【弱虫ペダル】泉田塔一郎は箱根学園のキャプテン!5つの筋肉の名前の由来とは?
当記事のテーマは、弱虫ペダルの筋肉マニア・泉田塔一郎です。弱虫ペダルのストーリーをおさらいし、泉田塔一郎のプロフィールや名言について紹介します。更に彼の愛する筋肉について掘り下げ、筋肉の名前の由来や元ネタについても解説していきます。
目次
【弱虫ペダル】泉田塔一郎は箱根学園のキャプテン
弱虫ペダルの主人公である小野田坂道の所属する千葉・総北高校の宿敵は、神奈川代表の箱根学園です。泉田塔一郎はそんな箱根学園のキャプテンを務めます。強豪校のキャプテンらしく真面目でストイックな性格ですが、異常なまでの筋肉愛や、気持ちが昂ると「アブ」と叫ぶなど、トリッキーな言動も多いキャラクターです。まずはそんな泉田塔一郎のプロフィールと、弱虫ペダルの概要について紹介します。
泉田塔一郎のプロフィール
- 所属:箱根学園自転車競技部
- 学年:2年→3年(主将)
- 誕生日:10月10日
- 血液型:B型
- 身長:171cm
- 体重:62kg
- ゼッケン:(1年目)5→(2年目)14
- 口癖:アブ
- 自転車:青と白のBH
泉田塔一郎は神奈川県の強豪・箱根学園の選手で、『神奈川の最速屋』と呼ばれるスプリンターです。先輩を慕う良き後輩でしたが、その先輩たちの引退後はキャプテンとしてチームを引っ張る存在となりました。長いマツゲと坊主頭(初登場時)が特徴的ですが、何と言っても彼のアイデンティティは筋肉です。筋肉に名前をつけこよなく愛し、レース後にはその名前を呼び筋肉たちを労う姿も見せています。
弱虫ペダルの概要
弱虫ペダルは原作者・渡辺航氏により2008年から『週刊少年チャンピオン』にて現在も連載されている漫画です。高校ロードレースを題材としており、2022年時点でのコミックス累計発行部数は2800万部を突破しています。漫画本編のスピンオフ作品として『弱虫ペダルSPARE BIKE』も連載中です。2013年から通算5期のアニメ化が実現している他、劇場版や舞台などのメディアミックスも展開されています。
弱虫ペダルのあらすじ
弱虫ペダルの主人公・小野田坂道はアニメが大好きなオタクです。ところが学校前の急坂をママチャリで軽々登ったり、そのママチャリで千葉から秋葉原まで行ったりと思わぬところで才能を発揮します。同級生の今泉と鳴子はそんな小野田の自転車の才能に衝撃を受け、自転車競技部への入部を勧めました。そして小野田は入部を決意し、自らの才能に磨きをかけ、チームメイトともにロードレースの日本一を目指していきます。
【弱虫ペダル】泉田塔一郎の5つの筋肉の名前の由来や元ネタ
弱虫ペダル1の筋肉オタク・泉田塔一郎は自身の筋肉に名前をつけています。さて、この筋肉の名前ですが、全て元ネタがあるのをご存知でしょうか。それぞれにきちんと由来があり、この元ネタを知ると泉田の自転車に対する熱意も理解することができます。
筋肉の名前の由来や性格①アンディ
1つ目のネーミングは、右の大胸筋の『アンディ』です。この由来はルクセンブルクのロードレーサー、『アンディ・シュレク』という選手だと言われています。泉田はスプリンターですが、アンディは世界でも有数のクライマーです。2010年のツール・ド・フランスでは総合優勝を果たしています。しかし、その後は度々怪我に見舞われ、2014年に現役を退きました。
筋肉の名前の由来や性格②フランク
2つ目の筋肉は左の大胸筋『フランク』です。この元ネタは前述したアンディ・シュレクの兄である『フランク・シュレク』だと考えられています。フランクもまた兄と同じくプロのロードレーサーであり、2006年にはルクセンブルクのスポーツマン・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。アンディ同様に一流のクライマーである一方で、下りでは落車による怪我が多い選手でした。
筋肉の名前の由来や性格③ファビアン
3つ目の筋肉名は広背筋『ファビアン』です。これはスイス出身のロードレーサー、『ファビアン・カンチェラーラ』が由来だと考えられています。タイムトライアル(一定の距離を独走し、タイムを競う)を得意とし、その圧巻の走りから『異次元』と呼ばれていました。2000年のプロデビューから2016年の引退まで、通算88勝をあげています。
筋肉の名前の由来や性格④ペテル
4つ目は名付けられた筋肉は、左太ももの『ペテル』です。ペテルの元ネタはスロバキア出身のロードレーサー、『ペーター・サガン』という選手だと考えられています。ペーターはスロバキア語の発音だと『ペテル』になります。ペテルは泉田と同じスプリンターです。ペテルはなんと2015年から3年連続で世界選手権で優勝するという圧巻の成績を残しています。
