【スパイファミリー】ステラとは何？獲得条件や所持している個数も解説

スパイファミリーに出てくるステラ（星）やトニト（雷）とは、生徒の功績によって授与される勲章や罰点のことです。名門イーデン校の制度で、それぞれ8個獲得すると、ステラの場合は特待生として選ばれ、トニトの場合は即退学になります。ここではステラやトニトについて詳しく紹介し、スパイファミリーのあらすじをおさらいします。

成績優秀者や芸術、音楽の分野で活躍した者に授与される勲章をステラ（星）といいます。過去には奉仕活動に携わり、ステラを授与された生徒もいました。また、8個獲得すれば、特待生である「皇帝の学徒（インペリアルスカラー）」に選出されるのも特徴です。特待生になれば特定の施設が使えたり、イーデン校の懇親会に出席できたりします。ロイドはアーニャを特待生にして、懇親会に参加するデズモンドに接触を図ろうと考えています。

トニト（雷）とは、名門イーデン校に相応しくない行為をすると与えられる罰点のことです。成績不良や不品行な生徒がトニトの対象になります。また、暴力行為は強制的にトニトを3個与えられるのも特徴です。ただし、教師の判断によって1個になる場合もあります。他にも、忘れ物をする、服装が乱れているといったことでトニトを与えられるケースもありますが、基準は教師によって変わるようです。

『スパイファミリー』は遠藤達哉先生作の大人気スパイ漫画です。2019年3月から「少年ジャンプ＋」で連載が開始され、2022年11月には累計発行部数が2,700万部を突破しました。極秘任務を課せられたスパイの男が、殺し屋の女や人の心が分かる少女と仮初めの家族になり、数々のトラブルに奮闘する日々を描いた作品です。2022年4月からスパイファミリーのアニメ1クール目が放送されました。

西国の凄腕スパイである黄昏（たそがれ）は、東国の政治家デズモンドに接触するため、偽装家族を作り、子どもをデズモンドの息子と同じイーデン校へ通わせるよう命じられます。黄昏は精神科医のロイド・フォージャーと名乗り、孤児院で娘役のアーニャを引き取ります。しかし、アーニャは人の心が読める超能力の持ち主でした。また、妻役として迎えたヨル・ブライアも殺し屋として活動しており、それぞれが正体を隠しながら家族として生活をおくります。

ここでは、ステラ（星）の具体的な獲得条件をまとめました。スパイファミリーのネタバレも含みながら紹介するので、ご覧ください。

スパイファミリー26話にて、全4教科ある中間考査で、各教科の1位と2位がステラを1個授与されると説明されています。最大で4個のステラを獲得できるチャンスですが、元々アーニャの成績があまり良くなかったため、ロイドは始めから諦めていました。ただ、赤点を取ると問答無用でトニトを与えられるので、退学を阻止すべくロイドはアーニャへ勉強を教え込みます。

テスト以外でステラを獲得する条件は、芸術・スポーツ分野で活躍することです。スパイファミリー16話より、アーニャがテストで赤点を取ったため、ロイドは勉強以外でステラを獲得できる可能性がないか探ります。試しにアーニャに絵を描かせたり、バイオリンを演奏させたりしますが、どちらも才能は感じられませんでした。スポーツでもテニスをさせると空振り、跳び箱は一段も跳べない状態です。ロイドは落ち込むアーニャを落ち着かせ、他に方法がないか考えます。

課外活動での社会貢献も、ステラを獲得できる方法の一つです。実際、長期間の奉仕活動を行い、ステラを獲得した生徒がたくさんいました。また、人命救助や犯罪者の逮捕協力でステラを入手できる場合もあります。スパイファミリー16話にて、ロイドは勉強や芸術分野が苦手なアーニャに、社会貢献でステラを獲得させようと考えます。早速、ボランティア活動のために病院へ向かいますが、アーニャは上手く取り組めず、看護師に怒られてしまいました。

社会貢献も難しいと途方に暮れるロイドですが、その時、アーニャが超能力で男の子がプールで溺れていると察知します。アーニャは急いでプールへ向かい、男の子を助けようとプールへ飛び込みます。アーニャも溺れそうになりますが、最終的にロイドが2人を救出しました。いち早く男の子が溺れていることに気づき、人命救助に貢献したと認められ、アーニャは1個目のステラを獲得します。

アーニャ以外のクラスメイトで、ステラ（星）やトニト（雷）を獲得した生徒はどれくらいいるのでしょうか。ここではスパイファミリーで、ステラやトニトを獲得した生徒や、獲得個数を紹介します。

