【ポニョ】お父さん(フジモト)について考察!正体や性格を徹底調査
本記事では『崖の上のポニョ』の主人公であるポニョのお父さんフジモトについて徹底調査しています。ポニョのお父さんの性格や正体を考察し、ポニョや妻であるグランマンマーレとの関係を紹介します。さらにフジモトの声を担当した声優情報やファンからの評判もまとめています。
目次
【ポニョ】お父さん(フジモト)とは?
お父さん(フジモト)のプロフィール
- 本名:フジモト
- 年齢:100歳以上(?)
- 性格:人間嫌い
- 正体:元人間(現在は魔法使い)
ポニョのお父さんである「フジモト」はストライプのシャツにピンクのスカーフ、エンジ色マントをした奇抜な見た目の男性です。その見た目から登場時は不審者と間違われています。フジモトは元は人間で潜水艦「ノーチラス号」に乗車していた時にポニョの母であるグランマンマーレと出会い、恋に落ちてから魔法使いとして生きています。
崖の上のポニョの概要
『崖の上のポニョ』は日本を代表するアニメ映画監督である宮崎駿が原作、脚本、監督を手掛ける長編アニメーションです。本作は2008年7月19日に公開され、2009年には第32回日本アカデミー賞のアニメーション作品賞を受賞し、同じく音楽を担当した久石譲さんが音楽賞を受賞しています。またエンディングテーマである『崖の上のポニョ』も大変人気となり、11週連続TOP10入りを果たしました。
崖の上のポニョのあらすじ
ある日、クラゲに乗って家出をしてきた魚の子であるポニョは、海辺の一軒家に住む5歳の男の子宗介に瓶にはまって出られなくなっていたところを助けられます。すぐに2人は仲良くなり、お互いが大好きになりますがポニョは父親であるフジモトに連れ戻されてしまいます。その後、ポニョは何とかフジモトの元から逃げ出し、宗介に会いに来るのですがそのポニョの行動が世界に大穴を開ける結果となってしまい、宗介の住む街にも津波が押し寄せるのでした。
【ポニョ】お父さん(フジモト)の正体や性格を考察
お父さんの正体は魔法使い?
ポニョのお父さんであるフジモトの正体は元人間である魔法使いです。「人類滅亡」という野望を掲げ、ポニョからは「悪い魔法使い」と呼ばれる場面もありますが、実際は地球や自然を愛するが故の発言で、その正体はポニョが思っているほど悪い魔法使いではないようです。
お父さんの性格
ポニョのお父さんであるフジモトの性格は、少しおっちょこちょいで極度の心配性な性格であると推測できます。作中でも、ポニョが家出して慌てふためく描写や自身が人間嫌いなことも相まって、ポニョが人間と関わることをとても心配する場面があります。
お父さんは除草剤を撒いていた?
フジモトは物語の序盤で宗介の家の前で水を撒いているのを宗介の母であるリサに注意されます。それはリサが除草剤を無断で撒いていると思ったからです。しかし、フジモトが撒いていたのは除草剤ではなく海洋深層水でした。はっきりとした理由は名言されていませんが、フジモトが現在暮らしているのは海の中なので、肌の乾燥を防ぐために海洋深層水が欠かせなかったので撒いていたと推察されています。
お父さんが人間をやめた理由
ポニョのお父さんフジモトが人間をやめた理由は、作中でははっきりと表現されていませんのであくまで推測ですが、フジモトは潜水艦に乗務しているときに人間の破壊性に触れ、人間自体に嫌気がさしていたようです。そんな折に母なる海といわれるグランマンマーレに出会い、恋をして人間であることを捨てる決意をしたのです。
お父さんのジャケットの色が変わる理由
作中での登場時、フジモトは青のストライプのジャケットを身に着けていました。しかし、物語の後半では青からピンクのストライプに衣装チェンジしています。これはフジモトがポニョとの距離を縮めようとしている証であり、ポニョカラーのピンクすることでポニョと仲直りしたいという気持ちを表していると考えられています。
お父さんと楽劇「ワルキューレ」の関係
本作品の監督を務める宮崎駿はポニョの物語を考えている最中、よくワーグナーの楽劇「ワルキューレ」を聞いていたようです。その影響もあり、フジモトの基本的なキャラ設定は「ワルキューレ」に登場する父ヴォータンを基に作られたそうです。ヴォータンも魔法使いで世界の終末を回避するために翻弄するキャラクターでまさにフジモトそのものです。
お父さんのモデルは作画監督?
