【シャドーハウス】ジョンはショーンの主人！ケイトとの関係や性格まとめ

『シャドーハウス』に登場するジョンは、貴族のまねごとをして暮らしている顔のない一族「シャドー家」の一人です。ショーンの主人であり、裏表のない性格をした破天荒なキャラクターとなっています。ここでは『シャドーハウス』のジョンのプロフィールや、『シャドーハウス』の概要について紹介していきましょう。

『シャドーハウス』のジョンは、ケイトと同期のシャドーです。ショーンの主であり、豪快で考えるよりも先に行動してしまうようなタイプですが、裏表のない性格をしており、生き人形であるショーには友人のように接しています。シャドー家であるため顔は見えませんが、ショートヘアに青色の洋服を身に付けています。すす量は多く、普段は火花のように散るという出方をするのが特徴です。

『シャドーハウス』とは、ソウマトウによる漫画です。集英社の『週刊ヤングジャンプ』で2018年から連載しています。顔の見えない一族が暮らす風変わりな洋館を舞台にした、ミステリーファンタジー作品です。しかしストーリーにはホラーやサスペンス、アクション、コメディなどさまざまな要素が含まれているため、類似作品不在の作品と言われています。原作の人気により、2021年にテレビアニメ化しています。

とある来客のない奇妙な洋館「シャドーハウス」には、貴族の真似事をして暮らす「シャドー家」が住んでいました。顔が見えない彼らは、自らの顔の代わりに生き人形を従えています。館に暮らす生き人形のエミリコは、主人であるケイトの役に立とうと奮闘中です。明るく元気なエミリコに感化され、ケイトや周りの生き人形達も少しずつ変化していきます。しかし彼らの成長とともに、徐々に館の異質さが明らかになっていくのでした。

『シャドーハウス』に登場するジョンは、ケイトの同期のシャドーという位置づけです。しかし作中でのジョンはケイトに一目ぼれしており、婚姻を申し込んでいます。そのため、ファンにとっては二人の今後の関係も見どころの一つとなっています。ここでは『シャドーハウス』のジョンとケイトの関係について解説していきましょう。

『シャドーハウス』のジョンとケイトが初めて会話をしたのは、お披露目で正式に出会ったタイミングです。シャドーはお披露目までは部屋から出ることがないため、他のシャドーと会うことはありません。お披露目の際に、お披露目会場にあった食べ物に感動したエミリコの嬉しそうな顔に合わせて、ケイトも喜んでいるようなリアクションをしました。これをきっかけに、ジョンとケイトは初めて会話をすることになります。

ジョンはケイトに一目ぼれをしていますが、それはお披露目よりも前です。お披露目よりも前に、部屋の窓から落ちたエミリコの元へ駆けつけたケイトの姿を、ジョンは偶然目にしたのでした。ケイトの姿を見たのは一瞬でしたが、ジョンはケイトに一目惚れしてしまいます。その後はお披露目の際に改めて出会い、エミリコやケイトの様子を見てケイトの事を気に入るのでした。

ケイトに一目ぼれしたジョンは、作中でもケイトに猛アタックをかけています。お披露目中には、鳥かごの中に閉じ込められているケイトに対して「俺の婚約者になれ」とプロポーズしており、その後もケイトに対して何度も婚約の話をしています。しかしケイトの方が一枚上手で、毎回あしらわれているのでした。

ケイトに会うたびに「婚姻」という言葉を口に出して騒ぎ立てていたジョンの行動は問題視され、星つきに呼び出されてしまいます。シャドーハウスでは、婚姻関係になるためには先に婚姻の申請が必要です。手続きをせずに騒いでいたジョンは、星つきに説教をされ、会議室の掃除というペナルティを受けたのでした。

作中でのマリーローズとローズマリーの一対との戦いの際に、ジョンはすす能力を使って体力を大きく消耗してしまいます。そんなジョンに対して、ケイトはポケットからパンを取り出して差し出すシーンがあります。ジョンに寄り添うケイトの姿がまるで恋人関係の2人のように見えるシーンですが、差し出しているのがパンという、ほのぼのしたシーンです。

『シャドーハウス』のジョンはケイトに惚れ込み、婚約を申し込んでいますが、ケイトから良い返事は持っていません。ケイトにもそのつもりはないと考えれているため、結婚する可能性は現状では低いです。また、シャドー同士で結婚するためには婚姻申請書を提出する必要がありますが、子供の間は結婚できないため、申請するだけになります。

