【リゼロ】ロズワールの性格が歪んでいる理由は?目的や過去について紹介
リゼロに登場しているロズワールはあまり素性が明かされず謎が多い人物でしたが、物語が進んでいくと第1部の黒幕であることが判明し大きな話題になりました。本記事ではリゼロに描かれているロズワールの性格が歪んでいる理由や過去などについてまとめていきます。
目次
【リゼロ】ロズワールとは?
エミリアの探し物を見つけ出し2人とも生存することに成功したスバルは、その後彼女の誘いを受けてロズワール邸に向かうことになりそこで初めてロズワールが登場しました。ここではリゼロに描かれているロズワールの人物像をまとめていき、リゼロの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
ロズワールのプロフィール
- 本名:ロズワール・L・メイザース
- 誕生日:9月16日
- 身長:186cm
- 体重:60kg台
ロズワールはピエロメイクを施した謎多き貴族です。藍色の長髪と黄色と青に色別れしたオッドアイの見た目をしており、高い地位を持っているもののハーフエルフのエミリアを擁立しているように亜人趣味を持っています。飄々とした掴みどころのない性格をしており、全系統のマナすべてに適性があるという万能な能力を有していますが、長らくその素性は謎に包まれていました。
ロズワールの初登場
アニメ版リゼロにおけるロズワールの初登場話は1期の第4話です。スバルが初めてロズワール邸に訪れたことでロズワールやレムとラム、ベアトリスが初登場しました。初めてロズワールを見たスバルは食事の余興で雇ったピエロだと勘違いし、エミリアから屋敷の当主であることを説明されました。
ロズワールの強さや能力
リゼロの世界には6つの属性魔法が存在しており、基本的に1人1つの属性に適合しているとされています。それに反してロズワールはすべての属性に適合しており、その高い能力は宮廷筆頭魔術師という最上級の称号を手にしているほどです。また、格闘術の能力も兼ね備えており単独でラムとガーフィールを仕留められるほどの強さを秘めています。
リゼロの概要
リゼロもといRe:ゼロから始める異世界生活は長月達平によって連載されているライトノベル作品です。主人公が死ぬ度にタイムリープするというサスペンス要素とダークファンタジーを組み合わせた作品として注目を集めており、2021年12月時点で累計発行部数1100万部を突破しています。
リゼロのあらすじ
異世界に召喚された引きこもりの少年スバルは、危険なところを助けてくれたエミリアに恩返しをするために彼女の物探しに付き合います。しかし、暗闇の中で何者かに襲撃されてしまうとスバルは刺し殺されてしまいましたが、その死をきっかけにタイムリープ能力が発動されると彼は異世界に召喚された時点の世界に戻されていました。自分に死に戻りの能力があると自覚できたスバルは、その能力で未来を切り開いていく戦いに臨みます。
【リゼロ】ロズワールの性格が歪んだ理由や過去
リゼロに登場したばかりの頃は掴みどころのない性格を見せながらも味方のような存在として描かれていたロズワールでしたが、物語が進んでいくと彼の素性や過去が明かされていき本性が暴かれていきました。ここではリゼロにおけるロズワールの性格が歪んだ理由や過去についてまとめていきます。
ロズワールの性格が歪んだ原因は過去?
