【るろうに剣心】蒼紫の強さや必殺技は?モデルになった人物や操との関係も
「るろうに剣心」に登場する四乃森蒼紫は、劇中でも剣心らと激闘を繰り広げた人気キャラです。高い実力とクールな性格が特徴的なキャラですが、今回はるろうに剣心における蒼紫の強さや、モデルとなった人物、彼を慕うキャラ・操との関係性について紹介していきます。
目次
【るろうに剣心】蒼紫とは?
四乃森蒼紫は漫画「るろうに剣心」に登場するキャラクターです。主人公・剣心らの敵として姿を現し、数々の激闘を繰り広げました。また、物語後半では剣心のライバルとして力を貸すなど、仲間として新たな敵と刃を交えるシーンもあります。
四乃森蒼紫のプロフィール
- 身長:182cm
- 体重:72kg
- 生年月:嘉永6年(1853年)1月(剣心より4歳下)
- 星座:水瓶座
- 血液型:A
- 出身地:東京府
- 趣味:茶の湯、瞑想
- 苦手なもの:酒の席(下戸である)
蒼紫は江戸城を代々警護していた隠密集団「御庭番衆」の最後の筆頭を務めています。いわゆる忍者として幕府に仕えていましたが、幕府解体後は散り散りになり、残った部下4名を引き連れて明治の世を渡り歩いていました。非常に冷静かつクールな性格の男性で、隠密としても文武両道の高い実力を兼ね備えています。
るろうに剣心の概要
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」は1994年から週刊少年ジャンプにて連載された、和月伸宏さんによる少年漫画です。「るろ剣」の愛称でファンからは呼ばれており、アニメ化を経て実写映画化するなど様々なメディア展開を続けています。2023年にもアニメとしてリメイク放送が決定しており、いまだなお「北海道編」が連載されているなど、まだまだ根強い人気を誇る名作漫画です。
るろうに剣心のあらすじ
主人公・緋村剣心は幕末時代「人斬り抜刀斎」と呼ばれて恐れられた伝説の剣客でしたが、とある事件をきっかけに「不殺(ころさず)」の誓いを立て、流浪人として明治の世をさまよい歩いていました。そんな中、道場を切り盛りする神谷薫と出会ったことで、再び様々な戦いに身を投じていきます。激闘の中で己の犯した「罪」にどう向き合うべきか、その答えを剣心は探していきます。
【るろうに剣心】蒼紫の強さや必殺技
「るろうに剣心」の作中にて、蒼紫は御庭番衆筆頭として剣心と度々刃を交え、激闘を繰り広げました。蒼紫は隠密としての様々な技術を叩き込まれており、卓越した小太刀の扱い方はもちろん、体術に関しても非常に高い実力を誇っています。ここからは蒼紫の強さと、劇中で繰り出した数々の技について詳しく見ていきます。
蒼紫の強さ
「るろうに剣心」の作中で蒼紫はリーチの短い小太刀を得物とし、緩急をつけた動きで相手を翻弄する、隙の無い戦い方を得意とします。劇中では主人公・剣心が初めて苦戦する強敵として描かれました。また、剣心に敗れてからはさらに技を磨き上げ、「小太刀二刀流」という新たな戦闘スタイルも確立しました。劇中に登場するキャラクターの中でも、その強さは上位に入る剣士の一人です。
蒼紫の必殺技①流水の動き
緩急を織り交ぜた独自の動きで相手を惑わし、あらゆる攻撃を回避することができる技です。剣心との初激突の際、様々な技を見切ってきた剣心をして、完璧に見破ることのできない、卓越した体捌きを見せました。作中では剣心を大いに苦しめた技ですが、唯一の弱点である「攻撃時に隙ができる」という点を突かれ、打ち破られてしまいました。
蒼紫の必殺技②回天剣舞
得物である小太刀を逆手に持った状態で繰り出す三連撃で、蒼紫を代表する技として「るろうに剣心」の劇中では頻繁に登場します。その威力はすさまじく、鉄製の鞘を容易く切断して見せるなど、一撃必殺の威力を秘めた強力な技です。その威力やディティールの格好良さからも、蒼紫の強さを語る上では必ず登場する大技です。
