【転生したらスライムだった件】ファルムス王国は滅亡する?異世界人についても
ファルムス王国は『転生したらスライムだった件』に登場した国の一つで、リムルの作った国「ジュラ・テンペスト連邦国」に戦争をしかけました。この記事では、『転生したらスライムだった件』に登場したファルムス王国の末路や、そこに所属する異世界人について解説します。
目次
【転生したらスライムだった件】ファルムス王国とは?
ファルムス王国とは、『転生したらスライムだった件(転スラ)』の世界に元々存在していた国の一つです。リムルが作った魔物の国「ジュラ・テンペスト連邦国(テンペスト)」へと攻め込み、大きな被害を与えました。この記事では、ファルムス王国が侵攻した理由やその後、国に所属している異世界人等について解説していきます。その前に、ファルムス王国はどのような国なのかを簡単に紹介します。
ファルムス王国とは?
ファルムス王国は貿易の中継国として栄えていました。その理由は、テンペストが建国される以前は「ジュラの大森林」を通り抜ける事が非常に難しかったからです。また、異世界召喚を頻繁に行っており、大量の異世界人を自国の戦力に組み込んでいます。『転生したらスライムだった件』作中で登場したファルムス王国のキャラには、強欲として知られる国王の「エドマリス」や日本から召喚された異世界人達以外にも、王宮魔術師長「ラーゼン」、騎士長「フォルゲン」等がいます。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
『転生したらスライムだった件』は、元々は「小説家になろう」で伏瀬(ふせ)さんにより連載されていたWEB小説です。WEB版は2013年から連載開始され、大きく加筆・修正を加えた書籍版が2014年から刊行されました。「月刊少年シリウス」から2015年から漫画が連載を開始し、2018年と2021年にアニメ化もされています。2022年11月からは映画も公開されました。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
サラリーマンの三上悟は刺されて死んでしまいましたが、気付くと見知らぬ場所でスライムに転生していました。その場所は300年前に暴風竜「ヴェルドラ」が封印された洞窟で、洞窟を進む三上悟はヴェルドラと出会います。話が合った二人は友人となり、三上悟はヴェルドラから新たに「リムル=テンペスト」という名前を与えられます。封印されているヴェルドラの開放を約束して体内に取り込んだリムルは、洞窟から脱出して冒険をスタートさせました。
【転生したらスライムだった件】ファルムス王国は滅亡する?
ファルムス王国は、『転生したらスライムだった件』の作中でテンペストに侵攻して多大な被害を与えました。この事はリムルの逆鱗に触れ、リムルによってファルムス王国軍は文字通り全滅し、軍に同行していた王を含めた上層部は捕まっています。ファルムス王国がテンペストに攻め込んだ理由やその後について解説していきます。
ファルムス王国がテンペストを襲撃した理由
『転生したらスライムだった件』の主人公・リルムは、作中で「ジュラの大森林」に「ジュラ・テンペスト連邦国」を建国しています。建国後は周囲の国と貿易を開始し、ジュラの森が通れなかったために多大な利益があげられていたファルムス王国は大打撃を受けてしまいます。利益が激減したファルムス王国は神殿を味方につけ、テンペスト側が先に手を出したように見せて戦争をしかけています。
ファルムス王国が滅亡した理由
ファルムス王国が滅亡した理由は『転生したらスライムだった件』作中でリムルの逆鱗に触れたからです。ファルムス王国が宣戦布告した際にテンペストの住人100人の命を奪っています。この中には、リムルの秘書・シオンも含まれていました。リムルは殺された100人を生き返らせるため、侵攻してくるファルムス王国軍を皆殺しにした上、ファルムス王国を滅ぼすことを決意しています。
ファルムス王国の滅亡を止める方法はあった?
ファルムス王国が滅亡を回避する方法はテンペストと国交を結ぶことでした。『転生したらスライムだった件』の物語初期からリムルは人間とは友好的であり、敵対さえしなければ国交を結べる可能性は高かったと考えられています。減った利益も、国交を結んだ後にテンペストとの交易等で取り返せたのではないかと言われています。
ファルムス王国の滅亡のその後
ファルムス王国はテンペストとの戦争に敗北し、エドマリス王は捕虜となっています。エドマリス王はリムルに選択肢を3つ与えられ、「王が退位して賠償を行う」事を選択、退位と同時に処刑されています。エドマリスの退位後は国王派と貴族派の争いが起こり、王国は滅亡となりました。その後ディアブロが裏で動いた事もあり、「ヨウム」が「ファルメナス王国」を建国し王となっています。また、エドマリスの処刑は演出であり、マリウスと名を変えヨウムを支えています。
【転生したらスライムだった件】ファルムス王国の異世界人のスキルや最期
『転生したらスライムだった件』はWEB版から大幅に加筆された影響で、書籍版には数多くのキャラが新しく登場しています。ファルムス王国に所属している異世界人と呼ばれている3人の日本人も書籍版から登場したキャラです。転スラWEB版で「血影狂乱」が行っていた事は、書籍版では異世界人達が行いました。ここでは異世界人3人が召喚された際に与えられたスキルや、彼らの最期について解説していきます。
異世界人のスキルや最期①ショウゴ・タグチ
