【終末のワルキューレ】呂布奉先は最強キャラ?能力や武器についても解説
神と人の戦いを描いた『終末のワルキューレ』に登場する呂布奉先は、強靭な体を持つ中華最強の英雄として人気となっています。この記事では呂布の強さや魅力、最強の武器について説明していきます。また『終末のワルキューレ』の作中での呂布の名言も紹介します。
目次
【終末のワルキューレ】呂布とは?
『終末のワルキューレ』は、天界の最強神と最強の人類が一対一で戦う様子を描いた漫画です。神という大いなる存在に全力で挑む人間の姿は、読む人たちを感動させ話題となり、アニメ化や舞台化も実現しました。呂布奉先は神との戦いの一回戦で、神であるトールと対戦する中華最強の英雄として登場します。
呂布奉先のプロフィール
呂布奉先は内モンゴル五原群九原県で生まれたと言われていますが、『終末のワルキューレ』では真偽は不明です。物心つく頃から強い相手を求め、ユーラシア大陸を旅していました。その強さは次第に広まり、慕うものが寄り添うようになります。その中には陳宮公台がいます。戦うこと以外には興味がなく、普段は感情を見せることはほぼありません。しかし真に強い相手と巡り合えた時には、その手応えに思わず笑みがこぼれます。
呂布奉先は史実で実在する?
呂布奉先は中国後漢末期の頃に登場し、『終末のワルキューレ』と同様に三国志でも最強の武将として伝えられています。はじめ丁原に仕えますが、董卓の企みに乗って裏切り、地位を上げていきます。その後董卓を暗殺し、智謀を働かせ乱世で生き抜きますが、最後は曹操に敗れ処刑されてしまう運命をたどります。呂布は猛将でありながらも度重なる裏切りのため、信頼を無くしていきます。また曹操に命乞いをする『終末のワルキューレ』とは違った情けない姿を最後に見せました。
終末のワルキューレの概要
『終末のワルキューレ』は、原作は梅村真也、構成をフクイタクミ、作画はアジチカが担当し、「月間コミックゼノン」にて2018年から連載が始まりました。神と人の戦いを題材にした漫画は、「このマンガがすごい! 2019 オトコ編」で第5位になるなど話題になり、2021年にアニメ化されました。同じ年には舞台化もされています。スピンオフとして描かれた「呂布奉先飛将伝」も人気となりました。
終末のワルキューレのあらすじ
人類が誕生してから700万年のある日、「人類存亡会議」が開かれます。神々により1000年に1度開かれるこの会議では、進化の兆しのない人類を見限り、滅亡させることを決定しようとしていました。しかし戦乙女(ワルキューレ)のブリュンヒルデが神VS人類最終闘争(ラグナロク)を提案し、受け入れられたのでした。こうして天界の最強の神たちと、「神殺しの13人」(エインヘリャル)と呼ばれる武将たちが一対一で対戦することになりました。1回戦では雷の狂戦士トールと呂布奉先が1歩も譲らない戦いをします。
【終末のワルキューレ】呂布は最強キャラ?能力を解説
呂布奉先の強さは持って生まれた身体能力に加えて、日々の鍛錬や実践の積み重ねにより生み出されました。呂布の持つ武器方天戟も無くてはならない戦力となっています。ここでは『終末のワルキューレ』で最強とも言われる呂布の能力とともに、武器や必殺技にも注目して説明していきます。
呂布の武器
呂布奉先の武器は、戈(か)と矛(ほこ)2つの武器を一つにした方天戟(ほうてんげき)です。この方天戟を呂布は馬に乗っても自由に操り敵を倒していきます。トール戦では方天戟は神器錬成により神器へと昇華します。方天戟に力を与えたのは、「盾を壊す者」を意味する戦乙女の四女ランドグリーズです。その名の通りトール戦では、トールの武具「鉄の手袋(ヤールングレイプル)」を破壊する力を見せつけました。
呂布の能力や強さ
呂布奉先の鍛え上げた強靭な体は、相手の攻撃にひるむことなく、防御した後すぐ攻撃に転じ、鋭い一撃を与えます。このような俊敏な動きができるのも、自分よりも強い人や獣に常に挑み続けてきたからです。また幼い頃から馬に乗り続けてきたことにより体幹が鍛えられています。そして己が傷付いても戦うことを諦めない、勝つことへの執念は並はずれていて、呂布を最強の武将へとのし上げました。そして好敵手トールとの戦いにより、呂布の能力は最大限に引き上げられます。
呂布の必殺技
呂布奉先の必殺技は天喰です。天喰はもっと強くなりたいと願う呂布が、毎日何万回も方天戟を振り続けて得ることができた必殺技です。大気をも切り裂く天喰は、戟を粉々にしてしまうほどの破壊力があったため、生前で使用されることはありませんでした。しかし呂布を感嘆させる強さを見せたトールと戦うことで、満を持して天喰を出すことになります。
【終末のワルキューレ】呂布の過去やトールとの戦い
『終末のワルキューレ』での呂布奉先は、まだ幼い頃からすでに強い相手を求める気持ちを持っていました。自分より能力のある相手と戦いたい気持ちだけで前進してきています。ここでは、呂布の過去やトールとの戦いの行く末について解説します。
呂布の過去
呂布奉先が強い相手を求めるようになったのは、幼い頃、落雷で巨大な木が焼き裂かれるのを見たことが要因になっています。衝撃的な光景を見ながらも恐れることなく、天にはすごい力をもった者がいるはずだと思いを馳せます。そこから呂布の最強の相手を求める旅が始まりました。はじめは小刀で犬狼を倒していた呂布ですが、やがて素手で熊を倒すまでになります。自分より強いものを倒していくうちに、益々強くなり、呂布の強さに惹かれた人たちが付き従うようになりました。
