【呪術廻戦】小説2冊のあらすじや魅力を徹底紹介!読者の感想も
『呪術廻戦』には原作漫画のスピンオフ作品として小説2冊が刊行されており、小説版も発行部数で好調な記録を残しています。そんな『呪術廻戦』の小説2冊についてあらすじや読者の感想を紹介しつつ、『呪術廻戦』全体の魅力もまとめました。
目次
【呪術廻戦】とは?
『呪術廻戦』の小説2冊を見ていく前に、まずは原作漫画『呪術廻戦』における作者や累計発行部数、あらすじなどを紹介していきます。
呪術廻戦の作者
『呪術廻戦』の作者は芥見下々さんです。小学校の頃から『週刊少年ジャンプ』や当時連載中だった『BLEACH』のファンであり、同級生と絵を描いていたことをきっかけに自分で漫画を描くことにも興味を持ち始めました。そして、高校卒業後はプロの漫画家になるために作品を持ち込んでいき、集英社に応募した作品が認められ、2014年に『少年ジャンプNEXT!!』でデビューしました。
呪術廻戦の概要や累計発行部数
『呪術廻戦』は芥見下々さんがデビューしてから3年後の2017年に『ジャンプGIGA』で連載された『東京都立呪術高等専門学校』を元にした作品です。そこから1年後の2018年から『週刊少年ジャンプ』での連載が始まり、2022年8月に単行本20巻が発売された時点で、デジタル版を含めて累計発行部数7000万部を突破しました。また、2冊の小説も2021年2月時点で累計発行部数50万部を突破しています。
呪術廻戦のあらすじ
虎杖悠仁は人間離れした身体能力を持つ高校生。そんな虎杖の学校に人の負の感情から生まれる呪霊が現れ、虎杖はその過程で特級呪物の宿儺の指を体内に取り込んだことで、さらなる力を得ます。しかし、それは当時に危険な存在である両面宿儺を復活させたことでもあり、虎杖は呪術師達に危険視されながら呪術師としての生活を始めることになります。
【呪術廻戦】小説「逝く夏と還る秋」のあらすじ
『呪術廻戦』の小説の1冊目として2019年5月1日発売された『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』は、原作を芥見下々さん、小説の執筆を北國ばらっどさんが担当した作品です。こちらの小説には全5話が収録されていて、原作漫画の時系列以前の話や意外なキャラの視点で語られるエピソードがあります。
あらすじ①1話「休日徊詮」
第1話「休日廻戦」は虎杖悠仁と伏黒恵が中心となるエピソードです。休日に都内にやって来た虎杖、伏黒、釘崎の3人ですが、釘崎はアメ横、虎杖は秋葉原に行きたいと言い出し、伏黒は虎杖のお目付け役として付いていくことになります。虎杖は秋葉原を満喫する一方で伏黒は乗り切れていませんでした。そんな中、2人は同じく休日の五条悟を発見し、好奇心から尾行を始めますが、五条は行き先は意外な場所で……?
あらすじ②2話「反魂人形」
第2話「反魂人形」は五条悟と七海建人が中心となるエピソードです。あるサイトから販売されている死者の魂を呼び戻す人形の反魂人形の調査を行うため、五条と七海は現場である北海道に出張します。そこで北海道を満喫する五条に七海は振り回されていきますが、事件の元凶に近づくにつれて五条も真剣になっていきました。果たして、反魂人形の実態とは……?
あらすじ③3話「暗中寓話」
第3話「暗中寓話」は真人が中心となるエピソードです。ある日、真人はトンネルで目が見えない一人の老人と出会います。その老人の魂は真人が今まで見てきた中でも違う雰囲気があり、興味を引かれた真人はその老人の話を聞き始めました。しかし、その時間は長くは続かず……?
あらすじ④4話「働く伊地知さん」
第4話「働く伊地知さん」は虎杖悠仁と伊地知潔高が中心になるエピソードです。原作漫画で虎杖が一度死亡したことで、虎杖は一時的に伊地知の家で過ごすことになります。伊地知の家は特に面白味がなく、虎杖は退屈してしまいますが、伊地知のある用事に付き添ったことで彼の補助監督としての仕事を目撃することになります。
あらすじ⑤5話「守鬼幻視行」
第5話「守鬼幻視行」は虎杖悠二が中心になるエピソードです。里桜高校の事件後を経て後悔を抱えていた虎杖は、呪いに悩まされる海里という少年に出会います。その状況を五条に伝える虎杖ですが、先の事件のことをまだ引きずっていることを看破され、ある言葉をかけられます。
【呪術廻戦】小説「夜明けのいばら道」のあらすじ
『呪術廻戦』の小説2冊目として2020年1月4日販売された『呪術廻戦 夜明けのいばら道』は、原作を芥見下々、小説の執筆を引き続き北國ばらっどさんが担当した作品です。こちらの小説でも全5話が収録されていて、京都姉妹校交流会を経たエピソードがあります。
あらすじ①1話「野薔薇と棘」
第1話「野薔薇と棘」は釘崎野薔薇と狗巻棘が中心になるエピソードです。ある日、釘崎が買い物をしているところに男から声をかけられます。その男は芸能プロダクションに所属しているといい、釘崎をスカウトしてきますが、実際は相手に言葉を信じさせる呪詛師でした。しかし、その時、それまで釘崎とあまり関りがなかった狗巻が介入し……?
