【テニスの王子様】全国大会篇!試合結果などのあらすじや使用曲などまとめ
「テニスの王子様」全国大会篇はOVAアニメとして制作されており、原作漫画終盤の展開を映像作品として楽しめるシリーズとして人気です。この記事ではそんな「テニスの王子様」全国大会篇の本編における試合結果や主題歌などを紹介していきます。
目次
【テニスの王子様】全国大会篇が熱い!
アニメ「テニスの王子様」のOVA作品である全国大会篇はテレビ放送では描き切れなかった原作漫画のクライマックスが楽しめるようになっています。試合結果やオープニング・エンディングなどの詳細を見ていく前に、まずは原作『テニスの王子様』の概要について紹介します。
漫画『テニスの王子様』の概要
『テニスの王子様』は許斐剛が原作のテニス漫画で、1999年から2008年まで『週刊少年ジャンプ』に連載された作品です。主人公の越前リョーマと彼が通う青春学園中等部の面々を中心に全国大会を目指す中学生達の熱い戦いが描かれます。連載当時は人気はもちろんのこと、実際のテニスを始めるきっかけになった人も多くいました。
アニメや実写版などのテニスの王子様シリーズも人気
原作漫画を元にしたアニメは2001年から2005年に放送され、更にテニスブームを巻き起こした。また、2003年からは舞台版であるテニミュ、2006年には実写映画など二次元を超えた展開も見せており、テニミュに関しては現在も続いています。この他にも小説やゲームといった様々なメディア展開をしており、いずれも人気となっています。
続編『新・テニスの王子様』にも注目が
2009年からは続編となる『新・テニスの王子様』が『ジャンプスクエア』で連載開始され、2021年現在も連載中です。更にパワーアップしたテニス描写や新たな強敵の登場はTwitterのトレンドに挙がるほど注目されています。
【テニスの王子様】全国大会篇とは
「テニスの王子様」の全国大会篇は原作漫画の終盤にかけて描かれた話のことであり、アニメ化にあたってこの名称が正式に使われるようになりました。
アニメ『テニスの王子様』全国大会篇が話題に
原作漫画でも全国大会篇は強敵の登場や終盤にかけた熱いエピソードなどが人気でしたが、OVA作品としてアニメ化されたことでそれらが映像化されることが話題となりました。しかもその作画は非常に良いものであり、最も熱いシーンを楽しめる映像としても話題に挙がります。
全国大会篇の放送時期は?
OVAの全国大会篇は2006年から2011年にかけて制作されますが、テレビ放送は2005年に終了しているため、地上波では放送されていません。しかし、アニメ専門チャンネルの「アニマックス」において2008年から放送開始された後、シリーズが出始めるとNHKBSなどでも放送され始めます。また、2011年にはテレビ東京で『テニスの王子様 ベストマッチ』として全国大会篇の内容が放送されました。
全国大会篇の内容をおさらい
OVAとしては全国大会篇(2006~2007年)、全国大会篇 Semifinal(2007年~2008年)、全国大会篇 Final(2008年~2009年)、ANOTHER STORYの二作品(2009年・2011年)に分けられます。関東大会で立海大附属中学校を破って全国大会に進出した青春学園中等部は中学テニスの頂点を目指すため、強敵との再戦や新たな中学との戦いに挑んでいきます。
【テニスの王子様】全国大会篇の試合結果は?
ここからはネタバレになりますが、全国大会篇における青春学園中等部の試合結果を挙げていきます。熱い試合の中でどの選手が活躍したのでしょうか?
試合結果①青春学園中等部VS比嘉中学校
一回戦の比嘉中学校との試合結果は越前vs田仁志が7-6、不二・河村ペアvs平古場・知念ペアが7-5、菊丸vs甲斐が7-6、乾・海堂ペアvs不知火・新垣ペアが6-3、手塚vs木手が6-4と青学がストレート勝ちしています。
全員が沖縄武術の達人でそれをテニスに取り入れつつ、勝つためならダーティなプレイをする比嘉中ですが、それぞれの試合で苦しい場面がありつつも全米オープンから帰国した越前を始め、全国大会に挑むべく力を付けた青学が底力を見せつけました。特に手塚vs木手の最終試合では手塚が「無我の境地」の奥にある「三つの扉」の一つ「百錬自得の極み」を発動させ、逆転勝利しています。
試合結果②青春学園中等部VS氷帝学園中等部
準々決勝の氷帝学園中等部との試合結果は桃城vs忍足が4-6、乾・海堂ペアvs向日・日吉ペアが7-5、手塚vs樺地が7-6、菊丸・大石ペアvs宍戸・鳳ペアが6-7、越前vs跡部が7-6と最終試合まで勝敗がわからない接戦が続きました。
関東大会の一回戦から再戦となる氷帝は樺地が手塚ゾーン及び百錬自得の極みをコピーしたり、宍戸・鳳の最強ペアが新たな必殺技を披露したりと前回以上の力を見せつけてきました。そして、最終試合の越前vs跡部では無我の境地をも上回る跡部のプレイングに越前は苦戦しますが、一方で技術を磨いた越前に跡部も決め切れず、長時間のタイブレークの末に越前が勝利しました。
試合結果③青春学園中等部VS四天王寺中学校
準決勝の四天王寺中学校との試合結果は不二vs白石が6-7、海堂・桃城ペアvs金色・一氏ペアが7-6、河村vs石田は石田が骨折による棄権、手塚・乾ペアvs財前・千歳ペアが6-1の3勝で青学の勝利となっています。
一戦目の不二vs白石では序盤は不二が押していたものの基本に忠実なテニスによって白石が勝利を掴み、ここまでの大会を通して不二の初敗北となります。しかし、その後は青学がペースを掴み、最終試合に予定されていた越前vs遠山にたどり着きませんでした。ただ、納得のいかない遠山は越前に一球だけの勝負を挑み、越前も同意しますが、互角の激戦の末ボールが半分に割れたため、引き分けに終わります。
