【テニスの王子様】OP曲一覧!アニメだけでなく劇場版の曲も紹介!
大人気テニス漫画『テニスの王子様』。幾度となくアニメシリーズ化、映画化されるなど、漫画だけではなくアニメ『テニスの王子様』も高い人気を誇っています。有名アーティストを起用したOPから声優ユニットなど、バラエティー豊かなOPをシリーズごとにまとめてご紹介します。
目次
【テニスの王子様】OPについて
ジャンプで連載されている、テニスを超えたテニス漫画『テニスの王子様』。初期のアニメシリーズに加えて、OVAに、映画と幾度となくアニメ化がされています。
テレビアニメで重要なものといえば、物語に彩りを加えるオープニングテーマ。『テニスの王子様』に起用された代表的なOPの数々を紹介していきます。
漫画『テニスの王子様』とは
1999年に連載が始まったスポーツマンガ、『テニスの王子様』。週刊少年ジャンプで連載されていましたが、完結したのちに、ジャンプスクエアに移動し、『新テニスの王子様』とタイトルを一新して連載されています。長い歴史をもつマンガですが、ファンの熱は冷めず、奇抜な展開になるたびにネットをざわつかせています。
アニメや実写版などのテニスの王子様シリーズも人気
人気なのはマンガのみならず、アニメも同様です。初期のアニメシリーズは連載に追いついてしまったことなどをきっかけに、半ば無理やり終了してしまいましたが、その後はOVAとして新シリーズがスタート。映画化も2度行われ、2021年9月3日には3度目の映画化であり、作品史上初となる3DCGとなる映画『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』が公開されます。
アニメだけでなく、実写でも映画化されており、主人公越前リョーマは本郷奏多が演じました。作品は2006年5月に公開され、配給は松竹・マーベラスエンターテイメントでした。越前リョーマ以外の青学のキャストは、ミュージカル『テニスの王子様』の2代目青学キャストが務めました。さらに氷帝のキャストには、跡部景吾役の載寧龍二を除き、テニス経験者の俳優を起用し、説得力ある映像作りに注力しています。
続編『新テニスの王子様』までのOP曲にも注目が
そのなかで、今『テニスの王子様』のOPに注目が集まっています。元祖の『テニスの王子様』だけでなく、その続編である『新テニスの王子様』も含めた人気楽曲を紹介していきます。
【テニスの王子様】アニメのOP曲一覧
まず紹介するのは初期の放送となった『テニスの王子様』。テレビ東京系にて全178話に渡って放送されました。
アニメのOP曲:HIRO-X「future」
第1話~第26話をOPで彩ったのはHIRO-Xによる 「future」。 作詞・青木裕光、作曲・UZA、編曲・ABS faces が務めました。HIRO-X の読み方は“はいろっくす“で、12月26日うまれの男性シンガーです。
元々はヴィジュアル系ロックバンドRESEARCHのボーカリストでもありました。現在、HIRO-Xとしての活動は残念ながら休止中です。キザでかっこいい越前リョーマが主役の物語に、パフォーマンスとともにその見た目が重要視されるビジュアル系のシンガーが起用されたことに大きな意味を感じます。
アニメのOP曲:HIRO-X「Driving Myself」
第27話~第53話のOPを担当したのも、HIRO-Xでした。「Driving Myself」という楽曲に変わり、共同で制作を担当したのは作詞・Hassy、作曲・渋谷郁央、編曲・ABS facesという面々でした。
アニメのOP曲:Kimeru「Make You Free」
第54話~第75話ではKIMERU「Make You Free」が起用されました。KIMERUは1980年6月17日生まれで、シンガーであり、俳優でもあります。かつては小文字表記でしたが、現在は全て大文字の表記です。楽曲の制作陣は作詞・真琴、作曲・渋谷郁央、編曲・渋谷郁央・藤田宜久でした。
実はメジャーデビューした経緯も『テニスの王子様』に関係があります。第一期のエンディングテーマ「You got game?」を歌っていたのがKIMERUでした。また、ミュージカル『テニスの王子様』にも出演しており、テニプリファンの間では有名な存在です。