本性を明かしたロズワールはエキドナへの強い執着心の下、目的のためならどんなものでも利用し捨てることができる残虐な性格をしていました。その本性に当時のファンからはゲスでクズという評価が寄せられていましたが、後にそんな性格に変わっていった過去エピソードが公開されその内容が話題になりました。
過去①エキドナを慕う
リゼロ世界の400年前からロズワールは世界に存在していると、当時の彼は強欲の魔女・エキドナに弟子入りし彼女から魔法を学んでいました。当時のリゼロ世界では魔法を扱える人間は少なく、その上ロズワールは発魔期という過剰なマナによる病に苛まれていたのをエキドナによって治療されました。それ以降ロズワールはエキドナのことを「先生」と呼び強い忠誠心を見せていきました。
過去②ヘクトールに負ける
エキドナが憂鬱の魔人・ヘクトールに対抗するために聖域を生み出そうとしましたが、聖域が完成する前にヘクトールが現れてしまいロズワールと戦闘になりました。そこでヘクトールは圧倒的な能力差を見せつけロズワールを瀕死に追いやり、遅れて参戦したエキドナも敗北してしまいます。
過去③子孫の体に魂や記憶を転写し続けた
ヘクトールとの戦いで2度と戦えない体になってしまったロズワールでしたが、そんな彼の中にエキドナと再会するという強い野心が芽生えると、彼は400年に渡り子孫の体へ魂や記憶の転写を繰り返し世界に存在し続けました。スバルたちの前に登場したロズワールは400年前にエキドナと一緒にいたロズワール本人ということになります。
ロズワールが変な口調になった理由
初代ロズワールと初登場時のロズワールの口調を比較してみると、初代はかしこまった言葉遣いだったのが時を経て奇異なものに変化しました。この変化の理由については明確に描かれていませんが、ヘクトールから憂鬱の魔女因子を取り込んでしまったことが原因ではないかと考えられています。
ロズワールの変な衣装の理由
ピエロのような衣装はロズワール曰く「戦装束」と明かされており、ピエロメイクも目的を全うするための覚悟を表しているそうです。
ロズワールの目には意味がある?
ロズワールの両目はオッドアイになっており、右が青、左が黄色になっています。現状彼の目に関して特別な描写は描かれていませんが、他作品におけるオッドアイキャラクターは二面性を持っている人物が多いため、ロズワールにも裏の顔があることを暗示していたのかもしれません。
【リゼロ】ロズワールの黒幕としての裏切りや目的
黒幕の本性を露わにしたロズワールはスバルやエミリアにその牙を向け、己の野望のためにラムやガーフィールを手にかけることもありました。それまで屋敷で同じ時間を過ごしていた知り合いを呆気なく殺害してしまったわけですが、一体何が彼をそこまで駆り立たせたのでしょうか?ここではリゼロにおけるロズワールの黒幕としての裏切りや目的についてまとめていきます。
ロズワールの裏切りの行動を解説
- 裏切り①鬼族の村を魔女教徒に襲撃させた
- 裏切り②エルザにエミリアの徽章を奪わせようとした
- 裏切り③魔獣の襲撃を知りながらわざと留守にした
- 裏切り④エルザに屋敷の襲撃を依頼する
- 裏切り⑤聖域に大雪を降らせる
ロズワールが行ってきた裏切り行為は主に上記の5つが挙げられます。それまでスバルやエミリアには理不尽な出来事ばかりが襲っていたと思われていましたが、それらの糸を裏で操っていた人物、つまり第1部の最大の黒幕だったのがロズワールでした。それぞれの裏切り行為について詳細な内容を解説していきます。
裏切り①鬼族の村を魔女教徒に襲撃させた
ロズワール邸の使用人であるラムとレムは元々隠れ里に住む鬼族の双子姉妹でした。鬼族は生まれた頃から生えている角が力の源と言われており、ゲートと同等以上の役割を果たせる大事なものでした。しかし、ラムとレムは双子で生まれてしまったため、本来2本あるはずの角が1人1本ずつしか生えていませんでした。
その一方でラムは類稀なる才能を発揮し将来が期待されていましたが、同時に角が2本生えていたらという思いを抱かれ、必然的にレムが迫害されるようになっていきます。そんな時に隠れ里をいきなり魔女教が襲撃しラムの角を折ってしまう事件が起きましたが、魔女教に指示を出していたのはロズワールでした。