試合結果④青春学園中等部VS立海大附属中学校
決勝戦の立海大附属中学校との試合結果は手塚vs真田が6-7、乾・海堂ペアvs柳・切原ペアが乾の負傷による棄権、不二vs仁王が7-5、大石・菊丸ペアvs丸井・桑原ペアが7-5、越前vs幸村が6-4で前半から逆転する形で青学が勝利し、全国大会を制覇しました。一戦目は真田が真の奥義「風林火陰山雷」を解放しつつ最後は勝つためのプレイによって手塚を下し、続く二戦目は切原の悪魔化により乾が棄権敗北に追い込まれます。
しかし、不二の新必殺技「星花火」と大石・菊丸の黄金(ゴールデン)ペアによる「同調(シンクロ)」で盛り返すと、最終試合で修行によって一時的に記憶喪失になっていた越前が復帰し、「神の子」幸村に挑みます。テニスを楽しむ気持ちを捨てた幸村は容赦なくゲームを取っていきますが、試合中にリョーマが「天衣無縫の極み」に目覚めると、そのまま勝利を掴み取りました。
【テニスの王子様】全国大会篇のその他の情報も調査
「テニスの王子様」全国大会篇のオープニング・エンディングはキャラがユニットを組んで歌ったキャラソンが採用されており、本編とは別に楽しめるものです。そんな全国大会篇の本編以外の情報を紹介します。
全国大会篇のオープニング
全国大会篇のオープニングはVol.1からVol.5がGIGSの「Flower-咲乱華-」、Vol.6からSemifinal Vol.1が青酢の「 抱えたキセキ 」、Semifinal Vol.2・Vol.3がby断ち切り隊の「恋の激ダサ絶頂!」、Final Vol.1からFinal Vol.3が越前リョーマ(皆川純子)の「ACROSS MY LINE」の全4曲。
ANOTHER STORY Vol.1・Vol.2が青春ソーダの「brand-new HEAVEN」、ANOTHER STORY II Vol.1・Vol.2がby断ち切り隊の「アオゾラSTAGE」の全2曲の計6曲です。元々あるユニット以外にもこのオープニングから中学校を跨いで組まれた混合ユニットが参加しています。GIGSやby断ち切り隊は後のOVAでもオープニング・エンディングとしての主題歌を担当しています。
全国大会篇のエンディング
全国大会篇のエンディングはVol.1からVol.5が近藤薫の「ハロー&グッバイ」、Vol.6・ Vol.7が氷帝エタニティの「不条理」、Semifinal Vol.1からVol.3がキャップと瓶の「サンキュー!!」、Final Vol.0がトング隊の「や・き・に・く」、Final Vol.1からVol.3がイケメン侍の「Dear Prince〜テニスの王子様達へ〜」の全5曲。
ANOTHER STORY Vol.1〈前〉からVol.2〈前〉がSTONESの「色褪せないあの空へ」、ANOTHER STORY Vol.1〈後〉が氷帝エタニティの「坂道の果てへ」、ANOTHER STORY Vol.2〈後〉が立海ヤング漢の「終わらない愛」、ANOTHER STORY II Vol.1・Vol.2が切原赤也の「HIKARI」の全4曲の計9曲です。中でも「Dear Prince」は全国大会篇 Finalの最終話のサブタイトルにもなっています。
全国大会篇の実写版はある?
アニメ化されている全国大会篇ですが、実写版についてミュージカル「テニスの王子様」の2nd(2011~2014年)と3rd(2015~2020年)でも全国大会篇を元にした公演が行われています。3rdでは決勝戦となる立海大附属との試合が前後編に分けて行われ、これによって全国大会篇の全ての試合がミュージカル化されました。
【テニスの王子様】全国大会篇の世間での評判
ここでは「テニスの王子様」の全国大会篇に関する世間の反応や評判について紹介していきます。バラエティ豊かで熱い試合の連続は読者や視聴者へどう受け取られているのでしょうか?
原作漫画における全国大会篇にあたる部分も人気があり、1番好きだという意見が見られました。テニスの必殺技や能力面が派手になっていったタイミングでもあり、終盤の熱いやり取りと相まって面白く感じるようです。
そんな全国大会篇をアニメ化したOVAは何度も見返せるほど面白いという意見が多く見られました。一部オリジナルシーンはあるものの、基本は原作漫画に忠実なアニメ化で、なおかつOVAは安定した作画になっているので何度も見たくなる映像になっているようです。
全国大会篇Finalのエンディングであるイケメン侍の「Dear Prince〜テニスの王子様達へ〜」は人気のある曲ですが、原作漫画の最後となる決勝戦や最終話のサブタイトルとなっていることからより感慨深い曲になっているようです。オープニングとエンディングに関する感想は色々ありますが、中でもこの曲は「テニスの王子様」の総決算を感じさせる歌詞になっています。
【テニスの王子様】全国大会篇は期待を裏切らなかった
「テニスの王子様」全国大会篇は原作漫画の終盤のエピソードとして人気があり、それをOVAとしてアニメ化したシリーズも映像になったことで人気となっています。また、オープニングとエンディングはキャラが組んだユニットソングも採用されており、特に全国大会篇の内容とリンクしている歌が印象深いものです。OVAは完結しているので視聴したい人は配信サイトやレンタル、再放送を確認してみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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