筋肉の名前の由来や性格⑤マーク
5つ目のネーミングは右太ももの『マーク』です。マークの由来はイギリスのマン島出身のロードレーサー、『マーク・カヴェンディッシュ』とされています。カヴェンディッシュも泉田と同じスプリンターで、『マン島超特急』、『キャノンボール』などの異名を持つほどの超人的なスプリントが特徴です。トラックレースでも成績を残しており、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは銀メダルに輝いています。
【弱虫ペダル】泉田塔一郎の人物像や活躍
先に紹介した”筋肉の名前”では、左右対になる筋肉・大胸筋にはクライマーの名を元ネタに、太ももにはスプリンターの名を由来にするなど、泉田の筋肉と自転車に対する愛情の深さが測れたことでしょう。それでは続いて、泉田の人間関係、チーム内での立ち回りや役割から、彼の人物像を探っていきます。
泉田塔一郎の性格
先述した通り、泉田塔一郎は筋肉と自転車をこよなく愛する真面目な男です。しかし、筋骨隆々とした肉体とは裏腹に、運動全般があまり得意ではありません。体を動かすよりも読書や花の世話などが好きなようです。主将の福富から叱責された際にはかなり落ち込み、自転車を辞めようかと本気で思い悩むこともありました。そんな内向的な面とは打って変わって、筋肉を見せつけるようなナルシストな一面も持ち合わせています。
泉田塔一郎の口癖「アブ」の意味
弱虫ペダル作中で泉田塔一郎が度々口にする『アブ』とは、一体何でしょうか。アブと『アブドミナル・マッスル』、ずばり腹筋を意味します。アブは他の筋肉と違い、有名ロードレーサーを元ネタにしたものではありません。泉田はトレーニングの際やレース中に「アブ、アブ」とリズミカルに唱えながら力をコントロールしているようです。この「アブ」はファンの間ではすっかりネタと化し、泉田のニックネームにもなりつつあります。
泉田塔一郎には太っていた過去がある?
筋肉が代名詞の泉田塔一郎ですが、弱虫ペダル作中では一度ふっくらと太った姿を披露したことがあります。しかしこれは、不摂生によるものではありません。自身の筋肉を極限まで鍛えるため、一度脂肪をつけ、その脂肪をトレーニングによって筋肉に育て上げるという徹底した自己管理によるものだったのです。
泉田塔一郎と新開の関係
泉田塔一郎が尊敬してやまないのが、先輩である新開隼人です。新開は思い悩む泉田に助言をし、新開の言葉で殻を破った泉田は、筋肉という武器を磨くことを決意しました。つまり、泉田のアイデンティティを作りあげるきっかけとなったのが新開なのです。一方の新開も、泉田世代のIHの応援に駆けつけ、力走した泉田に向けて”バキュン”と労いのサインを送っており、卒業後も可愛がっている様子を見せています。
泉田塔一郎と田所・鳴子との関係
総北高校のスプリンター、田所・鳴子とは、2年生の時にIHでリザルトを賭けて戦ったことがあります。田所と鳴子はチームメイトでありながら、互いをバチバチに意識し合うライバルでもあり、そんな2人は一切の戦術を練らず競い合いながら泉田に勝負を挑んできます。泉田はそんな無策な2人を嘲っていましたが、この勝負に敗れると2人の実力を認め、素直に敬意を払っていました。
泉田塔一郎は3年でキャプテンになる
IH終了後、3年生の引退とともに主将に任命された泉田塔一郎ですが、一度はその座を黒田雪成に譲ろうとしました。というのも、IHでは山岳ラインにゴールが設定されているため、箱根学園ではクライマーかオールラウンダーが主将を務めるというのが伝統だったのです。そのためスプリンターである泉田が主将になることを、チームメイトや泉田自身が不安視します。しかし黒田たちの励ましや”筋肉との対話”によって思い直し、キャプテンになることを決意しました。
泉田塔一郎が嫌いと言われる理由
泉田塔一郎は弱虫ペダル作中で、度々傲慢な言動を見せることがあり、それが原因で叩かれてしまうこともあります。2年目IHにて山岳賞を争う場面になり、箱根学園はエースの真波を出した時のことです。それに対し総北は、小野田が集団に飲まれてしまったため手嶋が勝負を挑みました。手嶋が真波に及ばないことは明らかだったのですが、泉田はこの時に総北を見下すような発言をし、一部読者の反感を買ってしまったようです。
泉田塔一郎の名言
泉田は筋肉にまつわる話が多く、口癖も『アブ』であることから、どうしても発言がネタとして捉えられてしまう傾向があります。そんな弱虫ペダルきっての迷言メーカーでもある泉田塔一郎ですが、心にグッとくる名言もたくさん残しているのです。今回は”迷言”ではなく”名言”を2つ紹介します。
泉田塔一郎の名言①「あなた方は軟弱…」
あなた方は軟弱だ!