裏切り②エルザにエミリアの徽章を奪わせようとした
エミリアの探し物である徽章を奪うためにスバルとエミリアを襲撃したエルザでしたが、彼女もロズワールから依頼を受けて2人を襲っていました。エミリアの正体はハーフエルフですが、その姿はリゼロ世界における最悪の存在・サテラを想像させるものです。そんな容姿をした彼女が王選で勝利することはとても難しいと考えたロズワールは、エミリア自身を強くさせるために刺客を送ったのでした。
裏切り③魔獣の襲撃を知りながらわざと留守にした
スバルがアーラム村を訪れるとそこに魔獣ウルガルムが出現しましたが、ロズワールはその襲撃を知っておきながら屋敷を留守にしていました。その狙いはスバルの強さを見極めるためで、スバルが村人やレムたちを助けたのを見届けたタイミングを見計らって彼は屋敷に戻っていました。
裏切り④エルザに屋敷の襲撃を依頼する
エミリアが聖域の試練に挑んでいる間に再びエルザが登場し屋敷を襲撃しましたが、これを命じたのもロズワールでした。今度はスバルが大事なもの以外を犠牲にできるのかを試すのが目的で、エミリア以外の屋敷の人間を皆殺しにする依頼をエルザに言いつけていました。
裏切り⑤聖域に大雪を降らせる
エミリアが試練を克服できないと思ったロズワールは、エミリアの代わりにスバルが試練を受けて聖域の結界を解くよう画策します。聖域に大雪を降らせたのはそれがエミリアの仕業だと思い込ませるためで、彼女が暴走してしまったと思ったスバルは必死のあまり自ら試練を受けるだろうと考えたのです。また、大雪を降らせることで魔獣の大兎を誘い、スバルが屋敷の人間を助けようとするのを諦めさせようともしていました。
ロズワールの本当の目的を考察
第1部におけるすべての黒幕スバルや屋敷の人間たちを幾度となく苦しめていったロズワールでしたが、彼がここまで非道な行いを続けたのには明確な目的があったからです。ロズワールが抱いていた本当の目的は以下の2つに分けられます。
目的①福音書の通りに物事を進めること
初代ロズワールはエキドナから『叡智の書』という福音書を譲り受けています。これは魔女教とが所持している福音書の元になったもので、中には未来が記されているとされています。上述した裏切りはすべて福音書に記されたことに沿った行動で、未来を予言通りに進めようと画策していました。
目的②エキドナを復活させること
叡智の書に書いてある通りのシナリオを現実にすることで、ロズワールはエキドナを復活させようとしていました。エキドナの魂は嫉妬の魔女・サテラが復活した時に備えて神龍ボルニカの能力によって繋ぎ止められており、聖域の墓所に封印されていました。その神龍を倒すことで封印を解きエキドナと再会するのがロズワールの最大の目的でした。
【リゼロ】ロズワールとラム・スバルの関係
リゼロ本編においてロズワールは主にラムとスバルとの関係性が深く描かれています。序盤は善良な貴族を装っていたロズワールでしたが、黒幕としての顔を見せてからは2人との関係性も大きく変化しています。ここではリゼロにおけるロズワールとラム・スバルの関係についてまとめていき、スバルとの戦いの結末についても紹介していきます。
ロズワールとラムの関係
ラムとは夜に密会をしていたことで恋人関係かと思われていましたが、ロズワールは始めからエキドナを想っていたためラムとの間に特別な感情は持ち寄っていませんでした。ラムは角を失ってから極端にマナを失ってしまい、魔法を使ってマナを消費する度に体力に影響が出てしまう体質になっていました。そのためロズワールと密会しマナを分けてもらっていました。
ロズワールとスバルの関係
スバルとは屋敷に擁立してあげた関係でしたが、ロズワールは彼の存在を福音書から予め知っていました。黒幕としてスバルにはエミリアだけに尽くす傷だらけの騎士という福音書通りのシナリオを演じてもらうよう裏で糸を引いており、王選候補者が集まった中でスバルがエミリアの騎士になると宣言した時は思い通りに計画が動いていたことで笑みを浮かべていました。
ロズワールは死に戻りを把握している?