アニメのOP曲:Ikuo「LONG WAY」
第76話~第101話を担当したのがIkuoで、楽曲は 「LONG WAY」でした。Ikuoの本名は渋谷郁央で、Kimeruの「Make You Free」の作曲として携わっていました。Ikuoはシンガーソングライターであり、ベーシストでもあります。
アニメのOP曲:松永俊彦「FLY HIGH」
第102話~第128話のOPを彩ったのは松永俊彦の「FLY HIGH」。松永俊彦はバンドJack & Bettyのボーカリストでバンド解散後にソロとしてデビューしています。作詞・森由里子、作曲編曲・R.I.Cが行いました。
アニメのOP曲:白井裕紀「Shining」
第129話~第165話では白井裕紀「Shining」がOPとして使われました。元々バンドとして活動していましたが、この曲でソロデビューを果たしています。現在は作詞家として活動しており、過去には郷ひろみ、KinKi Kids、堂本光一、TOKIO、KAT-TUN、関ジャニ∞などに歌詞を提供しています。
また白井裕紀の主題歌は2パターンあり、前半は「Shining」、でしたが、第129話以降は曲調をアレンジし、歌詞も変更した「Paradise」がOPとして使われました。
アニメのOP曲:真崎修「Dream Believer」
第166話から最終話まで使われたのはシンガー真崎修の「Dream Believer」でした。真崎修は『テニスの王子様」のほかに、アニメ『デジモンセイバーズ』の前期OPも担当していました。 作曲家の一面もあり、「Dream Believer」の作曲はもちろん、山下智久「抱いてセニョリータ」を渡辺未来と共同で作曲しています。
【テニスの王子様】OVAのOP曲一覧
『テニスの王子様』のOPの中には各キャラクターたちが歌っているものもあります。今回はOVAシリーズから紹介していきます。
OVAのOP曲:GIGS「Flower-咲乱華-」
GIGSは越前リョーマと手塚国光、跡部景吾、真田弦一郎の4人にからなる声優ユニットです。OVAの全国大会篇の第1期OPとして起用されました。タフでワイルドさの感じられる歌詞がグッときます。
OVAのOP曲:青酢「抱えたキセキ」
青学でレギュラーをしている9名のうち、主人公である越前リョーマ以外は視聴者、読者投票で上位3名に入ったものを加えた、4名で構成されている声優ユニットです。ユニット名は原作者の許斐剛が命名したもので、越前リョーマ(声 - 皆川純子)、手塚国光(声 - 置鮎龍太郎)、不二周助(声 - 甲斐田ゆき)、大石秀一郎(声 - 近藤孝行)がメンバーになっています。
「抱えたキセキ」は2007年1月31日にリリースされた4枚目のシングルでした。
OVAのOP曲:by断ち切り隊「恋の激ダサ絶頂!」
こちらも『テニスの王子様』の声優ユニットです。メンバーは不二周助、宍戸亮、白石蔵ノ介、千歳千里の4人。かなりインパクトのあるユニット名は、不二の口癖「断ち切る」である、千歳が使っている熊本弁「-ばい(by)」と「-たい(隊)」から来ています。
「恋の激ダサ絶頂(エクスタシー)!」は、宍戸の口癖「激ダサ」と、白石の口癖「絶頂(エクスタシー)」を引用したものです。OVA の全国大会篇 Semifinalの OPとして使用されました。
OVAのOP曲:越前リョーマ(キャラ)「ACROSS MY LINE」
こちらは越前リョーマのソロによるキャラクターソング。OVAでは全国大会篇 FinalのOPとして抜擢されました。
OVAのOP曲:青春ソーダ「brand-new HEAVEN」
越前リョーマ(声 - 皆川純子)、手塚国光(声 - 置鮎龍太郎)、桃城武(声 - 小野坂昌也)、海堂薫(声 - 喜安浩平)による声優ユニットです。このユニット名も許斐剛が命名したネーミングで、楽曲は2009年6月17日に発売されました。
OVAのOP曲:by断ち切り隊「アオゾラSTAGE」
