【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】あらすじや魅力を徹底解説!見る順番も
話題の感動アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』についてまとめました。本作は、誰もが泣けるアニメとして日本だけでなく海外でも高い評価を受けている作品です。本記事では、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあらすじや魅力、見る順番のおすすめを紹介します。
目次
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】とは?
ヴァイオレット・エヴァーガーデンシリーズの原作
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の原作は、小説家・暁佳奈(あかつき かな)さんが執筆したライトノベルです。日本の大手アニメ制作会社である京都アニメーションが主催する「京都アニメーション大賞」の小説部門にて、唯一の大賞作品となっています。小説は本編が3巻、外伝が1巻の合計4巻が発売されていて、2022年11月の時点で累計発行部数はシリーズ通して70万部を突破してる大ヒット作品です。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンシリーズの概要
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、2015年12月より刊行された同名のライトノベルが原作のアニメ作品です。2023年までに開催された京都アニメーション大賞の全部門で唯一の大賞作品で、泣けるライトノベルとして大ヒットします。その後、2018年1月にテレビアニメがスタートすると、美しすぎる作画と感動するストーリーが人気となり、テレビ番組や雑誌で取り上げられる程の話題作となりました。テレビアニメ版のその後を描いた劇場版も上映され、海外でも高い評価を受けています。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンシリーズのアニメ制作会社
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のアニメを制作している会社は、上質なアニメ作品を手掛けていることで有名な京都アニメーションです。「京アニ」の愛称で慕われていて、これまでに多くの感動アニメ作品を世に送り出しています。ライトノベルやゲームが原作の作品以外にもオリジナルアニメも多く手掛けていて、毎年「京都アニメーション大賞」という賞を開催して作品作りに取り組んでいます。
京都アニメーションの1番の魅力は、登場キャラだけでなく、背景や小物などの描写が非常に細かく丁寧に描いてる点です。キャラの何気ない動作や日常の風景1つ1つをリアルに描かれ、視聴者が作品に入り込みやすいように工夫されています。泣けるストーリーだけでなく、細部までこだわった作画や演出が有名なアニメ制作会社です。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】あらすじを解説
あらすじ①TVアニメ ヴァイオレット・エヴァーガーデン
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の舞台は、大きな戦争が終結したばかりの架空の世界です。幼い頃から兵士として生きてきた少女・ヴァイオレットは、物心が付く頃から戦場にいた為、人としての感情をほとんど持っていませんでした。終戦後、C.H郵便社の社長・クラウディアに身元を引き取られ、依頼人の手紙を代筆する自動手記人形として働くことになります。
ヴァイオレットは、たくさんの人と出会い、手紙の代筆を通じて、戦時中に唯一自分を大切にしてくれた上官・ギルベルトが最期に自分に残した言葉「愛してる」の意味を知ろうと努力します。
あらすじ②ヴァイオレット・エヴァーガーデン Extra Episode
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン Extra Episode』は、DVDの最終巻に収録されているテレビ未放送の特別エピソードとなっています。歌姫から依頼されたの恋文を代筆する為、ヴァイオレットが様々な本を読んで恋愛について学ぼうと努力するというあらすじです。
時系列的にはテレビアニメ版の4話と5話の間で、まだヴァイオレットが自動手記人形として半人前で手紙に執筆に苦労する様子が見られます。DVDの最終巻に収録されていることもあり、物語の順番としては時間を遡る形で見ることになります。
あらすじ③ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形』は、小説版の外伝をアニメ化した劇場版の作品です。あらすじは、イザベラという名家のお嬢様の下にヴァイオレットが家庭教師としてやって来るところから物語が始まります。イザベラには、テイラーという名の生き別れた妹がおり、ヴァイオレットは自動手記人形として手紙の代筆を行って2人が互いに幸せになれるよう奔走します。