「ショウゴ・タグチ(田口省吾)」はファルムス王国によって17歳の時に召喚されました。性格は暴力的で乱暴であり、結界で弱体化していたシオンを殺害した人物です。持っているユニークスキルは「乱暴者(アバレルモノ)」と『転生したらスライムだった件』物語途中で獲得した「生存者(イキルモノ)」です。乱暴者は身体能力強化、生存者は超速再生と似たような効果を持っています。
転生したらスライムだった件作中で、ショウゴはゲルドと戦闘になっています。ゲルドの防御を突破する事が出来ず、防戦一方となり逃走を図っています。逃走先で同じ異世界人のキララ・ミズタニを殺害し、ユニークスキル「生存者」を獲得しました。スキルを獲得し再びゲルドに挑みますが再敗北した所をラーゼンに救出されています。命を長らえたショウゴですが、ラーゼンに精神を破壊された上秘術で肉体を乗っ取られたため実質死亡となっています。
異世界人のスキルや最期②キョウヤ・タチバナ
「キョウヤ・タチバナ(橘恭弥)」も日本から召喚された一人です。他の二人と比べて物静かに見えますが心の奥底ではスキルを試したいと考えている危険な人物です。エクストラスキル「天眼」、目に見えない鋭い刃を生み出すユニークスキル「切断者(キリサクモノ)」を持っています。作中ではゴブタを負傷させ、結界と手加減していたとは言えハクロウにも勝利しています。しかし、ハクロウとの二度目の戦闘では手も足も出ず、「朧流水斬」によって首を落とされました。
異世界人のスキルや最期③キララ・ミズタニ
「キララ・ミズタニ(水谷希星)」も日本から召喚された異世界人です。気に入らない事があるとすぐ叫びだす子供のような性格ですが、キララのユニークスキルの「狂言師(マドワスモノ)」は相手を自分の言葉通りにできる凶悪なスキルです。『転生したらスライムだった件』本編で使用するまではラーゼンによって封印されていました。最後は、ゲルドに敗北したショウゴによって殺害されています。
【転生したらスライムだった件】ファルムス王国の異世界人の声優
書籍版準拠で『転生したらスライムだった件』のアニメは進められていて、異世界人の3人も登場します。ファルムス王国は『転生したらスライムだった件』アニメ2期で放送しているので、3人のキャストもすでに発表済みです。転スラアニメで異世界人達の声優を務めた人物を紹介していきます。
声優①ショウゴ・タグチ役/小林千晃
ショウゴ・タグチの声優を演じているのは、声優の小林千晃(こばやし ちあき)さんです。1999年生まれの神奈川県出身で、声優としてデビューしたのは2017年となります。主な出演作品は『ガンダムビルドファイターズRe:RISE』(クガ・ヒロト)、『憂国のモリアーティ』(ルイズ・ジェームズ・モリアーティ)、『Fate/GrandOrder』(バーソロミュー・ロバーツ)、『ファイアーエムブレムヒーローズ』(ロナン)等です。
声優②キョウヤ・タチバナ役/野上翔
キョウヤ・タチバナを演じている人物は、声優の野上翔(のがみ しょう)さんです。1988年生まれの大分県出身で、2014年にデビューしました。主な出演作品は『アイドルマスター SideM』(伊瀬谷四季)、『ベイブレードバースト』(水面ナオキ)、『ゾイドワイルドZERO』(レオ・コンラッド)等です。
声優③キララ・ミズタニ役/河野ひより
キララ・ミズタニの声優を務めているのは、声優の河野ひより(こうの ひより)さんです。山梨県出身の1998年生まれで、2017年から声優として活動しています。キララ以外の主な担当したキャラは、『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』(ポチ)、『約束のネバーランド』(フィル)、『ヒーリングっど♡プリキュア』(平光ひなた/キュアスパークル)、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』(小宮果穂)等です。
【転生したらスライムだった件】ファルムス王国に対する世間での評判や人気
『転生したらスライムだった件』の作中でのファルムス王国の行動理由は非常に自分勝手であり、ファルムス王国の事を不快だと感じる転スラファンも少なくありません。SNSでは「見ていられない」という投稿もありました。
「今際の際にシロツメクサ」とは、『転生したらスライムだった件』の単行本15巻に収録されている65.5話の番外編の話です。ファルムス王国の一人の兵士が主人公で、家族のために戦場に赴く姿が描かれています。上記はその番外編を見て、彼とリムルに似た部分を感じたというコメントです。アニメ視聴者からは印象の良くないファルムス王国ですが、単行本や書籍を見たことで少し違った印象を抱いた転スラファンも少なくありません。
異世界人3人は召喚されたため、自分の意思は関係無しに転スラの世界へとやってきました。そして、最期には無惨な最期を迎えてしまいます。しかし、SNSでは「彼らの行いを考えると同情の余地はなく、因果応報である」という意見が見られました。この結末には、多くの転スラファンが溜飲を下げたようです。
【転生したらスライムだった件】ファルムス王国は滅亡していた
今回の記事ではファルムス王国について解説してきました。リムルを激怒させた事でファルムス王国は滅亡する事になりましたが、ヨウムがすぐに新たな王となって国を興しています。国が滅亡したとはいえ皆殺しにされたわけでもなく、全員という訳ではありませんが元ファルムス国王エドマリスをはじめ生き残っているキャラも存在しています。ファルムス王国のキャラはかなり読者からのヘイトを集めていましたが、エドマリスを初めとしてまだ活躍の場も残っている模様です。
この記事のライター
kaewru
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