【シャーマンキング】李白竜の正体や強さは?必殺技や道潤との関係・声優情報も紹介
李白竜は『シャーマンキング』に登場する道潤の持霊であり、自立して戦える肉体を持つキョンシーでもあるキャラです。この記事ではそんな『シャーマンキング』の李白竜についてキョンシーになってしまった理由やパートナーの道潤との関係性などをまとめていきます。
李白竜とは
李白竜(リーパイロン)は『シャーマンキング』に登場する持霊かつキョンシーというキャラであり、他の持霊とは少し違った立ち位置になっています。そんな李白竜の能力やアニメでの声優を見ていく前にまずは基本的な部分を紹介していきます。
李白竜の基本プロフィール
『シャーマンキング』の李白竜は香港出身の1948年11月29日生まれで射手座のA型です。生前は格闘家かつカンフー映画の俳優で妻子もいましたが、とある理由から30歳で亡くなってしまいます。
李白竜は実体を持つキョンシー
『シャーマンキング』の李白竜は道潤の持霊であると同時に動く死体であるキョンシーとなっており、他のキャラが持霊と一体化して戦うのに対して李白竜は本人がそのまま戦うスタイルを取っています。
李白竜の趣味は技開発
『シャーマンキング』の李白竜の趣味は技開発、好物は小籠包であり、特に技開発については独自に武術を生み出すほど熱意を注いでいました。しかし、その能力があった故に生前の李白竜は思わぬ事態に巻き込まれることになります。
漫画『シャーマンキング』をおさらい
『シャーマンキング』は1998年から2004年に『週刊少年ジャンプ』で連載された武井宏之の漫画で、霊能力者(シャーマン)である主人公の麻倉葉がシャーマンキングを目指すために様々なライバル達と戦う姿を描いていきます。2018年1月以降は書籍として集英社から講談社へ移籍しており、『SHAMAN KING』のタイトルに変えて単行本のリニューアル刊行や外伝作品を展開しています。
李白竜の正体や強さ・能力
『シャーマンキング』の李白竜は他の霊と比べると作中世界で比較的最近の人物であったり、キョンシーという肉体があったりと少し違う部分があります。ここではそんな李白竜がキョンシーになっている正体や能力について見ていきます。
李白竜の正体は格闘家で映画俳優
『シャーマンキング』の李白竜の生前は自ら開発した技を駆使する格闘家であり、カンフー映画に出演するアクション俳優でした。作中では麻倉葉達が李白竜の出演した映画を見ており、その際に李白竜が17年前に謎の死によって消えてしまったことを知ります。そして、その直後に道潤と出会い、キョンシーとなった李白竜と相対することになりました。
独自に生み出した武術・導弾道とは
『シャーマンキング』の李白竜が独自に生み出した武術として「導弾道(ダオダンドウ)」があります。「導弾」は中国語でミサイルを意味する単語であり、作中で李白竜が必殺技を放つ際にはミサイルや軍事兵器がイメージとして描かれており、主に蹴り技が使われています。
李白竜の戦闘能力
『シャーマンキング』の李白竜は持霊の能力で見ると霊力450と抜きん出て高いわけではありませんが、キョンシーとして肉体があり、生前の格闘家としての戦闘能力があることから他の霊とは違った強さを見せることがあります。また、作中では途中で一度バラバラになっていますが、後に体の一部をサイボーグ化して様々な武装を付けながら修復されており、「導弾道」と合わせて強力な技を放ちます。
李白竜の必殺技
『シャーマンキング』の李白竜が操る導弾道にはそれぞれの攻撃に技名が付いています。ここではそんな導弾道の必殺技名と技ごとの能力を見ていきます。
洲ジ導弾脚(ゾウジダオダンキャク)
洲ジ導弾は中国語で大陸間弾道弾を意味する単語であり、そのミサイルのようにある程度離れた距離から素早い回し蹴りを喰らわせる技になっています。作中では回し蹴りの動きと同時に勢いよく噴射するミサイルが描かれています。
俯沖ホン炸機(フーチョンホンジャジー)
「俯沖ホン炸機」は中国語で急降下爆撃機を意味する単語であり、その言葉通り空中から爆弾を落とすように高速回転しながら相手へ近づく技になっています。作中では回転時に爆撃機がイメージ図が出ており、場面によっては李白竜が爆撃機の上に乗っているかのように描かれています。後で紹介する「ホン炸脚」を始め、李白竜の始動の技として使われるものです。
火箭脚(フォジャンキャク)
「火箭」は中国語でロケットを意味する単語であり、この技は道潤とオーバーソウルしながら相手を一度上に切り飛ばした後、落下してくる相手を打ち上げるように再び蹴りを喰らわせるものになっています。作中では使蹴り上げると同時にミサイルが打ち上げられる時の様子がイメージ図が描かれています。
宇宙站落下(ユゾウヅァンルォジア)
「宇宙站」は中国語で宇宙ステーションやサテライト(衛星)を意味する単語であり、この技はそれが落下してくるかのような勢いで上空からかかと落としを浴びせるものになっています。作中でも巨大な宇宙ステーションが落下して、それが相手に直撃するかのようなイメージ図が描かれています。