あらすじの前半は小説版の外伝をそのまま使用していますが、物語の後半から結末にかけてはアニメオリジナルの感動エピソードとなっています。
あらすじ④劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、ヴァイオレットが自動手記人形となって5年後の世界が舞台となっています。自動手記人形として人気者になったヴァイオレットは、多忙な毎日を送る中で自分を愛してくれた恩人・ギルベルトと同じ筆跡の手紙を発見します。ギルベルトが生きていると知ったヴァイオレットは、再会を夢見てその手紙を手掛かりに捜索に出かけていきます。
原作小説にはない完全オリジナルのあらすじとなっていますが、原作の雰囲気を崩さない泣けるストーリーが話題となった映画作品です。
あらすじ⑤特別編集版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
『特別編集版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、テレビアニメ版のあらすじを『金曜ロードショー』用に再編集したものです。物語の序盤とヴァイオレットが大きく成長する感動回を中心に描かれていて、テレビアニメ版を見ていない人でもあらすじがわかりやすいように編集されています。「大人が本気で泣けるアニメ」という前置きがされていて、映画作品でないにもかかわらず、多くの人が『金曜ロードショー』で視聴し感動を呼びました。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】魅力を解説
魅力①美しすぎる作画
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力その1は、美しすぎる作画です。アニメを制作している京都アニメーションの特徴でもある、細部までこだわって描かれている作画で、キャラの動作1つとっても非常にリアルに描かれています。また、背景や小物も丁寧に描かれていて、ストーリー以外でも感動できます。こだわりのある作画によって、泣けるシーンで視聴者がより感動できるような演出が施されています。
魅力②ヴァイオレットの成長
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力その2は、ヴァイオレットが成長する様子です。主人公のヴァイオレットは、孤児で幼い頃から女子少年兵として戦場に出ていたという経歴の持ち主で、文字どころか言葉も知らずに育ち、戦うだけの武器として生きてきました。物心が付く頃には既に戦場にいた為、感情が乏しく、特に愛情については全く理解できていない状態でした。
しかし、戦争が終結してC.H郵便社の自動手記人形として働くようになると、様々な人と出会い、多くの言葉や表現を学んでいきます。手紙の代筆をしながら、少しずつ感情を覚え、人間らしく成長していく過程が感動します。
魅力③ヴァイオレットとギルベルトの関係
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力その3は、ヴァイオレットとギルベルトの関係です。名前もなく、言葉も理解できない野生児のようなヴァイオレットに、初めて愛情を持って接したのが上官であるギルベルトでした。ヴァイオレットは、ギルベルトの優しさに触れて少しずつ感情を覚えていき、最期に残された「愛してる」の意味を知ろうと考えるようになります。2人の関係は、本作の軸であり最大の感動ポイントとなっているのです。
魅力④感動で泣けるストーリー
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力その4は、感動で泣けるストーリーです。本作は、ヴァイオレットが「愛してる」の意味を知る為に自動手記人形として働く物語となっています。依頼人やその過程で出会う様々な人との交流を通じて、主人公のヴァイオレットは感情を学んでいきます。
無感情だったヴァイオレットが、物語が進むにつれて少しずつ表情に変化が現れたり自分の意志で発言したりと成長する姿に多くの視聴者は「泣ける」と感動しています。ヴァイオレットだけでなく、関わってくるキャラ達にもそれぞれの感動するシーンがあり、物語全体に泣ける要素が散りばめられているのです。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】見る順番や時系列
ヴァイオレット・エヴァーガーデンシリーズの公開順
アニメ版の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』には原作版の小説が存在していて、物語のあらすじはほとんどが小説を基にしています。その為、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズの公開された順番は、小説版が最初で、その後テレビアニメ版、外伝、劇場版と続きます。泣けるアニメとして世界中で話題になったことで、さらにその後『特別編集版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が放送され、多くの人を感動させました。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンシリーズの時系列順