呂布が死んだ理由
強さを誇った呂布奉先でしたが、曹操に捕まり囚われてしまいます。史実では命乞いをしてしまう呂布ですが、『終末のワルキューレ』ではそのようなことはありません。そもそも曹操に捕まったのは自分より強い相手がもういないことを知り、この先は退屈だと絶望してワザと捕まったのでした。退屈過ぎてあくびが止まらない様子を見せた呂布は、真の豪傑としてふさわしい最後を迎えました。
呂布とトールの戦い
呂布奉先はトール戦でようやく全身全霊で戦える相手に出会い、歓喜で打ち震えます。呂布から傷を負ったトールも本気となり、ミョルニルを覚醒して覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)で呂布を攻撃し、呂布の両足の骨は砕けます。それでも赤兎馬に乗り必殺技天喰でトールにダメージを与えますが、トールも覚醒雷槌で応戦し、呂布は両腕を失ってしまいます。しかしこれでもあきらめない呂布はトールへ向かい、ミョルニルに払われ倒れてしまいます。これにより呂布の魂はついに消えてしまうのでした。
【終末のワルキューレ】呂布の名言
普段無口な呂布奉先の口から思わず出た言葉は、本音を語り、重みのある言葉として『終末のワルキューレ』のファンの心に響いています。特にトールとの戦いでは、好敵手が出てきた喜びなのか名言がいくつも出ています。そんな呂布の名言をピックアップして紹介します。
呂布の名言①「お前なかなか…」
「お前、なかなかいいぞ」
出典: runrunlife.me
呂布奉先が対戦するトールは、呂布と同じく互角に戦える相手に巡り合うことができず退屈するほどの強者でした。そのトールと対戦した呂布が、トールの強さを実感して出てきた言葉が上記の言葉です。トールの攻撃は、今まであった誰よりも手応えを感じるものであり、好敵手に出会えた呂布奉先は嬉しさにあふれ、これからの戦いの展開をその場にいた神も人も固唾を飲み見ているのでした。
呂布の名言②「貴様の命今一度…」
「赤兎よ…貴様の命今一度。我にくれるか?」
出典: runrunlife.me
トールの闘神の覚醒雷槌を受け、呂布奉先が天喰を下した時、その威力で両腕を無くし、方天戟も粉々になってしまいます。それでも戦いをやめず、赤兎馬に上記の言葉をかけ、一緒に戦ってくれることを願います。長年呂布といっしょにいた赤兎馬は、心得たように呂布を乗せ一目散にトールへと走り込んでいきます。このシーンは多くのファンが号泣する名シーンともなりました。
呂布の名言③「歓喜という…」
「コレか…コレこそが…歓喜(よろこび)と言う感情(もの)か」
出典: runrunlife.me
トールとの戦いに敗れた呂布奉先が発した言葉は、悔しさではなく歓喜の言葉でした。自分より強い相手に会うことができ、その相手により倒されることは、呂布にとって至福の喜びとなり、名言が生まれました。かつて曹操の前で退屈を理由にして死ぬことを選んだ呂布とは違い、喜びを感じながら消えていった呂布にファンはまたしても涙を誘われることになります。
【終末のワルキューレ】呂布に対する世間での評判や人気
戦い以外には興味を示さない呂布奉先の生き様、戦い方は多くのファンの心をゆすぶりました。赤兎馬との固い絆に胸を熱くしたファンもいました。それでは実際に『終末のワルキューレ』での呂布の評判や人気はどうだったのか、紹介していきます。
呂布奉先は神との戦いの第1回戦で登場します。『終末のワルキューレ』の面白さを伝える初戦ということで、どのような戦いをするのか注目されましたが、神であるトールと引けを取らない戦いぶりに、読者は一気に惹きつけられました。呂布とトールの白熱した戦いにより、呂布のファンは増え、『終末のワルキューレ』を読み続けたいと思う読者のコメントが多く寄せられました。
『終末のワルキューレ』の呂布奉先とは言えばやはり赤兎馬に乗り戦っている姿がかっこいい、様になっているという声が多かったです。どんな時にもずっとそばにいていっしょに戦ってきた赤兎馬は、もはや呂布の体の一部となっていました。最後に呂布と赤兎馬がともにトールへ突進していく姿は、多くのファンの心に焼き付いています。
呂布奉先が全身全霊で戦い最後で倒れるシーンに心を打たれ、多くのファンが涙を流しました。両腕が無く、武器も無い状態でもトールとなおも戦おうとする呂布の姿に真の英雄を感じ、呂布を倒して悲し気なトールを見て、決してトールに負けたわけではないと感じたファンも多くいました。
【終末のワルキューレ】呂布は最強キャラだった
中華最強の英雄呂布奉先は、神との戦いで先陣を切ってトールに挑み敗れてしまいますが、真の好敵手とまみえることで能力以上の力を出し切りました。その姿は多くのファンを虜にしており、戦いに敗れても最後まで戦うことを諦めない強い精神力に、『終末のワルキューレ』の最強キャラだと讃える声も上がっています。
この記事のライター
miwa07
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