ホン炸脚(ホンジャキャク)
「俯沖ホン炸機」から繋がる技になっており、回転落下したままの勢いで相手に飛び蹴りを喰らわせます。作中では爆弾で空中爆撃したかのようなイメージが描かれています。
爆・洲ジ導弾脚(ゾウジダオダンキャク)
サイボーグ化されたパイロン・改になった際に放った「洲ジ導弾脚」の強化技で、道潤とオーバーソウルしながら彼女の呪符による爆発で改造された脚のマシンガンを機動させて、その勢いのまま蹴りを出す技になっています。この必殺技は改造されたところ以外にも道潤との信頼関係が築けたことで出来上がった技と言えるものです。
李白竜と道潤の関係
『シャーマンキング』の李白竜を語るうえで欠かせないのはパートナーである道潤です。その関係性は登場初期こそいびつなものでしたが、時間を経ることでその部分も変わっていきます。ここではそんな李白竜と道潤の関係について見ていきます。
道潤とは
道潤は道家の一人で道蓮の姉です。自身はシャーマンであると同時にキョンシーを操る道士でもあり、最初は李白竜のことを単なる道具として使役していましたが、後に信頼できるパートナーとして接していくようになります。戦闘時は主に呪符を使う他、キョンシーを使うことから人体構造に詳しく、バラバラになった李白竜も自らの手で修復や改造を施しています。
李白竜は道家のキョンシーにするために射殺された
李白竜が道潤の持ち霊かつキョンシーになったのは、道潤の誕生日プレゼントにするため、祖父である道珍が生前の李白竜を射殺したことが理由です。格闘家として強い戦闘能力と独自の武術を持っていたことから目を付けられてしまい、持霊となった当初は呪符によって意思を持たないキョンシーとして道潤に使役されることになります。
李白竜は道潤の持霊
そんな道潤と李白竜は『シャーマンキング』の序盤で麻倉葉の前に現れて圧倒的な戦闘能力を見せつけますが、その先頭の最中に呪符が切られたことで李白竜が意思を取り戻して先の射殺された経緯を思い出します。その結果、身勝手な理由で自分を殺した道家への怒りから我を失って道潤に襲い掛かります。しかし、恐山アンナが李白竜の師匠である沙問を口寄せして、彼の教えを聞いたことで理性を取り戻したことから怒りを収めました。
お互いが信頼し合う本当のパートナーに
麻倉葉との戦いを経た李白竜はそのまま成仏することもできましたが、導弾道を極めるために道潤の持霊として留まることを自ら決意しました。一方、道潤もその戦い以降は人間らしい感情が戻って李白竜を自らのパートナーとして共に戦うようになります。それから二人の信頼関係は徐々に築かれていき、戦闘面では李白竜が前線に立ちながら道潤が呪符でサポートする戦い方をするなど、独自の戦闘方法を確立しています。
李白竜の名言・名セリフ
『シャーマンキング』の李白竜は持ち霊かつキョンシーであることや実直な性格であるせいか、作中でそれほど口数は多くありませんが、ファンの中で名言・名セリフとして挙げられるものが一つあります。
「潤に手を出す奴は何人たりとも二度とオレが許さない」
道円によって道城に監禁された道潤が麻倉葉達に救出されたことでバラバラされていた李白竜は修復されます。そして、改めて道円に逆らうことを決意した道潤に道家最強のキョンシー達である五福星隊が襲い掛かってきますが、李白竜はそれを止めながらこのセリフを言ったのです。怒り狂っていたとはいえ一度は道潤を殺そうとしていた李白竜が言うことでそれだけ信頼関係が深くなったことがわかるセリフです。
李白竜のアニメ声優
『シャーマンキング』は2001年にアニメ化されており、原作漫画とは異なる展開で放送を終えています。そして、2021年に一から再アニメ化して原作漫画の最終回までを描くアニメ第2作が放送開始されました。ここではそんな『シャーマンキン』のアニメにおける李白竜の声優について見ていきます。
アニメ声優は神奈延年
2001年版のアニメで李白竜の声を演じたのは神奈延年さんです。アニメ内だとセリフは多くないキャラではあるものの特徴的な声で李白竜を演じています。
神奈延年の基本プロフィール
神奈延年さんは1968年6月10日生まれの東京都出身で、現在は青二プロダクションに所属しています。子供頃から劇団に所属して子役としてCMや映画に出演しており、その後も舞台の道に進む中、1991年に声優デビューを果たしました。デビュー当時は本名の林延年と名乗っていましたが、2000年1月1日からは芸名の神奈延年を使って活動しています。
神奈延年の代表的な出演作品
神奈延年さんの代表的な作品としてはアニメだと『マクロス7』の熱気バサラ、『ふしぎ遊戯』の翼宿、『名探偵コナン』の松田陣平、『NARUTO -ナルト-』の薬師カブトがあり、ゲームだと「ソニック」シリーズのナックルズ・ザ・エキドゥナ、「スーパーロボット大戦」シリーズのアクセル・アルマー、「Fate」シリーズのランサー、『リトルバスターズ!』の井ノ原真人などがあります。