蒼紫の必殺技③陰陽交叉
「るろうに剣心」の京都編以降、蒼紫が小太刀二刀流に開眼して身に着けた技です。一撃目で受け止められた小太刀に対し、すかさずもう一方の小太刀を叩きつけることで衝撃を与え、そのまま押し切るという崩し技になります。劇中ではかつて御庭番衆であった翁相手に使い、鉄製のトンファーを切断して見せました。
蒼紫の必殺技④陰陽撥止
二本の小太刀を使った遠距離技で、一本目の小太刀の柄を二本目を使って弾き飛ばすことで、相手に命中させます。一本目を弾いたとしても同じ軌道で飛んできている二本目が当たるという、二段構えの技となっています。
蒼紫の必殺技⑤呉鉤十字
二刀の小太刀を交差させ、相手の頸動脈を狙う技です。人体の急所を狙うため、命中しただけで相手を即死させる可能性のある、非常に高威力な技といえます。劇中でも剣心だけでなく、数々の強敵相手に放っていました。
蒼紫の必殺技⑥回天剣舞六連
蒼紫の十八番であった「回転剣舞」を小太刀二刀流で放つ、蒼紫最強の技といえます。瞬間的に六連撃を叩き込むことでその威力はさらに増強されており、小太刀を用いた技でありながら、大木を一瞬で薙ぎ倒すほどの驚異的な破壊力を見せました。また、二刀流で放つことで最初の一撃を左右どちらから放つか分からず、相手を惑わせるという強みもあります。
【るろうに剣心】蒼紫のモデルや操との関係
クールな立ち振る舞いとその剣士としての圧倒的な実力が特徴的な蒼紫ですが、「るろうに剣心」の単行本や作者インタビューの中で、彼のモデルとなったキャラクターについて語られています。ここからは彼のモデルについてだけでなく、御庭番衆として彼を追い求めるキャラクター・巻町操との関係性についても、より詳しく見ていきます。
蒼紫のモデル
蒼紫のモデルとなったキャラクターについては、「るろうに剣心」の単行本内で作者が触れていますが、アメコミ作品である「X-MEN」に登場するガンビットをモチーフとしています。襟のついたコートはまさにその意匠を受け継いでおり、性格などのモデルについては新選組の土方歳三と言われています。
蒼紫と巻町操の関係
「るろうに剣心」の京都編にて登場する巻町操ですが、蒼紫とは深いつながりを持ったキャラクターです。操は御庭番衆先代御頭の孫娘ということもあり、蒼紫のことを慕い、成長してからも蒼紫の行方を一人探っていました。一方的に蒼紫を溺愛している操ですが、蒼紫自身も態度にこそ見えないものの、心の奥底では彼女のことを大切に思っています。
蒼紫の目的
「るろうに剣心」にて初登場した際、蒼紫は用心棒として剣心と戦いましたが、激闘の末、敗北してしまいます。このことをきっかけに蒼紫の中では剣心を倒し「御庭番衆こそが最強」ということを証明するため、剣心を追い求めていきます。更なる力を身に着けた蒼紫は巨凶・志々雄真実と同盟まで組み、剣心と再戦しました。
【るろうに剣心】蒼紫の名言
蒼紫の名言①「俺がお前を殺すまで…」
「抜刀斎。俺がお前を殺すまで、誰にも殺されるなよ。」
剣心に敗北した蒼紫が、去り際に放った一言です。戦いの中で共に歩んでいた御庭番衆の面々を失ってしまった蒼紫ですが、彼らの弔いとして剣心と再戦し、勝利することで「御庭番衆こそが最強」ということを示すことを誓います。剣心に対しての強い執念だけでなく、蒼紫がさらに剣士として強くなろうと覚悟を決めた名言です。
蒼紫の名言②「詭弁は…」
「詭弁は……それで終わりか」
出典: moe-maxim.com
