇っていたオリバと善戦する実力を持っています。

第22位は『バキ』に登場した最強死刑囚の1人でもあるドリアンです。かつては海王としての称号も持っており、作中では、克己や加藤などに対して火炎放射やワイヤーでの切断攻撃、催眠術などの技を駆使していました。確かな強さを持ちながらも、最終的には独歩や列と対峙したことで敗北を喫することになっています。

第21位は『グラップラー刃牙』に登場した鎬昂昇です。紐切りと呼ばれる技を使い、相手の視神経を引きちぎることで失明させる技を使用するキャラクターです。実の兄に鎬紅葉を持ち、かつては兄の強さに敵わなかったことにコンプレックスも抱いていました。しかし、地下トーナメント編で紅葉と対戦した際には兄を対戦することでコンプレックスを克服し、最終的には紅葉を超える格闘家になっています。

『刃牙（バキ）』シリーズには、ここまで紹介したキャラクターをも超える強さを持つ人物が数多く登場しています。ここからは20位から11位にランクインしたキャラクターについてチェックしてみましょう。

第20位は『グラップラー刃牙』に登場したガイアです。普段は衛生兵のノムラとして行動していますが、人格が入れ替わることで残虐性が増したサディストの一面が露わになります。環境利用闘法と呼ばれる技を得意とし、『バキ』ではシコルスキーに対して一方的に痛めつけることで勝利しました。

第19位は『バキ』に登場した純・ゲバルです。勇次郎やオリバ同様に危険視されている人物で、作中ではミスター2（セカン）とも呼ばれています。トリッキーな戦術を得意とし、作中では刃牙の攻撃を受けてもダメージを与えられなかったオリバに対して、ダメージを与えることに成功しました。

第18位は『バキ』に登場する最強死刑囚の1人でもあるドイルです。高い身体能力や体中に武器を仕込んだ攻撃を得意とするキャラクターで、勝つためであれば何をしても良いという精神を持っています。作中では列との死闘を繰り広げながらも、瀕死の状態で昏睡状態に陥った列を守った姿がファンの間で印象に残っているキャラクターです。

第17位は『バキ』に登場した最強死刑囚でもある柳龍光です。160cm以下の小柄な体格でありながら、毒手や鞭打、空掌などのような技を駆使することで相手を圧倒できる実力を持っています。かつては渋川と修行を共にしたこともあり、過去には渋川の左目を奪ったことがあるキャラクターです。

第16位は『バキ』に登場したマホメド・アライJr.です。勇次郎からはバキに並ぶほどの強さを持っていると評価されていました。高い実力と並外れた身体能力で一度は独歩や渋川を圧倒することはありながらも、あくまでスポーツ上での戦いしか経験していなかったこともあり、最終的には多くのキャラクターに対して敗北を喫しています。

第15位は『グラップラー刃牙』から登場している愚地克巳です。愚地独歩の養子であり、空手界の最終兵器の異名も持っています。主に空手の技を駆使する戦闘スタイルでありながら、マッハ突きを開発するなど独自の強さも作中で見せました。

第14位は『グラップラー刃牙』に登場した本部以蔵です。本部流柔術の師範でもあり、公園という限定的な舞台であれば作中最強クラスの強さを持っています。実際に最強死刑囚でもある柳と公園で戦闘した際は、得意の武器や体術を駆使することで圧倒することに成功しました。

第13位は『グラップラー刃牙』から登場している愚地独歩です。神心会空手の総帥を務めるキャラクターで、かつては1対1で虎にも勝利したことがあります。並外れた努力を積み重ねたことで今の強さを実現しており、現実の戦いでは自分の思い通りに進まないことを熟知している人物です。最強死刑囚のドリアンとの戦闘では、手首を切断され催眠術にかけられながらも不屈の精神力で勝利を収めました。

第12位は『グラップラー刃牙』から登場している花山薫です。15歳で暴力団の組長になったキャラクターで、生まれながら持つ身体能力のみで戦闘しています。普段は技をほとんど使用しないステゴロの喧嘩スタイルですが、52枚のトランプを全て引きちぎれるほどの握力を用いて相手の部位を破壊する握撃のような技も使用することもある人物です。

第11位は『グラップラー刃牙』から登場しているジャック・ハンマーです。範馬勇次郎の息子であり、刃牙にとっては腹違いの兄でもあります。強さを手に入れられるのであれば明日を捨てると豪語するほどのキャラクターで、1日30時間の鍛錬や致死量を遥かに超えるステロイドを服薬、度重なる骨延長手術で圧倒的な強さを手に入れました。主に噛みつきを得意としているキャラクターで、対戦相手の部位を噛みちぎる芸当も見せています。