あらすじ②2話「此処に在らずとも」
第2話「此処に在らずとも」はメカ丸が中心になるエピソードです。京都姉妹校交流会後のある日、毒ガスを用いた呪詛師の事件が発生し、その元凶が比叡山に潜伏していることが判明します。その状況に対応できるメカ丸が単身任務を任されますが、メカ丸は京都校の面々から様々な物を渡されていきます。
あらすじ③3話「浅草橋哀歌」
第3話「浅草橋哀歌」は伊地知潔高が中心になるエピソードです。仕事の影響からストレス性の不調の診断を受けた伊地知ですが、それを診た家入硝子から飲みに誘われます。伊地知はそれに浮かれますが、実際に飲み会へ行くとそこには五条がいて……?
あらすじ④4話「幽往舞進」
第4話「幽往舞進」は禪院真依、西宮桃、三輪霞が中心になるエピソードです。京都校姉妹交流会を終えて、京都に帰って来た3人はそれぞれの愚痴を言い合っていました。そこに真依を慕う槇村由宇と出会い、彼女からある呪霊が関わる事件を独自に追っていることを聞かされます。しかし、それか一週間程経った後、事件は大きく動き出します。
あらすじ⑤5話「散歩道の後に」
第5話「散歩道の後に」は虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇が中心になるエピソードです。京都姉妹校交流会を終えた後に3人はアミューズメント施設に訪れます。そんな中、伏黒と釘崎は虎杖が死亡扱いされた期間に何かことを察し、心配していました。その思いを虎杖は受け取りましたが、そこから3人の遊びは思わぬ方向に流れていき……?
【呪術廻戦】の魅力や見どころ
『呪術廻戦』の原作漫画や小説が多くの発行部数を誇るのは、様々な魅力が詰まった作品になっているからです。そんな『呪術廻戦』の魅力について紹介していきます。
魅力①飽きさせないストーリー
『呪術廻戦』の魅力の1つに飽きさせないストーリーがあります。話の中心は虎杖悠仁を始めとした呪術師達と呪霊・呪詛師達の戦いになっていますが、その戦いも単純な戦闘だけではなく、複雑な設定が組み込まれたり、二転三転する展開になっていたりします。また、主要キャラでも容赦なく退場させられる可能性があり、その点も予想できない部分です。
魅力②五条悟がかっこいい
『呪術廻戦』の魅力として登場キャラの見た目や生き様がかっこいいところがあります。特に虎杖達を導く立場で作中で自他共に認める最強の呪術師・五条悟は、見た目のイケメンさや圧倒的な強さから多くのファンを集めています。アニメ化されたことでそのルックスや戦闘シーンのかっこよさはより多くの人に広まりました。もちろん、他のキャラにも見せ場となるシーンは多数あります。
魅力③人気作品のオマージュが多い
『呪術廻戦』では他の人気作品のオマージュと思われるシーンがよく使われていて、その作品を知っている人にとって楽しめる要素になっています。オマージュされた作品には芥見下々がファンであった『BLEACH』や『HUNTER×HUNTER』、『幽☆遊☆白書』などのジャンプ作品の他、『バカボンド』や『うずまき』といった評価の高い漫画作品があります。
【呪術廻戦】小説に対する世間での評判や人気・感想
ここでは『呪術廻戦』の小説について世間での評判や人気・感想を紹介していきます。小説についても発行部数が多いことから様々な人が読んで感想を出していました。
『呪術廻戦』の2冊目の小説『呪術廻戦 夜明けのいばら道』について、京都校の面々のストーリーが読めたのが良かったという感想がありました。小説版の魅力として本編の出番が少ないキャラが掘り下げられるところや普段は見られない組み合わせのストーリーが展開されるところがあり、そのことから続編で他のキャラも取り上げて欲しいという感想もありました。
『呪術廻戦』の1冊目の小説である『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』について、真人のストーリーに意外性があって良かったという感想が見られました。本編では敵キャラとして登場している真人ですが、その真人の視点が描かれることで、キャラの理解が深まったようです。
『呪術廻戦』の小説のエピソードはアニメのDVD・Blu-rayの特典としてオーディオドラマ化されていて、声が付いたことで小説のシーンがより鮮明になったという感想がありました。また。このオーディオドラマを聞いたことで、小説版の方にも興味を持って購入した人もいるようです。
【呪術廻戦】小説は人気だった
『呪術廻戦』の小説版は2022年9月時点で2冊刊行されており、原作漫画以前の話や本編のエピソードの間にあった話が描かれています。意外なキャラの掘り下げがあったり、キャラの日常が見られたりすることから原作漫画と共に小説も多くの発行部数を出しています。小説を読むのが苦手でない人で好きなキャラの話があればぜひ読んでみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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