スパイファミリー最新71話の時点で、ステラを獲得したのはアーニャとダミアンのみです。ダミアンは東国の政治家デズモンドの息子で、アーニャのクラスメイトです。傲慢で、相手を見下す発言が目立ちますが、父親に認められようと一生懸命勉学に励む一面もあります。アーニャに対しては、基本的に邪険な態度で接しますが、アーニャの言動や行動に振り回されることが多いようです。

アーニャの獲得個数はステラが1個、トニトが2個です。ステラはスパイファミリー16話にて、アーニャがボランティア活動で病院へ訪れた際、人命救助に貢献したため授与されました。トニトはスパイファミリー8話より、入学初日にアーニャがダミアンへ暴力を振るったため、1個目をつけられてしまいます。本来なら、暴力を振るうとトニトを3個与えられますが、「ダミアンがアーニャの友人であるベッキーの足を踏んでいた」という理由で1個になりました。

2個目のトニトはスパイファミリー61話より、イーデン校の教師であるドナ・シュラークが行った持ち物検査でつけられます。ハンカチがないと焦るダミアンに、アーニャは自分のハンカチを使うよう差し出します。ダミアンはその場を切り抜けましたが、アーニャはハンカチがないため、トニトをつけられてしまいました。

ダミアンのステラ獲得個数は1個、トニトは0個です。ダミアンのステラは中間考査後に授与されました。スパイファミリー26話より、テストで4教科中、それぞれ1位と2位になれば、ステラを獲得できると説明されています。ダミアンは歴史で94点を取り、学年で2位になったため、ステラを手に入れました。

スパイファミリー16話でステラを獲得したアーニャは、ご褒美が欲しいとロイドに希望します。ここでは、アーニャがもらったご褒美について、ストーリーのネタバレを含みながら紹介します。

スパイファミリー18話にて、1個目のステラを獲得したアーニャは、ご褒美として「犬」が欲しいとロイドとヨルに話します。「可愛い犬さん」を見つけるため、3人はまず軍用犬販売店へ訪れますが、アーニャが希望する犬はいませんでした。次に、犬猫の譲渡会場へアーニャとヨルが向かいます。ここで、将来フォージャー家の一員となるボンドと出会います。

犬猫の譲渡会場の外で歩いていたボンドにアーニャが近づくと、アーニャの超能力が発動し、フォージャー家の姿が見えました。東国の動物実験で目覚めたボンドの予知能力によるものです。ボンドに興味を持ったアーニャは跡を追い、テロリストのアジトへ迷い込みます。アジトでは、テロリストが「爆弾犬を使ったフランツ外相暗殺計画」について話している最中でした。計画を耳にしたアーニャはテロリストに見つかりますが、ボンドの助けで脱出します。

アジトを脱出後、再びボンドが予知能力を発動します。アーニャが見たのは、ロイドがテロリストの仕掛けた爆弾で死亡する未来でした。アーニャはボンドと共にアジトへ潜入し、爆弾が仕掛けられているとロイドへメッセージを残します。メッセージを読んだロイドが爆弾に気づいたため、爆発を回避し、フランツ外相暗殺計画も阻止できました。

フランツ外相暗殺計画は阻止できましたが、爆弾犬として利用された犬は、動物実験の被験体であったため、ロイドたちが調査する必要がありました。ボンドも調査対象でしたが、アーニャが気に入り、「ボンドを飼わないと学校辞める」と言い始めます。焦ったロイドはボンドを引き取ることにしました。フォージャー家に引き取られた後、ボンドはアーニャの良き理解者となり、更に仲を深めます。

デズモンドに接触するためにはステラを8個集め、特待生になる必要があります。ただ、スパイファミリー71話の時点で、アーニャのステラ獲得個数は1個です。勉強やスポーツが苦手なアーニャにとって、「残り7個のステラを獲得する道のりは困難だ」という声が多くみられました。

スパイファミリーで、アーニャがステラやトニトをどのように集めるのか予想する意見もいくつかみられました。ステラを8個入手すれば特待生に選出されますが、トニトの場合は即退学になります。今後、アーニャがどのようにステラやトニトを獲得するのか注目です。

アニメ版『スパイファミリー』のオープニングの歌詞に、星や雷の言葉が出てきます。これは、スパイファミリーに出てくるステラ（星）やトニト（雷）を表しているのではないかと予想する声が多くみられました。

スパイファミリーに出てくるステラ（星）は優秀な生徒に贈られる勲章であり、8個集めると特待生に選ばれます。アーニャはステラを1個手に入れましたが、ロイドの任務を達成するには、あと7個必要です。今後、ステラ獲得に向けてアーニャがどのように動くのか、スパイファミリーのストーリー展開にファンの期待が高まっています。