『刃牙（バキ）』シリーズには今まで紹介してきたキャラクターをも超える強さを持つ人物はまだまだ存在します。ここからは、10位から4位にランクインしたキャラクターの強さについてチェックしてみましょう。

第10位は『バキ』から登場しているビスケット・オリバです。作中屈指の屈強な肉体の持ち主で、見た目通りの怪力を用いた戦闘をします。その一方で、囚人でありながら個人図書館を所有するほどの博学で、その知識を用いた戦術なども得意なキャラクターです。

第9位は『グラップラー刃牙』から登場している渋川剛気です。渋川は実践合気柔術でもある渋川流柔術の開祖で、合気道を用いた戦闘を得意としています。155cmで47kgという非常に小柄な体格でありながら、作中では巨体の格闘家を捩じ伏せています。また、戦闘こそしていませんが先述したオリバの巨体と怪力ですらねじ伏せることもありました。

第8位は『バキ道』に登場した野見宿禰です。主に古代相撲を用いた戦闘スタイルで、角力の開祖とも呼べる存在の野見宿禰の子孫でもあります。作中に登場する野見宿禰は2代目で、石炭を手で握ることでダイヤモンド化させるほどの握力や、大きな巨体を感じさせないほどの身体能力を数多く見せていました。

第7位は『グラップラー刃牙』から登場している烈海王です。中国拳法の達人で、海王の称号を持つキャラクターです。他にも多くの海王が登場しますが、彼らですら遥かに凌駕する強さを持ち、人を背負った状態で15mの川を渡りきるような高い身体能力も兼ね備えています。

第6位は『バキ』に登場した郭海皇です。郭海皇は146歳の超高齢でありながら全ての海王の頂点に立つ存在で、普段は車椅子生活を余儀なくされるほど衰えています。その一方で、消力を用いることで現実離れした能力を実現し、作中では最強の存在とも呼べる範馬勇次郎と対等の勝負を繰り広げていました。

第5位は『範馬刃牙』に登場した範馬勇一郎です。勇一郎は勇次郎の父であり、刃牙にとっては祖父にあたる存在で、初登場時点では既に故人でした。生前には単身でアメリカに抵抗し続け、最終的には己の肉体のみで国家に勝利しています。生前は独歩とも面識がある人物で、孤高の柔術家として名を馳せていました。

第4位は『範馬刃牙』から登場しているピクルです。ピクルは元々恐竜が生存していた白亜紀に生存していた人物で、かつては多くの恐竜を相手に戦闘していました。突如地球に落下した隕石の影響で氷漬けになり、現代に蘇っています。野生的な戦い方をするキャラクターでもあり、数多くの格闘家と対峙しても怯むことなく返り討ちにしました。

『刃牙（バキ）』シリーズには、最強を追い求めたキャラクターが数多く登場しました。ここでは、その中でも特に強いキャラクターTOP3を紹介していきます。どのようなキャラクターが最強と呼ばれているのか、作中の描写などを交えた上でチェックしてみましょう。

第3位は『刃牙（バキ）』シリーズの主人公でもある範馬刃牙です。範馬刃牙は地上最強の生物とも呼ばれている範馬勇次郎の息子で、あらゆる格闘技を織り交ぜた独自の戦闘スタイルを用いています。勇次郎に勝るとも劣らない身体能力を持ち、常に猛者を戦闘することで成長し続けています。想像力に関してもずば抜けていて、現実には存在しない体重100kgにも及ぶカマキリとのイメージトレーニングでは実際に出血し、コンクリートの壁が砕けるなどの現実離れした光景を見せました。

第2位は『刃牙道』に登場した宮本武蔵です。作中に登場する宮本武蔵は、かつて実在していた宮本武蔵の遺骨から作り上げられたクローンの存在で、光成の姉でる寒子の霊媒によって冥界から本物の魂が吹き込まれ誕生しました。素振りのみで現代の刀を破壊するほどの力を持ち、名だたる格闘家のほとんどを圧倒するほどの実力を持っています。過去に登場した格闘家ですら歯が立たず、勇次郎相手であっても勝るとも劣らない強さを見せていました。

