【東京リベンジャーズ】半間修二の未来を徹底考察！死亡しない理由とは？

東京リベンジャーズに出てくる半間修二は奇抜な言動で周囲から恐れられ、未来では色っぽい大人の姿を見せたことで読者から注目を集めました。ここでは半間修二のプロフィールや強さをまとめていき、『東京リベンジャーズ』の作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。

半間修二（はんましゅうじ）は東京リベンジャーズに登場する不良であり本作の黒幕と協調関係を持つ人物として描かれています。真ん中部分を金髪に染めたソフトモヒカンと両手の甲にそれぞれ『罪』『罰』と刺青が入っているのが特徴的です。常に飄々とした言動をしており所属チームを転々としながら不良界に混沌をもたらしました。

腕っぷしはかなり強い方で作中ではドラケンと互角に勝負を繰り広げていました。また、彼は歌舞伎町を縄張りとしておりその街で彼に敵う人がいないことから『歌舞伎町の死神』と呼ばれ周囲から恐れられていました。

東京リベンジャーズは和久井健によって週刊少年マガジンに連載されている漫画作品です。タイムリープに目覚めた主人公が不良の世界で成り上がることで未来を変えていく物語が描かれており、2017年3月～2022年11月にかけて単行本30巻に及ぶ連載が続けられました。累計発行部数は6500万部を突破しており完結した現在もアニメ化や実写映画化などが行われ盛り上がりを見せています。

26歳の花垣武道はある日、中学時代の彼女だった橘日向とその弟の直人が犯罪集団・東京卍會によって死亡したニュースを目撃します。翌日、何者かによって電車のホームに突き落とされてしまった武道でしたが、その瞬間にタイムリープ能力が目覚め彼は中学時代に遡っていました。そこで日向と直人を見つけられた武道は、2人が生きる未来を作るために東京卍會に加入して成り上がることを決意します。

ここからは半間修二の未来（現代）についてまとめていきます。東京リベンジャーズではタケミチがタイムリープする度に未来が書き換えられていき、その変化に伴って登場キャラクターの生死や立場も変わっていきます。その中でも半間の変化は誰も予想できないほど変則的なものでした。

最初の世界線では半間は登場しておらず明確な立場や状態が描かれていません。日向と直人の死に東京卍會が関係していると報道がされそこに半間が関わっている可能性はありましたが、この時点で断定はできない状態でした。

2回目の世界線にて直人が生きている未来が訪れますが、直人が重要人物として挙げた人物は稀咲だけであり半間の存在はまだ描かれていません。

3回目のタイムリープで半間は愛美愛主の仮総長として初登場しました。パーちんを裏で操る黒幕の正体として東京卍會の前に姿を現し、つかみどころがない人柄で注目を集めました。なお、タイムリープ後の未来では未登場です。

タケミチが公演のトイレに向かうと、そこで大人の姿をした半間が初めて登場しました。その時半間は「車乗ってねぇじゃん」と話しており、タケミチが日向を乗せて待たせていた車に戻るとあっくんの車が衝突し日向が死亡してしまいました。先のセリフからして半間は日向と共にあっくんとタケミチも一緒に殺害しようと画策していたと推察でき、なぜそうしようとしたのか謎が生まれました。

稀咲が東京卍會の総長代理になっていると、半間は彼に仕える最高幹部の1人になっていました。東京卍會の中に裏切者がいることが発覚するとタケミチと千冬が捕らえられ、千冬は稀咲によって射殺、タケミチは間一髪のところで一虎に救出されました。この時半間の活躍シーンは特別描かれておらず、彼がどういった経緯や目的で最高幹部になったのかも不明でした。

6回目ではマイキーによって東京卍會の幹部たちが死亡してしまいます。その中で唯一半間だけは生存していましたが、6回目の未来で半間の姿は描かれませんでした。この世界線でマイキーは不可解な言動を見せていましたが、それまでのマイキーとはまるで別人のような行動に何者かに操られている可能性が噂されるようになりました。

7回目にして日向と直人が生きる未来が訪れますが、その代わりにマイキーが闇堕ちしてしまい梵天の首領となっていました。この世界線で半間は逃亡者となっていますが、この時の彼が梵天と関わっていたかどうかは不明です。