出典: manga-tantei.com
泉田のキャプテン就任後、卒業する3年生たちの追い出しレースでの名言です。王者と呼ばれた箱根学園はIHで総北に負け、その座を引き摺り下ろされました。泉田はそんな先輩たちを侮辱するような言葉をかけますが、必ず来年は優勝し名誉挽回してみせると心に誓います。そしてその第一歩として、尊敬する新開とのスプリント勝負に勝利しました。
泉田塔一郎の名言②「キミたちのあとは…」
キミたちの後はボクらの山岳賞とスプリント賞の表彰だ 拍手をくれるかい?
出典: manga-tantei.com
2年目のIH表彰式での名言です。総合優勝した総北の小野田は、敗北した箱根学園に対し拍手を送ることに気まずさを感じていました。そんな時、総合優勝を逃し悔しいはずの泉田が小野田の胸中を察し、こう声をかけてわだかまりを解きます。この名言は泉田の成長と器の大きさを表し、読者の反響を呼びました。
【弱虫ペダル】泉田塔一郎の声優
アニメ版弱虫ペダルでは、ベテランから若手まで様々な世代の声優が起用されています。また、キャラクターソングやEDテーマの担当などもあり、歌声が披露されることも多く、歌唱力が高い声優が多いことでも知られているようです。では、アニメ版弱虫ペダルで泉田塔一郎を演じている声優は一体誰なのでしょうか。
泉田塔一郎の声優は「阿部敦」
アニメ版弱虫ペダルで泉田塔一郎を演じるのは、阿部敦さんです。阿部さんは井上喜久子さんの大ファンであることをテレビ番組で公言しており、弱虫ペダルのキャストの中では同期である真波役の代永翼さんと仲が良いようです。そんな阿部さんのプロフィールや、弱虫ペダル以外の出演作を紹介します。
阿部敦のプロフィール
阿部敦さんは1981年3月25日生まれの41歳(2023年3月時点)です。血液型はO型、出身地は栃木県足利市、賢プロダクションに所属しています。幼い頃からアニメが好きで声優という職業にも憧れがあり、否定的だった両親を説得して東京アナウンスアカデミーに進学しました。2006年にデビューし、2010年には第4回声優アワードにて新人男優賞を受賞しています。
阿部敦の主な出演作品
阿部さんは少年から青年を演じることが多く、その爽やかな声質が高く評価されています。またプライベートではピアノを趣味としていることから音楽の知識もあり、歌も得意としているようで、弱虫ペダルでもその歌声を披露しています。阿部さんの弱虫ペダル以外の出演作は、以下の一覧をご覧ください。
- 相馬空海(しゅごキャラ!)
- 上条当麻(とある魔術の禁書目録、とある科学の超電磁砲)
- 真城最高(バクマン。)
- 雀ヶ森レン、他(カードファイト!!ヴァンガード)
【弱虫ペダル】泉田塔一郎に対する世間での評判や人気
筋肉オタクというキャラクターのせいで霞んでいるものの、読者の間では「弱虫ペダル作中きっての美形」として、その整った顔立ちを高く評価されています。実際に鳴子からは『マツゲ君』とあだ名をつけられるほどまつ毛が長く、SNSでは「新開や東堂、真波のように公式で美形扱いされていないのが不思議だ」という声も上がっていました。
泉田塔一郎は、基本的にとても真面目なキャラクターです。筋肉に語りかけている時も至って真剣であり、決してふざけているわけではありません。しかし、側から見ると”危ない人”とも思われかねないこの行動のせいで、三枚目なイメージを持たれがちです。一方で、そういった少し”残念”なところも彼の魅力として認識されているようでした。
これは同級生である黒田との関係性についての感想です。何でもそつなくこなせてしまう黒田ですが、自転車に関しては泉田にコンプレックスを抱いていました。泉田のその真っ直ぐな性格と自転車に対する姿勢は、知らずと黒田の闘志に火をつけていたのです。そんな2人が絆を深め、チームの柱として逞しく成長したことを感慨深く思うという意見でした。
【弱虫ペダル】泉田塔一郎は箱根学園の強いキャプテンだった
いかがでしょうか。泉田塔一郎は未熟な面があるからこそ、その成長も描かれている魅力的なキャラクターです。過剰なまでの筋肉愛やお決まりのセリフ『アブ』など、ツッコミどころも満載ですが、それもまた魅力として多くの読者に愛されています。弱虫ペダルを読み返す時は、ぜひ泉田塔一郎の魅力も堪能してみてください。
この記事のライター
HAYASHI*M
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