「るろうに剣心」京都編の宿敵である志々雄真実を打ち倒すため、乗り込んできた剣心に向かって放ったセリフです。蒼紫が志々雄と手を組んでいることに驚き、その上で説得しようとする剣心でしたが、剣心を倒すために手段を選ばない蒼紫の心には届きませんでした。宿敵を倒すためならば「修羅」にもなって見せる、という蒼紫の強い思いが感じ取れる名言です。
蒼紫の名言③「茶の湯ならば…」
「…茶の湯ならば いずれつき合おう」
剣心と再戦するも再度敗北する蒼紫ですが、全てを出し切った戦いを経てようやく「修羅」の心を捨て、御庭番衆筆頭としての心を取り戻します。全ての戦いが終わった後、剣心から酒の誘いを受けた蒼紫ですが、自身が下戸であると断るも、上記のセリフで返します。今まで剣心と敵対していた蒼紫が、不器用ながらも心を開いた暖かい名言です。
【るろうに剣心】蒼紫の実写映画キャスト
様々なメディア展開を続ける「るろうに剣心」ですが、2012年より公開された実写映画についても注目されています。イメージを崩さない配役とキャストの演技力の高さ、アクションの迫力など、実写映画の中で特に高い評価を受けています。そんな実写版「るろうに剣心」にも蒼紫は登場しています。ここからは実写版で蒼紫を演じたキャストについて、詳細に見ていきます。
蒼紫の実写映画キャストは伊勢谷友介
実写版映画「るろうに剣心」にて蒼紫を演じたのは、俳優の伊勢谷友介さんです。日本人でありながら非常に彫りの深い顔立ちをしており、そのプロポーションも相まって、様々な実写版映画のキャストに抜擢されている名俳優です。
伊勢谷友介の主な出演作品
伊勢谷友介さんは大河ドラマ「龍馬伝」では高杉晋作を演じ、その強烈なインパクトから「伊勢杉」という呼称を生み出すなど、卓越した演技力でファンの心を掴んでいます。また、「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎役や、「ジョーカー・ゲーム」の結城中佐役など、漫画や小説の実写化作品でも幅広い活躍を見せています。
伊勢谷友介は逮捕された
「るろうに剣心」以外にも多くの映画にて活躍していた伊勢谷友介さんですが、2020年9月8日に大麻所持の疑いから逮捕されてしまいました。数々の作品で活躍し、ファンも多い俳優であっただけに、非常に衝撃的なニュースとして報じられました。
【るろうに剣心】蒼紫に対する世間での評判や人気
「るろうに剣心」では、真っすぐな心と優しさで敵に立ち向かう主人公・剣心の格好良さが非常に際立っていますが、それ以上に敵として立ちはだかる蒼紫の格好良さに惹きつけられる方も多いようです。見た目の格好良さだけでなく、クールでありながら熱い闘志を秘めたその姿は、多くのファンを魅了しています。
京都編では再び剣心に立ちはだかる蒼紫ですが、その理由がただ剣心に勝ちたいというだけではなく、亡くなった部下を思うが故の行動であるという点に、蒼紫の頭領としての心意気を感じ取り、心を動かされるファンも多いようです。ただの戦闘狂ではなく、しっかりとした「信念」のもとに行動する蒼紫の姿は、敵でありながらもどこか考えさせられてしまいます。
「るろうに剣心」は漫画、アニメだけでなく実写版映画も非常に評価が高く、その中で登場する蒼紫の姿に心を掴まれるファンも多いようです。映画では蒼紫の小太刀二刀流もばっちり再現されており、迫力のある戦闘シーンは必見です。
【るろうに剣心】蒼紫は強いキャラだった
蒼紫は御庭番衆筆頭としての高い実力を兼ね備え、主人公である剣心とも激闘を繰り広げた、まさにライバルの一人と言える強いキャラクターでした。「るろうに剣心」の劇中で見せた鮮やかな技の数々だけでなく、かつての仲間に対して真っすぐな思いを抱いた姿に、敵役でありながら多くのファンが心を惹きつけられています。
この記事のライター
創也慎介
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