アオゾラSTAGEは2011年8月31日に発売されたby断ち切り隊の2枚目のシングルです。『テニスの王子様OVA ANOTHER STORYII』のOPとして使用されました。ユニット名は原作者の許斐剛が命名したもので、by断ち切り隊はこの後にリリースした「Party Time」も『新テニスの王子様 OVA vs Genius10』の第8話のエンディングテーマとしても使われていきます。
【テニスの王子様】続編のOP曲も調査
2012年1月から3月まで、テレビ東京系で放送された『新テニスの王子様』は、『テニスの王子様』の続編にあたります。原作は『ジャンプSQ.』にて連載されているものです。今回は『新テニスの王子様』のOPについても紹介します。
続編『新テニスの王子様』のOP曲も話題に
『新テニスの王子様』でもOP曲は話題になりました。OVAシリーズではキャラクターソングが多かったですが、こちらはアーティストが歌うOPが定番化していたようです。
続編のOP曲:藤澤ノリマサ「未来の僕らへ」
藤澤ノリマサは1983年3月8日生まれのシンガーです。AB型で北海道札幌市出身。デビュー直後には「ポップオペラの貴公子」のキャッチフレーズで親しまれていましたが、『新テニスの王子様』のOP、「未来の僕らへ」を担当した際は、サビになると歌い方がベルカント唱法に突然変わるという意外性がアニメファンに新鮮さをもたらし、「謎オペラ」と命名されました。
続編OVAのOP曲:跡部景吾(キャラ)「革命への前奏曲(プレリュード)」
『新テニスの王子様』はその後、2014年10月29日よりOVAシリーズとして続編が制作されました。そのOPとして使われたのが跡部景吾が歌うキャラソング「革命への前奏曲(プレリュード)」。氷帝学園中等部テニス部部長の跡部景吾が歌う、強気な歌詞と美声にファンは酔いしれてしまうこと間違いなしです。『新テニスの王子様 OVA vs Genius10』には、映像特典として4コマアニメ『放課後の王子様』が収録されています。
【テニスの王子様】劇場版の主題歌も調査
テレビシリーズのOPだけでなく映画の主題歌も取り上げていきます。有名アーティストからキャラソングまで個性豊かな楽曲が映画を盛り上げています。
『劇場版テニスの王子様 二人のサムライ The First Game』の主題歌
『劇場版テニスの王子様 二人のサムライ The First Game』は2005年1月29日に公開された劇場版アニメです。作中では映画オリジナルキャラクターでのちにマンガにも登場する越前リョーガが出演したことでも話題となりました。主題歌を務めたのはSCRIPTで楽曲は「青春グローリー」です。
SCRIPT「青春グローリー」
SCRIPTは佐々木收と渡邊崇尉の2名による音楽ユニットです。残念ながら現在は活動休止中。「青春グローリー」は、SCRIPTにとって通算6枚目のシングルとなりました。ポジティブな歌詞は越前リョーマの姿勢に重なるとともに、聞く人に勇気を与えます。
『劇場版テニスの王子様 跡部からの贈り物~君に捧げるテニプリ祭り~』の主題歌
『劇場版 テニスの王子様 跡部からの贈り物 ~君に捧げるテニプリ祭り~』は『劇場版テニスの王子様 二人のサムライ The First Game』と同時上映された作品です。
跡部が各校のテニス部を招集し、大規模な学園祭風のパーティーを開催します。しかしそこには、ある目的があり…というのが本作のあらすじになります。主題歌を歌ったのは青酢+キャップと瓶でした。
主題歌は青酢+キャップと瓶「DEPARTURES」
青酢+キャップと瓶は青学レギュラー9名からなる声優ユニットです。甘酸っぱい青春が描かれた歌詞はテニプリの世界に浸るにはぴったりの楽曲です。
『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』の主題歌
『劇場版 テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』はテニスの王子様の映画第二弾として制作されました。これはテニプリの『10周年記念プロジェクト』として企画されたものでもあります。2011年9月3日に公開されるやいなや、10~20代の女性に圧倒的な支持を得て、ぴあ初日満足度ランキングでは第1位と高評価を獲得しています。