アニメ第2作は櫻井トオルが担当
『シャーマンキング』のアニメ第2作で李白竜の声を務めたのは櫻井トオルさんです。第1作から続投キャストが多い中で変更になっていますが、李白竜の雰囲気を崩さす演じています。
櫻井トオルの基本プロフィール
櫻井トオルさんは1987年11月10日生まれの兵庫県出身で、現在は賢プロダクションに所属しています。ゲームをきっかけに声優を目指し始めて、ビジュアルアーツ大阪声優学科の声優学科を卒業しており、声優としては2001年から活動しています。
櫻井トオルの代表的な出演作品
櫻井トオルさんの代表的な出演作品としてはアニメだと『銀の匙 Silver Spoon』の駒場一郎、『トライブクルクル』の坂上雲之介、『ブレイブビーツ』のブレイキンなどがあり、ゲームだと『刀剣乱舞-ONLINE-』の蜻蛉切・同田貫正国・山伏国広、『天涯ニ舞ウ、粋ナ花』の弥島恭介、『エーペックスレジェンズ』のシアなどがあります。
李白竜の世間での評判や人気
ここでは『シャーマンキング』の李白竜について世間での評判や人気を見ていきます。作中では初期から登場しているキャラですが、どのような部分で人気を得ているのでしょうか。
『シャーマンキング』の李白竜については彼の持ち技である導弾道について印象深いという人が多く見られました。バトル漫画では様々な必殺技がありますが、李白竜の技は全て中国語読みであり、その元ネタがミサイルや兵器であることから他よりも印象に残りやすいと感じる人もいたようです。また、コンボのように繋がっていく格闘技がかっこいいという意見も見られました。
『シャーマンキング』の李白竜のかっこよさは技だけではなく、ビジュアルや言動にもあるという意見が見られました。生前はアクションスターということもあって肉体は整っているのはもちろんのこと、凛々しい顔つきもかっこよさを感じるものです。また、先に紹介した名セリフを始め、武術家らしい言動や信頼関係が出来上がった後に道潤にかける言葉からもかっこよさを感じる人がいました。
『シャーマンキング』の中でも李白竜と道潤のコンビが一番好きだという意見も多く見られました。最初の関係性は良いものではなかったところから徐々に信頼を深めていく関係性や単純にビジュアル面が良い二人であることが好きな理由になっているようです。また、李白竜が自立して戦うことから二人が並ぶ場面が多く、そこが他のシャーマンと持霊と違う部分として好かれています。
キョンシーで思い浮かぶキャラとして『シャーマンキング』の李白竜を挙げている人も多くいました。キョンシー自体は中国の動く死体であり、ゾンビの一種として日本の作品にも出てくることがありますが、中でも李白竜は少年誌の連載やアニメ化があったことで多くの人の目に留まったキョンシーであるようです。
もしも李白竜が○○だったら
ここではもしものシチュエーションとして李白竜が別の立場だったらという妄想を挙げてきます。生前は格闘家とカンフーアクション俳優の二つで活躍していましたが、
李白竜「彼氏」篇
もしも李白竜が彼氏だったら優しく支えてくれる彼氏になると思います。生前は妻がいることから恋愛も多少はしていることが考えられ、道潤の持霊となった後の対応を見ていくと、真面目な印象が見受けられるものです。そのことから彼氏になった際も真面目な部分は変わらないことが予想でき、そこでも格闘家やアクションスターという役職があったとしても二人でいる時は普通の男性になってくれるような気がします。
李白竜「部活の先輩」篇
もしも李白竜が部活の先輩だったら一緒に活動する中で色々と教えてくれると思います。『シャーマンキング』の作中ではそれほど喋るタイプではないことが窺えるため、仮にどんな部活であっても活動に集中している様子が浮かんできます。だからといって無愛想というわけではなく、真面目で気遣えるところもあることから一緒に活動することでわからないことを教えてくれたり、さり気なく助けてくれたりしてくれそうです。
李白竜「野球選手」篇
もしも李白竜が野球選手だったら様々な球種を使う選手になると思います。『シャーマンキング』の作中では足技が中心になっていますが、筋肉量から腕力もあることが窺えます。そして、技開発が趣味であることから野球においても様々な球種を取得できるように鍛錬していくことが考えられるもので、その中から独自の技を編み出すかもしれません。
李白竜は道潤の持霊で技開発が趣味の元格闘家
『シャーマンキング』の李白竜は道潤の持霊かつキョンシーであり、生前は格闘家かつアクションスターとして活動していたことからキョンシーとなった後も戦闘能力で強さを発揮しています。そんな李白竜の活躍は原作漫画やアニメ2作品で見られるので気になった人や見返したい人はチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。