『シャドーハウス』のジョンは、さまざまなシャドーが登場するこの作品の中でもかっこよく魅力的なキャラクターとなっています。裏表のない性格で、生き人形であるショーンの事を友人のように思い、対等に扱っているのも特徴的です。ここでは『シャドーハウス』のジョンのかっこいい魅力や性格などを紹介していきましょう。

『シャドーハウス』のジョンの性格は、裏表のない素直な性格です。考えるよりも先に行動に出てしまうような単純なタイプで、破天荒なキャラクターです。そのため、主人に付き合わされる生き人形のショーンは日々苦労しています。しかし冷静なタイプや狡猾なタイプも多いシャドー家の中で、ジョンのように素直な裏表もない性格をしているシャドーは珍しく、それが彼の魅力となっています。

『シャドーハウス』のジョンはシャドーの中でもすす量が多いです。すす能力としては、すすを爆発させて周りのものを破壊するという能力を持ちます。シャドーはそれぞれすすの出方にも違いがあり、ジョンの場合は火花が散るように出ますが、それも彼のキャラクターを表しているようで個性的です。また、ジョンはお披露目の際には膨大な量のすすを放出することで閉じ込められていた木箱を破壊し、脱出するなど、すす能力にも期待が持てます。

『シャドーハウス』のジョンのかっこいい魅力として、ジョンパンチを繰り出すシーンが挙げられます。ジョンパンチはジョンが自分のすす能力に名前を付けたもので、すすをまとわせた拳での攻撃です。お披露目の際に、大岩に襲われるリッキーを助けるために、ジョンはすすをまとわせたパンチを繰り出します。すると、ジョンの破壊力抜群のパンチによって、大岩を粉々に破壊されてしまいました。

『シャドーハウス』のジョンは、自身の生き人形であるショーンのことをとても大切に思っているというのも魅力です。本来であれば主従関係にある2人ですが、ジョンは目が悪いショーンが自然に眼鏡をかけられるように、自分は目が悪くないにもかかわらず眼鏡をかけているシーンがあります。また、ショーンもジョンのことを気遣いながらよく小言を言っているため、2人は友人のようにお互いのことを大切に思っています。

アニメ『シャドーハウス』では、ケイトとエミリコの一対を除き、主人であるシャドーとシャドーに従う生き人形は同じ声優が演じています。元気なジョンと落ち着いたショーンという個性の違う2人を同じ声優が演じているということに、興味を持ったという人も多いです。ここではアニメ『シャドーハウス』でジョンを演じている声優を紹介していきましょう。

アニメ『シャドーハウス』のジョンを演じているのは、声優の「酒井広大（さかいこうだい）」さんです。人気スマートフォンゲーム「A3!」の佐久間咲也を演じるなど、人気急上昇中の声優さんです。

酒井広大さんの主な出演作品としては、『迷家 -マヨイガ-（光宗）』、『ノブナガ先生の幼な妻（織田信永）』、『A3!（佐久間咲也）』、『百錬の覇王と聖約の戦乙女（周防勇斗）』、『ブレイブビーツ（フラッシュビート）』、『吸血鬼すぐ死ぬ（メドキ）』などが挙げられます。

原作の『シャドーハウス』を読んでいる人の中には、「ジョン様が活躍するシーンが完全に少年漫画で興奮した」というようなコメントがありました。シャドーハウスファンには、ジョンのことをショーンが呼ぶように「ジョン様」と表現する人も多いです。

ツイッター上には、「ジョンが相変わらず面白可愛い」というコメントもありました。ジョンは素直な性格をしており、すぐに行動に出てしまうところがあるため、おバカ可愛いワンコキャラとして人気があります。

『シャドーハウス』では、館の真実がだんだんと明らかになり、シャドー達がもともとモーフと呼ばれる妖精であったことが分かります。作中ではモーフ時代のジョンがケイトからもらった枝を気に入ってブンブン振っており、その姿がすごく可愛かったというコメントがありました。

『シャドーハウス』のジョンはケイトの同期のシャドーの一人で、ショーンの主人です。すす能力の威力も強く、素直で破天荒なジョンは、今後の活躍も期待されています。ジョンのことが気になった人は、ぜひ『シャドーハウス』をチェックしてみてはいかがでしょうか。