ゲスト声優として早乙女太一・大東俊介が出演したことも話題となりました。若い人から人気を集めている作品であるため、主題歌を担当したのは同様に若者から支持されているアーティストであるAAAが起用されました。この映画のために書き下ろされたのは「I4U」という楽曲です。
主題歌はAAA「I4U」
「I4U」はアイフォーユーと読み、AAAの29枚目のシングルとして2011年8月31日にavex traxからリリースされました。「CALL/I4U」イトーヨーカドーの「ボディヒーター」のTVCMソングとして起用された「CALL」と合わせて、ダブルA面シングルであり、ベストアルバム『#AAABEST』の先行シングルとしても注目を集めました。
映画のシーンを彷彿とさせる歌詞とサウンドで、AAAのファンのみならず、テニスの王子様のファンからも愛されています。
【テニスの王子様】OP曲の世間での評判や人気
Twitter上ではマイナスな意見は一切見受けられませんでした。『テニスの王子様』のOPはやはりネットでも評判が良いようです。
【番外編】テニスの王子様以外の人気アニメOP曲3選
ここからは番外編として、テニスの王子様以外の人気アニメOPを紹介します。話題を集めるアニメには、映像が頭に浮かぶような珠玉の名曲が存在しています。
人気アニメOP曲①LiSA「紅蓮華」(鬼滅の刃)
2020年に最も注目されたといっても過言ではないアニメ、『鬼滅の刃』。主題歌を担当したのは既に人気アーティストだったLiSAです。鬼滅のヒットと共に、LiSAの人気も爆発的に上がっていきました。OPテーマだった「紅蓮華」は老若男女問わず愛される国民的ロックソングとなります。
マンガの世界をそのまま写し取ったような、感動も興奮もする歌詞に胸を打たれます。一大ヒットを記録した映画、『鬼滅の刃 無限列車編』では主題歌に抜擢された『炎』も歌っています。
人気アニメOP曲②Who-ya Extended「VIVID VICE」(呪術廻戦)
この冬に映画化も決定し、大きな話題を集めている『呪術廻戦』。第2クールのOPを担当していたのがWho-ya Extendedでした。Who-ya Extendedとはソニー・ミュージックエンタテインメントに所属する音楽ユニットです。Who-ya以外にもメンバーがいますが、楽曲によって個性を持たせるために固定はしていないそうです。
鮮やかを意味するVIVIDと、悪というニュアンスを持つVICE。文字面だけで見れば近いものを感じるけど、実は相対する2つが一体となったタイトルからも分かる通り、透き通るような美声ながらも、どこか影を感じるWho-ya Extendedの歌声が特徴です。『呪術廻戦』のOPではEveの『廻廻奇譚』も人気を集めています。
人気アニメOP曲③シド「乱舞のメロディ」(BLEACH)
週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『BLEACH』のOPを歌っていたのはビジュアル系バンド、シドです。物語の緊迫感を見事に描き切り、OPとして書き下ろされた曲『乱舞のメロディ』は、シド史上1、2を争う人気曲になっていきました。
OPではORANGE RANGEの「*~アスタリスク~」、UVERworldの「D-tecnoLife」、EDではいきものがかり「HANABI」、HOME MADE 家族「サンキュー!!」など『BLEACH』の主題歌はOP、EDともに大ヒットソングが多く、2006年12月13日にリリースされたコンピレーション・アルバム「BLEACH THE BEST」は20万枚以上を売り上げ、第21回日本ゴールドディスク大賞 アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
【テニスの王子様】OP曲も豪華キラキラソング集結
テニスの王子様はストーリーの素晴らしさと共に、その物語を彩るOP曲もキラキラと眩しいものばかりです。テレビシリーズ、映画、OVAとどれをとっても豪華な楽曲も、アニメ『テニスの王子様』の魅力と言えるでしょう。
この記事のライター
石田 大季
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。