ここからは半間修二の正体や目的についてまとめていきます。初登場時から行動目的が不明瞭でミステリアスな雰囲気を醸し出していた半間でしたが、物語の進行と共に彼の正体に関する描写が描かれていきました。

東京卍會を豹変させた黒幕がいたと明らかにされると、その候補として半間修二の名前が読者の間で挙げられました。根拠として濃厚だったのは「車乗ってねぇじゃん」というセリフであり、その先に起きることを知っていたような素振りから怪しまれていました。ただし、黒幕だったのは半間ではなく彼が協力していた稀咲だったことが後に判明しました。

半間が16歳だった頃、彼はどんな不良を相手にしても簡単に倒してしまう強さがあり周囲からは『歌舞伎町の死神』と恐れられ、いつしか誰も彼に逆らおうとしなくなりました。喧嘩のない日々に対して半間は退屈を感じるようになりますが、そこに稀咲が現れると彼の仲間になるよう勧誘され、半間は退屈がなくなる気がすると思い稀咲の仲間になることを決意しました。

過去編では『東卍を潰す』と明言したことがありましたが、それは稀咲の目的を語っただけであり半間修二本人の目的とは言い切れません。結果的に半間の目的は明かされていませんが、稀咲と出会ってから常に協力していることから、半間は単純に退屈しのぎのために生きていたと考えられます。

繰り返されるタイムリープの中で1度も死亡描写が描かれなかったキャラクターは稀で、半間は過去、未来どちらの時間軸でも死亡していない希少な人物です。このことから読者の間では半間がタイムリーパーであり死を回避しているという説が囁かれるようになりました。

稀咲が半間に対し「なんでオレについてくる？」という質問をした時、半間は「オマエが死んだら教えてやるよ」と答えました。そして実際に稀咲が死亡すると半間は彼の墓の前に立ち「死神と道化について」と話し始めました。『死神と道化』の内容については本編で描かれていませんが、半間は実行犯として動く稀咲を死神にたとえ、その横についている自分を道化と置き換え何かしら行動を起こそうとしていたのかもしれません。

東京リベンジャーズ最終回では東京卍會の主要メンバー全員が生存している世界線が訪れ、大人になった彼らが各々の人生を送っている光景が描かれました。そこで半間はフリーのカメラマンとして世界中を放浪しており、結婚式に姿を現した時は「ダリぃけど祝ってやっか」と乗り気な様子を見せていました。

ここからはアニメ版東京リベンジャーズにて半間修二を演じた声優についてまとめていきます。飄々とした性格で謎に包まれたキャラクターとして描かれた半間はアニメ版でもその人柄がそのまま再現されており、声優の演技が加わったことでファンの人気も更に高いものになりました。

半間修二を演じている声優は江口拓也（えぐちたくや）さんです。2008年にデビューを果たしてから瞬く間に評価を上げていき、現在では男性声優の中でもトップクラスの人気を誇るまでになっています。青年役を始め、正義感の強い巨漢や冷静な性格をした二枚目キャラなど幅広い演技力が注目されています。

これまで半間修二の未来や死亡しない理由の考察などをまとめてきましたが、これらの謎についてネット上では様々な意見が寄せられています。ここでは半間修二に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

タイムリープごとに半間に訪れていた未来や1度も死亡していなかった事実に対して、読者の間では半間タイムリーパー説が濃厚になっていました。先の展開を知っているような素振りを見せた時には彼が黒幕である可能性まで指摘されていました。

東京リベンジャーズは2022年11月に最終回を迎えましたが、結局半間の正体や目的などが明かされずに終わってしまいました。それに対して意見するコメントが寄せられており、スピンオフなどで半間の活躍を掘り下げた物語を描いてほしいと多くのファンから求められています。

最終的な未来でカメラマンになったことが明かされた半間でしたが、この結末を予想していた人はとても少なかったようで多くの人が驚きのコメントを残していました。半間が好きな人にとってはハッピーエンドで終わって良かったとも言われています。

半間修二は訪れる未来ごとに立場や状態が変わっており、1度も死亡していないことや行動目的などに謎を残している不可解な存在でした。最終的に半間が死亡しなかった理由も不明瞭ですが、最終回で世界を回るカメラマンになっていたことから退屈から抜け出すことを目的にしていた可能性が高いでしょう。