ポニョのお父さんフジモトの実在のモデルは作画監督兼主題歌の作詞を担当した「近藤勝也氏」だと監督自身も公言されているようです。見た目というより性格的な部分を参考にしていたようで、ポニョのモデルも近藤勝也氏も娘であるフキちゃんだといわれています。
お父さんのアジトの裏設定
作中でポニョのお父さんであるフジモトは海底で暮らしています。フジモトのアジトともいえるこの場所は、彼が百年以上かけて岩場などを削って一人で作ったものだという裏設定があり、この設定を基に手作り感のあるアジトに仕上げたと美術監督である吉田昇さんは明かしていました。
【ポニョ】お父さん(フジモト)とポニョやトキとの関係
お父さんとポニョの関係
ポニョとお父さんのフジモトとの関係は物語の序盤ではあまり良好とはいえませんでした。ポニョはフジモトのことを「悪い魔法使い」と呼び、フジモトは人間になりたいと願うポニョを邪魔し、宗介の元から連れ戻しました。しかし、それは娘であるポニョを大事に思うあまりに人間になって苦労してほしくないという思いからの行動であり、最後には人間になることを許したので、宗介との幸せを願う父として良い関係になれたのではないでしょうか。
お父さんがポニョを人間にしたくない理由
フジモトがポニョを人間にしたくない理由は彼自身が人間嫌いだからです。フジモトは元人間でしたが、人間に絶望し、一種の恨みのような感情を抱いています。自分が大事に育ててきた娘が自分の大嫌いな人間になりたいという事実を受け止められず、物語の序盤ではポニョと衝突していました。
お父さんとグランマンマーレの関係
グランマンマーレとフジモトはポニョの母と父であり、夫婦関係です。元人間だったフジモトは彼女と恋に落ちたことで、忌々しい人間界を捨てて、魔法使いになりました。しかし、母なる海であるグランマンマーレはフジモトが独り占めできる存在ではないので、他にも複数夫が存在しているようです。
お父さんとトキの関係
リサが働くデイケアサービスセンター「ひまわりの家」の利用者であるトキさんは、実はフジモトと親子ではないかとジブリファンは考察しています。そういわれる理由は2つあります。まず1つ目は2人とも鼻が高く、堀の深い顔立ちをしていることです。そしてもう一つはフジモトは人間嫌い、トキさんは子供の宗介に対してもぶっきらぼうな対応で人付き合いが苦手な様子が見てとれます。このような共通点からフジモトとトキさんは親子説を唱えるファンが多いようです。
【ポニョ】お父さん(フジモト)の声優
お父さんの声優は「所ジョージ」
ポニョのお父さんのフジモトを演じている声優は所ジョージさんです。好感度も高くタレントやシンガーソングライター業などテレビで見ない日はないほど人気があり、声優業としてフジモトの他には『トイストーリー』のバズ・ライトイヤーの声を担当していることで有名です。フジモトの陰湿な性格と所ジョージさんの持つ明るく朗らかな性格のギャップがジブリファンにも好評だったようです。
所ジョージのプロフィール
- 本名:芳賀隆之(はがたかゆき)
- 生年月日:1955年1月26日(68歳)
- 出身地:埼玉県所沢市
- 職業:シンガーソングライター、コメディアン、俳優
- 所属:ティヴィクラブ
所ジョージという名前の由来は上記にも記したように彼の出身地が所沢市だったことと、ミュージシャンである柳ジョージをヒントにして宇崎竜童から「所沢の柳ジョージ」として命名され、そこから今や誰もが知る名前である所ジョージが産まれたとのことです。
所ジョージの主な出演作品
- うちの子にかぎって(TBS系ドラマ)
- パパはニュースキャスター(TBS系ドラマ)
- ママハハ・ブギ(TBS系ドラマ)
- まあだだよ(映画、日本アカデミー賞優秀助演男優賞)
- アルフ(NHK海外ドラマ)
- トイストーリー(ピクサー)
所ジョージさんはシンガーソングライターやTV番組に出演するタレント業を主としているイメージが強いですが、数々のドラマや映画に出演し俳優としても活動し、『崖の上のポニョ』を筆頭とする声優業もこなしています。俳優や声優業に参加したのは、「ドラマに出れば曲が売れるのではないか」という気持ちからのようですが、どの作品も好評を得ているようです。
【ポニョ】お父さんに対する世間での評判や人気
ポニョのお父さんであるフジモトがTHE YELLOW MONKEYのボーカリストの吉井和哉さんに似ているという声です。確かに高い鼻や堀の深い顔立ち、妖艶な雰囲気が似ていると言えるかもしれません。X上では同じような意見が目立ちましたので、同意見のジブリファンは多いようです。
宗介の母であるリサが除草剤を撒いていると勘違いした水を撒くタンクが欲しいと思っているようです。確かにあの装置があれば、アスファルトが熱くなるのを防げて、快適に歩けるかもしれません。そして、環境問題でもある「ヒートアイランド現象」の対策にも有効かもしれません。
上記の投稿をした方はポニョのお父さんフジモトを演じた「所ジョージ」さんのファンのようです。息子さんは所ジョージさんという存在を知らないので、フジモトの正体=バス・ライトイヤーと思ってしまっているようです。声優という存在を感じさせないほど、所ジョージさんの演技がハマっていたということでしょうか。
【ポニョ】お父さん(フジモト)は謎の多い人物だった
本記事では『崖の上のポニョ』の主人公、ポニョのお父さんであるフジモトについて紹介しました。フジモトは元人間でありながら、その正体は人間嫌いの魔法使いであり、奇抜な見た目から最初は不審者と思われる描写があり、ポニョからも「悪い魔法使い」と言われていました。しかし、実際は娘であるポニョを大事に思う優しい父であり、世界を津波の危機から救おうと翻弄する勇敢な男でもありました。まだ、ポニョの父フジモトの活躍を見ていない方は一度『崖の上のポニョ』を視聴することをお勧めします。
この記事のライター
ゆさは
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