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の時系列は、アニメが公開された順番とほぼ同じとなります。しかし、DVDの最終巻に収録された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン Extra Episode』は本編で語られなかったこぼれ話である為、内容としてはテレビアニメ版の4話後の話となっています。
テレビアニメ版の最終回後を描いたのが『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形』と『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の2つの劇場作品です。『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、シリーズの完結編として描かれていて、非常に感動する内容となっています。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンシリーズの見る順番
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』をシリーズ通してみる場合は、公開された順番でみるのがおすすめです。時系列はアニメが公開された順番とほぼ同じなので、テレビアニメ版であらすじを知り、Extra Episodeや劇場版で作品のより深いストーリーを楽しむのが良いとされています。テレビアニメ版を視聴する時間がないという人は、『特別編集版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見るだけでも感動できるので、そちらを見るのがおすすめです。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】キャラの声優
声優①ヴァイオレット・エヴァーガーデン役/石川由依
- 名前:石川 由依(いしかわ ゆい)
- 生年月日:1989年5月30日
- 血液型:AB型
- 所属事務所:mitt management
- 代表作品:『進撃の巨人』ミカサ・アッカーマン、『アズールレーン』エンタープライズ、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』一之瀬みのり(キュアパパイア)
本作の主人公であるヴァイオレット・エヴァーガーデンの声を演じた声優は、石川由依さんです。子役出身で、小学生の頃から舞台女優として活動していた石川由依さんは、高校生の時にアニメ声優デビューをはたし、その後は声優を本業として活動しています。クールで芯の強い大人っぽい女性を演じることが多く、本作でも落ち着いた声で演じています。
声優②クラウディア・ホッジンズ役/子安武人
- 名前:子安 武人(こやす たけひと)
- 生年月日:1967年5月5日
- 血液型:A型
- 所属事務所:ティーズファクトリー
- 代表作品:『シャーマンキング』ファウスト8世、『機動戦士ガンダムSEED』ムウ・ラ・フラガ、『ケロロ軍曹』クルル曹長
終戦後にヴァイオレットを引き取り世話をしているC.H郵便社の社長・クラウディア・ホッジンズの声を演じた声優は、子安武人さんです。深みのある低音ボイスが特徴の子安武人さんは、穏やかな好青年役から冷酷な悪役まで演じ分けるベテラン声優として人気となっています。本作では、ヴァイオレットの保護者として心の成長を優しく見守るような演技で多くの視聴者を感動させています。
声優③ギルベルト・ブーゲンビリア役/浪川大輔
- 名前:浪川 大輔(なみかわ だいすけ)
- 生年月日:1976年4月2日
- 血液型:B型
- 所属事務所:ステイラック
- 代表作品:『ハイキュー!!』及川徹、『キングダム』呉鳳明、『鬼滅の刃』鋼鐡塚蛍
戦時中にヴァイオレットを唯一愛した上官であるギルベルト・ブーゲンビリアの声を担当した声優は、浪川大輔さんです。浪川大輔さんは、小学生の時に劇団に入り、海外ドラマや洋画の吹き替え声優として活動を始めました。成長するにつれ、声変わりで高い声が出しづらくなり、子供役ではなく青年や大人、悪役を演じることが多くなります。本作では、少佐という立場のある大人役であることから、普段より低めの声で演じています。
声優④カトレア・ボードレール役/遠藤綾
- 名前:遠藤 綾(えんどう あや)
- 生年月日:1980年2月17日
- 血液型:O型
- 所属事務所:オフィスPAC
- 代表作品:『らき☆すた』高良みゆき、『マクロスF』シェリル・ノーム、『おそ松さん』トト子
C.H郵便社で自動手記人形として働くヴァイオレットの先輩であるカトレア・ボードレールの声を演じた声優は、遠藤綾さんです。高校卒業後、声優に憧れて上京し、養成所での下積みを経てアニメ声優となりました。明るい少女役から大人の女性を演じることが多く、本作でも明るく頼りになるヴァイオレットの先輩のカトレアを落ち着いた雰囲気で演じています。
声優⑤ベネディクト・ブルー役/内山昂輝
- 名前:内山 昂輝(うちやま こうき)
- 生年月日:1990年8月16日