福音書の内容からロズワールはスバルがやり直しの能力を持っていたことを把握していました。ただし、記されていたのはやり直しができるという能力効果だけで、それが死に戻りだったことは把握していませんでした。
ロズワールとスバルの賭けの結果はどうなった?
4章の終盤にてロズワールが黒幕と知ったスバルはロズワールに対して『聖域の解放の成否』を条件に賭けを申し出ます。賭けの行く末は解放反対派だったガーフィールがスバルに降りたこと、そしてエミリアが聖域の試練を突破できたことによってロズワールの敗北となりました。福音書もラムの手によって燃やされて、暴走して呼び寄せた魔獣もベアトリスによって討伐され完全敗北を喫すると、現在は王選の後ろ盾として必要になるという理由で屋敷に残されています。
【リゼロ】ロズワールの声優
リゼロはライトノベル作品以外にもアニメ作品としても人気を集めており、声優の演技が加わったことによってキャラクター人気は爆発的に高まりました。特に黒幕だったロズワールは下記の声優によってより黒幕としてのイメージを強めてくれました。ここではアニメ版リゼロにてロズワールを演じた声優についてまとめていきます。
ロズワールの声優は「子安武人」
ロズワールを演じている声優は子安武人(こやすたけひと)さんです。1988年にデビューしてから数々の主要キャラクターを演じ続けているベテラン声優であり、ファンの間では彼が演じる癖の強いキャラクターに対して『テラ子安』というミームが生まれるほど高い人気を博しています。
子安武人のプロフィール
- 性別:男性
- 出生地:神奈川県横浜市
- 生年月日:1967年5月5日
- 血液型:A型
- 身長:176cm
- 事務所:ティーズファクトリー
- デビュー時期:1988年
子安武人の主な出演作品
- 高杉晋助(銀魂)
- ディオ・ブランドー/DIO(ジョジョの奇妙な冒険)
- 手鬼(鬼滅の刃)
- ジーク・イェーガー(進撃の巨人)
- レザード・ヴァレス(ヴァルキリープロファイル)
【リゼロ】ロズワールに対する世間での評判や人気
ロズワールはリゼロ1部の黒幕という正体を隠していたわけでしたが、この存在に対してリゼロファンからはどのような意見が寄せられているのでしょうか?ここではロズワールに対する世間での評判や人気について、実際にSNS上に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
ロズワールが黒幕の本性を表した時は、ラムやガーフィールに対する残虐な行いも相まって多くのファンが恐怖していました。それまで大らかで飄々とした性格だった彼がいきなり親しかった人物を殺害する瞬間は、多くの人に強烈なショックを与えたことでしょう。
ロズワールの本性についてはリゼロ本編で明かされる前からファンの間で予想されていました。作中ではロズワールの行動に不審で怪しい部分が多かったですが、後に福音書が説明されるとそれらの考察が当てはまりファンの間で話題になりました。
黒幕としてスバルたちを裏切ったロズワールでしたが、エキドナとの過去エピソードが明かされるとファンの間では彼の不人気に揺らぎが現れ始めました。高い能力を有していたことや強い野望を抱くようになったきっかけがエキドナにあると判明すると、すべてはヘクトールに敗北した自分への戒めだったことが明らかになりファンの同情を誘ったそうです。
【リゼロ】ロズワールの性格が歪んだ理由は過去にあった
登場したばかりの頃は善良な貴族と思われていたロズワールでしたが、黒幕の正体を明かすと歪んだ性格を披露し多くの読者に恐怖を植え付けていました。過去エピソードにはエキドナへの一途な想いが描かれ、黒幕ながらも好きになってしまったという人もいることでしょう。スバルに敗北した後のロズワールが今後再びストーリーに関与するのを期待しておきましょう。
この記事のライター
zeile
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