『刃牙（バキ）』シリーズに登場する最強のキャラクター第1位は、範馬勇次郎です。自身の強さに対して絶対的な自信を持っており、技は弱者が使うものという認識も持っています。そのため、相手の攻撃を避けることはほとんど無く、技らしい技も使用しない独自の戦闘スタイルを貫くキャラクターです。地球上に現存する生物では全く歯が立たず、アメリカ政府からは勇次郎1人の存在に対して敵対しないことを約束する友好条約を結んでいます。

最強を追い求めたキャラクターが数多く登場する『刃牙（バキ）』シリーズには、独自の個性を最大限発揮した技も数多く登場します。一見すると現実離れしているよう技であっても、『刃牙（バキ）』シリーズに登場するキャラクターであれば実現させてしまうのも魅力です。ここでは、作中に登場するキャラクターの中でも特に強力な技TOP3を紹介していきます。

第3位は『バキ』の中国大擂台賽編で郭海皇が勇次郎との戦闘の際に初めて披露した消力（シャオリー）です。体を極限までリラックスさせ、相手の攻撃を受け流すことができます。実際に勇次郎の度重なる猛攻も無傷で凌いでいるため最強と呼ばれている技の1つです。消力（シャオリー）は攻撃に使用することも可能で、目標に攻撃が当たる一瞬にのみ力を入れることで桁外れの破壊力を実現しています。勇次郎にこの消力（シャオリー）を使用した際、普段は相手の攻撃を絶対に避けない勇次郎ですら避けてしまうほどでした。

第2位は『範馬刃牙』で、刃牙がピクルに対して初めて使用したトリケラトプス拳です。動物の動きをモチーフにした象形拳の1つで、現実離れした想像力を持つ刃牙だからこの技が実現できました。実際に技を使用されたピクルは、多くの恐竜と戦っていた時の感覚を思い出しています。破壊力もトリケラトプスそのもので、勇次郎に使用した際はアスファルトを削りながら押し切り、激突した車を横転させるほどでした。史上最強の力士とも呼べる野見宿禰にも使用し、正面からぶつかった上で相手を投げ飛ばす芸当も見せています。

第1位は『範馬刃牙』で勇次郎が刃牙との戦闘の際に使用した勇次郎拳です。トリケラトプス拳を使用された際に反撃に用いた技ですが、範馬勇次郎自身が勇次郎の強さを演じていることから、他の格闘家では再現することはできません。史上最強の生物でもある勇次郎が勇次郎拳を使用したことで、ギャラリーには鬼の形相にも似た衝撃波も見せています。誰にも実現できない無類の強さを誇り、ギャラリーにすら影響を及ぼすほどの力を持つ範馬勇次郎が使用する勇次郎拳が第1位に選ばれました。

ここで、『刃牙（バキ）』シリーズに登場する最強キャラに対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

『刃牙（バキ）』シリーズに登場する、最強を自称するキャラクターが繰り広げる戦いに楽しさを覚えるファンの声も見受けられます。自身の強さに対して絶対的な自信を持っているキャラクター同士が繰り広げる戦闘は、現実では味わえないスリルを味わえます。想像を遥かに超えるキャラクターが今でも生まれ続けているため、常に新鮮な気持ちで戦闘を楽しめるのが『刃牙（バキ）』シリーズの魅力です。

『刃牙（バキ）』シリーズに登場するキャラクターが持つ強さの形に、それぞれの魅力を感じるファンの声も見受けられました。常に自問自答を繰り返しながら強さを追い求めた独歩や、越えなければいけない存在に勝つために鍛錬を続ける刃牙、生まれながらに最強の存在である勇次郎など、それぞれの形で追い求める強さが表現されています。一言に強さと表現することはあれど、その形は多種多様であることを気づかせてくれるのが作品の魅力です。

主人公の範馬刃牙と父親の範馬勇次郎の関係性に好感を覚えるファンの声も見受けられました。それぞれが独自の強さを追い求めている存在だからこそ、他の家族では実現できないような家族の形を表現しています。主人公の刃牙が作中でも最強と呼ばれるようになったのは、このような偉大な父親の存在があってこそです。

最強の強さを追い求めるキャラクターが登場する『刃牙（バキ）』シリーズの中で、範馬勇次郎は最強の存在であることがわかりました。『刃牙（バキ）』シリーズは現在でも連載が続いている作品のため、今後の展開次第では今回紹介したランキングが大きく入れ替わる可能性もある作品です。今後の『刃牙（バキ）』シリーズには、どのような強さを持つキャラクターが登場するのかこまめにチェックした上で『刃牙（バキ）』シリーズを楽しんでみましょう。