- 血液型:A型
- 所属事務所:劇団ひまわり
- 代表作品:『ハイキュー!!』月島蛍、『呪術廻戦』狗巻棘、『僕のヒーローアカデミア』死柄木弔
C.H郵便社で配達員として働くベネディクト・ブルーの声を演じた声優は、内山昂輝さんです。3歳になるころから劇団に所属していて、ドラマや映画で子役として活動していた内山昂輝さんは、洋画の吹き替えで声優デビューしました。中学生の時にゲームの主要キャラを演じてからは声優を中心に活動するようになり、落ち着いた雰囲気の青年役を多く演じるようになります。本作では、明るい性格のベネディクトを演じていることもあり、普段よりも高めの声で演じています。
声優⑥エリカ・ブラウン役/茅原実里
- 名前:茅原 実里(ちはら みのり)
- 生年月日:1980年11月18日
- 血液型:B型
- 所属事務所:フリー
- 代表作品:『涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ』長門有希、『境界の彼方』名瀬美月、『響け!ユーフォニアム』中世古香織
アニメオリジナルキャラの自動手記人形であるエリカ・ブラウンの声を演じた声優は、茅原実里さんです。幼い頃から絵や音楽が好きだった茅原実里さんは、漫画家や歌手を志して様々なジャンルに順番に挑戦し、最終的にアニメ声優となりました。クールな少女役や落ち着いた雰囲気の女性役を演じることが多く、本作でも引っ込み思案ですが芯のしっかりしたエリカを熱演しています。
声優⑦アイリス・カナリー役/戸松遥
- 名前:戸松 遥(とまつ はるか)
- 生年月日:1990年2月4日
- 血液型:B型
- 所属事務所:ミュージックレイン
- 代表作品:『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』安城鳴子、『ソードアート・オンライン』アスナ(結城明日奈)、『To LOVEる -とらぶる-』ララ・サタリン・デビルーク
アニメオリジナルキャラの自動手記人形であるアイリス・カナリーの声を演じた声優は、戸松遥さんです。戸松遥さんは、学生時代に受けた声優オーディションで合格し、高校生の頃にアニメ声優としてデビューをはたしました。明るく真面目な女性役から少年役まで演じ分ける人気の声優で、本作ではボーイッシュな見た目のアイリスをハキハキとした雰囲気で演じていました。
声優⑧ルクリア・モールバラ役/田所あずさ
- 名前:田所 あずさ(たどころ あずさ)
- 生年月日:1993年11月10日
- 血液型:AB型
- 所属事務所:ホリプロインターナショナル
- 代表作品:『政宗くんのリベンジ』双葉妙、『半妖の夜叉姫』もろは、『ウマ娘 プリティーダービー』シンボリルドルフ
アニメオリジナルキャラの自動手記人形であるルクリア・モールバラの声を演じた声優は、田所あずささんです。田所あずささんは、高い歌唱力を活かして声優としてだけでなく歌手としても人気の女性声優です。ハキハキと喋る明るい女性役を演じることが多く、本作でもヴァイオレットのことを気にかける優しい同級生であるルクリアを熱演しました。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】に対する世間での評判や人気
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、主人公のヴァイオレットが、人々から依頼される手紙の代筆を通じて、少しずつ感情を覚えていくという物語です。作中では、ヴァイオレットが様々な感情を覚え、涙を流すシーンがたくさん登場し、それにつられるように視聴者も感動して涙を流しているようでした。無感情だった少女が心を成長させていく過程が泣けると大人を中心に人気となっています。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、感動するアニメとして非常に有名な作品です。テレビアニメ版、劇場版とありますが、その全てが泣けると話題になっていて、何度視聴しても毎回泣いてしまうファンが続出しています。
特に、物語の完結編となる『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、ヴァイオレットが最愛の人・ギルベルトと再会をはたすシーンでは、多くの人が感動し涙を流したようです。これまで作品を順番に見てきた視聴者は、ヴァイオレットの成長を知っているので、そこも泣けるポイントとなっていました。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】は感動の名作だった
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、テレビアニメ版、劇場版のどちらでも泣ける感動作品であることが判りました。京都アニメーションが得意とする細かな心理描写と丁寧な作画も魅力で、年齢や性別だけでなく海外でも泣けるアニメとして高く評価されています。公開された順番で見ていけば、話の流れがスムーズに入ってくるので、是非その順番で作品を楽しんで下さい。
この記事のライター
ルキナ
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。